松阪市民講座;「"まろまろ流" 市民による情報発信のすすめ」講師をつとめる

松阪市市民活動センターで開催された松阪市民講座、「”まろまろ流” 市民による情報発信のすすめ」の講師をつとめる。

この講座は、まろまろ記の事例を通して市民による情報発信の特徴を解説し、参加される市民の方が情報発信をおこなう際の参考にしていただくことを目的とした市民講座(※1)。
そうした目的を持った市民講座なので、前半は講義形式、休み時間に参加者の方からの質問を集めて、後半は質疑応答、という2部構成にさせていただいた。
前半講義、後半質疑応答というのは、自分のいつものスタイルではあるけれど、今回は打ち合わせの段階から特にお願いさせていただいた。
市民講座という性質から、多様なバックボーンを持った参加者が想定され、情報発信の個別具体性が高いと考えたからだ。

実際の講座は、事前に想定した以上に多彩な方々が参加される講座となった。
正直なところ12月後半の金曜夜に僕の話を聞きに来る人なんて、そんなにいないだろうとも思っていたけれど(ピコピコしい心理)、
当日は定員を超える人数の方々が集まっていただいたのは驚きだった。
多様な方々にご参加いただいたこともあり、特に後半の質疑応答ではにぎやかなものとなった。
参加された一人一人が、この講座を通して自分の情報発信の価値を考える機会としていただければ嬉しい。

ちなみに、この市民講座は松阪市ホームページ検討委員会で知り合った委員の方からご紹介をいただいたもの。
委員長という立場から、松阪市ホームページ検討委員会では、自分の意見を述べるよりも議事運営に力を入れている。
ただ、答申に盛り込んだ「市民枠」の必要性を議論した時(第4回)だけは、委員長ではなく委員の一人としての意見を述べさせていただいた。
その議論の中で「松阪らしさは行政や企業ではなく市民自身が決めていくもの」、
「市民による情報発信の枠組を設けることが松阪のオリジナリティになる」と主張したことを、
その場で聞いていた委員の方(松阪市市民活動センターの指定管理者であるNPO法人Mブリッジ理事)からのご依頼で、今回このような機会をいただくことになった。

言葉は、長さはなく、響くかどうかに価値がある。
そう思う機会が多かっただけに、このようなご依頼をいただけることは嬉しかった。
松阪で響くご縁に感謝したい。

※1:松阪市行政情報番組アイウェーブまつさか 「情報発信のすすめ 受講者募集!」

2010 12/17
出来事メモ

松阪市ホームページ検討委員会委員長に就任する

山中光茂・松阪市長からの委嘱を受けて、松阪市ホームページ検討委員会の委員長に就任する(※1)。
これは現在の松阪市のホームページの問題点を抽出し、その対策と今後の方向性を定める目的を持った松阪市の委員会。

委員会への参加については、三重中京大学で開催されたシンポジウムで「地域情報発信のケーススタディを通じた松阪市への提言」というタイトルの発表をする機会があり、
山中光茂・松阪市長と意見交換したことをきっかけに要請を受けた経緯がある(※2、※3)。
この提言はまろまろ記での情報発信と、文京区友の会に代表される地域コミュニティ創りを松阪市に当てはめて導き出したものだったので、
まろみあん文京区友の会会員のみなさんとの対話が大きな参考になっている。

これまでの情報発信とコミュニティ創りの蓄積を基にして、公共セクターに貢献する機会を得たことは、それ自体が大きな喜びだ。
また、「人は得たものではなく与えたものが残る」と思っているだけに、自分のできる最大限の役割を果たしたい。

思い返せば、こうした機会をいただいたのは・・・
三重中京大学の地域社会研究所で研究員をさせていただく
→ゲストスピーカーとして三重中京大学で講義させていただく
→三重中京大学文化会のプロジェクトに情報発信の講習をさせていただく
→シンポジウムで発表させていただく
・・・という風に、松阪市での活動が進展していった流れがある。
三重中京大学のみなさん、東海ごはんで知り合った松阪市のみなさん、まろみあんのみなさんのご縁があったからこそ(※4)。
このご恩は、松阪のみなさんのお役に立てるホームページをつくることでお返ししていきたい。

※1:松阪市行政情報番組アイウェーブまつさか 「第1回松阪市ホームページ検討委員会を開催」
※2:2010年7月2日 『夕刊三重』・第1面 「『松阪学生占い』作るー文化会クラブの学生が企画 学校消えても残る物を」
※3:2010年7月3日 『中日新聞』朝刊・第20面 「ネット活用法探るー三重中京大 松阪市長と意見交換」
※4:松阪市行政情報番組アイウェーブまつさか 「三重中京大学文化会 松阪星座占いHP完成」

2010 8/27
出来事メモ

追記:2010年12月20日に無事答申

まろまろ記9周年

2001年7月19日に開設した「まろまろ記」(旧まろまろ読書日記)が9周年をむかえる。

この1年を振り返ると、まろまろコラム「寛容のメモリ~決別のmemoryと和解の目盛~」を発表したことが大きい。
自分の内面と向き合い、数年来取り組んでいたものを表現したことは一つの区切りともなった。

また、三重中京大学文化会での講習や、ミニシンポジウムでの松阪市への提言(夕刊三重2010.7.2、中日新聞2010.7.3)など、
サイト活動を続けてきた経験や知識を社会に貢献することができる機会も得られた。
こうした貢献をすることは、ひるがえって自分のサイトを別の視点で見つめなおすこととなり、
検索ボックスを最上位に移動(Google)、関連記事表示(Post-Plugin Library, Similar Posts)、高速化(WP Super Cashe)、
サイトマップ構築(Google XML Sitemaps)などの、ウェブ・ユーザビリティの向上も実現するきっかけともなった。

そして、前回の「まろまろ茶話会2009」に続いて、9周年特別企画として「まろまろ茶話会2010」を開催したことも大きい。
まろみあんの方々との対話する機会は、試行錯誤をしながらもサイトを続ける意味を強く考えさせられた。

次の1年もコンテンツを創造しながら、社会に貢献していきたい。
(絞ることができないのは幼稚、絞った後で広げられないのは老化、その間で試行錯誤できるのが青春)

2010 7/19
出来事メモ、サイト運営

まろまろ茶話会2010を開催

まろまろ記9周年記念の特別企画として、「まろまろ茶話会2010」を開催する。

これは、まろまろ記が9周年をむかえる2010年7月19日の当日に、
これまでのまろまろ記の軌跡をまろみあんの方々と振り返り、
これから方向性について意見交換しようという試み。

昨年開催したまろまろ記8周年記念企画、「まろまろ茶話会2009」のフィードバックを参考にして・・・
第1部:「まろまろのこしかたゆくたて」&「まろまろ質問状へのご返答」
第2部:「本の交換会」
・・・という2部構成にして企画した。
最大の変更点は、第2部に本の交換会を組み入れたことだ。
それにともなって、「まろまろ茶話会2009」では第1部と第2部に分けていたまろまろ記の軌跡と質問回答を第1部に統合、
時間も2時間から3時間に拡張することになった。

第2部に本の交換会を組み入れたように、今回は参加されるまろみあんの方々に当事者意識を持っていただくことを重視して企画した。
(本の交換会を企画するのはまろじぇくとX以来、実に8年ぶりのこと)
単なる受動的参加ではオフラインでお会いする意味合いが薄く、また、のぞき見趣味は誰も幸せにしないからだ。
そこで、今回は会場の選定からまろまろ茶話会2010イベントトピックス (mixiまろみあんコミュニティ) にてご意見を募集。
結果的に多くの情報が寄せられて、まるでカフェのデータベースのような様相になった。
寄せられた情報からは、地域コミュニティである文京区友の会のオフ会の会場として実際に活用されたものもあった。
また、最終的に会場に決定したみのりCafeのオーナーさんもコメントしていただいて、
参加者の方、主催者、会場の方の三者が集う選定会となった。

そんな準備を経たまろまろ茶話会2010の当日は、有志のまろみあんの方々とプレまろまろ茶話会としてランチ(根津とうふ工房・須田)とお茶(Pain de Mie)をご一緒してから会場入り。
すると、会場に参加することができなかったまろみあんの方から阿闍梨餅が届いていたのにまず驚いた。
信頼は培っていくのだということを教えられたような気分になり、おかげで暖かい気持ちになって第1部を開始することができた。
第1部で印象深いのは、やはり事前にいただいたまろまろ質問状に対してお応えしたことだ。
鋭い質問や思わぬ方向からの質問の数々にぶっちゃけトークを含めてお応えすることは、角度を変えてこの9年間を見つめなおす機会となった。

そして、小休止を挟んで第2部を開始。
当日参加されたまろみあんのみなさんは個性豊かな方ばかりなので、お持ちいただいた本はどれも多種多様。
どの本も紹介していただく方の思いが表現されているもので、「すべて読んでみたい!」と思うものばかりだった。
ちなみに、僕が持って行ったのは『城崎にて』(滋賀直哉)。
去年の課題であった「他のコンテンツとのリンク」(今回は読書日記ぷかぷかお風呂日記とのリンク)に取り組んで読んだ本ということと、
また、この本の特徴である簡潔な文章でも余韻を残す、という点をまろまろ記の記事を書く時にいつも意識していると紹介させていただいた。

あみだクジ(Special Thanks to しろりんごさん)による本の交換が完了した後は、文字通りの茶話会。
僕もいち参加者として、コーヒーゼリーをいただきながらえほんうるふさん寄贈の『あな』を読ませていただく。
その場ですぐに読むことができる絵本だと、感想もその場で共有できることに感銘。
茶話会での盛り上がりの中で、まろまろ茶話会2010を終了。
前回同様、希望者の方はポストまろまろ茶話会(駅馬車)に流れた。

終わってからまろまろ茶話会2010イベントトピックスに寄せられたコメントを読むと、第2部の本の交換会についての感想が多く寄せられているのが分かる。
これは当事者意識を持っていただくという企画側の目的が達成されたことが確認できるものとして嬉しい一方、
第1部の感想を書いていただいた方は少数というのがご愛敬。
『こころの処方箋』(河合隼雄)にある「二つ良いことさて無いものよ」を思わずつぶやいてしまった(w

振り返ってみると前回のまろまろ記8周年記念「まろまろ茶話会2009」では、自分にも今すぐできることの中に、自分にしか今しかできないことがあると感じたことを思い出した。
今回も、文京区友の会などの地域コミュニティでは無く、自分の個人サイトのオフ会を開くことはチヤホヤを求めているようで、気持ちの部分で葛藤を感じた部分もあった。
より正確には、カリスマ・ブロガーとしてチヤホヤされて喜んでしまう自分がイヤだから、そんな自分を避けたいという気持ちとのせめぎ合いだ。
でも、今回まろみあんの方々との対話を通して、そうしたピコピコしい部分が自分の中にあることを認め、
そこからスタートして成長していくことの必要性を前回よりも強く感じることとなった。

そして、十代の頃からの読者を続けていただいてる方や、まろまろコラムを切り抜いて参考にしていただいている方、
人生の岐路でははしり書きを必ず読み返していただいているという方々は、僕にとってかけがえのない宝。
宝があるなら輝かせなくてはいけない

絞ることができないのは幼稚、絞った後で広げられないのは老化、その間で試行錯誤できるのが青春だと感じたまろまろ茶話会2010。

2010 7/19
出来事メモ、サイト運営

三重中京大学文化会の研修会で「地域コンテンツによる情報発信とコミュニティ創造」を担当する

三重中京大学文化会の研修会にて「地域コンテンツによる情報発信とコミュニティ創造」という題目のレクチャーを担当する。

三重中京大学文化会の人たちが地域コンテンツ創りに取り組みたいということだったので、
文京区友の会の実例を中心に地域コンテンツが地域のかけ橋の役割を果たしていることを解説することとなった。

この三重中京大学では以前にも通常講義の中で「情報化社会の非対称性」を担当させてもらったけれど、
今回は二日間に渡っての技術講習も含めたオープンな会だったので、松阪市役所の担当の方も聴講していただくこととなった。
実際に地域コミュニティの再生に取り組んでいる人たちだったので、
講義の中で解説した、地域コンテンツである文京ごはん文京区占いが地域コミュニティの文京区友の会の基礎となっていることや、
そうした信頼を基にして運営する朝オフ会などの活動については関心が高く、情報交換と議論にも真剣なものになった。
また、一般聴講者もこれから地域コンテンツ創りに取り組んでいく人たちだったので、熱心に耳を傾けていただいたのが伝わって来た。

聴講者の熱心さに加えて、僕自身も文京区友の会で続けている地域活動が、
葛飾区の京成高砂駅周辺や、この三重県での地域コンテンツ創りにも活用してもらえるところに大きなやりがいを感じた。
まさに『サブジェクトからプロジェクトへ』

2010 4/20~21
出来事メモ、まろまろ研究

追記:この時の受講生たちが「松阪星座占い」「松阪学生マップ」を創造して展開する。

まろまろアワード2009

読書アワード:「風の谷のナウシカ」 (宮崎駿)
→迫力を持って進む物語の中に人類普遍のテーマを盛り込んだまさに名作。

ごはんアワード:「Volo Cosiのディナーコース」 (東京都文京区)
→一品一品の美味しさ、ボリューム、盛りつけの美しさ、ホスピタリティのすべてをかねそなえたコース。
さらにコミュニティの成長という意義も含めて2009年を代表するごはん会。

出来事アワード:「まろまろ茶話会2009」 (東京都渋谷区)
→自分にも今すぐできることの中に、自分にしか今しかできないことがあることを感じた茶話会。

ぷかぷかアワード:「城崎温泉 三木屋」 (兵庫県豊岡市城崎町)
→志賀直哉も泊った読書日記とリンクも高いお風呂。

もろもろアワード:「イルミナイト万博2009」 (大阪府吹田市)
→何だかよく分からない岡本太郎の意思を受け継ぐイルミネーション。

2009 12/31
まろまろアワード

三重中京大学特別講義「情報化社会の非対称性」を担当する

三重中京大学の「経済と法Ⅱ」の1コマを使った特別講義「情報化社会の非対称性」を担当する。

前回は知的所有権、次回は情報の非対称性がテーマだったとのことなので、
僕が担当する今回は、情報化社会の進展が日常にどう影響を与えているのかについて、
その非対称性にスポットを当てた講義をおこなう。

特に、何気なく過ごしている”日常”が急激に変化してきたもので、
当たり前のことが実は当たり前ではない、ということを意識してもらうことを講義の目的とした。

それだけに売上高の推移や犯罪認知件数の増加などのデータに加えて、
ATMの普及前後の利便性違い、携帯電話の前後の恋愛コミュニケーションの違いなどの実例を紹介しながら進めた。

また、経済の講義でもあるので、ネットオークションは需要と供給のバランスで価格が決定される経済学基礎の分かりやすい例として、
倖田來未のサイン色紙が5万円、misonoのサイン色紙が2千円で取引されている事例(実に25倍の差!)の紹介もした。

当たり前のことが当たり前でない。
増えているもの、減っているものにはそれぞれ理由があり、変化に目を向けるようにしてほしい。
その目的が少しでも実現されたなら嬉しい。

2009 11/12
出来事メモ

まろまろ記8周年

2001年7月19日に開設した「まろまろ記」(旧まろまろ読書日記)が8周年をむかえる。

この1年を振り返ると、「次の8年目は書くことに力を入れたい」と7周年の時に書いたように、
システムとデザインはほとんどいじらず、コンテンツ創造に集中した1年だった
(前年度に完了したサーバ移転とデザイン変更をそのまま使った)

サイト活動としては、8周年の特別企画としてまろまろ茶話会2009を開催したのが大きい。
自分のサイトのオフ会を開催するのは、小山の大将がいい気になるようで、さらに何だかうさんくさくて、心理的抵抗があった。
でも、8周年のこの時期にまろまろ記の意見・感想を生の声でやりとりする場を創ることができるのは自分しかいない。
うさんくさいという心理的抵抗を乗り越えて開催した。
(自分にも今すぐできることの中に、自分しか今しかできないことがある)

思えばここ数年は、毎年1つずつ自分のコンプレックスを解消している。
2007年はリーダーシップとしてコンプレックスを解消、2008年は教育者としてのコンプレックスを解消した。
次はうさんくさいというコンプレックスを解消したい。

2009 7/19
出来事メモ、サイト運営

まろまろ茶話会2009を開催

まろまろ記8周年記念の特別企画、「まろまろ茶話会2009」を開催する。

これは、まろまろ記が8周年をむかえる2009年7月19日の当日に、
まろまろがこれまでのまろまろ記の軌跡をまろみあんの人たちと振り返り、
ネットでは公開できないぶっちゃけトークを含めた生の声で対話しながら、
これからのまろまろ記の方向性について意見交換しようという試み。

具体的には・・・

会場:Cafe Miyama渋谷公園通り店の個室 (マイスペース)
日時:2009年7月19日 15時~17時 (2時間)
定員:15名 (まろまろ含めて16名)
内容:「まろまろのゆくたてこしかた」
    1部:「まろまろのこしかた~8年間を振り返ります~」
    2部:「まろまろのゆくたて~まろまろ質問状にお答えします~」

・・・という内容のものを構築した。
(参考:mixiまろみあんコミュニティ)

ポイントは・・・
・マイクの必要がない規模=最大16名の個室
・初対面でも話ができる内容=事前に質問状を集めてそれに応答する2部
・・・の2点で、これはせっかくオフラインで集うのだから、生の声で情報・意見を交換することを重視してのものだ。
(このために定員オーバーで参加していただけなかった人も出て心苦しかったけれど、趣旨を理解をしていただいた)

そうした構成でのぞんだ当日は、実に多様な人たちが集まっていただいた。
たとえば遠いところでは岡山県から新幹線で参加していただいた人までいたのは驚いた。
(お土産までいただいてしまった)
お互いにまろまろ記の読者(まろみあん)という以外は共通点が無く、
しかも15名中、10名が僕と初対面の人ということもあって、雰囲気が硬くならないか心配だったけれど、
はじまる前から自然に談笑が起こってわいわいとしたものになったので安心した。

実際にはじまってみても、この会の趣旨である普段は公開できないぶっちゃけトークについて、
総じて笑って受け入れてもらえたのも嬉しかった。
また、多種多様なバックボーンの参加者のみなさんは、それぞれが鋭い視点を持っていて、
ご意見&ご感想はとても参考になるものばかりだった。

みなさん読解力と飲み込みが早くて、誤解を恐れずに書けば、まろみあんの人はリテラシーの高い人が多い、
という普段ネット上で感じていることがリアルでも確認できる会ともなった。

あくまでまろまろのこしかたゆくたてをお話しする茶話会なので、会場の切り上げも時間通りにおこなったけれど、
希望者の人は、プレまろまろ茶話会2009としてランチ会を、ポストまろまろ茶話会2009として打ち上げを開かせてもらった。
特にポストまろまろ茶話会2009の打ち上げは思っていたよりも盛り上がって、
打ち上げに参加された人だけのシークレット企画として、次の日も浅草ごはん日記開拓ツアーを開催することになった。
(並木藪蕎麦神谷バー鈴芳など)
初対面の人ばかりなのに、次の日も全員参加というのがアクティヴな引きこもりらしいところw

振り返ってみれば、これまで文京区友の会のオフ会防災オフ会などの社会的意義の高いオフ会の幹事は何度か担ってきたけれど、
自分自身のサイトのオフ会は今回が事実上初めての企画。
(2001年~2003年のXmasに開催したまろじぇくとXはあくまで実験的な意味合いが強い)
Webサイトやブログのオフ会は、小山の大将がいい気になっているような気もしていたのでこれまで避けてきた。

でも、8周年のこの時期に、まろまろ記の読者(まろみあん)の人の生の声で意見交換できる会を開催できるのは自分しかいない。
そして、三連休の中日に、暑い中、しかも1500円の会場費を出してまで、組織や利害関係の肩書を抜きにして、
自分の話を聞きに来てくれる人たちがいるということは、何にも代えられない自分の財産だ。

自分にも、今すぐできることの中に、自分にしか、今しかできないことがある、と感じた8年目の節目。

2009 7/19
出来事メモ、サイト運営

第10回GrASP! 年次大会でコメンテイターをとつめる

東京大学駒場キャンパスで開催された「第10回GrASP!(Graduate Students in American Studies Programs!) 年次大会」の第3セッションでコメンテイターをつとめる。

もともと依頼を受けた時は、専門分野の学会ではないので無責任なことになってはいけないと遠慮しようとも思ったけれど、
僕の産学連携の経験の豊富さを買われて振られた話だとお聞きしてお引き受けする。

当日のコメントについても、そうした流れを受けて産業領域と学問領域の双方のバランスに関する視点を中心にコメントをおこなった。
これについては自分の実体験を事例として使えた上に、コミュニケーション・デザインという自分の研究分野にも関わることでもあったので、
一定の役割は果たせたのではないかと感じた。

個人的にも人文社会学分野の研究発表を聴く機会自体が久しぶりだったので、新鮮な空気を感じた。
ちょうど直前に読んだ『ピュタゴラス派―その生と哲学』の中で、
「機械的必然と恣意の間のどこかに合理性の基準を打ち立てることこそが古典学を始めとする人文学の役割」
・・・という一文があったのを、発表を聴きながら思い返すことが多かった。

また、懇親会にも参加させていただいて様々な立場の人の生の声を聞けたのは、自分自身を振り返る機会にもなった。
(いくら学際領域にいるからといって本郷中心のホンゴロイドが、駒場中心のコマバニアンとお話する機会はそんなに多くない)

貴重な経験をいただいて、ありがとうございました☆

2009 7/18
出来事メモ、まろまろ研究