『よこぎったハト』

『よこぎったハト』

地下鉄の連絡口 ハトがよこぎった


あのハトはどこから入ったのだろう


あのハトはどこに抜けるのだろう


もしいま


迷路の中にいたとしても


俺も飛びきってみせよう


この時代を

< 院試後の東京駅~大手町連絡口にて>

2002/9/6

『草原の風に』

『草原の風に』

憤り 悲しみ 悔しさ


思い出した 怒り


この風にふかれながら


俺も風になろう


この草原の風のように 


たくましく雄大に 流れてゆけるように

< 内モンゴル草原の小高い丘に立って思い出の写真を風に飛ばしながら>

2000/3/21

『降りやまない雨と君のために』

『降りやまない雨と君のために』

降りやまない雨と 君のために詩をつくろう


「降りやまない雨はない」 なんて言われるのを


気にもとめず


降り続けるこの雨のように


「この愛おしさがいつかは終わる」 なんて思いを


気にもとめず


君を愛するために

< 元カノとの復縁を決めた夜に>

1999/9/23

『明け方のカラス』

『明け方のカラス』

カラスがコンビニ袋をあさってた


横を通り過ぎても飛び立つそぶりもしやしない


俺もやつをからかう気もしない


俺もやつをからかう気もしない


明け方の新宿、バカ騒ぎの後


気がつけば寒い朝だった


< 内定先企業忘年会後の笹塚にて>

1998/12/29