名越護 『自由人 西行』 南方新社 2014

渡邊義弘@Instagramを公開し、ごはん日記の役割を移行しつつあります。

さて、名越護 『自由人 西行』 南方新社 2014。

歌人、西行の生涯と伝説についてまとめた一冊。

読んでみると、出版されている本やブログなどの二次資料を根拠としているものが多く、実施調査が少ない。
また、タイトルにある「自由人」としての西行の側面もあまり感じられなかった。

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2017 12/10
歴史、歌人、西行、文化
まろまろヒット率1

高橋英夫 『西行』 岩波書店  1993

渡邊義弘@波照間島にある民宿、「たましろ」に泊まり、宿泊すること自体が冒険という体験をしました。

さて、高橋英夫 『西行』 岩波書店  1993。

平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活躍した歌人、西行についての評伝。

読んでみると、やはり自分は西行に惹かれていることをあらためて確認した。
振り返ってみると、この本は『西行花伝』に続いて12年ぶりに読んだ西行関連の本になる。
その理由はどこにあるかは、やはり判然としなかったけれど、西行伝説についての章で・・・

やわらかさも固さも、情感も面魂も、どちらも西行の特質である。
ただ、その両面をいかに関係づけて了解できるかに、西行理解のむずかしさがある
<第四章 西行伝説>

・・・と、著者が評している箇所は印象に残った。
最後に、西行の歌の中で一番有名なものを・・・

願はくは 花のしたにて 春死なん そのきさらぎの 望月のころ

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2017 10/1
歴史、文化
まろまろヒット率4

インフォビジュアル研究所 『図解でわかる ホモ・サピエンスの秘密』 太田出版 2017

渡邊義弘@石垣島に来て一番美味しかったのは何かと聞かれたら「ぜんざい」と答えます。
(小豆ではなく金時豆、氷がかかっている)

さて、インフォビジュアル研究所 『図解でわかる ホモ・サピエンスの秘密』 太田出版 2017。

様々な研究成果から明らかになった人類=ホモ・サピエンス(Homo sapiens)の特徴を図解で解説する一冊。

内容は、「・・・のようだ」と比喩を使うことができ、相互に関連ずける入れ子構造の思考をすることができる「認知革命」が人類の最大の岐路だったと主張している。
あとがきにあるように、ユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』の要約という面が強い本。

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2017 8/9
人類学、歴史
まろまろヒット率3

大城敦・豊川明佳 『沖縄の業界地図』 沖縄大学 2017

渡邊義弘@石垣島生活10ヶ月目です。

さて、大城敦・豊川明佳 『沖縄の業界地図』 沖縄大学 2017。

沖縄県の産業別に企業の資本・人的関係を図解する一冊。

文章面では句読点、内容面では売上高・営業利益・経常利益が統一されていないなど、読みにくさはあるものの、本州とは違った産業の状況を視覚化しようとしている。
中でも興味を持ったのは…

ラジオ聴取習慣率=沖縄11.0%、岩手9.4%、鹿児島9.0%で全国1位
(ビデオリサーチ 「J-RADIO 全国ローカルラジオ聴取状況レポート」 2016)

…という点だ。
これについては、「車社会に加えてラジオが流れる小規模店舗で働く人が多いからではないか」、「昼間の聴取率が高いことは沖縄の独自性」としているのは注目した。

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2017 7/28
沖縄経済
まろまろヒット率3

和田一雄 『ジビエを食べれば「害獣」は減るのか―野生動物問題を解くヒント』 八坂書房 2013

渡邊義弘@ジビエ調理開発ワークショップに参加した生徒さんが農業クラブ大会の意見発表部門で最優秀賞を受賞しました。
(2017年7月2日 『八重山毎日新聞』・第11面 「八重農が5分野で最優秀 県学校農業クラブ大会 3分野でも優秀賞に」、2017年7月2日 『八重山日報』・第7面 「県農ク大会 八重農が躍進 意見発表部門で1位独占」)

さて、和田一雄 『ジビエを食べれば「害獣」は減るのか―野生動物問題を解くヒント』 八坂書房 2013。

霊長類と鰭脚類を主として研究してきた著者が鳥獣害問題を書いた一冊。

読んでみると、タイトルにあるようなジビエ(野生の鳥獣肉)利用についての記述は少なく、ほとんどが著者の研究の歴史に分量が割かれている。
タイトルと内容にギャップを感じた一冊。

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2017 7/11
鳥獣害、ジビエ
まろまろヒット率2

祖田修 『鳥獣害――動物たちと、どう向きあうか』 岩波書店 2016

渡邊義弘@八重山農林高校・八重山調理師会・石垣市の産学官連携で開催したジビエ調理開発ワークショップのコーディネーターをしました。

さて、祖田修 『鳥獣害――動物たちと、どう向きあうか』 岩波書店 2016。

鳥獣害とされる野生の動物と人間はどう接し来たのか、これからどう接していけばいいのかについて述べられた一冊。
内容は、動植物の命をいただかなければ生きていけない人間の本質について・・・

○自然や動物に対する「感動と畏敬、祈り、感謝」の心のプロセスは、どうにもならない矛盾の過程であるとともに、”矛盾の昇華”ともいうべき心の過程
→矛盾を昇華する心の働きこそ、庶民のなかに息づいてきたものであり、いつの時代も、またいずれの地域にいても、動物観の原典となるべきもの
<第8章 新たな動物観への展望>

・・・と、まとめ・・・

○「感動と畏敬、祈り、感謝」の念をもって動物たちと向きあい、私たちの「恐れながらの管理」によって、人に害を及ぼす野生獣を含む動物たちと折りあい「形成均衡の場所」、持続性に富んだ人と動物の「共存・共棲の場所」を創出する必要がある
<第9章 人と動物、共存の場所>

・・・と、結論づけている。

また・・・

○ジビエ食の普及は、日本の肉食化を特徴づける家畜肉とは異なる、もう一つの肉食の始まり
<第8章 新たな動物観への展望>

・・・と、ジビエ食を位置づけているのは印象的だった。

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2017 7/7
鳥獣害、ジビエ
まろまろヒット率3

もふ屋 『ボンレス犬とボンレス猫』 宝島社 2016

渡邊義弘@LINEスタンプはボンレス猫をよく使っています。

さて、もふ屋 『ボンレス犬とボンレス猫』 宝島社 2016。

LINEスタンプで人気のボンレス犬とボンレス犬が書籍化されたもの。
生態や日常などが紹介される絵本になっている。

読んでみると、ボンレス猫のやさぐれ感が絵本でも際立っていて笑ってしまった。
また、ボンレス猫の性別がメスだったことも驚きの一冊。

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2017 6/10
絵本
まろまろヒット率3

ヘルゲ・ヘッセ、シドラ房子訳 『その一言が歴史を変えた 「汝自身を知れ」から「悪の枢軸」まで世紀の名言・珍言・暴言50』 CCCメディアハウス 2010

渡邊義弘@寄稿『石垣島の中学生による地元水産物をPRするPOP広告作りのワークショップ~若者の水産物消費促進に向けた「石垣島モデル」の提案~』が全国漁業協同組合連合会発行の『漁協(くみあい)』163号に掲載されました。

さて、ヘルゲ・ヘッセ、シドラ房子訳 『その一言が歴史を変えた 「汝自身を知れ」から「悪の枢軸」まで世紀の名言・珍言・暴言50』 CCCメディアハウス 2010。

歴史上、有名な発言とその背景を解説する一冊。
原題は、“Hier Stehe Ich, Ich Kann Nicht Anders: In 80 Saetzen Durch Die Weltgeschichte” (2006) 。

取り上げられた発言は、正確には表現がだいぶ違っているものや、本当に言ったかどうか確認できないもの、さらには本人は言っていないことが明らかになっているものも多い。
この点は、「歴史に残った人物の思想や性質にぴったりだと、同時代人または後世の人が感じたから定着したわけだから、それなりの真実を有しているだろう」という訳者あとがきがこの本の性質を現わしていると感じた。

ちなみに、僕の好きな「陽が当たらないからどいてくれ」(ディオゲネス)、「余がアレクサンドロスでないならば、ディオゲネスになりたい」(アレクサンドロス3世)という、ディオゲネスとアレクサンドロス3世の伝説的なエピソードがあったのは嬉しかった。

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2017 6/2
歴史、名言
まろまろヒット率3

片山善博・糸賀雅児 『地方自治と図書館: 「知の地域づくり」を地方再生の切り札に』 勁草書房 2017

渡邊義弘@協力させていただいた利用者アンケートの集計結果を基に「石垣市立図書館に行こう」という歌ができました※1。

さて、片山善博・糸賀雅児 『地方自治と図書館: 「知の地域づくり」を地方再生の切り札に』 勁草書房 2017。

「図書館は地方自治体の重要な拠点となることができる」と主張する地方自治論と図書館政策論の専門家による共著。
特に、図書館の使命を・・・

○図書館のミッション=「自立支援」
→国民・住民が自立するための「知的インフラ」
<第二章 図書館のミッションを考える>

・・・と位置づけて・・・

○図書館は、自己責任型社会において、自立する個人を情報提供という側面から支援できることに自治体関係者はもっと目を向けるべき
<第八章 「地域の情報拠点」としての課題解決型図書館>

・・・と提言しているのは印象に残った。

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2017 5/5
地方自治論、図書館情報学
まろまろヒット率3

※1:2017年5月7日 『八重山毎日新聞』・第9面 「行こう 行こう 石垣市立図書館 来館呼び掛け歌が完成」

影山裕樹 『ローカルメディアのつくりかた:人と地域をつなぐ編集・デザイン・流通』 学芸出版社 2016

渡邊義弘@石垣市立図書館の「情報発信・活性化勉強会」で設計したアンケート集計とそれを基にした職員ワークショップの結果が発表されました。

さて、影山裕樹 『ローカルメディアのつくりかた:人と地域をつなぐ編集・デザイン・流通』 学芸出版社 2016。

ローカルメディアと、それを担う人々をを紹介する一冊。
中でも食材が付録になっている『東北食べる通信』(Part2)、城崎温泉限定販売で温泉に入りながら読むことができる『城崎裁判』(Part2)などは、メディアの届け方の工夫として興味を持った。

また・・・

○ローカルメディアの本当の価値=つくるプロセスがどれほど豊かであったか
<Prologue>

○ローカルメディアが地域コミュニティに寄与できるもっとも重要な価値は、それがまるで回覧板のように、向こう三軒両隣の隣人とコミュニケーションを取るための文字通りの”媒介物(メディア)”になること
<Part1 観察力×コミュニケーション力>

○実際にできあがったメディアそのものよりも、異なる立場の人々が膝を突きあわせ、立ち上げから完成に至るプロセスを最後まで共有することこそ、メディアづくりの醍醐味
<Part3 地域の人×よそ者>

・・・というように、メディアのコンテンツそのものだけでなく、作る過程にこそ価値があるのだとしているところは『てくてく』と同じ趣旨のものとして

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2017 4/21
ローカルメディア
まろまろヒット率3