石垣市立川原小学校・石垣小学校「東京大学大学院情報学環・佐倉統教授 講演会」のコーディネーターをつとめる

石垣市立川原小学校・石垣小学校で開催された「東京大学大学院情報学環・佐倉統教授 講演会」のコーディネーターをつとめる※1、※2。

石垣島には大学が無く、子供たちが研究者という仕事をイメージしにくいという現状がある。
そこで、石垣島の子供たちに研究者というお仕事を紹介して、将来の選択肢の一つとして提供することを目指したのが今回の講演会。

子供たちに仕事のイメージを与えることについては、働くことの意識付けと将来の進路の選択肢を増やすことを目指した石垣市の就業意識向上支援事業(通称:グッジョブ)がある。
これまで自分もこのグッジョブから依頼を受けて、小学校での職業人講話と、中学校での地元水産物ワークショップの講師を担当したことがある。
この事業の枠組を活用して、科学コミュニケーションの専門家でもある恩師の佐倉統教授を招へいして、石垣市立川原小学校の3~6年生・12人と、石垣市立石垣小学校の5~6年生・108人を対象にお話をしていただいた。

当日は少人数だった川原小学校は、子供たちに一人一人に自分の宝物を持って来てもらい、それがどんな研究につながるのかを佐倉統教授が解説していくという講演会となった。
大人数だった石垣小学校でも、子供たちに聞きたいことを事前に募集して、それに佐倉統教授がまとめて応えていくという講演会となった。
どちらも対話重視の講演会となったのは、事前打ち合わせの中で佐倉統教授から「研究者という仕事をよりイメージできるように」としてご提案いただいたため。
その結果、「研究者って何をするのか」、「学校の勉強と研究はどこが違うのか」、「研究の仕事で楽しいこと・大変なことは」などの小学生には理解が難しいと思われた内容も、スムーズに理解してもらうことができた。
(事後アンケートより)
講演を聞いた子供たちが、将来の選択肢の一つとして研究者という仕事があるということのイメージを持ってもらえたことは、石垣島の未来に対する貢献として意義があったと強く感じる講演だった。

また、佐倉統教授には東京大学大学院情報学環・学環長(大学院長)の任期中というお忙しい中にも関わらず、石垣島までお越しいただけた。
恩師のありがたさをあらためて感じる機会となった。
加えて今回、地域側と研究側の相互コミュニケーションを通してコーディネート(かけ橋作り)したことは、地域おこし協力隊客員研究員を兼務している自分の特性を発揮することができた
そのような機会をいただけた、子供たちも含めた石垣島のみなさん、佐倉統教授に感謝したい。

2017 2/23、24
出来事メモ、講演会、コーディネーター

※1:2017年2月24日 『八重山毎日新聞』・第9面 「『研究者の仕事』学ぶ 佐倉氏講師 川原小でグッジョブ講演会」

※2:2017年2月26日 『八重山日報』・第5面 「勉強は量より質 東大佐倉教授が講演会」

石垣市立図書館「情報発信・活性化勉強会」の講師をつとめる

石垣市立図書館「情報発信・活性化勉強会」の講師をつとめる※。

公立図書館は、その地域の情報の集積と拡散の基点となる公共施設。
誰でも利用することができる公立図書館をより良くしていくことは、地域活性化に直結するという考えの下で今回の職員向け勉強会を開催した。

当日は、まず街歩きを図書館の地域資料にする「てくてく」の取り組みなど、テーマとしている「情報のかけ橋」の紹介させていただいた。
その後は、職員のみなさんが課題に感じていることや困っていることなどについて、自由に情報交換をする場とさせていただいた。
その流れの中で、石垣市立図書館の利用者の方々が、どこに良さを感じているのかを把握してみようという話になり、
「ここがいいね!」アンケートを取ること、それをワークショップでまとめることを提案し、職員の方々もやってみたいとのことで実施することとなった。

このアンケートは、普段は声を挙げることが少ない「静かな多数派(silent majority)」の声に耳を傾け、
自分たちの良さや売りを把握して、今後の活動の参考とすることを目的としている。
この良さや売りを言語化して見える化していないと、たとえ一部であっても否定的な声に揺らぎ過ぎてしまう。
どのような情報発信や活性化をしていくにしても、現状の良さを把握することが最初に必要なことだという認識を共有しての取り組みとなる。
特に、これまでセミナーごとのアンケートはあっても、このような全体的な利用者アンケートを取るのは石垣市立図書館では初めてのこと。
この結果が利用者と職員との間のかけ橋になれればと考えている。

また、石垣市立図書館での研修は、2013年8月にソーシャルメディア講習会を担当して以来、約3年半ぶりとなる。
当時聴講していただいたスタッフさんもいて、この期間の変化や課題なども活発に情報交換することができた。
石垣島でのご縁がつながることのありがたさを感じた研修でもある。

2017 1/27
出来事メモ、研修

※:2017年1月29日 『八重山日報』・第5面 「ここがいいね!を募集 図書館がアンケート」

まろまろアワード2016

読書アワード:『孤独なボウリング―米国コミュニティの崩壊と再生』 (ロバート・D. パットナム)
→テーマとしている「情報のかけ橋」にとって、橋渡し型社会関係資本と結束型社会関係資本の分類が有益だった一冊。

出来事アワード:石垣市立伊原間中学校「地元水産物PRワークショップ」の講師をつとめる
→産学官のワークショップを開発して、中学生と共に実施した出来事。

2016 12/31
まろまろアワード

石垣市立伊原間中学校「地元水産物PRワークショップ」の講師をつとめる

石垣市立伊原間中学校「地元水産物PRワークショップ」の講師をつとめる※。

これは、キャリア形成教育の一環として、石垣市の伊原間中学校1年生を対象にしたもの。
チーム別に同世代に向けて地元水産物をPRするPOPを作り、それを相互評価(自分以外のチームに投票)と講師からの加点により1点選出。
選ばれたPOPを、石垣島にあるスーパー、サンエーに1月6日まで(年末年始期間含む)貼り出す、という流れのワークショップ。

このようなワークショップに設計したのは、情報発信の職業体験は、単なるシミュレーションではなく、
実際に成果物を作り、それが世に出るという体験が大切だと考えたからだ。
また、水産物の消費量はこの15年間下がり続けていること、特に40歳以下の消費が低いことから(平成28年度『水産白書』より)、
中学生が地元水産物に目を向け、同世代に訴えかけるPOPに取り組むことで、若者の視点・感性を取り入れた水産物PRの可能性の一つとして設計した。
このワークショップは水産業、小売業、行政、学校がそれぞれの立場で関与するという産学官連携のワークショップでもある。

当日は講師による解説の後、同世代に訴えるキャッチコピーと、それを強調するPOP作りに取り組んでいただいた。
最終的に4チームごとに出されたPOPから1点を選出したものの、講評では「コンペ(競争)があったからこそ1点が選ばれた」ことに言及し、
選ばれなかったチームも含めて、全員の成果であることを強調させていただいた。

POPを作り、それをスーパーに貼り出すという成果物はあるけれど、何よりも中学生の生徒のみなさんが、
地元水産物のPRに真剣に考えて取り組んだという機会の創造こそが、このワークショップの成果だと感じた。
初めての試みということもあり、当初はハードルの高さを懸念されることもあった担任の先生も最後は、新しい体験として価値があったとおっしゃっていたただいた。

このような産学官が連携した情報発信に、これからも取り組んで行きたい。

2016 11/30
出来事メモ、講義

※:2016年10月8日 『八重山日報』・第6面 「情報発信の魅力伝える 渡邊さんが川平小で講話 地域おこし隊員」

石垣市立西部地区4小学校合同「職業人講話」の講師をつとめる

石垣市立西部地区4小学校合同「職業人講話」の講師をつとめる※。

これは、職業観を身につけることを目的にしたキャリア形成教育の一環で、石垣市の西部地区にある4つの小学校(川平、崎枝、富野、吉原)の5~6年生を対象に実施したもの。
事務局からの依頼では「小学生の夢を応援する話を」とのことだったけれど、自分の小学生の頃には夢が無かったので少し困った。

ただ、当日はそのことも正直にお伝えして、小学校の頃には夢は無かったけれど、読書が嫌いではなく、読書メモを残し、それを公開することで情報発信の魅力に気づき、研究したこと。
さらに、その研究を世の中で活かすために、公共分野での情報政策の仕事に就いたこと。
その仕事をしながら石垣島の存在を知り、石垣島で働きたいという希望が生まれて、こうして石垣島で働き始めている。今が夢の途中だということをお話しした。

最後の感想発表では、「私も夢が見つからなくて焦っていたこともあったので話を聞いて安心した」、「夢をいろんな方法でかなえていきたい」などの感想をいただき、講師としてもうるっときてしまった。
大停電の中ではあったけれど、しっかりと聞いてくれた小学生のみなさんに感謝。

また、これは石垣島で取り組みたいと考えていた産学官連携の一歩でもある。
講師としても様々な思いが去来した講話。

報道歴:2016年10月8日 『八重山日報』・第6面 「情報発信の魅力伝える 渡邊さんが川平小で講話 地域おこし隊員」

2016 10/6
出来事メモ、講義

※:2016年10月8日 『八重山日報』・第6面 「情報発信の魅力伝える 渡邊さんが川平小で講話 地域おこし隊員」

東京大学大学院 情報学環 客員研究員に就任する

東京大学大学院 情報学環 客員研究員に就任する。

修士課程では、情報表現が文脈依存性が高いことに注目してオンラインとオフラインとの間のコミュニケーション回路を創る表現研究を。
博士課程では、その表現研究を社会貢献に応用して文京区(東京都)と松阪市(三重県)の「情報のかけ橋」を構築する実践研究をして来た。
特任研究員では、常滑市(愛知県)の事例を加えての探求を目指した。
今回の客員研究員では、石垣市(沖縄県)での取り組みをさらに発展させていきたい。

また、こうした研究は、自分自身のテーマである個人による表現活動と社会への貢献との間にかけ橋を架ける取り組みでもある。
経験知と形式知との間にもかけ橋を架けていきたい。

2016 10/1
出来事メモ、まろまろ研究、進路関係

石垣市地域おこし協力隊に任用される

中山義隆・石垣市長からの辞令交付を受けて、石垣市地域おこし協力隊に任用される※1,※2,※3。

石垣島に本所がある八重山漁業協同組合(漁協)に派遣され、水産物の魅力発信や商品開発の支援に取り組む。
第1次産業への支援は、これまで東日本大震災の被災地だった石巻市雄勝町でのボランティア経験や、
前職の常滑市情報政策担当員の講師派遣で取り組んだJA知多あいち女性部への情報研修とコミュニティ作り支援の経験などがあるものの、
本格的な取り組みとしてはまったく新しい挑戦に近い。

振り返ってみると、今回の応募に当たっては様々な思いがあった。
地域の仕事を続けることの適正や、公共分野での関わりの意義も含めて考え直す機会があった。
迷いがある中で、石垣島でのご縁や、恩師からの励まし、まわりの知人・友人からのサポートがあり、今回の決断となった。
これまでテーマにしてきた「情報のかけ橋」の知見と手法を石垣島の地域おこしに貢献し、さらに発展させて産学官連携にもつなげていきたい。

飛び込み、傷つくこともあった。
もしかしたら、また傷つくかもしれない。
でも、冒険には危険が付きもの。
生きるというのは冒険だから。

2016 9/5
出来事メモ、進路関係

※1:2016年9月6日 『八重山毎日新聞』・第8面 「地域おこし活動に期待 石垣市 協力隊に2氏を初任用 魅力発信と商品開発など担う」

※2:2016年9月6日 『八重山日報』・第7面 「石垣島の魅力発信へ 渡邊義弘さん(大阪)、吉田礼さん(東京)を任命 市の『地域おこし協力隊』に」

※3:2016年9月10日 『沖縄タイムス』朝刊・第25面 「石垣市活性へ新風 協力隊に渡邊さんと吉田さん 特産品開発など担う」

まろまろ記15周年

2001年7月19日から始まったこのまろまろ記(旧まろまろ読書日記)が15周年を迎える。

2015年7月19日の14周年から15周年までのこの1年を振り返ってみれば、14周年の時と同じく療養に合わせて更新もお休みしていた。
また、技術的な問題からサイト閲覧も停止している。
ただ、この期間に読んだ読書日記や、まろまろアワード2015の草稿はあるので、復旧後は公開し、更新していきたい。
休むこともまた続けることの一つだと感じる15周年。

2016 7/19
出来事メモ、サイト運営

まろまろ記14周年

2001年7月19日から始まったこのまろまろ記(旧まろまろ読書日記)が14周年を迎える。

2014年7月19日の13周年から14周年までのこの1年を振り返ってみれば、療養に合わせて更新もお休みしていた。
ただ、この期間に読んだ16冊の読書日記や、まろまろアワード2014の草稿はあるので、回復後は更新していきたい。

謙虚に続けるために傲慢に休むことの大切さをあらためて感じる14周年。

2015 7/19
出来事メモ、サイト運営