「石垣島の高校生と協働した地元水産物販売店「さしみ屋」の調査と出版~若者の水産物消費促進に向けた”石垣島モデル”の展開~」を寄稿

「石垣島の高校生と協働した地元水産物販売店「さしみ屋」の調査と出版~若者の水産物消費促進に向けた”石垣島モデル”の展開~」が、全国漁業協同組合連合会(JF)発行の『漁協(くみあい)』 173号に掲載される。

これは、コーディネーターとして携わった、沖縄県立八重山商工高等学校(八商工)商業科観光コースと南山舎が連携した『月刊やいま』2018年12月号「八商工観光コース×月刊やいま 石垣島さしみ屋MAP」特集の取り組みをまとめたもの。
以前の論文で発表した石垣島モデルの展開として位置づけ、モデルの図式化も試みたこともあり、査読の過程を経た掲載となった。

石垣島を卒業してからの発表でもあり、石垣島での取り組みを総まとめした意味合いもある。
まとめ、記述し、発表することで、進める方法について確認した論文発表でもある。

抜き刷りはここから確認可能。

2019 10/24
出来事メモ、研究、ま論

「八重山商工高等学校・琉球サンバダンスユニット宮城姉妹・石垣市地域おこし協力隊による”クジャクの羽根アクセサリー作りワークショップ”の報告」を寄稿

「八重山商工高等学校・琉球サンバダンスユニット宮城姉妹・石垣市地域おこし協力隊による”クジャクの羽根アクセサリー作りワークショップ”の報告」が、畜産技術協会発行の『畜産技術』763号に掲載される。

これは、コーディネーターを担ったクジャクの羽根アクセサリー作りワークショップをまとめ、それが鳥獣外対策につながる可能性と地域おこしの視点での意義づけをおこなったもの。
鳥獣肉(ジビエ)の利用を発展させるかたちで、食肉に向かない鳥獣でも地域資源と価値転換できる可能性を提示した。
また今回は、初めてと鳴芸能・学校・地域の芸学域3者連携による取り組みともなった。
執筆者としても地域課題に対して、新しい角度で光を当てながら解決の方法論を産みだしていく重要性と、それを担う必要性をあらためて感じることになった論文発表。

抜き刷りはここから確認可能。

2018 12/1
出来事メモ、研究、ま論

『月刊やいま』296号「八商工観光コース×月刊やいま 石垣島さしみ屋MAP」特集のコーディネーターをつとめる

沖縄県立八重山商工高等学校(八商工)商業科観光コースと南山舎が連携した『月刊やいま』296号「八商工観光コース×月刊やいま 石垣島さしみ屋MAP」特集のコーディネーターをつとめる。

沖縄にはマグロなどの魚の切り身と沖縄風の天ぷらを販売する「さしみ屋」(刺身屋)と呼ばれる鮮魚店の形態がある。
石垣島には、この「さしみ屋」が多く、その多くは個人店として営業している。
その石垣島の「さしみ屋」のリストをまとめ、マップを作成して一覧化したのが、今回の特集。
確認できる上では、石垣島の「さしみ屋」を網羅的にリスト化、マップ化したものは初めての刊行物となる。

特徴的なのは、この「さしみ屋」マップの作成を、石垣島の地元の高校である八商工の生徒が課題研究の授業として取り組んだことだ。
「課題研究」の授業を受ける15名がチームとなり、インタビュー班、リスト班、マップ班、SNS班の各班が中心となって作成したものを、
『月刊やいま』の発行元である南山舎が最終的に特集としてレイアウトの調整と発行をおこなった。

この若者が中心となって水産物のPRをするというのは、提唱した「石垣島モデル」※1、2の発展であり、
地域にある高校と出版社とが地域資源を軸に連携をした地域型産学連携の成果物でもある。

また、個人的にもそのコーディネートを担ったことは、石垣市地域おこし協力隊としての貢献であり、
同時に研究課題である「情報のかけ橋」の実践となった。

八商工の生徒のがんばりと協力していただいた関係者の方々の感謝の意味を込めて、石垣島での貢献を続けたい。

2018 12/1
出来事メモ

※1:渡邊義弘 「石垣島の中学生による地元水産物をPRするPOP広告作りのワークショップ~若者の水産物消費促進に向けた”石垣島モデル”の提案~」 全国漁業協同組合連合会(JF) 『漁協(くみあい)』 163号 pp. 22-25 2017

※2:農林水産省 『平成30年版 水産白書』 「一人当たりの魚介類の消費量が日本一少ない沖縄県の生徒たちが取り組む魚食普及活動『石垣島モデル』」 p. 132 2018

「石垣島モデル」が『平成30年版 水産白書』に掲載される

提唱した「石垣島モデル」が『平成30年版 水産白書』p. 132に掲載される。

石垣島での取り組みをまめて「石垣島モデル」を提唱した論文※1の引用と共に、石垣市立伊原間中学校でのワークショップ沖縄県立八重山商工高等学校での講義の二つが先進事例として取り上げられた。
これは大きな政策的課題を視野に入れながら地域の課題に向き合い、その成果を他の取り組みの参考にできるようにまとめ、それが国の政策を動かしたことになる。

また、この掲載に合せて、石垣市立伊原間中学校では全校集会として報告会を合せた講義を実施し、再び地域に還元する機会を設けた※2。

地域と国=部分と全体との有機的な連携、つまりかけ橋作りは、僕のテーマでもある。
「石垣島モデル」は同時に、僕のかけ橋作りの方法の一つのモデルでもある。

2018 6/1
出来事メモ、ま論

※1:渡邊義弘 「石垣島の中学生による地元水産物をPRするPOP広告作りのワークショップ~若者の水産物消費促進に向けた”石垣島モデル”の提案~」 全国漁業協同組合連合会(JF) 『漁協(くみあい)』 163号 pp. 22-25 2017

※2:2018年7月3日 『八重山毎日新聞』・第9面 「伊原間中 17年度 『水産白書』に掲載 地元水産物のPR先進事例 POP広告作り」

「八重山農林高等学校・八重山調理師会・石垣市連携による”ジビエ調理開発ワークショップ”の報告~産学官連携で鳥獣害に立ち向かう石垣島の挑戦~」を寄稿

「八重山農林高等学校・八重山調理師会・石垣市連携による”ジビエ調理開発ワークショップ”の報告~産学官連携で鳥獣害に立ち向かう石垣島の挑戦~」が、畜産技術協会発行の『畜産技術』749号に掲載される。

これは、コーディネーターを担った産学官連携によるジビエ調理開発ワークショップをまとめ、それが鳥獣外対策につながる可能性と地域おこしの視点での意義づけをおこなったもの。
ジビエの活用や鳥獣外対策も、地域おこしに関連するものはすべて長期的視点が必要であり、そのためには若者の意欲と参加が必須となる。
この若者の意欲を参加を求める上で必須となる、若者自身の自己実現に今回は寄与したのだということを分析して、発表した。
これからもまとめて発表することで貢献することを続けていきたい。

抜き刷りはここから確認可能。

2017 10/1
出来事メモ、研究、ま論

「石垣市地域おこし協力隊と石垣市立図書館の協働による”ここがいいね!”利用者アンケートと職員ワークショップの報告~地域おこしの拠点として図書館を位置づける日本最南端の試み~」を寄稿

「石垣市地域おこし協力隊と石垣市立図書館の協働による”ここがいいね!”利用者アンケートと職員ワークショップの報告~地域おこしの拠点として図書館を位置づける日本最南端の試み~」が、日本図書館協会発行の『日本図書館雑誌』Vol.111 No.9の査読コーナーに掲載される。

これは、石垣市立図書館で開催した「ここがいいね!」利用者アンケートと職員ワークショップをまとめ、地域おこしの拠点として図書館を位置づける試みを提案したもの。
1907年に発行された『図書館雑誌』の歴史の中で、石垣市立図書館が掲載されるのは20年ぶり、査読コーナーに掲載されるのは初めてとのことで、日本最南端の図書館の取り組みを図書館関係の方々に広く認知する機会となった。

「石垣島モデル」を提案した『漁協』163号に続いて、外の人が水平展開できる程度にまとめていくことは自分の役割の一つだと感じた。
まとめ、伝えることをこれからも続けていきたい。

抜き刷りはここから確認可能。

2017 8/20
出来事メモ、研究、ま論

『月刊やいま』281号「石垣市・平成29年は肉の年宣言!」特集のコーディネーターをつとめる

南山舎と石垣市が連携した『月刊やいま』281号「石垣市 平成29年は肉の年宣言!」特集のコーディネーターをつとめる。

石垣島は、もともと多様な畜産がある地域。
29がニクと読めることから、その地域性に光を当てるプロモーション事業「石垣市 平成29年は肉の年宣言!」を地域おこし協力隊として成果物にしたのが今回の特集。

内容は、「石垣島産の肉の美味しさと安全のこだわり」を軸に、育てる人(牛・豚・鶏・山羊の畜産農家の方)→届ける人(食肉センター)→守る人(畜産保健所)という肉の生産から消費者に届けるまでの流れを追いかける取材記事となっている。
そして未来をつくる人として、産学官連携で実施したジビエ調理開発ワークショップも取り上げ、石垣島で食肉に関わる人々を深掘りした特集となっている。

また、特集だけでなく、通常の連載コーナーも、気になることbest3→好きな肉料理best3、昼ごはん紹介→精肉店のお昼ご飯、など、できる限り肉に関するものにして、「まるごと石垣島産の肉特集号」という色合いにした。

振り返ってみれば企画段階から取材のコーディネートと同行、校正までトータルで関わったコーディネートは初めての経験となる。
石垣島の肉の美味しさと安全のこだわりが伝わる機会となることを祈っている。

2017 7/29
出来事メモ

「石垣島の中学生による地元水産物をPRするPOP広告作りのワークショップ~若者の水産物消費促進に向けた”石垣島モデル”の提案~」を寄稿

「石垣島の中学生による地元水産物をPRするPOP広告作りのワークショップ~若者の水産物消費促進に向けた”石垣島モデル”の提案~」が全国漁業協同組合連合会(全漁連=JF)が発行する『漁協(くみあい)』163号に掲載される。

これは、石垣市立伊原間中学校で開催した地元水産物PRワークショップをまとめたもの。
若者に向けた一次産業のPRを若者自身に担ってもらう仕組みを「石垣島モデル」として提案した。

このように深みのある個別具体的な取り組みを、水平共有できるように外の人からもアクセス可能なものにまとめていくということは自分の役割の一つだと感じた。
これからも、まとめて伝える役割を発揮していきたい。

抜き刷りはここから確認可能。

2017 4/21
出来事メモ、研究、ま論

石垣市立川原小学校・石垣小学校「東京大学大学院情報学環・佐倉統教授 講演会」のコーディネーターをつとめる

石垣市立川原小学校・石垣小学校で開催された「東京大学大学院情報学環・佐倉統教授 講演会」のコーディネーターをつとめる※1、※2。

石垣島には大学が無く、子供たちが研究者という仕事をイメージしにくいという現状がある。
そこで、石垣島の子供たちに研究者というお仕事を紹介して、将来の選択肢の一つとして提供することを目指したのが今回の講演会。

子供たちに仕事のイメージを与えることについては、働くことの意識付けと将来の進路の選択肢を増やすことを目指した石垣市の就業意識向上支援事業(通称:グッジョブ)がある。
これまで自分もこのグッジョブから依頼を受けて、小学校での職業人講話と、中学校での地元水産物ワークショップの講師を担当したことがある。
この事業の枠組を活用して、科学コミュニケーションの専門家でもある恩師の佐倉統教授を招へいして、石垣市立川原小学校の3~6年生・12人と、石垣市立石垣小学校の5~6年生・108人を対象にお話をしていただいた。

当日は少人数だった川原小学校は、子供たちに一人一人に自分の宝物を持って来てもらい、それがどんな研究につながるのかを佐倉統教授が解説していくという講演会となった。
大人数だった石垣小学校でも、子供たちに聞きたいことを事前に募集して、それに佐倉統教授がまとめて応えていくという講演会となった。
どちらも対話重視の講演会となったのは、事前打ち合わせの中で佐倉統教授から「研究者という仕事をよりイメージできるように」としてご提案いただいたため。
その結果、「研究者って何をするのか」、「学校の勉強と研究はどこが違うのか」、「研究の仕事で楽しいこと・大変なことは」などの小学生には理解が難しいと思われた内容も、スムーズに理解してもらうことができた。
(事後アンケートより)
講演を聞いた子供たちが、将来の選択肢の一つとして研究者という仕事があるということのイメージを持ってもらえたことは、石垣島の未来に対する貢献として意義があったと強く感じる講演だった。

また、佐倉統教授には東京大学大学院情報学環・学環長(大学院長)の任期中というお忙しい中にも関わらず、石垣島までお越しいただけた。
恩師のありがたさをあらためて感じる機会となった。
加えて今回、地域側と研究側の相互コミュニケーションを通してコーディネート(かけ橋作り)したことは、地域おこし協力隊客員研究員を兼務している自分の特性を発揮することができた
そのような機会をいただけた、子供たちも含めた石垣島のみなさん、佐倉統教授に感謝したい。

2017 2/23、24
出来事メモ、講演会、コーディネーター

※1:2017年2月24日 『八重山毎日新聞』・第9面 「『研究者の仕事』学ぶ 佐倉氏講師 川原小でグッジョブ講演会」

※2:2017年2月26日 『八重山日報』・第5面 「勉強は量より質 東大佐倉教授が講演会」

『てくてく常滑』を常滑市立図書館に寄贈する

『てくてく常滑』(1歩目~大野町周辺~)を常滑市立図書館に寄贈する。

これは、街歩きの記録を地域資料として図書館に寄贈して閲覧を可能にするプロジェクト、「てくてく友の会」の成果物。
「てくてく友の会」は地域資料(コンテンツ)の創造とアーカイヴ化を通じて、新旧住民の間、図書館と地域の間、
オンラインとオフラインの間をつなぐ、「情報のかけ橋」として位置づけている。
この位置づけの下で、これまで文京区(5冊)と松阪市(6冊)で地域資料を作り、そのモデルの提案として市民講座国際ワークショップで発表してきた。

今回の『てくてく常滑』は、常滑市に来たばかり(3ヶ月)の人と常滑市に生まれ育った人が参加して、新旧住民のかけ橋という意味合いがより一層強いものとなった。
常滑市は人口流動性が高まり(10年で10%の人口増加)、これまでの住民とこれからの住民とが対話するメディアの創造を課題としている。
今回はその地域課題に対する一つの提案という意味合いも含めての取り組みとなった。

表現(情報発信・コンテンツ創造)を通して、人と人、地域と人の間に「情報のかけ橋」をかけることは自分のテーマでもある。
「てくてく」の文字通り、一歩を踏み出すこと、一歩ずつ続けていくことの大切さを表現しながら、「情報のかけ橋」の構築に貢献していきたい。

※1:参考リンク:

『てくてく文京』が文京区立図書館で閲覧可能になる

松阪市民講座;「地域の魅力を発見発信講座-街歩き『てくてく松阪』を通した地域資料作りのすすめ-」の講師をつとめる

松阪市民講座;「平成23年度 地域の魅力を発見発信講座-街歩き『てくてく松阪』を通した地域資料作りのすすめ-」の講師をつとめる

I presented “A Workshop ‘TEKUTEKU’: Creation and Preservation of Local Information Linking Outdoor Activities to Public Libraries” at IWRIS2012.

『てくてく松阪』が合併前の全市町を網羅する

※2:報道歴:

2011年4月25日 『夕刊三重』・第1面「てくてく友の会 歩いてわが町を紹介 松阪市特別職渡邊さんら 冊子に編集し図書館で活用」

2011年4月29日 『中日新聞』朝刊・第20面「松阪の魅力 歩いて発見 住民有志が情報誌作成 史跡や飲食店を満載」

2011年9月27日 『夕刊三重』・第1面「三重中京大学生ら デートスポット 地図に 未来の閉学控え軌跡残したい 松阪港やプラネタリウム」

2012年10月27日 『中日新聞』朝刊・第20面 「図書館で紡ぐ地域づくり てくてく活動を学会発表 松阪の渡辺さん ネットの仲間で街歩き集めた情報冊子で開示」

2012年11月14日 『中日新聞』夕刊・第3面 「人と街 てくてく結ぶ 三重・松阪 ネットで交流 集めた情報 冊子に」

2014年6月26日 『中日新聞』朝刊・第22面 「足で収集 まちの情報発信 常滑の3人、冊子を発行」

2014 6/21
出来事メモ