まろまろ茶話会2010を開催

まろまろ記9周年記念の特別企画として、「まろまろ茶話会2010」を開催する。

これは、まろまろ記が9周年をむかえる2010年7月19日の当日に、
これまでのまろまろ記の軌跡をまろみあんの方々と振り返り、
これから方向性について意見交換しようという試み。

昨年開催したまろまろ記8周年記念企画、「まろまろ茶話会2009」のフィードバックを参考にして・・・
第1部:「まろまろのこしかたゆくたて」&「まろまろ質問状へのご返答」
第2部:「本の交換会」
・・・という2部構成にして企画した。
最大の変更点は、第2部に本の交換会を組み入れたことだ。
それにともなって、「まろまろ茶話会2009」では第1部と第2部に分けていたまろまろ記の軌跡と質問回答を第1部に統合、
時間も2時間から3時間に拡張することになった。

第2部に本の交換会を組み入れたように、今回は参加されるまろみあんの方々に当事者意識を持っていただくことを重視して企画した。
(本の交換会を企画するのはまろじぇくとX以来、実に8年ぶりのこと)
単なる受動的参加ではオフラインでお会いする意味合いが薄く、また、のぞき見趣味は誰も幸せにしないからだ。
そこで、今回は会場の選定からまろまろ茶話会2010イベントトピックス (mixiまろみあんコミュニティ) にてご意見を募集。
結果的に多くの情報が寄せられて、まるでカフェのデータベースのような様相になった。
寄せられた情報からは、地域コミュニティである文京区友の会のオフ会の会場として実際に活用されたものもあった。
また、最終的に会場に決定したみのりCafeのオーナーさんもコメントしていただいて、
参加者の方、主催者、会場の方の三者が集う選定会となった。

そんな準備を経たまろまろ茶話会2010の当日は、有志のまろみあんの方々とプレまろまろ茶話会としてランチ(根津とうふ工房・須田)とお茶(Pain de Mie)をご一緒してから会場入り。
すると、会場に参加することができなかったまろみあんの方から阿闍梨餅が届いていたのにまず驚いた。
信頼は培っていくのだということを教えられたような気分になり、おかげで暖かい気持ちになって第1部を開始することができた。
第1部で印象深いのは、やはり事前にいただいたまろまろ質問状に対してお応えしたことだ。
鋭い質問や思わぬ方向からの質問の数々にぶっちゃけトークを含めてお応えすることは、角度を変えてこの9年間を見つめなおす機会となった。

そして、小休止を挟んで第2部を開始。
当日参加されたまろみあんのみなさんは個性豊かな方ばかりなので、お持ちいただいた本はどれも多種多様。
どの本も紹介していただく方の思いが表現されているもので、「すべて読んでみたい!」と思うものばかりだった。
ちなみに、僕が持って行ったのは『城崎にて』(滋賀直哉)。
去年の課題であった「他のコンテンツとのリンク」(今回は読書日記ぷかぷかお風呂日記とのリンク)に取り組んで読んだ本ということと、
また、この本の特徴である簡潔な文章でも余韻を残す、という点をまろまろ記の記事を書く時にいつも意識していると紹介させていただいた。

あみだクジ(Special Thanks to しろりんごさん)による本の交換が完了した後は、文字通りの茶話会。
僕もいち参加者として、コーヒーゼリーをいただきながらえほんうるふさん寄贈の『あな』を読ませていただく。
その場ですぐに読むことができる絵本だと、感想もその場で共有できることに感銘。
茶話会での盛り上がりの中で、まろまろ茶話会2010を終了。
前回同様、希望者の方はポストまろまろ茶話会(駅馬車)に流れた。

終わってからまろまろ茶話会2010イベントトピックスに寄せられたコメントを読むと、第2部の本の交換会についての感想が多く寄せられているのが分かる。
これは当事者意識を持っていただくという企画側の目的が達成されたことが確認できるものとして嬉しい一方、
第1部の感想を書いていただいた方は少数というのがご愛敬。
『こころの処方箋』(河合隼雄)にある「二つ良いことさて無いものよ」を思わずつぶやいてしまった(w

振り返ってみると前回のまろまろ記8周年記念「まろまろ茶話会2009」では、自分にも今すぐできることの中に、自分にしか今しかできないことがあると感じたことを思い出した。
今回も、文京区友の会などの地域コミュニティでは無く、自分の個人サイトのオフ会を開くことはチヤホヤを求めているようで、気持ちの部分で葛藤を感じた部分もあった。
より正確には、カリスマ・ブロガーとしてチヤホヤされて喜んでしまう自分がイヤだから、そんな自分を避けたいという気持ちとのせめぎ合いだ。
でも、今回まろみあんの方々との対話を通して、そうしたピコピコしい部分が自分の中にあることを認め、
そこからスタートして成長していくことの必要性を前回よりも強く感じることとなった。

そして、十代の頃からの読者を続けていただいてる方や、まろまろコラムを切り抜いて参考にしていただいている方、
人生の岐路でははしり書きを必ず読み返していただいているという方々は、僕にとってかけがえのない宝。
宝があるなら輝かせなくてはいけない

絞ることができないのは幼稚、絞った後で広げられないのは老化、その間で試行錯誤できるのが青春だと感じたまろまろ茶話会2010。

2010 7/19
出来事メモ、サイト運営

“まろまろ茶話会2010を開催” への3件の返信

  1. まろまろさん

    しろりんごです。
    お世話になります(手紙じゃないってw)。
    リンク貼っていただきありがとうございました。

    まろまろ茶話会は、私個人の意見としては
    「まろみあん」の集まりであって、まあ、簡単に言えば
    「まろまろさんを囲む会」「まろまろさんと愉快なまろみあんたち」という感じなのかなあと
    いつものフランクなまろまろさんから想像していましたが
    皆さん本の交換会にご興味をお持ちになられた方が多く、
    本を選ぶということに少しプレッシャーを感じた方もいらっしゃったのではないかなあと
    自身の気持ちも含めて思いました。

    皆さん控えめで質問が1つ2つだったのにはびっくりんごでしたがw
    4つした私も、集まる人数やまろまろさんが最低14つ(ですよね?)は答えなければならないということを
    考慮しなかったことをお許しいただければと思います。

    まろまろ記の変遷を拝見&拝聴させていただいて思ったのが
    突然変わっていったかというとそうではないんだな、というのが感想です。
    時間をかけてゆっくりじっくりと、その「とき(状況といいましょうか)」に応じて
    変化していったのだなぁと思うと、それをあまり外に出さない(私たちからは見えにくいという意味です)
    当事者のまろまろさんは、見えないところで相当のご努力と熱意を持って「まろまろ記」に臨んでいらっしゃるのだなと感慨深く思いました。

    非常に楽しい時間がすごせましたので、年に1度とはいわず
    春夏秋冬やっていただけたら、一まろみあんとして嬉しく思います。

    長くなりましたが、酷暑の折
    お身体ご自愛くださいませ。 しろりんご拝

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