東京大学駒場キャンパスで開催された「第10回GrASP!(Graduate Students in American Studies Programs!) 年次大会」の第3セッションでコメンテイターをつとめる。
もともと依頼を受けた時は、専門分野の学会ではないので無責任なことになってはいけないと遠慮しようとも思ったけれど、
僕の産学連携の経験の豊富さを買われて振られた話だとお聞きしてお引き受けする。
当日のコメントについても、そうした流れを受けて産業領域と学問領域の双方のバランスに関する視点を中心にコメントをおこなった。
これについては自分の実体験を事例として使えた上に、コミュニケーション・デザインという自分の研究分野にも関わることでもあったので、
一定の役割は果たせたのではないかと感じた。
個人的にも人文社会学分野の研究発表を聴く機会自体が久しぶりだったので、新鮮な空気を感じた。
ちょうど直前に読んだ『ピュタゴラス派―その生と哲学』の中で、
「機械的必然と恣意の間のどこかに合理性の基準を打ち立てることこそが古典学を始めとする人文学の役割」
・・・という一文があったのを、発表を聴きながら思い返すことが多かった。
また、懇親会にも参加させていただいて様々な立場の人の生の声を聞けたのは、自分自身を振り返る機会にもなった。
(いくら学際領域にいるからといって本郷中心のホンゴロイドが、駒場中心のコマバニアンとお話する機会はそんなに多くない)
貴重な経験をいただいて、ありがとうございました☆
2009 7/18
出来事メモ、まろまろ研究
先日はありがとうございました。
最後のほうは大学のあり方についての議論にまでふくらみ、会場にいる多くの人にとってとても関わりのある問題に踏み込むことができたと思います。また機会があればぜひお仕事をご一緒したいです。
あ、名刺はまだ渡せてません。ごめんなさい。
ついでに人の宣伝ですが、渡邊さんがお話しされていた北村さんのブログは以下のリンク先です。やや毒舌ですが、興味深いエントリーが多いブログです。
http://d.hatena.ne.jp/saebou/
また、彼女が関わっている雑誌のイベントが今週末にございますのでそちらもどうぞ。
http://d.hatena.ne.jp/komapress/
>渡部宏樹さん
こちらこそありがとうございました☆
おっしゃるように大学のあり方や研究にたずさわる者の社会との関わり方までふくめた、
裾野の広い議論の場に呼んでいただいて感謝しています。
補足情報もありがとうございました。
紹介していただいた人たちはみなさん面白くて素敵な方ばかりなので、またお会いしたいと思っています(^_-)