まろまろ記19周年

2001年7月19日から始まったこのまろまろ記(旧まろまろ読書日記)が18周年を迎える。

18周年からのこの1年を振り返ってみれば、

論文として、

渡邊義弘 「石垣島の高校生と協働した地元水産物販売店「さしみ屋」の調査と出版~若者の水産物消費促進に向けた”石垣島モデル”の展開~」 全国漁業協同組合連合会(JF) 『漁協(くみあい)』 173号 pp. 22-25 2019

、を発表したことが特徴として挙げられる。

また、東京に18年ぶりに引越するという、大きな環境の変化もあった。

サイト運営でも、発表論文日記の2つのカテゴリを新設した。
産み出すことと、積み上げることの2つに力点を置いた19周年。

2020 7/19
出来事メモ、サイト運営

石井和之 「念願であった広報室の設立の経緯-生研の宝の情報を発信!-」 東京大学生産技術研究所 『生産研究』 71巻 3号 pp. 140-143 2019

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石井和之 「念願であった広報室の設立の経緯-生研の宝の情報を発信!-」 東京大学生産技術研究所 『生産研究』 71巻 3号 pp. 140-143 2019

abstract
東京大学生産技術研究所の情報発信力・ ブランディング力強化を目的として、平成29年4月に広報室が新設されたことの背景と経緯

method
背景と経緯の解説

conclusion
Press Releaseの工夫により記事掲載件数が大幅に増加、Press Release件数は設置前の3倍程度、 AAAS(米国科学振興協会)年会に参加、英文広報誌”UTokyo-IIS Bulletin”を立ち上げなどにより、情報発信力が大幅に向上したことが統計的にも明らか

point
成果のアウトリーチ活動については、長年改善点が指摘されていたへの組織的解決の背景と経緯を解説

2020 7/15
広報室新設経緯
まろまろヒット率3

大木秀一・彦聖美 「研究方法論としての文献レビュー-英米の書籍による検討-」 石川県立看護大学 『Ishikawa Journal of Nursing』 Vol.10 pp. 7-18 2013

title
大木秀一・彦聖美 「研究方法論としての文献レビュー-英米の書籍による検討-」 石川県立看護大学 『Ishikawa Journal of Nursing』 Vol.10 pp. 7-18 2013  

abstract
英米の書籍(基本書)をもとに研究方法論としての文献レビュー(文献研究)について検討

method
インターネットで書籍検索を実施 “優れた文献レビューには網羅性(情報量)と独創性の2 側面が要求される

conclusion
文献レビューのトレーニングは,文献検索(情報収集)能力,文献の品質評価能力,各種データの統合力,オリジナリティの創出力,学術的作文能力など,研究に必要な基礎的能力を習得する機会として有用
” exhaustively/exhaustiveness( 網羅性) やcomprehensiveness( 包括性) という側面とoriginality(独創性)novelty(新規性)という側面が求められる

point
exhaustively/exhaustiveness( 網羅性) やcomprehensiveness( 包括性) という側面とoriginality(独創性)novelty(新規性)という側面が求められる

2020 6/1
文献レビュー
まろまろヒット率3

今岡和彦 『東京大学第二工学部』 講談社 1987

渡邊義弘@名古屋から東京に引越しました。

1942年から1951年まで9年間、8期の卒業生を出した東京大学(当時は東京帝国大学)第二工学部の歴史と、
関係者、特に約30名の卒業生へのインタビューを中心に構成している一冊。

読んでみると、第二工学部(二工)の設立経緯が、当時の時代背景と合わせて丁寧に解説されている。
また、この本の最大の特徴である卒業生へのインタビューも、太平洋戦戦争の前後という混乱期にあって、
したたかにたくましく生きた当時の学生の様子が活き活きと伝わってくるものになっている。

この本をamazonで見ちゃう

2020 4/28
歴史、インタビュー、大学史
まろまろヒット率3

自分を守るためならどんな自己犠牲も厭わない人だけが、他人を助けることができる

自分を守るためならどんな自己犠牲も厭わない人だけが、他人を助けることができる。

自分を守るためには、自分の金も、時間も、労力も、恥をかくことも、自己同一性を壊すことさえ厭わない。
そんな人だけが、他人を助けることができる。

自分を守るために自分の資源を使うことにためらってはいけない。

<コロナウイルスの流行に対処して>

2020 4/8
はしり書き

まろまろアワード2019

読書アワード:『社会学 第5版』 (アンソニー・ギデンズ)
→網羅性と体型性を持った読み応えのある大著で、場所を変えながらも2019年に唯一通読した一冊。

出来事アワード:「石垣島の高校生と協働した地元水産物販売店「さしみ屋」の調査と出版~若者の水産物消費促進に向けた”石垣島モデル”の展開~」を寄稿
→提案した「石垣島モデル」を自ら展開し、それを理論化するやりがいと手応えを感じた出来事。

2019 12/31
まろまろアワード

「石垣島の高校生と協働した地元水産物販売店「さしみ屋」の調査と出版~若者の水産物消費促進に向けた”石垣島モデル”の展開~」を寄稿

「石垣島の高校生と協働した地元水産物販売店「さしみ屋」の調査と出版~若者の水産物消費促進に向けた”石垣島モデル”の展開~」が、全国漁業協同組合連合会(JF)発行の『漁協(くみあい)』 173号に掲載される。

これは、コーディネーターとして携わった、沖縄県立八重山商工高等学校(八商工)商業科観光コースと南山舎が連携した『月刊やいま』2018年12月号「八商工観光コース×月刊やいま 石垣島さしみ屋MAP」特集の取り組みをまとめたもの。
以前の論文で発表した石垣島モデルの展開として位置づけ、モデルの図式化も試みたこともあり、査読の過程を経た掲載となった。

石垣島を卒業してからの発表でもあり、石垣島での取り組みを総まとめした意味合いもある。
まとめ、記述し、発表することで、進める方法について確認した論文発表でもある。

抜き刷りはここから確認可能。

2019 10/24
出来事メモ、研究、ま論

まろまろ記18周年

2001年7月19日から始まったこのまろまろ記(旧まろまろ読書日記)が18周年を迎える。

2018年7月19日の17周年から18周年までのこの1年を振り返ってみれば、

論文として、

渡邊義弘 「八重山商工高等学校・琉球サンバダンスユニット宮城姉妹・石垣市地域おこし協力隊による”クジャクの羽根アクセサリー作りワークショップ”の報告」 畜産技術協会 『畜産技術』 763号 pp. 43-48 2018

監修として、

渡邊義弘(監修) 「八商工観光コース×月刊やいま 石垣島さしみ屋MAP」 南山舎 『月刊やいま』 296号 pp. 14-27 2018

、を発表したことが特徴として挙げられる。

また、石垣島から名古屋へと引越をしたことで、大きな環境の変化もあった。

読書日記については、時間はかかっても価値のある読書をすることをより重視するようになった。
環境の変化と共に、質への注力を強めた18周年。

2019 7/19
出来事メモ、サイト運営

アンソニー・ギデンズ、松尾精文ほか訳 『社会学 第5版』 而立書房 2009

渡邊義弘@石垣島から名古屋に引越しました。

さて、アンソニー・ギデンズ、松尾精文ほか訳 『社会学 第5版』 而立書房 2009。

社会学が扱う下記の22のテーマについて解説している。

第1章 社会学とは何か?
第2章 グローバル化と、変動する世界
第3章 社会学の問いを発し、その問いに答える
第4章 社会学における理論的思考
第5章 社会的相互行為と日常生活
第6章 社会化、ライフコース、加齢
第7章 家族と親密な関係性
第8章 健康、病気、障害
第9章 社会成層と階級
第10章 貧困、社会的排除、福祉
第11章 グローバルな不平等
第12章 セクシュアリティとジェンダー
第13章 人種、エスニシティ、移民
第14章 現代社会における宗教
第15章 メディア
第16章 組織とネットワーク
第17章 教育
第18章 労働と経済生活
第19章 犯罪と逸脱
第20章 政治、統治、テロリズム
第21章 都市と都市的空間
第22章 環境とリスク

これらの章の本文だけで、1ページ上下2段構成で935ページ。
このページ数の本文に加えて、用語解説も39ページになる大著。

分量は多いけれど、各章の最初にはそのテーマを象徴するエピソードが掲載されているので読みやすい。
また、各章の最後には、「まとめ」、「考察を深めるための問い」、「読書案内」の項目が設けられているので、理解しやすい工夫がされている。

社会学の決定版なことはもちろん、人文社会科学全般、社会・世の中の課題を考える上では必須的な一冊と言っても良いくらいの網羅的かつ体系的な本。
分厚いので辞書的に使うこともできるけど、ぜひ一度は通読したい一冊。

かくいう自分も、この本は石垣島にいる時に石垣市立図書館でリクエストして図書館間相互貸借として読みはじめ、
その後は新規購入による所蔵資料にしていただいて読み続け、名古屋に引越をしてからは大学付属図書館で借り、
じっくりと読み進め、通読することが知的基礎体力となることが実感できた。
迷わずお薦めできる名著。

以下は、チェックした箇所(一部要約含む)…

○社会学の理論的多様性=人間の行動は、複雑かつ多面的であるため、人間の行動のすべての側面に単一の理論的視座を適用できることなどおそくらできない
<1 社会学とは何か?>

○社会学の意味=社会学は、自己啓発をもたらし、集団や個人がみずからの生活の諸条件を改善する機会を増大させる
<1 社会学とは何か?>

○ハンフリーズがおこなったように、一般に社会学研究の任務は、日常生活に関する表面的な理解を超えていくことにある
→私たちが自分たちの社会生活を新たなかたちで理解する手助けになる
<3 社会学の問いを八市、その問いに答える>

☆宗教=神聖で、あらゆるものを含む、超自然的な現実という観念を形成することによって究極の意味や目的の意識を与える、そうした共有された信念や儀礼の文化体系であると
→最も重要な特徴は、目的感覚=生きることには究極の目的があるという感覚、を与える
<14 現代社会における宗教>

○権力における「欲望の操作」=こちら側が思う通りの欲望を誰かに抱かせること
=その人の思考や欲望の制御を通して服従させること
→これこそが究極の権力行使 (Lukes,1974)
<20 政治、統治、テロリズム>

○理論(theory)=規則的に観察できる事象を説明するために、その事象の一般的特性を同定しようとする試み
<用語解説>

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2019 7/1
社会学、人文社会科学
まろまろヒット率5

名古屋大学URAに任用される

名古屋大学のURA (University Research Administrator、リサーチ・アドミニストレーター) に任用される。

産学官連携は現代の「三方良し」(売り手良し・買い手良し・世間良し)だと考えている。
その産学官連携の分野に、これまでテーマとする「情報のかけ橋」の知見・手法を発揮できる職務だと考えての選択となった。
(様々な可能性と複数の採用をいただく中での選択となった)

今後は、大学に軸足を置きながら産学官連携の取り組みを進めていく。
しっかり生きるということは、進化への恐怖を乗り越えていくことだと感じる新しい一歩。

2019 4/1
出来事メモ、進路関係