まろまろアワード2013

読書アワード:『共感の時代へ―動物行動学が教えてくれること』 (フランス・ドゥ・ヴァール)
→共感と協調は霊長類の本能として備わっているという主張が力強く胸を打つ一冊。

ごはんアワード:「まろまろ巻き」 (三重県松阪市)
→松阪市情報政策担当官を任期終了して松阪市を去る時に市民のみなさんがお別れ会を開いていただきました。オリジナル・メニューでのおもてなしに感激!

出来事アワード:「常滑市情報政策担当員に就任」「東京大学大学院情報学環特任研究員に就任」 (愛知県常滑市と東京都文京区)
→仕事と研究の両面で新しい舞台に立ちました。特に生まれて初めての愛知県での生活を始めたことにより、多くの出会いをいただきました。ご縁に感謝☆

ぷかぷかアワード:「鳴子中山平温泉 琢秀」 (宮城県大崎市鳴子温泉)
→”うなぎ湯”という別名もうなずけるヌルヌル&ツルツルの泉質が良いお風呂。

もろもろアワード:「あまちゃん」 (ドラマ)
→これまで観た連続ドラマの中で抜群の面白さ!

<おまけ>

初日の出をアンコールワットで迎え、元旦はプレアヴィヒアに訪問:「カンボジア道中記」
→10年ぶりの海外渡航でしたが、他の体験では代えられないものが海外一人旅にあることを感じました。

年間メディア掲載回数が18回と過去最高を更新:メディア掲載歴
→世のため人のために活躍する場を与えていただいてありがとうございます☆

平成25年度 常滑市広報広聴委員会「 ソーシャルメディア利活用講座」の講師をつとめる

平成25年度の常滑市広報広聴委員を対象にした「ソーシャルメディア利活用講座」の講師をつとめる。

これは、今年度のソーシャルメディア利活用宣言とガイドライン策定によって、常滑市の業務の中にソーシャルメディアの利活用を位置づけたこと。
また、公式Facebookページ「ええね!常滑市」に各部局から投稿をいただいていることから、
各課1名ずつ任命されている広報広聴委員にソーシャルメディアに対する共通認識・理解の土台を構築するために実施したもの。

このような目的のために、講座は1回につき4名までの少人数開催にして、1日2回の4日間、合計8回実施した。
内容も実際に行政がソーシャルメディアを利活用した事例を通じてその特徴と意義を解説し、すぐに業務に応用できるものにした。
また、毎回、開始前に受講者一人一人からどんなことが知りたいのか、不安なことは何かをお聞きして、それに合わせて解説の重点も変化させた。

こうした対話型の講座の中で、批判を受けることへの恐怖から情報発信・流通には心理的抵抗感を持つ広報広聴委員も見受けられた。
これまでの情報政策の取り組みの中で、この心理的抵抗感(萎縮)が行政におけるICT(情報通信技術)の利活用において最大の壁となることは理解している。
そして、この壁は一つ一つの事例を積み上げて、当事者の方に実感を持っていただくことが1番の近道だと認識を持っているため、
今回の講座でも時間をかけてそれぞれの抱える恐怖と不安に向き合うことを意識した。

結果的に単なる知識を詰め込む研修ではなく、各課が抱えている課題も明らかになり、情報発信・流通の分野から助言やヒントを持ち帰っていただく研修となった。
(事前ヒアリングと事後アンケートの比較より)
市民と行政との信頼関係に貢献する「情報のかけ橋」の構築は、それぞれの担当課での取り組みが重要となる。
そのために、これからも対話型の研修は続けて行きたい。

2013 12/17~20
出来事メモ、研修

追記:平成26年度 常滑市広報広聴委員会「 ソーシャルメディア利活用講座」も実施

常滑市消防本部「ソーシャルメディア研修」の講師をつとめる

常滑市消防本部「ソーシャルメディア研修」の講師をつとめる※。

これは常滑市消防本部が取り組まれている防災意識の向上、消防活動への理解、消防団への加入促進などの活動に対して、
これからソーシャルメディアを利活用していくために、職員全員の共通認識の土台作りとして依頼されたもの。
職員全員受講を希望されたので、3交代制の勤務形態に合わせて11月19日、21日、29日の3回に渡っての開催となり、
受講者も現場の消防士に加えて、後方勤務の職員、責任者の署長も加わっての文字通り全員研修となった。
(消防長も常滑市幹部会での研修にて事前受講済み)
情報発信と情報流通は誰か一人に押しつけても続かないということを、これまで情報政策に携わってきた経験から確信として持っていたので、
現場の方も内勤の方も責任者も全員で共通理解・共通認識に取り組む常滑市消防本部の姿勢には感銘を受けた。

研修では、公共分野、特に自治体でのソーシャルメディアの利活用の目的は、市民協働、魅力発信、安全安心の三つの大きな柱があることを確認。
(「常滑市ソーシャルメディア・ガイドライン」より)
防災分野でのソーシャルメディアとICT(情報通信技術)を利活用した事例を通じて、そのメリットとデメリットを整理。
そして平時の防災意識向上、災害時の流言・デマ防止に情報発信と情報流通が重要になることを解説させていただいた。

振り返ってみれば、自分自身も大阪にいた時に阪神大震災を体験したことが、公共分野に関わるきっかけの一つとなっている。
また、自治体の情報政策に本格的に取り組むようになったのも、その直前に東日本大震災を東京で体験したことが決定打となった。
そうした経緯があるだけに、今回、防災に貢献できる機会をいただいたことは、個人的にも意義を感じるものだった。
これからも市民の安全安心に直結する防災に貢献していきたい。

2013 11/19、21、29
出来事メモ、研修

※:2013年11月22日 『中日新聞』朝刊・第18面 「ネット活用の情報発信学ぶ 常滑で消防士ら」

東北行脚、四たび

011年11月(東北行脚)、2012年4月(東北行脚、再び)、2013年7月(東北行脚、三たび)に続いて、10月13日~15日までの2泊3日間、東北地方を行脚する。

今回は、いつも訪問している雄勝桑浜でサケ漁のお手伝い、ウニや昆布干しの現状を見学するなどを中心に、これまでご縁をいただいた東北の方々との再会をさせていただいた。
特に、4年もののサケ(鮭、学名:”Oncorhynchus ket”)を水揚げした時は、東日本大震災の前に大洋に出て行ったサケが戻って来たことを思い起こして感慨深いものがあった。

また、東日本大震災の年(東北行脚)以来、これまで毎年訪問していた東北に今回初めて1年に2回訪問させていただいたのは、前回(東北行脚、三たび)ご一緒した常滑市から来られたご一家が再訪されることがきっかけとなっている。
東北でいただいたご縁、常滑でいただいたご縁、それぞれをつなげるかけ橋の役割を果たさせていただいていることに、ありがたさを感じる行脚でもあった。

以下、東北行脚、四たびの主な行程とまろまろ記コンテンツのまとめ。

○10月13日:仙台駅で国分町の方と再会→仙台空港で常滑の方と合流→桑浜雄勝の永沼さん宅に訪問→亀山旅館に宿泊

○10月14日:雄勝桑浜でサケ漁のお手伝い、ウニの現状と昆布干しを見学→雄勝旧支所で高橋さんと再会→大須小学校にお参り→国分町で夕食→仙台駅東口の東横イン宿泊
 ・仙台っ子ラーメンの「仙台っ子ラーメン」

○10月15日:仙台駅東口の東横インからKスタジアムまでウォーキング→カフェ→北辰寿司でランチ→仙台空港→常滑市

(当日の動向はFacebookのアルバム「東北行脚、四たび」にもまとめている)

2013 10/13~15
出来事メモ

常滑市ソーシャルメディア利活用宣言、常滑市ソーシャルメディア・ガイドライン策定、常滑市公式Facebookページ「ええね!常滑市」開設

片岡憲彦・常滑市長による滑市ソーシャルメディア利活用宣言が行われ、常滑市ソーシャルメディア・ガイドラインが策定されると同時に常滑市公式Facebookページ「ええね!常滑市」が開設される※。

これは常滑市ソーシャルメディア・ガイドラインの中で明記されたように、市民と行政との間に「情報のかけ橋」を架ける情報政策の一環として位置づけられるものであり、
「職員一人一人が広報パーソン、広報大使に」という片岡憲彦・常滑市長の施政方針を政策レベルで実現する意味を持つ。
また、ソーシャルメディア利活用宣言と同時に開設した常滑市公式Facebookページ「ええね!常滑市」は、愛知県内の自治体の公式Facebookページの中で一番の「いいね!」を獲得するという目標があり、
これも「愛知県一の情報発信自治体を目指す」という片岡憲彦・常滑市長の施政方針を政策レベルで目標化する意味を持つ。

個人的にも、ソーシャルメディアを利活用するための政策立案と制度設計は、常滑市情報政策担当員として就任して以来、大きな課題だった。
松阪市情報政策担当官時代に取り組んだ利活用宣言とガイドライン策定を参考にしながらも、石垣市で開催されたFacebook交流・活用フォーラムなどで議論した他の自治体での事例、研究者としての知見、ブロガーとしての経験を加えて取り組んできた。

常滑市の市民と地域が持つ魅力的なコンテンツと、意欲ある常滑市職員のみなさんとの間に情報のかけ橋が架かることにより、
愛知県一の情報発信自治体となるよう、これからも取り組みを続けていきたい、

2013 10/1
出来事メモ

※:2013年10月1日 『中日新聞』朝刊・第17面 「フェイスブック 常滑の魅力満載 市ページきょう開設 観光、政策、災害・・・情報幅広く 『いいね!』県内自治体最多目指す」

『てくてく松阪』が合併前の全市町を網羅する

『てくてく松阪6歩目~飯南の伊勢本街道歩き~』を松阪市図書館、三重県立図書館に寄贈して、
2005年に合併した松阪市、三雲町、嬉野町、飯南町、飯高町の5つの旧市町をすべて網羅する。

2011年1月に『てくてく松阪』を始めた時から、合併前の旧市町のすべての冊子を作るということが一つの目標となっていた。
それが2年半を経て、実現したことなり、一つの区切りとなった。
一歩を踏み出すこと、一歩ずつ続けていくことの大切さをあらためて思い起こす機会となった。
そして、これから新しい一歩も踏み出していきたい。

参考リンク:

I presented “A Workshop ‘TEKUTEKU’: Creation and Preservation of Local Information Linking Outdoor Activities to Public Libraries” at IWRIS2012.

松阪市民講座;「平成23年度 地域の魅力を発見発信講座-街歩き『てくてく松阪』を通した地域資料作りのすすめ-」の講師をつとめる

松阪市民講座;「地域の魅力を発見発信講座-街歩き『てくてく松阪』を通した地域資料作りのすすめ-」の講師をつとめる

報道歴:

2011年4月25日 『夕刊三重』・第1面「てくてく友の会 歩いてわが町を紹介 松阪市特別職渡邊さんら 冊子に編集し図書館で活用」

2011年4月29日 『中日新聞』朝刊・第20面「松阪の魅力 歩いて発見 住民有志が情報誌作成 史跡や飲食店を満載」

2011年9月27日 『夕刊三重』・第1面「三重中京大学生ら デートスポット 地図に 未来の閉学控え軌跡残したい 松阪港やプラネタリウム」

2012年10月27日 『中日新聞』朝刊・第20面 「図書館で紡ぐ地域づくり てくてく活動を学会発表 松阪の渡辺さん ネットの仲間で街歩き集めた情報冊子で開示」

2012年11月14日 『中日新聞』夕刊・第3面 「人と街 てくてく結ぶ 三重・松阪 ネットで交流 集めた情報 冊子に」

2013 9/29
出来事メモ

知多市・常滑市合同新規採用職員後期研修「自治体職員のための情報活用術」の講師をつとめる

知多市・常滑市合同新規採用職員後期研修「自治体職員のための情報活用術」の講師をつとめる※。

これは平成25年度に採用された知多市・常滑市の新人職員(67名)に対する合同研修として依頼を受けたもの。
ちなみに、自分も平成25年度から常滑市情報政策担当員に就任したので、今回の新人職員さんと同じフレッシュな存在でもある。

この研修は採用から約半年を経ての後期研修であり、これまでの振り返りも含めてという担当課からのオーダーだったので・・・
第1部:”情報”の特徴を解説しながら情報活用術の”ヒント”を伝える講義(1時間)
第2部:知多市・常滑市のHPから課題をまとめて政策提言するワークショップ(1時間45分)
・・・という2部構成にしたカリキュラムを組み立てた。

第1部の講義では、”情報”の特徴を基礎的に解説しながら、今日から使える情報活用術として・・・
1:情報が伝わるためには、相手の「解釈」が必要だから「関心」を持たせる工夫が必要なこと
2:根拠として「みんな」が出てきたら、その条件と範囲を確認すること
3:情報を扱う際には、送け手良し・受け手良し・「社会」良しの「情報の三方良し」を常に意識すること
・・・という三箇条を事例と共に解説した。
また、チームごとに○×クイズを出して振り返り、考える機会を設けた。

第2部のワークショップでは知多市・常滑市のホームページについて・・・
1:課題を整理する
2:「こうすればもっと良くなる」ところを見つける
3:実現方法も含めて政策提言する
・・・というテーマで参加者に取り組んでいただいた。
このワークショップは前職の松阪市情報政策担当官の時に担当した平成24年度採用の松阪市新規採用者研修会「情報リテラシー」をベースにしながら、
今回は各グループが二つの自治体の合同であること、対象が二つの自治体のホームページであることから、より多様な視点でのワークショップとなった。
発表では、ガイドライン策定という政策面に踏み込むものや、政策評価・ポイント制を導入するという市民参画を提言したものなどもあり、
しっかりと話し合い、模索して、前向きな政策提言につなげていく過程を体験していただいたと感じた。

また、第2部の後半には常滑市長にもご参加いただき、最後に参加者を勇気付けられる講評もいただいた。
この研修をきかっけに、知多市と常滑市の新規採用職員のみなさんが、それぞれの立場で情報を活用していくヒントを得ていただければ嬉しい。

2013 9/26
出来事メモ、研修

※:2013年9月27日 『中日新聞』朝刊・第20面 「効果的な情報発信 市の新人職員学ぶ 常滑、知多」

石垣市立図書館「ソーシャルメディア講習会」の講師をつとめる

石垣市立図書館の職員の方々を対象にした「ソーシャルメディア講習会」の講師をつとめる※。

公立図書館はその地域の情報の集積と拡散の基点となる公共施設。
特に石垣市立図書館は、石垣島だけでなく八重山諸島の中心的な存在として重要な役割を担っている。
今回、その石垣市立図書館から依頼を受けてソーシャルメディアの講習をさせていただくことは、大きなやりがいを感じた。

また、もともと2001年7月から読書日記をメインコンテンツとする「まろまろ記」(開設当時は「まろまろ読書日記」)を続けていることや、
街歩きを図書館の資料にする「てくてく」活動をしていることなど、個人的にも”図書”とはご縁が深い。

そのため、講習会の副題を「”図書館、いいね!”を目指して」にして、ソーシャルメディアに代表される情報通信技術を図書館で利活用することの意義と可能性も含めて講習させていただいた。
当日は、参加されたみなさんには熱心に受講していただき、手応えも感じた。
(参考リンク:石垣市Facebookページで配信された講習会の様子)

振り返れば八重山諸島には去年8月の初訪問、今年5月のワークショップとシンポジウムに続いて3度目の訪問。
その度に「情報のかけ橋」という自分のテーマに沿ったご縁をいただくことに、あらためて感謝の気持ちを覚えた。
これからも離島の「情報のかけ橋」構築のお手伝いができれば嬉しい。

2013 8/5
出来事メモ

※:2013年8月6日 『八重山日報』朝刊・第2面 「前向きな主張で発信を SNS活用で講習会」

追記:約3年半後に「情報発信・活性化勉強会」の講師をつとめる

東北行脚、三たび

2011年(東北行脚)、2012年(東北行脚、再び)に続いて、今年も7月27日~31日までの4泊5日間、東北地方を行脚する。

今回は、これまでご縁をいただいた東北の方々との再会を軸に、浪江町の訪問、雄勝桑浜でのウニ漁とホヤ養殖のお手伝いをしながら、常滑市から来られたご一家のご案内などの、ご縁をつなげていくことも担わせていただいた。

中でも福島第一原発から20km圏内にある浪江町への訪問は印象深いものがあった。
2010年9月に開催された「B-1グランプリin厚木」に参加した時に、浪江町のご当地B級グルメであるなみえ焼きそばをいただいたご縁がある。
ブースでは、浪江町の女子高生・女子中学生から成るご当地アイドル「NYTS」のパフォーマンスがあり、メンバーから「夜行バスで来ました!投票してください!」となみえ焼きそばを手渡していただいた。
その時は「こんな子たちを投票活動に使うなんてズルい」と思ったものの、その半年後に発生した東日本大震災での報道を見る度に「あの子たちはどうしているだろう」と気になっていた。
東日本大震災の直後に開催された審議会では委員長提案として犠牲になった方々に黙とうを捧げさせていただいたが、その時も真っ先に思い浮かんだのは浪江町の子たちだった。
その浪江町の現状をメディアを通した報道や情報ではなく、自分の足で歩き、自分の目で確認したいという思いから、今回の訪問となった。
警戒区域が解除され、町内を避難指示解除準備区域・居住制限区域・帰還困難区域に三分割した指定を受けている浪江町を歩いてみると、なみえ焼きそばの方々が確かに生活した証があると同時に、人が住まなくなった街はこうも廃れてしまうのかという衝撃を感じた。
同時に、人の心を廃れさせる風評被害の恐ろしさもあらためて感じた。

また、雄勝桑浜でのウニ漁とホヤ養殖のお手伝いさせていただいたことも大きな経験となった。
津波による被害が大きかったウニとホヤの漁の再会は、復興の象徴でもあるからだ。

こうした毎年継続させていただいている訪問とお手伝いに加えて、今回は4月から情報政策担当員としてお世話になっている常滑市のご一家をご案内したことが新しい取り組みとなった。
ご一家の長は常滑市内にある小学校のPTA会長を務められていて、雄勝町の小学校での避難所運営や子供たちの安全について、経験者の方々から熱心にお話しをお聞きされていた。
さらにお世話になっている雄勝桑浜の漁師さんのご厚意で、ご一家のお子さん(小学生のご兄弟二人)にも漁業体験をしていただいた。
ご兄弟は朝の連続テレビ小説「あまちゃん」に影響を受けてウニに興味を持ったものの、本物の生きたウニを見るのも触るのもこれが初体験とのことだった。
その生々しさにかなり衝撃を受けたようで、普段、自分たちが口にしていている食材が生きているものであることを実感する機会となったようだ。

確かに、実際に被災地で経験者の方から生の声でお聞きするお話や実体験は、メディアを通したものとはまったく違う重みがある。
そのことを4月から新しくご縁をいただいた常滑市の方にお伝えできたことは、東北と東海とのかけ橋という自分の貢献について振り返る機会となった。
また、メディアで見る・読むだけでない、生の声、実際に自分の足で歩き、眼で見ることの大切さをあらめて教えていただいた。
これからも東北のみなさんからいたいだたご縁を大切にしていきたい。

以下、東北行脚、三たびの主な行程とまろまろ記コンテンツのまとめ。

○7月27日:仙台空港→浪江町を視察→鳴子温泉で宿泊
 ・「鳴子中山平温泉 琢秀」 (温泉)

○7月28日:鳴子温泉→陸前高田市で村上さんと再会、保存作業が完了した奇跡の一本松を見学→仙台市で宿泊
 ・東山の「トロゆでたん」

○7月29日:国分町の方と再会→大川小学校にお参り→雄勝桑浜の永沼さん宅で宿泊
 ・市場のすしやの「市場にぎり」

○7月30日:雄勝桑浜でウニ漁のお手伝い、ホヤの養殖のお手伝い、常滑市から来たご一家も加えて永沼さん宅でBBQ、お子さんたちを預かって宿泊
 ・「雄勝湾のウニを使ったウニ丼」

○7月31日:雄勝桑浜でウニ漁のお手伝い→雄勝旧支所で高橋さんと再会→松島→仙台空港→常滑市

(当日の動向はFacebookのアルバム「東北行脚、三たび」にもまとめている)

2013 7/27~31
出来事メモ


常滑市民病院「ソーシャルメディア講座」の講師をつとめる

常滑市民病院のソーシャルメディア講座(入門編)の講師をつとめる※。

院長、副院長、看護局長などを含めた医局・看護局・検査局・事務局の18名の病院関係者の方々に対して、
情報と安全・信頼の関係性、ソーシャルメディアの特徴を解説。
後半は質疑応答の時間を拡張して、ディスカッションをさせていただいた。

情報コミュニケーションに関する論点では、イメージが共有できず議論が空回りすることが多い。
「コミュニケーション日本一」をコンセプトにして平成27年度にリニューアル予定の常滑市民病院でも、
ソーシャルメディアの利活用を検討する際には現状と課題を病院全体で共有する必要があるため、依頼を受けて今回の講義となった。

そのため、講義の中では判断材料になる知識や利点欠点の整理に加えて、検討時の枠組みとなる構造化の提供にも比重を高めた。
ディスカッションでは、予定時間を超えての活発な議論となった。

情報政策の視点では、情報通信技術(ICT)の利活用の目的である市民協働、魅力発信、安全安心の三つの柱の中で、病院は安全安心の要の一つとなる。
また、個人的にも家族に医療関係者がいることもあり、病院に貢献できる機会をいただいたことはやりがいを感じた。

「コミュニケーション日本一」という素晴らしいコンセプトを持った常滑市民病院の情報コミュニケーションにこれからも貢献していきたい。

2013 7/24
出来事メモ、研修

※:2013年7月24日 『中日新聞』・第18面 「医療に活用『いいね!』 常滑市民病院 医師らFB発信学ぶ」

追記:好評につき、第2弾講座として「今日から使える情報活用術」を開催。