東北行脚、三たび

2011年(東北行脚)、2012年(東北行脚、再び)に続いて、今年も7月27日~31日までの4泊5日間、東北地方を行脚する。

今回は、これまでご縁をいただいた東北の方々との再会を軸に、浪江町の訪問、雄勝桑浜でのウニ漁とホヤ養殖のお手伝いをしながら、常滑市から来られたご一家のご案内などの、ご縁をつなげていくことも担わせていただいた。

中でも福島第一原発から20km圏内にある浪江町への訪問は印象深いものがあった。
2010年9月に開催された「B-1グランプリin厚木」に参加した時に、浪江町のご当地B級グルメであるなみえ焼きそばをいただいたご縁がある。
ブースでは、浪江町の女子高生・女子中学生から成るご当地アイドル「NYTS」のパフォーマンスがあり、メンバーから「夜行バスで来ました!投票してください!」となみえ焼きそばを手渡していただいた。
その時は「こんな子たちを投票活動に使うなんてズルい」と思ったものの、その半年後に発生した東日本大震災での報道を見る度に「あの子たちはどうしているだろう」と気になっていた。
東日本大震災の直後に開催された審議会では委員長提案として犠牲になった方々に黙とうを捧げさせていただいたが、その時も真っ先に思い浮かんだのは浪江町の子たちだった。
その浪江町の現状をメディアを通した報道や情報ではなく、自分の足で歩き、自分の目で確認したいという思いから、今回の訪問となった。
警戒区域が解除され、町内を避難指示解除準備区域・居住制限区域・帰還困難区域に三分割した指定を受けている浪江町を歩いてみると、なみえ焼きそばの方々が確かに生活した証があると同時に、人が住まなくなった街はこうも廃れてしまうのかという衝撃を感じた。
同時に、人の心を廃れさせる風評被害の恐ろしさもあらためて感じた。

また、雄勝桑浜でのウニ漁とホヤ養殖のお手伝いさせていただいたことも大きな経験となった。
津波による被害が大きかったウニとホヤの漁の再会は、復興の象徴でもあるからだ。

こうした毎年継続させていただいている訪問とお手伝いに加えて、今回は4月から情報政策担当員としてお世話になっている常滑市のご一家をご案内したことが新しい取り組みとなった。
ご一家の長は常滑市内にある小学校のPTA会長を務められていて、雄勝町の小学校での避難所運営や子供たちの安全について、経験者の方々から熱心にお話しをお聞きされていた。
さらにお世話になっている雄勝桑浜の漁師さんのご厚意で、ご一家のお子さん(小学生のご兄弟二人)にも漁業体験をしていただいた。
ご兄弟は朝の連続テレビ小説「あまちゃん」に影響を受けてウニに興味を持ったものの、本物の生きたウニを見るのも触るのもこれが初体験とのことだった。
その生々しさにかなり衝撃を受けたようで、普段、自分たちが口にしていている食材が生きているものであることを実感する機会となったようだ。

確かに、実際に被災地で経験者の方から生の声でお聞きするお話や実体験は、メディアを通したものとはまったく違う重みがある。
そのことを4月から新しくご縁をいただいた常滑市の方にお伝えできたことは、東北と東海とのかけ橋という自分の貢献について振り返る機会となった。
また、メディアで見る・読むだけでない、生の声、実際に自分の足で歩き、眼で見ることの大切さをあらめて教えていただいた。
これからも東北のみなさんからいたいだたご縁を大切にしていきたい。

以下、東北行脚、三たびの主な行程とまろまろ記コンテンツのまとめ。

○7月27日:仙台空港→浪江町を視察→鳴子温泉で宿泊
 ・「鳴子中山平温泉 琢秀」 (温泉)

○7月28日:鳴子温泉→陸前高田市で村上さんと再会、保存作業が完了した奇跡の一本松を見学→仙台市で宿泊
 ・東山の「トロゆでたん」

○7月29日:国分町の方と再会→大川小学校にお参り→雄勝桑浜の永沼さん宅で宿泊
 ・市場のすしやの「市場にぎり」

○7月30日:雄勝桑浜でウニ漁のお手伝い、ホヤの養殖のお手伝い、常滑市から来たご一家も加えて永沼さん宅でBBQ、お子さんたちを預かって宿泊
 ・「雄勝湾のウニを使ったウニ丼」

○7月31日:雄勝桑浜でウニ漁のお手伝い→雄勝旧支所で高橋さんと再会→松島→仙台空港→常滑市

(当日の動向はFacebookのアルバム「東北行脚、三たび」にもまとめている)

2013 7/27~31
出来事メモ


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