吉野すしの「箱寿司」


大阪の船場にある、吉野すしで箱寿司をいただく。

天保十二年(1841年)創業の吉野すしは、大阪寿司とも呼ばれる箱寿司の発祥のお店として知られている。
正式な箱寿司は、鯛寿司、穴子寿司、こけら寿司の三種類の押し寿司を六等分し、その二切れずつ合わせたものが”一枚”と呼ばれる単位になる。
その一枚が、写真。
酢のもの、蒸しもの、焼きもの、煮ものが揃っている上に、見た目も鮮やかなことから、二寸六分の懐石という別名がある。

食べてみると、とても上品な味がして美味しい。
たとえば穴子はお店で焼き上げ、創業以来継ぎ足して使い続けているタレで味付けしているとのこと。
まさに手間暇がかかった懐石の一枚。

ちなみに、こちらのお店には父方の祖母(戸籍上は叔母)と一緒におとずれたお店でもある。
元調理師で、料理上手(ステーキが得意)の祖母も認める味。
おばあちゃん長生きしてね☆
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・本町(船場)の「吉野すし」本店にて。

京町食堂の「串カツおまかせ6本」


松阪の京町にある京町食堂で、串カツおまかせ6本をいただく。

こちらの串カツは、関西出身の店長のこだわりがつまっている。
衣には本場と同じバッター粉が使われている上に、ソースは自家製みそだれ、自家製だしソース、串カツマヨネーズの三つも用意されている。
食べてみると、ハンペンの串カツ(左)が特に美味しく感じられた。
まるで洋食のような味わいだと思っていたら、店長は洋食店で修業されたことがあるとのこと。
創意工夫が感じられる一品。

ちなみに、こちらのお店には年初からの願かけが成就したので、石垣市交流職員の西銘基恭さんと一緒にお祝いとしておとずれたお店でもある。
願かけ成就もできて、2012年の幸先の良いスタートを感じたひと時☆
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市京町の「京町食堂」にて。

八廣の「タンモト」


津にある焼肉店・八廣で、タンモトをいただく。

タンモトとは、タン(tongue=舌)の根本部分の肉で、1頭からごくわずかしか取れないレア部位。
そのレア部位を仕入れられるのは、こちらのお店の店長さんが、かつて食肉協会で事務員をされていて、そのつながりがあるからとのこと。
現在も、三重を代表する精肉店として知られる朝日屋さんから特別に仕入れていて、内臓肉はすべて松阪牛というこだわりぶり。
そこで、このタンモトも松阪牛のタンモトになる。

食べてみると、これが美味しい。
タンの食感に加えて、写真からも分かるように脂身のコクが合わさって、通常のタンとはまた違った味わい。
通常のタンよりもコリっとした部分はあるけれど、その分、噛みしめる度に肉の美味しさを感じられる。
人気商品とのことで予約で取り置きしないとすぐに売り切れるというのもうなずける一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県津市(高茶屋)の「焼肉 八廣」にて。

VIE DE FRANCE(ヴィドフランス)松阪店の「松阪クリームパン」


松阪駅にあるVIE DE FRANCE松阪店に併設されているカフェで、松阪クリームパンをいただく。

この松阪クリームパンは、VIE DE FRANCE松阪店の限定品。
もともとは松坂屋名古屋駅店に入っていたVIE DE FRANCEで限定販売していたものの、松坂屋名古屋駅店が閉店するのに合わせて販売中止したクリームパンとのこと。
それが今回、VIE DE FRANCEが松阪市に初出店するに当たり、「地元の人に愛してもらうために限定品を」ということで、新たに”松阪”の名前を付けた限定品として復活したのが、この松阪クリームパン。
食べてみると、ブリオッシュ生地のパンとクリームが濃厚に絡み合って食べ応えのある味。
この重厚感に、松阪限定の重みも感じる限定パン。

ちなみに、このVIE DE FRANCE松阪店の併設カフェは、第1回目の松阪ソーシャルメディア朝会としておとずれたお店でもある。
文京区(東京都)で2006年から続けている朝オフ会は、比較的時間が自由になれる朝に集まるということ、夜オフ会よりも前向きで健全なことから、新しい地域コミュニティのかけ橋を目指す文京区友の会の中心的な地域活動でもある。
その朝オフ会をアレンジして実験的に開催したものが、今回の松阪ソーシャルメディア朝会

当日は、松阪の街中で活動されている方や商工会議所の方、石垣市から来られている方などが集まっていただいた。
また、かつて文京区に住んでいたことのある松阪市在住の方も参加され、さわやかな雰囲気の中で情報交換と交流をすることができた。
そして、ときどき朝らしくない重厚な話題が飛び交うのも朝オフ会ならでは。
(僕からは話題提供として東北行脚のマル秘裏話をさせていただいた)
重みのある松阪限定品を食べながら、朝会の息吹も感じたひと時でもある。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「VIE DE FRANCE(ヴィ・ド・フランス)」松阪店にて。

追記:2012年6月30日『中日新聞』朝刊・第22面「地域の活性化へ 朝会で情報交換 松阪市職員渡辺さん フェイスブックで呼び掛け 出勤前 手軽な交流」として第3回の様子が掲載。

松阪市情報管理担当者研修会「インターネット・リテラシーとグループワーク」の講師をつとめる

情報政策担当官として、平成23年度第4回松阪市情報管理担当者研修会「インターネット・リテラシーとグループワーク」の講師をつとめる。

講師としては、情報管理担当者制度の立ち上げ式を兼ねた第1回:「”情報”はなぜ大切なのだろう?」に続いての登場になる。
(第2回:「パブリシティ」、第3回:「広報誌」)
内容は、「インターネット・リテラシーとグループワーク」と題して、前半は講義形式、後半はグループワークの2部構成にした。

前半の講義は、インターネットの仕組とその特徴を把握して、リテラシーを向上することを目指しておこなった。
今回は7月28日から10月4日までかけて実施した情報管理担当者の全員に対しのヒアリング調査の後なので、
その分析を基にして、情報管理担当者の理解度や関心事と調和できるように意識した内容にした。

また、グループワークでは、ヒアリング調査を集計したヒアリング調査シートを題材に、
各課の共通する課題と解決案について話し合い発表し合っていただいた。
これはヒアリング時に、これまで情報に関して自分の課の状況を体系的に振り返る機会が少なかったことや、
他の課の人と話し合う機会が少なかったということをよく耳にしたので、
お互いが教え合うことで情報共有し、”気づき”を通して問題意識を共有していくことを目指した。

このような目的を持った研修だったので、少人数単位の研修を複数回実施する編成にした。
具体的には、前半後半合わせて1回2時間の研修を、最大定員15人までにして・・・
12月19日の午前と午後
12月20日の午前と午後
12月26日の午前と午後
・・・さらに、欠席者のためのフォローアップとして2011年から2012年に年をまたいで・・・
1月12日の午前と午後
・・・の合計8回の研修をおこなうことにした。
これだけ短期間に同じ内容のものを8回おこなうのは、これまでの講師経験上初めてのことでもあり、
施設や全体との調整の中で乗り越えなくてはいけない課題もいくつかあった。
ただ、市民と行政との間に「情報のかけ橋」をかけるためには、
職員研修は最重要課題の一つという位置付けの下で実現することができた。

今回の研修では、講義とグループワークの両方でヒアリング調査の結果を盛り込んだ内容になったが、
そのヒアリング調査を題材にしたグループワークの結果もまたデジタル化して、
情報管理担当者のみなさんにお渡しすることになった。
その過程を通して、こうしたサイクルの環を充実させながら広げていくことが、
「情報のかけ橋」の構築では欠かせないとをあらためて実感することとなった。

さらに、フォローアップ研修については定員に余裕があったので、
情報管理担当者以外の職員の中で興味のある方にも参加していただき、
サイクルの環が少しずつ広がっていくことが確認できた。

市民と行政との間に「情報のかけ橋」をかけるために、このサイクルの環を大切に育てていきたい。

2012 1/12
出来事メモ

てつ家の「松阪豚肩ロースとんてき風」


松阪にある鉄板焼のてつ家で、松阪豚肩ロースとんてき風をいただく。

松阪は松阪牛が有名だけど、豚肉も松阪豚としてブランド化が進められている。
その松阪豚を四日市のご当地B級グルメとして知られているトンテキ風に調理したものが、この松阪豚肩ロースとんてき風。

食べてみると、これが美味しい。
ニンニク風味の照り焼きの濃い味付けと、それに負けない松阪豚の力強い味が組み合わさって、まさに”鉄板”な味(by 「フライングゲット」)。

ちなみに、こちらのお店は石垣市交流職員の西銘基恭さんが年末年始の帰省から帰って来られたので、新年会としておとずれた。
以前ご一緒した鳥焼肉のだるまやと同じオーナーさんが経営されているということもお聞きして、松阪でのご縁をあらためて感じたお店でもある。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「鉄板ダイニング 古楽 てつ家」にて。

道乃来の「仕出し弁当」


松阪にある割烹、道乃来の仕出し弁当をいただく。

彩り豊かなご膳の中では、特に鶏の竜田揚げ(左上)と、野菜の煮しめ(右上)に美味しさを感じた。
後ほど大将からお話をお聞きすると、鶏の竜田揚げは生でも食べられる鶏肉を使い、野菜の煮しめは一品ずつ炊いているとのこと。
さりげない部分にしっかりとしたこだわりがあるところに、大将の心意気が伝わってくる一膳。

ちなみに、この道乃来の仕出し弁当は、今日から2012年の仕事始めということで課のみなさんとご一緒したもの。
情報政策担当官としてお世話になっている松阪市役所では、年末年始に課ごとにちょっと良いお昼ご飯を注文するという文化があるとのこと。
季節感があるというのは素敵なことですね。
松阪のみなさん、2012年もどうぞよろしくお願いします☆
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「道乃来」から仕出し。

まろまろレシピ第一弾! 「プリン・まろモード」(レシピ)

1:プリン、抹茶アイス、あんこを盛る

2:きな粉と黒蜜をかける

ポイント:

構想4年!(※) 記念すべきまろまろレシピ第一弾は、好きなものを集めたスイーツです☆
食べる時には、一口ごとに、プリン、抹茶アイス、あんこの組み合わせを変えながらいただくと様々な味を楽しめます。
今回のように使用するプリンにカラメルが付いている場合は、きな粉と黒蜜を主に抹茶アイスとあんこにかけた方が、より味の変化が感じられてオススメ。
また、抹茶アイスをヴァニラアイスに、あんこを赤福に代えても美味しいですよ。
お試しあれ☆
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪のまろまろハウスにて。

※:2003年4月から続けているごはん日記と連動する、より創造的なコンテンツとしてスタートします。
これまで蓄積した秘伝のレシピの公開に加えて、まろみあんの方からのご意見・ご感想も参考にしながら、新しいレシピも創造していこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

寺田寅彦 『金米糖』 岩波書店『寺田寅彦随筆集』第2巻「備忘録」より 1964

渡邊義弘@大阪の憩いの場、スターバックス御堂筋本町東芝ビル店からお送りします。

さて、2012年最初に読んだ本、『金米糖』寺田寅彦著(岩波書店『寺田寅彦随筆集』第2巻「備忘録」より)1964。

物理学者であり、随筆家、俳人としても知られる寺田寅彦の随筆の一つ。
金平糖の角が生まれる過程に起こる「偶然な統計的異同 fluctuation」(=フラクタル)に注目して、
物質と生命の間に橋を架ける「生命の起源」まで文字通り随筆を走らせている。

発表された当時(1927年)と比べて、今となっては不適切な表現もあるけれど、
科学的テーマを横断的に、そして軽やかに随筆する文章はわくわくしながら読むことができた。

特に・・・
「物理学では、すべての方向が均等な可能性をもっていると考えられる場合には、
対称(シンメトリー)の考えからすべての方向に同一の数量を付与するを常とする。
現在の場合に金平糖が生長する際、特にどの方向に多く生長しなければならぬという理由が”考えられない”、
それゆえに金平糖は完全な球状に生長すべきであると結論したとする。
しかるに金平糖のほうでは、そういう論理などには頓着なく、にょきにょきと角を出して生長するのである。」
・・・というところは、夏目漱石の愛弟子としても知られていて、
『吾輩は猫である』の水島寒月や『三四郎』の野々宮宗八のモデルとなった著者のキャラクターが
かいま見えるようで読んでいて微笑んでしまった。

ちなみに、この随筆は昔ながらの製法を守る緑寿庵清水さんの金平糖をいただいた去年の10月からずっと気になっていたのだけど、
「なるべく心の忙しくない、ゆっくりした余裕のある時に、一節ずつ間をおいて読んでもらいたい」という著者の意向にそって、
気持ちを落ち着く時を探していたら、年を越した元旦の今ようやく読むこととなった。
公共の仕事にたずさわることは、気持ちの切り替えが課題となりますね、てへっ。

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2012 1/1
随筆
まろまろヒット率4

まろまろアワード2011

読書アワード:「哲学の謎」 (野矢茂樹)
→結論を焦らず、気持ち悪い問いと向き合うことの大切さが心に響いた一冊。

ごはんアワード:雄勝湾の「ホタテ貝」 (宮城県石巻市雄勝町)
→生きることの重さと価値を教えられた、おそらく一生忘れられない一品。

出来事アワード:「松阪市情報政策担当官に就任」 (三重県松阪市)
→人は得たものでは無く、与えたものが残る、ということを仕事として取り組む機会をいただいた出来事。

ぷかぷかアワード:「花蛍の湯 ドーミーインPREMIUM京都駅前」 (京都府京都市)
→立地条件の良さと工夫がかいま見えるお風呂。

もろもろアワード:「心拍数♯0822」 (楽曲)
→曲と詩はもちろん、その創作過程も含めて心に響いた歌。

2011 12/31
まろまろアワード