藤矢の「的矢かきのグラタン」


志摩の的矢湾にある藤矢をおとずれる。

この藤矢は見た目は普通の喫茶店だけど、牡蛎の季節になるとすぐ近くにある佐藤養殖場の的矢かきを使った牡蛎のメニューが並ぶという地域色のあるお店。

的矢かきのグラタンは、殻付きの牡蛎をそのまま使ってグラタンにしているので、見た目も素敵。
食べてみると、まったく臭みがなくてクリーミーな的矢かきの特徴と、ベシャメルソースとの相性の良さを感じた。
まさに的矢湾の冬の名所。

ちなみに、いくつかある候補の中からこの写真を選んだのは、いよいよ明日、食とまちづくりシンポジウム:「地域の食でまちづくりしてみよに!!」を主催する三重中京大学文化会のみなさん。
情報発信の研修とWebの技術指導として関わらせていただいた自分も、ぜひ成功してほしいと願って更新☆
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県志摩市、的矢湾の「喫茶店 藤矢」にて。

ホルモンバルの「ミックスホルモン焼き」


ホルモンバルで、ミックスホルモン焼きをいただく。

このミックスホルモン焼きはこちらのお店の名物で、日替わりで3種類のホルモンをモヤシと玉ネギを加えて炒めたもの。
(この日はホルモンはアカセン、ガツ、シロコロ)

食べてみると、甘辛いタレとホルモンとの相性が良くて、美味しく感じられた。
お酒のおつまみでホルモンを食べるのは大阪らしいところだけど、それを流行のバル(bar)形式で提供するのがこちらのお店の特徴。
大阪の伝統と流行を合わせたお店でもある。

ちなみに、昼は立ち食いステーキのお店となるとのこと。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・難波(なんば、ミナミ)、NGK裏の「ホルモンバル」にて。

浪芳庵本店の「炭火焼き餅」


浪芳庵の本店をおとずれる。

浪芳庵は、安政5年(1858年)創業の大阪を代表する和菓子の老舗。
みたらし団子やわらび餅などが有名だけど、本店では囲炉裏を使ってお餅を焼くことができる。

炭火で炙ったお餅は、球形にふくれて見た目もキュート。
あんこをつけて食べてみると、もちもちした食感と香ばしさが感じられて、焼き立てのお餅の美味しさが感じられる。

また、このイートインスペース(カフェ)に加えて、本店にはワークショップ用の施設もある。
建物もオシャレな雰囲気で、現代的なニーズにも応えていく姿勢が伝わってくる老舗。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・難波(なんば、ミナミ)の「浪芳庵」本店にて。

まるよしの「にぎり寿司の盛り合わせ」


木津市場にある寿司店、まるよしでにぎり寿司の盛り合わせをいただく。

盛り合わせの中に、〆鯖(中段右)と、タレをかけた蛸(下段中)の寿司が入っているのが大阪らしいところ。
食べてみると、酢飯もマイルドで総じて優しい味のするお寿司になっている。

ただ、木津市場のお鮨屋さんとしてはかなえ寿司の方が個人的には好みではある。てへっ。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・大国町、木津卸売市場の「まるよし」にて。

ロバート・B・チャルディーニ、社会行動研究会訳 『影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか』 誠信書房 2007

特命係長プレイがきっかけでツイ飲み(Twitter 飲み会)に参加させていただいたので、
ようやくTwitterの使い方が分かりつつある、まろまろです。

さて、『影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか』ロバート・B・チャルディーニ著、社会行動研究会訳(誠信書房)2007。

人間が無意識のうちに影響されてしまう心理メカニズムについて、
社会心理学の実証実験や事例研究から科学的にアプローチする一冊。
原題は、“Influence: Science and Practice. 4th Ed.”(2001)。

内容は、人間には自動的に承諾する心理メカニズムがあることを「影響力の武器」(第1章)で述べた後に、
承諾を導く影響力の典型として。「返報性」(第2章)、「コミットメントと一貫性」(第3章)、
「社会的証明」(第4章)、「好意」(第5章)、「権威」(第6章)、「希少性」(第7章)の6つを詳細に解説。
そして、このような自動的な影響力は情報化社会においてはますます重要になってくることを、
「手っとり早い影響力」(第8章)でまとめる、という構成になっている。

読んでいて印象的だったのは、様々な心理実験の結果を通じて共通しているのは、
人間は自分が影響力を受けていることを過小評価する傾向があるという点だ。
だからこそ、この本で解説されている6つの影響力の武器は強力なものであり、
気をつけなくてはいけないものであるということが説得力を持って伝わってくる。

もちろん、こうした影響力の武器はそれ自体は決して不当なものではない。
ただし、それをねつ造したり、過剰に振りかざされたりすることが問題であり、
不当な承諾や集団の悲劇はこれらの影響力の武器の乱用にあることが強調されている。
それだけに、それぞれの項目の後に「防衛法」と「まとめ」があるのは読んでいて少しホッとした。

この本は、人間の心理はいかに生々しいものであるかについて科学的に解説した本なので、
読んでいて『カリスマ―出会いのエロティシズム』と同じようなインパクトを感じた。
読み物としての迫力は『カリスマ―出会いのエロティシズム』の方があるけれど、
こちらはその分、日常の中にある無意識な人間心理の原理に気付かせてくれる。

自分が不当な影響力を受けないため、そして自分も不当な影響力を与えないため、
という実用性の面でも一読の価値がある本。

以下はチェックした個所・・・
(一部要約含む、「→」はまろまろコメント)

○実際、人間の行動の多くは自動的、紋切り型のものです。
なぜなら、たいていの場合、それが最も効率的な行動の形態であり、
また、場合によってはそうすることが必要でさえあるからです。
<第1章:影響力の武器>

○返報性のルールの本質を構成するのはお返しをする義務ですが、
このルールを自分の利益のために利用することを容易にしているのは、受け取る義務の方です。
この義務があるために、私たちは恩義を感じる相手を必ずしも自分で選ぶことができませんし、
そのルールの力を他者に委ねることにもなります。
<第2章:返報性>

○心のなかの不快感と恥をかくかもしれないという危険性、この二つが組み合わされると、
とても大きな心理的負担が産み出されます。
こうした負担という観点から考えれば、返報性の名のもとに、
受け取ったもの以上ののものを私たちが返そうとするのも、さほど不思議なことではありません。
<第2章:返報性>

☆返報性のルールを使って私たちの承諾を得ようとする人に対する最善の防衛法は、
他者の最初の申し出を常に拒否してしまうことではない。
むしろ、最初の行為や譲歩は誠意をもって受け入れ、後でトリックだとわかった時点で、
それをトリックと再定義できるようにしておくことである。
<第2章:返報性>
→気をつけたいところ。

☆実際、私たちは皆、自分の行為や決定と一貫した思考や信念を持ち続けようとして、
自分自身をだますことがしばしばあります。(中略)
一貫していたい(一貫していると見てもらいたい)というこの欲求は、
しばしば自分の本当の利益とは明らかに反するような行動に私たちを駆り立てます。
したがって、これは社会的影響力のとても強力な武器として使えるものなのです。
<第3章:コミットメントと一貫性>
→現状維持の言い訳と足踏みの自己肯定は飲み屋でよく目撃する。

○自分自身の信念や価値や態度についての主要な情報源は自分の行動なのです。
<第3章:コミットメントと一貫性>

☆行動を含むコミットメントをしてしまうと、自己イメージには二つの面から一貫性圧力がかかります。
中からは、自己イメージを行動に合わせようとする圧力がかかります。
そして外からは、もっとも秘かな圧力ー他者が自分に対して抱いているイメージに、
自己イメージを合わせようとする傾向ーがかかるのです。
<第3章:コミットメントと一貫性>

○パブリック・コメント方略は、プライドが高い人、あるいては公的自意識が高い人に特に有効なようである。
ex.シャルル・ド・ゴールの禁煙のセリフ、「ド・ゴールは自分の言葉を裏切ることができないのだ」
<第3章:コミットメントと一貫性>

☆多くの場合、人は自分がしたコミットメントについて、それが正しいということを示す新しい理由や正当化を付け加えるのである。
その結果、コミットメインとを生み出した状況が変化したずっと後でも、そのコミットメントの効力が持続することになる。
(ローボール・テクニック)
<第3章:コミットメントと一貫性>

○(一貫性圧力に対しての防御法は)「今知っていることはそのままにして時間を遡ることができたら、
同じコミットメントをするだろうか」という厄介な質問を自分自身に問いかけなくてはならない。
そのとき、焼くにたつ答えをもたらしてくれるのは、最初に沸き上がってきた感情である。
<第3章:コミットメントと一貫性>
→気をつけたいところ。

○(人類滅亡などの終末の予言がはずれた教団がより強固なものになることがある理由について)
それを正しいと思う人が多ければ多いほど、人はその考えを正しいと見ることになるのです。(中略)
物理的証拠は変えられなかったので、社会的証拠を変えねばならかったから。
<第4章:社会的証明>

☆改宗者を求めたいという気持ち(社会的証明)に火についたのは、自分たちの確信がぐらついたときでした。
一般に、自分自身に確信が持てないとき、状況の意味が不明確あるいは曖昧なとき、
そして不確かさが蔓延しているときに、私たちは他者の行動を正しいものと期待し、またそれを、受容する。
<第4章:社会的証明>
→「みんな」という言葉が好きな日本人は、この社会的証明に影響される傾向が強いように感じる。

☆人が集団になると援助をしなくなるのは、彼らが不親切だからではなく、確信がもてないからだということを認識することです。
<第4章:社会的証明>

☆一般的に言って、緊急援助が必要な場合の最善の方略は、あなたの状況と、周囲の人たちの責任に関する不確かさを低減することです。
助けが必要であることを、できるだけ正確に言いましょう。傍観者が、一人で結論を出すようにさせてはいけません。
特に群衆のなかでは、社会的証明の原理とそこから生じる集団的無知の効果によって、
あなたのおかれている状況が緊急事態ではないと見られてしまうかもしれないからです。
<第4章:社会的証明>
→気をつけたいところ。

☆最も影響力のあるリーダーというのは、社会的証明の原理が自分に有利に働くようにするためには
集団の状況をどう整えればよいのかを知っている人なのです。
<第4章:社会的証明>
→その通りだから、よい結果を導かなくてはいけない。リーダーは結果責任を問われる。

○(アシモフの言葉)人は自分と同じ性別、同じ文化、同じ地方の人を応援する・・・
その人が証明したいと思っているのは、自分が他の人より優っているということなのである。
応援する相手が誰であれ、その相手は自分の代理にになる。
そして、その人が勝つということは自分が勝つことと同じなのである。
<第5章:好意>
→確かに阪神タイガースや浦和レッズ、バルセロナなどの熱狂的ファンはコンプレックスが原動力になっているように感じる。

☆栄光の反映に浴したいとする気持ち(栄光浴)が強い人たちの特徴は、
背後にパーソナリティの脆弱さが隠されている人たちです。
つまり、否定的な自己概念をもっている人びとなのです。
こころの深層に、自分は価値が低い人間だという気持ちがあるため、
自分自身の業績を高めて名声を得るのではなく、
他者の業績との結びつきを形成し、それを強めることによって名声を得ようとしているのです。
<第5章:好意>
→○○と知り合い自慢がみすぼらしいのは、言っている本人の痛々しさが伝わってくるから。
痛いものコレクターなので嫌いというわけではないけれど(w

○ある状況で要請者に尋常でない好意を感じたら、その社会的相互作用から一歩退き、
要請者とその申し出の内容を心のなかで区別し、申し出のメリットだけを考えて決定を下さなければならない。
<第5章:好意>
→気をつけたいところ。

○「この権威者は本当に専門家なのか」、「この専門家はどの程度誠実だとかんがえられるか」。
この二つの質問を発することによって、権威者の影響力による有害な効果から自分自身を守ることができる。
<第6章:権威>
→気をつけたいところ。

○希少性の喜びは希少な品を体験することにあるのではなく、それを所有することにあるのです。
この二つを混同しないことが大切なのです。
希少性が高いものが、なかなか手に入りにくいという理由だけで美味しくなったり、感じが良くなったり、
音がよくなったり、乗り心地がよくなったり、よく動くようになったりすることはないのだ、
ということを決して忘れてはいけません。
<第7章:希少性>
→気をつけたいところ。

○希少性の原理は、二つの最適条件のもとで最もよく適応できると思われる。
第一にそれが新たに希少なものとなったときに一層高まる。
第二に、他人と競い合っているときに、希少性の高い物に最も引きつけられる。
<第7章:希少性>

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2010 11/1
社会心理学、心理学、社会学、コミュニケーション論、実用書
まろまろヒット率5

彩華ラーメン(天理ラーメン)の「サイカラーメン玉子入り」


奈良県天理市にある、彩華ラーメンをおとずれる。

この彩華ラーメンは、通称で天理ラーメンとも呼ばれる天理のご当地ラーメン。
ピリ辛のスープとちぢれ麺、そして白菜が使われていることが特徴となっている。
特に白菜入りラーメンの元祖としても知られている。
(現在は白菜入りラーメンとしては神座ラーメンなどもある)

今回は玉子入りにして食べてみると、ニンニクが利いたピリ辛のスープが印象的。
これまで食べたことのあるラーメンの中でも指折りの濃い味付けで、確かに生卵をからめると食べやすくなる。
ラーメン二郎とはまた違った意味で、好き嫌いの分かれる個性的な味。

天理市と言えば宗教が有名だけど、それに負けず劣らずインパクトのある一杯。
まろまろと今日ももぐもぐ。

奈良県天理市の「彩華ラーメン(天理ラーメン)」本店にて。

labo ficelle(ラボ・フィセル)の「クランベリーショコラのパン」


labo ficelleのクランベリーショコラのパンをいただく。

クランベリーとほぼ同じ大きさにカットされたチョコレートが練り込まれたパンで、食べてみると酸味と甘さのバランスが絶妙。
パンの味、クランベリーの味、チョコレートの味をそれぞれ感じることができる上に、その三つの調和が取れた味になっている。
これまで食べたことのあるチョコレートを使ったパンの中では、一番美味しく思えた。

ちなみに、お好み焼きたこ焼きなどに代表されるように、大阪は粉もん文化と呼ばれて、小麦粉を多様する食文化がある。
そのために、大阪にはタケウチなどの全国的にも知られるパンの名店が多い。
このlabo ficelleも、そんなパン激戦区の名店一つ、Four de hで修業された池田美希さんが腕を振るうお店。
こちらのお店はリュスティックも名物だけど、このクランベリーショコラのパンが感動的に美味しかったので、今回はこちらをごはん日記で採用。

パン激戦区、大阪の街にキラリと光る名店の一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・阿波座の「boulangerie labo ficelle(ブーランジェリー・ラボ・フィセル)にて。

明月堂の「博多通りもん」


福岡お土産として、明月堂の博多通りもんをいただく。

食べてみると、バターの香りと中に入っている白あんの濃厚さが印象的。
白あんには生クリームと練乳が加わっているとのことで、見た目は和風のおまんじゅうなのに、まるで洋風のスイーツのような味になっている
この特徴ある味や和風と洋風を組み合せたところから、この博多通りもんは今や福岡土産の定番となっていて、『のだめカンタービレ』にもよく登場することでも知られている。

確かに国際都市である福岡らしさが感じられる一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

福岡県福岡市(博多)の「明月堂」で購入とのこと。

丑寅の「ブリのつみれ汁」


難波にある立ち飲みの丑寅で、ブリのつみれ汁をいただく。

旬のブリはつみれ汁にすると、ほどよく脂が落ちて美味しい。
隠し味の柚子もアクセントになって、立ち飲みだけど丁寧につくられているのが伝わってくる一品。

ちなみに、この丑寅は若いマスターが腕を振るっている。
メニューもほぼ日替わりという、活気と勢いを感じるお店でもある。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・難波(なんば、ミナミ)の「丑寅」にて。

東横イン 松阪駅前の「朝食」


東横イン 松阪駅前店で、朝食をいただく。

東横イン名物のおにぎりを中心に、パンとサラダ、ハム、おかず(今日は筑前煮)をワンプレートに盛り合わせてみたのが写真。
とてもシンプルなものだけど、朝からお米を食べることができるのは嬉しいとあらためて感じた。

ちなみに、ホテルチェーンの東横インが三重県で初出店したのがこの松阪駅前店。
2010年10月19日にオープンしたばかりだけど、今後、地域経済に大きなインパクトを与えていく可能性のあるホテルでもある。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「東横イン 松阪駅前」にて。