第5回・B-1グランプリ in 厚木にて、甲府鳥もつ煮をいただく。
甲府鳥もつ煮は、山梨県甲府市のご当地B級グルメで、照り焼きのように水分が少ないことが特徴的。
また、もつ(ホルモン)には、砂肝、ハツ、レバー、キンカンが使われていて、中でもキンカン(産まれる前の卵)が彩りを加えている。
出場団体である「みなさまの縁をとりもつ隊」の方々が作ったものを食べてみると、B級グルメらしく味が濃い。
特に水分を飛ばして煮込まれているので、主にお酒のおつまみとして食べられているというのも納得できる一品。
ちなみに、このB-1グランプリには今回初めておとずれたけれど、何と言ってもものすごい人と活気が印象的だった。
ご当地B級グルメのブースはどこも長蛇の列がつくられていて、それぞれのブースごとにご当地ソングやご当地アイドルなどの工夫を凝らしたご当地アピールを繰り広げられていた。
あたかもご当地の見本市の様相を呈していて、その手づくり感あるアピールと活気はコミケに通じるものを感じた。
こうした盛り上がりの要因はこのB-1グランプリが持つ、食べもの(グルメ)、B級(手軽さ)、地方色(独自性)という時代に合ったテーマ性に加えて、運営の上手さも要因の一つに思えた。
たとえば、B-1グランプリの決め方は、参加者が一人一膳のお箸を投票するシステムになっていて、一膳(二本)のお箸は一本づつに分けて投票することもできる。
これによって、いわゆる一人勝ちが出てくる可能性が低くなり、今回ご当地アイドルで話題を集めたなみえ焼きそばのような健闘が目立つご当地B級グルメも出てきやすくなる。
このB-1グランプリが今後どのようなものになっていくのかまだ分からないけれど、その先に日本の方向性がかいま見えそうな気がする。
そんな可能性まで感じさせられた、印象深いイベント。
まろまろと今日ももぐもぐ。
厚木市の「第5回 B-1グランプリ in 厚木」にて。