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さて、田尻祐一郎 『江戸の思想史―人物・方法・連環』 中央公論新社 2011。
江戸時代に活躍した思想家の思想を、その時代背景と共に解説する一冊。
明治維新以前の思想は馴染みが薄いものもあるけれど、この本では江戸時代の思想家たちが取り組んだテーマは、
「人と人との繋がり」という現代にも通じるテーマだと強調している。
その上で・・・
近世社会の幕開けとともに登場した社会の性格が、劇的なまでに変わろうとしているのが今日であると私には思われる
→名前の付けられないような関係性が積極的な意味をもつようになっている
<おわりに>
・・・という結んでいるのは印象的。
読んでみると、それぞれの思想家と現代の課題との関連についてはもう少し踏み込んでもらっても良かったとは思ったけれど、
思想家たちの取り組みを愛情を持って解説している姿勢が伝わってくる思想史書。
2013 6/17
思想史
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