澤田酒造(白老)の「仕込み水」


常滑にある澤田酒造(白老)の蔵開きで、仕込み水をいただく。

知多半島は、「知多酒」という名前が残っているように、江戸時代には酒蔵が多く、灘に次ぐ規模の醸造地域だったとのこと。
嘉永元年(1848年)創業の澤田酒造は、そんな知多酒の伝統を今に伝える蔵元。

こちらの仕込み水は、知多半島中央丘陵部の湧き水を私設水道を通して使っているのが特徴で、飲んでみると、とても柔かい。
日本酒には軟水が使われるものだけど、こちらの仕込み水は特に口当たりの柔かさが感じられた。
この仕込み水で造られた、白老や白老梅(梅酒)がまろやかな味わいで美味しい理由が分かった一杯。
まろまろと今日ももぐもぐ。

愛知県常滑市の「澤田酒造(白老)」にて。

ユーハイム本店の「バウムガルテン」


神戸にあるユーハイム本店をおとずれる。

ユーハイムは、第一次世界大戦の時に日本の捕虜となったカール・ユーハイム(Karl Joseph Wilhelm Juchheim)が、終戦後も日本に残り、明治42年(1909年)に夫婦で開業したドイツ菓子店。
日本で一番最初にバウムクーヘンとマロングラッセを販売した老舗洋菓子店としても知られている。

そんなユーハイム本店のカフェでいただいたのが、写真のバウムガルテン。
バウムガルテン(Baumgarten)とは、バウムクーヘンの空洞の中に、スポンジ、クリーム、イチゴを詰めてからホワイトチョコレートでコーディングをほどこした本店限定のケーキのこと。
ナイフを入れるとクリームとイチゴがのぞく可愛い趣向になっている。
味の方も、オーソドックスなかたさのバウムクーヘンとホワイトチョコレート、クリームが合わさってシンプルな美味しさ。
日本に洋菓子を伝えた先駆者の伝統を今に受け継ぐ一品。

ちなみに、このユーハイム本店には、西宮市情報センターで開催される自治体ICT関係者の集いに参加する途上で、八幡浜市の高倉さんとご一緒したお店でもある。
僕は松阪市(三重県)から、高倉さんは八幡浜市(愛媛)から、それぞれ休みを取って自費での参加。
ViVa! ボランティア参加☆
まろまろと今日ももぐもぐ。

兵庫県神戸市、元町(旧居留地)の「ユーハイム」本店にて。

鯛屋旅館の「鴨鍋」


松阪にある鯛屋旅館で、鴨鍋をいただく。

こちらの鴨鍋は、カツオと昆布の関西風のお出汁なのが特徴的。
さっぱりとしたお出汁とコクのある鴨肉とのバランスが絶妙でとても美味しい。
地元の伊勢芋を練り込んだ鴨肉のつみれ(写真右)も、ふんわりとした食感でアクセントを加えてくれている。
江戸時代(文化年間)から続く老舗の旅籠の心意気が伝わるお鍋。

ちなみに、この鯛屋旅館にはまだ松阪に引越する前に宿泊させていただいたことがある。
今回は石垣市交流職員の西銘基恭さんのぷち送別会として訪れたけれど、松阪で昔から人の出会いと別れを見守って来た旅籠で送別会をすることに感慨を覚えたひと時でもある。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「鯛屋旅館」にて。

いち松の「いち松天巻き」


松阪にある、いち松でいち松天巻きをいただく。

天巻きは、去年4月から松阪に引越して来てからその存在を知り、大好物となった松阪名物。
・・・だけど、5キロも太ってしまった原因の多くを占める(と自分では思っている)ので、ずっと控えていた。
今回は、松阪市ホームページがリニューアルしたお祝いということで解禁。
石垣市交流職員の西銘基恭さんからオススメを受けてご一緒した。

こちらの天巻きは、単なる天巻きではなく、いち松天巻きと銘打っているように、ご飯に青のりをまぶしているのが特徴的。
食べてみると、青のりの風味、天ぷらのコク、梅肉の酸味が複雑にご飯に絡まって美味しい。

ちなみに、こちらのお店の大将は大阪で修業されたとのこと。
僕も大阪出身で松阪でお世話になっているので、ご縁を感じたお店でもある。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「なにわ旬菜 いち松」にて。

松阪市ホームページ・リニューアル

松阪市情報政策担当官として推進した松阪市ホームページがリニューアルされる(※1、※2、※3)。

今回のリニューアルでは「情報のかけ橋」をコンセプトにした松阪市ホームページ検討委員会の答申を具現化し、
どのような立場の方も情報にアクセスできる「アクセシビリティ」と、使いやすさを追求した「ユーザビリティ」の概念を初めて導入。
目の不自由な方や外国人の方に配慮し、市民目線でのジャンル構成の徹底や、検索機能を充実。
よくある質問やカレンダー機能など、縦割ではなく松阪市全体としての情報の再構築をおこなった。
また、各ページに評価機能とソーシャルメディア・ボタンを設け、フィードバックを向上させた。
そして、松阪らしさの発信を松阪市民の方に担っていただけるよう、「市民枠」も設けた。
主な改善点→松阪市ホームページがリニューアルしました!

個人的なことを振り返れば、今回のプロジェクトが人生で初めて主体的に関わった公共事業となる。
松阪市ホームページ検討委員会委員長に就任答申、松阪市情報政策担当官に就任
情報のかけ橋委員会立ち上げ、ソーシャルメディア利活用宣言とガイドライン策定
情報管理担当者制度の立ち上げと研修会(第1回第4回は講師も担当)
・・・と、基本理念の確立(答申)から、具現化への橋渡し(仕様書作成、審査方法の設定、遂行体制の確立)、
今回の実現(リニューアル)まで、1年半にわたって一通りのサイクルに関わらせていただいた。
この間に、4時間におよんだ検討会や2時間半におよんだ契約審査会、
3回にわたる議会答弁など、人生で初めての経験もさせていただいた。
実現にいたる経緯には、形式知だけでなく、このまろまろ記を10年以上続けていること、
文京区友の会てくてく友の会などの「情報のかけ橋」の構築にたずさわって来た経験知が活きた。
そして、実現にいたったのは、様々な立場の方のご理解とご協力があったからこそ。
「情報のかけ橋」を構築するプロジェクトに関わりながら、
自分自身のこれまでのかけ橋となるご縁の大切さを感じさせられた。

今回のリニューアルによって、「情報のかけ橋」としての松阪市ホームページは、
「どう架けるか?」から「どう活用するか?」の段階に入った。
市民と行政との信頼関係を構築するため、これからも「情報のかけ橋」を構築していきたい。

2012 2/20
出来事メモ

※1:2012年2月10日 『中日新聞』朝刊・第18面「松阪市HPを一新 発信情報を整理 障害者らに配慮 20日から閲覧可能に」

※2:2012年2月22日 『伊勢新聞』朝刊・第9面「松阪市HPリニューアル 音声案内も導入」

※3:2012年2月28日 『松阪 地域みっちゃく生活情報誌 ふぁみんぐ』3月号・p34「松阪市ホームページを一新! ~”市民と行政を繋ぐ情報のかけ橋”をコンセプトに~」

うきさとむら じゃんぼ七草粥まつりの「七草粥」


松阪の「うきさとむら じゃんぼ七草粥まつり」で七草粥をいただく。

うきさとむらは、松阪市の山間部にある宇気郷地区を中心とした地域。
様々な地域活動が活発におこなわれていて、過疎地域活性化のモデルとされることもある。
「うきさとむら じゃんぼ七草粥まつり」は、文字通り七草粥の振る舞いがおこなわれる、うきさとむらを代表する年中行事。
大釜で炊きだされた七草粥を竹の容器に入れていただくと、これが美味しい。
お話しによると塩にもこだわっているとのこと。
地域興しの意気込みが感じられる一杯。

ちなみに、この七草粥を食べ終えた後には、石垣市交流職員の西銘基恭さんと、うきさとむら名物の鶏の唐揚げ作りと販売をお手伝いさせていただくことに。
主催側と参加側との垣根が低いことも魅力の一つ☆
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市、宇気郷地区で開催された「うきさとむら七草粥まつり」にて。

たつみ堂の「モーちゃん饅頭」


松阪にある、たつみ堂のモーちゃん饅頭をいただく。

伊勢芋を使った揚げ饅頭の中に、こしあんと丸中本店から仕入れた特産松阪牛のしぐれ煮を合わせたものが入っている。
食べてみると、後味で牛肉の風味がほんのりと感じられる。
「新たな出会いにモーびっくり!!」というキャッチコピーの通り、大正元年創業の老舗和菓子店のチャレンジ精神が伝わる一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「たつみ堂」にて。

カツラの「味噌ラーメン・野菜大盛り」


松阪にあるラーメン屋さん、カツラで味噌ラーメンの野菜大盛りをいただく。

こちらのお店は手打ちのゴワゴワ麺と野菜大盛り(+100円)にした時の野菜の量の多さが特徴的なお店。
醤油味や塩味などもあるけれど、ゴワゴワ麺と野菜との相性の良さから味噌味がお気に入り。
見た目通り食べ応えのある一杯。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「手打ラーメン カツラ」にて。

洋食屋牛銀の「上牛丼」


松阪にある洋食屋牛銀で上牛丼をいただく。

こちらのお店は、松阪の老舗すき焼きの牛銀本店が直営する洋食屋さん。
手軽に松阪牛をいただけるので、これまでもハヤシライスビフカツ丼などがごはん日記に登場している。

今回はじめていただいた上牛丼は、卵でとじられているので関西で言う「他人丼」に近い調理法になっている。
また、青葱と玉葱が入って彩りが良いのも特徴的。
食べてみると、やはり牛肉がとても美味しい。松阪牛の美味しさの秘けつは脂とのことだけど、その脂が溶けだした具材はご飯と良く合う。
個人的には玉葱はもう少しクタクタ煮ている方が好みだけど、それでも松阪牛の美味しさを感じられる一杯。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「洋食屋牛銀」にて。

エスカルゴ牧場の「エスカルゴ・ブルギニョン」


松阪にあるエスカルゴ牧場を見学する。

このエスカルゴ牧場は、世界で初めてブルゴーニュ種エスカルゴの養殖に成功した三重エスカルゴ研究所の養殖施設。
ブルゴーニュ種エスカルゴ(リンゴマイマイ、ポマティア、学名:”Helix pomatia”)は、フランス料理の高級食材として知られているけれど、今では数が少なくなり、フランスでは保護育成種に指定されている。
(現在流通しているものは代用品のアシャティーヌ種=アフリカマイマイ、学名:”Achacina Fulica”が多いとのこと)

そのブルゴーニュ種エスカルゴの世界で唯一の養殖場を見学しながらいただいたのが、写真のエスカルゴ・ブルギニョン(Escargot Bbourguignon)。
ソースごとパンにかけて食べてみると、貝類特有の食感とソースの香ばしさが口の中に広がって美味しい。
缶詰でも冷凍でもない生のブルゴーニュ種エスカルゴをいただけるのは、このエスカルゴ牧場ならでは。

また、エスカルゴ・ブルギニョンに使われているソースもエスカルゴ牧場の敷地にある農場で栽培した自家製野菜を使い、二ヶ月間熟成させて作っているとのこと。
試食も妥協せず、本格的なフランス料理として調理している。
松阪ではもはや名物となった高瀬所長の熱弁と共に情熱が伝わる一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「エスカルゴ牧場(三重エスカルゴ研究所)」にて。