「豚キムチ・ナポリタン」

1:鷹の爪とニンニクを入れたオリーブオイルで、豚肉とキムチを炒める

2:そこにパスタを入れて、ケチャップとウスターソース、塩胡椒で味を調える

3:お皿に盛ってから、粉チーズ(多め)とパセリをかける

ポイント:

豚肉・キムチ・ケチャップ・チーズの四つの相性がとても良いパスタ。
粉チーズを多めにかけることがコツです。
ちなみに、ウスターソースは白洲次郎が愛用していたという”LEA & PERRINS”を使いました。
お試しあれ☆
まろまろと今日ももぐもぐ。

常滑のまろまろハウスにて。

宮台真司 『きみがモテれば、社会は変わる。 宮台教授の<内発性>白熱教室』 イースト・プレス 2012

渡邊義弘@常滑市で「ええね!三陸」を開催してみました☆

さて、宮台真司 『きみがモテれば、社会は変わる。 宮代教授の<内発性>白熱教室』 イースト・プレス 2012。

社会学者である著者が、現代社会の特徴と、その中で幸せに生きるための倫理を展開する一冊。
内容は・・・

○日本社会=任せてブーたれる→参加の放棄と自覚のない過度の依存
<2時間め 悪い心の共同体>

○「いい人」になること=それ自体が思考停止であり、<悪い共同体>の同調圧力による<悪い心の習慣>を温存する
→「いい人」であり続けることは、クソ社会をそのままに生きることであり、君たちを100%不幸にする
<3時間め 「うまく」生きればモテるのか>

☆<内発性>がある、「内から湧き上がる力」を持っている人間にならなくてはいけない
<4時間め <内発性>白熱教室>

☆社会で幸せになろうとするただ一つの方法=他人を幸せにすること
→その時代の社会的枠組み(政治や経済、文化など)を問うことが、「幸せ」について考えることになる
<3時間め 「うまく」生きればモテるのか>

☆<包摂>によって人を幸せにする人間、社会貢献的で、利他的である人間だけが、自らもまた幸せになれる
=人が幸福に生きられる社会には必ず<包摂>がある
<4時間め <内発性>白熱教室>

・・・という展開をしていて、著者のこれまでの研究成果を根拠としながら、その思想を簡潔にまとめたものになっている。
他者による承認を同調圧力(空気を読む)ことではなく、他者を幸せにすることによって求めることは、読んでいて心からの底から共感できた。

ちなみに、著者とはシンポジウムのパネリストとしてご一緒したことがある。
著者らしい言葉使いやリズムも伝わってくる本でもある。

以下は、その他のチェックした箇所(一部要約含む)・・・

○社会と社会学:
・社会=ひとりひとりの思惑を越えた不透明な全体性
・社会学=ひとりひとりの思惑を越えた不透明な全体性が秩序を持つ(ように見える)のはどうしてなのかを探求すること
<2時間め 悪い心の共同体>

○ヨーロッパ=<近接性>を重視するコミュニティ主義、アメリカ=自由で対等な人間関係とそのネットワークを重視するアソシエーション主義
→両者とも国家をあくまで中間集団を補完するものとして位置づける
→日本には中間集団と、市場・国家の両立の可能性を問う枠組み自体がなかった
<4時間め <内発性>白熱教室>

○共同体の位置づけ:
<悪い共同体>=参加主義でなく権威主義、知識主義でなく空気主義、<自立>的でなく<依存>的
<良い共同体>=権威主義を退けて自ら参加し引き受け、空気主義を退けて知識や科学を基盤とする、<依存>という思考停止を退ける
→<良い共同体>における自治を通じた<自立>は参加者に強度=濃密さを与えてくれる
<4時間め <内発性>白熱教室>

○政治の<最終目標>=「内から湧き上がる力」によって、共同体自治を「引き受け」ようとする徳のある人が一人でも多く増えること
<4時間め <内発性>白熱教室>

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2014 2/20
社会学、倫理
まろまろヒット率4

イソノサザエの「日間賀島産のちりめんじゃこ」


太田川にあるイソノサザエで、日間賀島産のちりめんじゃこをいただく。

こちらのお店は知多半島産の地魚にこだわった居酒屋。
この日は知多半島の先にある日間賀島で採れたちりめんじゃこ(シラス)があったので注文。
身が大きくて柔らかなので、ふかふかした食感とじゃこの味わいが合わさって、とても美味しい。
海に囲まれた知多半島の海産物の豊かさを感じる一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

愛知県東海市、太田川駅前の「イソノサザエ」にて。

永山久夫 『戦国の食術: 勝つための食の極意』 学研 2011

渡邊義弘@最近は生きる基本に立ち返るという意味で食文化分野の本をよく手に取るようになって来ています。

さて、永山久夫 『戦国の食術: 勝つための食の極意』 学研 2011。

戦国時代の武将たちや足軽たちはどんなものを食べていたのか。
様々なエピソードと再現料理と交えて紹介する一冊。

内容は・・・
軍記物からの引用が多く、根拠の信頼性が低いこと。
再現料理は代替物で済ますことも多いこと。
紹介する戦国武将の性格や成功の原因を食に求めているけけど、その論調に強引さが目立つこと。
・・・などが気になった。

興味深いテーマなので、より深い第2弾を期待したい。

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2014 2/19
歴史、食文化
まろまろヒット率2

ええね!三陸の「雄勝湾産ホタテ貝のバター焼き」


雄勝湾産のホタテ貝のバター焼きをいただく。

この雄勝湾産(正確には石巻市雄勝町桑浜産)のホタテ貝は、東日本大震災の年に養殖再開のお手伝いをして以来、毎年お世話になっている漁師の永沼さんから送っていただいたもの。
(東北行脚東北行脚、再び)
昨年は、常滑市情報政策担当員として常滑に引越をしたご縁で、常滑の方と一緒にボランティアで訪れたことをきっかけにして、「常滑のみなさんと一緒に味わおう」という流れになり、試食会を開催。
(東北行脚、三たび東北行脚、四たび)
名付けて「ええね!三陸」。

当日は、常滑にある居酒屋のTUBAKI(山茶)を会場にして、店長さんのアレンジで三陸の幸をコースにしていただく。
中でもこの雄勝湾産ホタテ貝のバター焼きは、大きな肉厚とぷっくりとした食感でとても美味しい。
火の通し方も絶妙で、三陸と常滑との美味しいかけ橋をかける一品。

参考リンク集:
東北行脚
東北行脚、再び
東北行脚、三たび
東北行脚、四たび
まろまろと今日ももぐもぐ。

愛知県常滑市のTUBAKI(山茶)で開催した「ええね!三陸」にて。

弁松の「並六・赤飯弁当」


弁松の並六・赤飯をいただく。

こちらのお店は嘉永三年(1850年)創業の老舗。
一節には日本初の仕出弁当専門店で、折詰弁当を開発したお店としても知られていて、今でも折詰には経木が使われている。
並六・赤飯弁当は、そんな弁松を代表するお弁当。
玉子焼、魚の照焼、しょうがの辛煮、野菜の甘煮、豆きんとん、というお店を代表するお総菜が、並六(折詰弁当のサイズ)に詰められている。

食べてみると、江戸時代から味付けを守り続けているというだけあって、どれもがとても濃くて甘い。
特に玉子焼はまるでスイーツのような味わい。
この味付けの濃さは、「日持ちさせるため」、「肉体労働のため」、「砂糖が高価な時代に見栄っぱりの江戸っ子が沢山入れた」、「中途半端な味は江戸っ子は好まなかった」などの説があるとのこと。
(お店のHPには「弁松の弁当は味が濃すぎるとお感じになっているお客様、ごめんなさい。でもこういう味なのです」と銘打たれているほど)
また、赤飯も「お強」と呼ばれていた江戸時代からの製法を守っているので堅く炊き上げられている。

現代的な味ではないけれど、時代に迎合せずに今も江戸時代以来の味付けを守り続ける姿勢に江戸っ子気質の清々しさが感じられるお弁当。
まろまろと今日ももぐもぐ。

東京都中央区、東京駅(八重洲)の「日本橋 弁松総本店」大丸東京店にて購入。

藤沢二郎こと、ラーメン二郎湘南藤沢店の「ラーメン・汁無し・粉チーズトッピング・そのまま」


藤沢にある藤沢二郎こと、ラーメン二郎湘南藤沢店で、ラーメン・汁無し・粉チーズトッピング・そのまま(ノーコール)をいただく。

豪快に混ぜながら食べてみると、ラーメン二郎の特徴である極太麺の味を直接的に感じられる。
また、途中で卓上の胡椒をかけてみると、男版の和風カルボナーラと呼んでも良い味わいになる。
ラーメン二郎らしい食べ応えのある一杯。

ちなみに、汁無し二郎は、藤沢二郎と同じく神奈川県にある関内二郎でもいただける。
まろまろと今日ももぐもぐ。

神奈川県藤沢市の藤沢二郎(湘南二郎)こと、「ラーメン二郎」湘南藤沢店にて。

森谷公俊・鈴木革 『図説 アレクサンドロス大王』 河出書房新社 2013

渡邊義弘@常滑市消防本部「ソーシャルメディア研修」の講師をつとめました。

さて、森谷公俊・鈴木革 『図説 アレクサンドロス大王』 河出書房新社 2013。

『アレクサンドロス大王―「世界征服者」の虚像と実像』などで知られる、日本を代表するアレクサンドロスの研究者と写真家による共著。
内容は、アレクサンドロス大王(3世)の東方遠征の様相を解説しながら、進行ルートについて検証を試みているのが特徴。
ただ、白黒写真ではイメージが沸きにくかったり、現在の写真では当時の名残を想像しにくいものもあり、”図説”というタイトル通りの再現図がもっと欲しかった。

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2014 2/8
歴史、戦略論
まろまろヒット率2

五條名驛の「いかだんご」


名古屋にある五條名驛で、いかだんごをいただく。

こちらのお店は、のんき屋八幡屋と並ぶ、亀島にある通称「串焼きストリート」の老舗店の一つ。
このいかだんごは、そんな五條名驛のオススメ品。
食べてみると、フワフワの食感とイカらしい弾力が合わさって、確かに美味しい。
お店の自信が伝わってくる一品。

ちなみに、こちらは石垣市交流職員として平成23年度に松阪市に赴任されていた西銘基恭さんと訪れたお店でもある。
石垣島とのかけ橋を感じたひとときでもある。
まろまろと今日ももぐもぐ。

愛知県名古屋市、名駅(亀島)の「五條名驛」にて。

谷岡一郎 『データはウソをつく―科学的な社会調査の方法』 筑摩書房 2007

渡邊義弘@妹の結婚式に出席して来ました。
(「パセリくらいの存在感」)

さて、谷岡一郎 『データはウソをつく―科学的な社会調査の方法』 筑摩書房 2007。

『「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ』で知られる著者による、より具体的な社会調査法の解説書。
読んでみると、自然科学と社会科学の対比を通して社会調査の特徴を説明しながら、
ウソを見破る方法とその素養=リサーチ・リテラシーについて解説する流れが分かりやすかった。

また、「つっこみ力」という表現を使っているように、辛辣な表現が多いのも特徴的で、例えば・・・

○人間関係を気にして、正しいと思うことを言えない人は、会社で言えば部長止まりの人間
(命令を実行する側のトップ)
<第5章 リサーチ・リテラシーとセレンディピティ>

・・・と表現しているところなどは、自然と顔を思い浮かべた人もいて思わず笑ってしまった。

以下は、チェックした箇所(一部要約含む)・・・

○社会科学界における事実=蓋然性(確実性)の世界
<第1章 社会における「事実」認定プロセス>

☆自然科学と社会科学の事実認定の差違・・・
・社会科学の事実=常に蓋然性を含み、ピュアな証明ができない点
・社会科学の理論=時間、空間、文化の差違による制限が加わる点
<第1章 社会における「事実」認定プロセス>

○相関関係があることは因果関係があることの必要条件だが、それだけでは因果関係については何も言えない
<第2章 マスコミはいかに事実をねじ曲げるのか>

○統計的に有意=社会科学では偶然の範囲が20回に1回(5%)以内なら蓋然性を持つと結論を出すのが慣例
<第3章 実際にデータを分析してみよう>

☆リサーチ・リテラシー=数字を利用してウソをつく人を見分ける能力
→自分で数字を操作したり、一定の結論を導き出そうと苦労した人は他人のウソやごまかしを見破るのがより上手くなる
<第5章 リサーチ・リテラシーとセレンディピティ>

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2014 2/5
社会調査法、統計的社会調査、リサーチ・リテラシー
まろまろヒット率3