谷岡一郎 『データはウソをつく―科学的な社会調査の方法』 筑摩書房 2007

渡邊義弘@妹の結婚式に出席して来ました。
(「パセリくらいの存在感」)

さて、谷岡一郎 『データはウソをつく―科学的な社会調査の方法』 筑摩書房 2007。

『「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ』で知られる著者による、より具体的な社会調査法の解説書。
読んでみると、自然科学と社会科学の対比を通して社会調査の特徴を説明しながら、
ウソを見破る方法とその素養=リサーチ・リテラシーについて解説する流れが分かりやすかった。

また、「つっこみ力」という表現を使っているように、辛辣な表現が多いのも特徴的で、例えば・・・

○人間関係を気にして、正しいと思うことを言えない人は、会社で言えば部長止まりの人間
(命令を実行する側のトップ)
<第5章 リサーチ・リテラシーとセレンディピティ>

・・・と表現しているところなどは、自然と顔を思い浮かべた人もいて思わず笑ってしまった。

以下は、チェックした箇所(一部要約含む)・・・

○社会科学界における事実=蓋然性(確実性)の世界
<第1章 社会における「事実」認定プロセス>

☆自然科学と社会科学の事実認定の差違・・・
・社会科学の事実=常に蓋然性を含み、ピュアな証明ができない点
・社会科学の理論=時間、空間、文化の差違による制限が加わる点
<第1章 社会における「事実」認定プロセス>

○相関関係があることは因果関係があることの必要条件だが、それだけでは因果関係については何も言えない
<第2章 マスコミはいかに事実をねじ曲げるのか>

○統計的に有意=社会科学では偶然の範囲が20回に1回(5%)以内なら蓋然性を持つと結論を出すのが慣例
<第3章 実際にデータを分析してみよう>

☆リサーチ・リテラシー=数字を利用してウソをつく人を見分ける能力
→自分で数字を操作したり、一定の結論を導き出そうと苦労した人は他人のウソやごまかしを見破るのがより上手くなる
<第5章 リサーチ・リテラシーとセレンディピティ>

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2014 2/5
社会調査法、統計的社会調査、リサーチ・リテラシー
まろまろヒット率3

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