手軽にやりとりできたとしても、信頼まで手軽に得られると勘違いしてはいけない

手軽にやりとりできたとしても、信頼まで手軽に得られると勘違いしてはいけない。

情報通信技術が発展してコミュニケーションのコストが下がっても、時間も労力もお金も使わず、座ったままで信頼を得られると勘違いしてはいけない。
会いたいならば自分から足を使って会いに行く、それさえせずに興味があるとラブコールを送ったり、信頼されたいと願うのはみすぼらしい甘えでしかない。
信頼は手間暇をかけて培っていくものだ。

助言者になりたがる人や、伝統社会で地位がある人、先生と呼ばれる立場の人などにそういう人が多くても、決して影響されてはいけない。

<まろまろ記9周年記念企画、「まろまろ茶話会2010」の会場で阿闍梨餅を受け取って>

2010 7/19
はしり書き

満月の「阿闍梨餅」


京都を代表する銘菓、満月の阿闍梨餅をいただく。

阿闍梨餅とは、安政三年(1856年)創業の京都の老舗和菓子店、満月の半生菓子。
餅米に氷砂糖や卵などのを練り合わせた生地にあんこを入れたもので、もちーっとした独特の食感が特徴的。
名前の由来も比叡山の千日回峰行の阿闍梨がかぶる網代笠をモデルにしたからという、実に京都らしい和菓子。

・・・だけど、この阿闍梨餅はこれまでごはん日記に取り上げる機会が無かった。
今回、まろまろ記9周年記念企画、「まろまろ茶話会2010」の会場に参加人数分が届けられていたので、参加されたまろみあんのみなさんと一緒にいただくことができた。
送っていただいたのは、今回参加することができなかった京都在住のまろみあんの方。

以前、「そういえば阿闍梨餅をごはん日記に取り上げたことが無い・・・」とTwitterでつぶやいたことを覚えていていただいていたのが嬉しかった。
かつて「時間も労力もお金も払わず、信頼される努力もしないで、友達面をするのは美しくない」とつぶやいたことに感じるものがあったようだけど、今回は逆に信頼の意味を教えていただくこととなった。

手軽にやりとりできたとしても、信頼まで手軽に得られると勘違いしてはいけないということを教えられた一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

京都・今出川の「阿闍梨餅本舗 満月」本店にて購入とのこと。

Pain de Mie(パンドミー)の「クイニーアマン」


根津にあるベーカリーカフェのPain de Mieで、クイニーアマンをいただく。

クイニーアマン(kouign amann)とは、フランス・ブルターニュ地方の伝統的な菓子パンのこと。
食べてみると、カラメリゼされた表面のパリっと感と、ブリオッシュ生地のモッチり感が合わさって独特の食感がある。
たっぷりとバターを使っていることもあって、食べ応えもある一品。

ちなみに、こちらはまろまろ記9周年記念企画、「まろまろ茶話会2010」のプレまろまろ茶話会としておとずれたお店でもある。
まろみあんの方々の協力でスイーツ・カテゴリに新しいコンテンツがまた一つ☆
まろまろと今日ももぐもぐ。

根津(東京都文京区根津2-18-12)の「Pain de Mie(パン・ド・ミー)」にて。

根津とうふ工房 須田の「掬い豆腐と薄揚げ」


根津にある根津とうふ工房・須田をおとずれる。

こちらのお店は、その名の通り豆腐工房のお店で、作りたての豆腐をいただくことができる豆腐のアウトレット店。
今回は、ランチの昼膳をいただく。
まず暖かい豆乳を飲んだ後に出されるのが、写真の掬い豆腐と薄揚げ(油揚げ)のご膳。
掬いたての暖かい豆腐、味噌を塗って焼かれた薄揚げは、どちらも豆腐の美味しさを感じられるもの。
さらにこの二つはお代わりすることができるのも嬉しい。
この後で、ご飯と豆腐を使ったおかず、お味噌汁、香の物、そしてデザートが出てくるという、まさに豆腐のフルコース。

ちなみに、こちらはまろまろ記9周年記念企画、「まろまろ茶話会2010」のプレまろまろ茶話会としておとずれたお店でもある。
ご一緒させていただいたまろみあんの中には、豆乳好きの方と淡白な味が好きな方がいたけれど、お二人ともが絶賛したという谷根千の名店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

根津(東京都文京区根津2-19-11)の「根津とうふ工房 須田」にて。

yuru cafe(ユルカフェ)の「カジュアルコース」


フランス産マグレカナールとキノコの前菜・バルサミコソース

スモークサーモンのサラダ・マスタードヴィネグレット

総州三元豚白王の低温ロースト・香味野菜とカレーオイル

有頭エビの手打ちパスタ・娼婦風

濃厚クリームチーズのパンナコッタ・キャラメルソース

江戸川橋にあるyuru cafeさんで、文京区友の会ワインとカフェディナーの夕べオフ会を開催する。

このyuru cafeさんは、建築家とソムリエがコラボレーションしたカフェ。
知性と専門性の共演という点や、yuru cafeという店名からも伝わるのんびりとした雰囲気が文京区らしいお店。
今回は、シェフの方にワインに合うカジュアルコースを組んでいただいた。

美味しいコース料理とワインをいただきながらお話をさせていただくと、ご近所さん話に華が咲く。
今回も大いに盛り上がったオフ会となったことに、幹事役をつめていただいた方、参加された方々に感謝です☆

ちなみに、このyuru cafeさんは僕の個人サイトであるまろまろ記の9周年記念企画「まろまろ茶話会2010」の会場を選ぶ際に情報が寄せられたお店でもある。
(文京区友の会会員さん、かつまろみあんえほんうるふさんからの23番の書き込み)

個人による情報発信が人と人が出会うメディアとなり、それが新しいご近所さん付き合いのコミュニティになることを目指した文京区友の会の理念を、そのまま実践したオフ会としても意義深さを感じたひと時。
まろまろと今日ももぐもぐ。

江戸川橋(東京都文京区音羽1-28-4)の「yuru cafe (ユル・カフェ)」にて。

渡辺うどんの「肉玉うどん」


富士吉田にある吉田うどんのお店、渡辺うどんをおとずれる。

吉田うどんとは、山梨県富士吉田市を中心とした郡内地方のご当地うどん。
もともと郡内地方では稲作よりも麦作(水掛麦)が盛んだったこともあり、冠婚葬祭時の時にうどんを食べる習慣がある。
吉田うどんはこの伝統を受け継いだもので、何と言ってもコシの強い極太麺が一番の特徴。
現在僕が知っている範囲のご当地うどんの中では、一番太くてコシが強い。
(柔らかさが特徴の伊勢うどんとはちょうど正反対の位置)
また、付け合わせにキャベツと馬肉を使用するのも吉田うどんの特徴の一つとなっている。

今回おとずれた渡辺うどんは吉田うどんの老舗として知られいて、『美味しんぼ』第80巻でも取り上げられているお店。
名物の肉玉うどんの中盛りは、極太麺の上にキャベツと馬肉を甘辛く煮込んだものがのっているという吉田うどんらしい構成となっている。

食べてみると、噛みしめながら食べるうどんのコシの強さと、それに負けない馬肉の味が合わさって総じて力強い味わいとなっている。
食べ応えのあるうどんから、富士の麓の力強い風土を感じることができる一杯。
まろまろと今日ももぐもぐ。

富士吉田市、忍野村の「吉田うどん 渡辺うどん (渡辺手打ちうどん)」にて。

PICOT(ピコット)の「食パン」


富士屋ホテルのベーカリー、PICOTの食パンをいただく。

このPICOTの食パンは、箱根の大平台(姫の水)の源泉を使い、富士屋ホテル創業当時からのレシピを受け継いで作られている。
富士屋ホテルのレストランで利用されているものとまったく同じもので、名物のフレンチトースト富士屋風の材料としても使われている。

今回は軽くトーストして食べてみると、さっくりとした食感。
最近流行りのもちもち食パン(パリーネの光など)とはまた違った、オーソドックスな食パンということが分かる味になっている。
バターやジャムが欲しい一枚。
まろまろと今日ももぐもぐ。

箱根、宮ノ下の「富士屋ホテル」内、「ベーカリー&スイーツ ピコット」にて購入。

徳造丸の「金目鯛の柚子胡椒にぎり寿司」


伊東にある回転寿司の徳造丸をおとずれる。

この徳造丸は、伊豆に拠点を置く水産会社(網元)が直営する回転寿司屋さん。
本店は金目鯛を売りにしているだけあって、こちらも金目鯛の味噌巻きや金目鯛の煮付けを寿司ネタにしたものなど、様々な金目鯛のお寿司が用意されている。

そんな数ある金目鯛のお寿司の中でも一番人気なのが、この金目鯛の柚子胡椒にぎり寿司。
醤油は付けずにそのまま食べてみると、人気の理由がよく分かる美味しさ。
伊豆の金目鯛と言えば煮付けが有名だけど、生の金目鯛も美味しいということが理解できる一貫。

また、金目鯛の他にも伊豆の地魚やげんなりちらし寿司なども豊富に用意されているので、伊豆らしいものを味わうことができる。

ちなみに、こちらは伊豆黒餅本舗もりしくんからまろまろ談話室 (mixiまろみあんコミュニティ)でご紹介を受けたお店の一つ。
伊豆のまろみあんに感謝☆
まろまろと今日ももぐもぐ。

伊東の「回転寿司 網元 徳造丸」にて。

キリン富士御殿場蒸留所の「富士の伏流水」


御殿場にあるキリン富士御殿場蒸留所をおとずれる。

このキリン富士御殿場蒸留所(キリンディスティラリー、旧キリン・シーグラム)は、モルトウイスキーとグレーンウイスキーの両方を製造する世界でも数少ない蒸留所。
ロバートブラウン富士山麓などのキリンのウィスキーを製造している。
また、ウィスキーでけでなく、他のキリンの工場でも製造されている各種チューハイ中国酒、さらにはアルカリイオン水も取り扱っている。
あえて言えば「総合」という言葉が好きな日本風の蒸留所。

そんなキリン富士御殿場蒸留所を見学させていただくと、見学エリアも蒸留の説明も流れ作業のような印象を受けた。
ガイドツアーもサントリー山崎蒸留所のように洗練されていないところに、キリンの総合メーカーらしさを感じた。

写真は、見学後の試飲でいただいた富士の伏流水 (非売品)。
背景に見えるのはこの富士の伏流水をマザーウォーターにしたロバートブラウン富士山麓の試飲樽。
飲んでみると、まるで硬水のようなしっかりとした飲み応えがある。
一応は軟水に分類されるとのことだけど、アルカリ成分が豊富に含まれた硬水に近い水とのこと。

ちなみにこちらの蒸留所は有料のテイスティングはおこなっていないので、蒸留所の真髄とも言うべきシングルモルトを味わうことができないのは残念。
さらに、運営側の都合で変更になった連絡を留守番電話に入れないなど疑問を感じさせる対応が多い。
嫌味ではなく、駅から遠い蒸留所にわざわざやって来た人たちに対してここまでホスピタリティがないなら、見学は見直した方が良いのではないかと素直に感じた。
かつては大量生産大量消費の高度成長期を支え、現在はブランド力の低下に苦しむ日本の総合メーカーの現状の一端をかいま見たような気がする蒸留所。
まろまろと今日ももぐもぐ。

御殿場の「キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所」にて。

ロバギターの「フレンチワッフルのソーセージ添え」


御殿場にある雑貨カフェ、ロバギターでフレンチワッフルのソーセージ添えをいただく。

フレンチワッフルとは、フレンチトーストのように調理したワッフルのこと。
さらに胡椒を効かせて焼いたソーセージを添えて、メープルシロップをかけて食べるオリジナリティ豊かな一品。

食べてみると、甘さとしょっぱさと肉汁が絡み合って複雑な味わい。
組み合わせとしてはマックグリドルを思い浮かべるけれど、でもそれよりもずっと美味しい。
一見奇を衒っているようでも食べてみると自然に感じられる一品。

ちなみに、なぜ店名がロバギターなのかお聞きすると、「好きなものを合わせた」とのこと。
そんな自然体な雰囲気が表現されている素敵なお店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

御殿場の「ロバギター」にて。