サントリー山崎蒸留所ガイドツアーの「シングルモルト楽しみ方講座」


サントリー山崎蒸留所に、ガイドツアー(工場見学)でおとずれる。

このサントリー山崎蒸留所は、サントリー創業者の鳥井信治郎1923年に建てた日本初のウィスキー蒸留所。
山崎は京都と大阪の間にあることもあってその歴史は古く(山崎の戦いなど)、特に千利休がお茶を点てたように名水がわき出すことで知られている。

その山崎にあるサントリー山崎蒸留所のガイドツアーは、仕込→発酵→蒸溜→貯蔵のウィスキー製造工程を一通り見学することができる。
特にウィスキー樽が並べられた貯蔵庫は迫力がある。
大量に並んだウィスキー樽は熟成には時間がかかるということの証拠でもあるので、あまり器用ではない自分の人生を振り返る機会にもなった。
(ちょっと大げさ?w)

そしてウィスキー製造工程の見学が終われば、試飲会が待っている。
今回は「シングルモルト楽しみ方講座~もっと知りたい!ウイスキーの魅力~」という講座に申し込んだので、その受講セットが写真。
内容は主なものから、山崎12年、白州12年、マッカラン12年、ボウモア12年の4種類のシングルモルトウィスキー(手前)、ハイボールと自由にアレンジするための山崎12年が2杯分(奥)、ウィスキーとの相性を試すためのおつまみ(右)、そして山崎の天然水のチェイサー(真ん中)と水割り用のサントリー天然水(右上)などがテーブルに並べられている。
この受講セットを解説に従って飲み比べていくと、確かにシングルモルトの風味がまったく違うということを実感。
サーブしていただく係の人も全員がしっかりと教育を受けているのが伝わって来て、お酒をほとんど飲まない僕でもウィスキーの香りの豊かさを確認することができる講座となっている。

また、このサントリー山崎蒸留所にはサントリーの資料コーナーや山崎25年を飲むことができる有料のテイスティングカウンターが用意されているので、とても充実した施設となっている。
サントリー武蔵野ビール工場も見学したことがあるけれど、歴史面でも施設面でもこの山崎蒸留所の方が迫力を感じた。

ちなみに、サントリーは宣伝上手でも知られている。
日本初のヌードポスターは日本の広告史では必ず取り上げられるし、テレビCMは凝ったものが多い。
さらにサントリーミュージアムやサントリー文芸賞などのさまざまな文化事業でも有名。
(それだけ差別事件東北熊襲発言問題は未だに尾を引いている)

そんなサントリーの宣伝上手ぶりは21世紀初頭の現在でも健在で、最近ではblogTwitterなどの新興メディアに対しても積極的なPR活動をおこなっている。
新しいメディアの可能性を模索するという意味でブログ・マーケティング自体を否定するものでは無いけれど、メディアの信頼性とのバランスは慎重に考えないといけないので、このまろまろ記はそうしたキャンペーンとは一定の距離を置くことが多い。
(これまで唯一の例外は石原新太郎東京都知事にお呼ばれした時くらい)
そんなことから今回もブロガー・ミーティングは利用せずにあくまで自腹での訪問。
利益供与は一切受けていないので、プラスマイナス両方を自由に書かせていただきます(^_-)
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・山崎の「サントリー山崎蒸留所」テイスティングカウンターにて。

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