日本最古のインド料理店;ナイルレストランの「ムルギーランチ」


東銀座にある日本最古のインド料理屋さん、ナイルレストランで名物のムルギーランチをいただく。
ムルギーと言うだけあって、骨付きの鶏肉、マッシュポテト、炒めたキャベツ、ターメリックライスがワンプレートに盛られている。
このムルギーランチは店員さんが目の前で鶏肉をほぐして骨をはずしてくれる。写真はその直後の一枚。この後、自分で全体をよくかきまぜていただくのが流儀。
(インド人気質な店員さんからの指導が入るのもこのお店の名物)

肝心の味の方はとルーのスパイシーさとマッシュポテトやキャベツの甘みとのバランスがとても良い。後味で辛さもしっかりと感じられて、とても複雑な味。かき混ぜてみても様々な味を最後まで感じることができる。
お店と同じくこのムルギーランチも50年以上の歴史があるメニューだけど、半世紀前の日本人に受け入れられたことが不思議なくらいホットな味わい。

ちなみにこのナイルレストランの創業者”A.M.Nair”氏はインド独立運動にも関わり、東京裁判のパール判事(インド人)の通訳をつとめるなどの日印交流史に名前を残す人物でもある。
まろまろと今日ももぐもぐ。

銀座の「印度料理専門店 ナイル・レストラン」にて。

日本最高の立ち飲み;かねますの「生うにの牛肉巻き」


迫力あふれる生雲丹の生牛肉巻き。奥に見えるのはこれまた名物のハイボール。香り高い。


せっかくなのでアップにしてみる。黒く見えるのは海苔。

日本最高の立ち飲み屋という評価もある、勝どきのかねますをおとずれる。
立ち飲みと言っても、こちらのお店は世界の有名シェフたちが来日時にわざわざ訪れることでも知られている。
あえて言えば、高級立ち飲みや立ち飲み割烹というような独自の存在感を持っていて、日本中に数限りなくある立ち呑み屋さんとは明確に一線を画している。

こちらの名物は何と言っても「生うにの牛肉巻き」。生のウニを牛肉の刺身で巻いたという実にインパクトのあるおつまみ
食べてみると生の牛肉と雲丹の両方が口の中に溶ろける!
一つ間違えれば下品な組み合わせになってしまいそうだけど、新鮮なウニと霜降りのサシが入った生肉とのバランスが絶妙で、噛みしめる度に口どけとコクの両方を感じることができる。単なる居酒屋のメニューを超えた一品。
ちなみに16時~20時までしか営業していないお店だけど行く価値ありのお店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

勝どき(勝ちどき、勝鬨、かちどき)の「かねます」にて。

Ristorante Salutare(リストランテ・サルターレ)の「ポテトとグリーンピースのリゾット・プロシュートのクロカンテ添え」

諸々の用事の合間に同行者から「イタリアンが食べたい」とリクエストを受けて、文京区内で評判のイタリア料理屋さん、Ristorante Salutareにランチでおとずれる。
こちらのお店はまだ新しい(2005年オープン)上に、最寄駅は御茶ノ水(お茶の水)、上野広小路、御徒町、湯島、本郷三丁目からそれぞれほぼ等距離という立地条件にも関わらず、すでに名店として定着しつつある注目のお店。

今回いただいたのは、ポテトとグリーンピースのリゾット・プロシュートのクロカンテ添え。
クロカンテ(croccante)とは”カリカリに焼いたもの”という意味で、生ハムのプロシュートをカリカリにしたものをリゾットの上に散りばめられているのが特徴的。
食べてみると、具材としては比較的淡白なジャガイモとグリーンピースの中にあって、クロカンテの食感がアクセントになって最後まで美味しくいただける一皿になっている。

ちなみにこちらのお店はパスタ(しかも生パスタ)が美味しいことでも知られている。同行者が注文したパスタを味見させてもらうと確かに美味しかったのでパスタもオススメ。
まろまろと今日ももぐもぐ。

湯島(東京都文京区湯島3-3-4)の「Ristorante Salutare(リストランテ・サルターレ)」にて。

Starbucks Coffee Japan(スターバックス・コーヒー・ジャパン)第13回株主総会の「バウムクーヘン」


もろもろの打ち合わせや手続きの合間に、タイミングが合ったのでスタバの株主総会に出席。
恒例のコーヒー・ブレイク・コーナーで商品をテイスティングしてみると、今年はバウムクーヘンだった。味の方はスタバらしく甘さが強調された味わい。毎年少しずつ良くなってきているとはいえ、やはりフードはもっとマイルドな味付けにしてもらいたいと要望する。
(それでも2年前の品プリで開催された第11回株主総会の時は激甘のマンゴーチョコレートケーキだったことを考えれば格段の進歩)

肝心の総会の方はフードと同じく、毎年議論の内容が濃くなっているように感じた。
これは・・・
1:日本人株主が意見する文化が浸透しつつあること
2:現社長を含めて経営陣の半数が海外の人であること
・・・そして何よりも・・・
3:スタバの事業内容が一般人でも判断できるので突っ込んだ議論が可能なこと
・・・の3点が良い影響を与えているんだと感じる。
(『日経マネー』で取り上げられたように株主総会での意見を元にした商品開発も成功している)
そうしたことを考えるとまだまだ手放せませんな(^^)

ちなみに日本での登記上はスターバックス・コーヒー・ジャパンで、スターバックス・カフェ・ジャパンでは無かったりする。
まろまろと今日ももぐもぐ。

両国国技館で開催された、スターバックス コーヒー ジャパン・第13回定例株主総会にて。

E.H.カー、清水幾太郎訳 『歴史とは何か』 岩波書店 1962

距離の単位系を説明する時にEminemの“8 mile”を例に出して解説することが多い、
まろまろ@メートル換算すると実はかなりの距離(12.87km)と分かった時の元も子もない反応が痛くて気に入っています(w

さて、『歴史とは何か』E.H.カー著、清水幾太郎訳(岩波書店)1962。

ロシア革命史の研究で知られる歴史家、E.H.カーによる歴史の概要書。
歴史という対象の特徴と、それにアプローチする歴史学の方法論を述べた一冊。
原題は“What is History?” (1961)。
実はこれまで必要に応じて何度も部分読みをしていた本ではあるけれど、
特命係長プレイの合間に初めて通読したので、今回めでたく読書日記化。

内容は、歴史とは事実なのか、それとも解釈なのか?
歴史では社会(状況)と、個人(人物)のどちらが優先するか?
歴史は特殊事例の集まりでしかないのか、それとも一般化は可能なのか?
・・・などの歴史への問いかけに対して、それぞれ一方だけの立場を極論だと退けて、どれがも密接な相互関係にあることを述べている。

たとえば、歴史は事実なのか、解釈なのかという問いに対しては・・・・
「歴史家は事実の慎ましい奴隷でもなく、その暴虐な主人でもない」として、
「歴史とは歴史家と事実との間の相互作用の不断の過程であり、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話」
・・・と結論づけている。
(1 歴史家と事実)

両極端な意見にそれぞれ反論を加えて、中庸な立場を採用しているのが著者の終始一貫したスタンス。
ただ、それだけに上記のように結論が一言で言えないものばかりで、よく読解しないといけないものになっている。
この点、理系の人、特に実験などの実証的手法を取る人の中で、
「文系の人の話は何も問いに答えてない」と指摘する人をたまに見かけることがあるけれど、
そういう人がこの本を読んでも同じように感じるんだろうかとふと思った。

刑事裁判の手続がそうスパっといかないように、過去の出来事という対象にアプローチするのは、
そう簡単な話ではないということを理論立てて説明してくれているので、
同じような特徴(再現性無し、追試不可能、一般化が簡単では無いなど)を持つ研究対象へのアプローチの参考にもなる本でもある。

以下は、チェックした箇所(一部要約含む)・・・

○正確は義務であって、美徳ではない
→仕事の必要条件であって本質的な機能ではない
<1 歴史家と事実>

☆歴史=歴史家と事実との間の相互作用の不断の過程であり、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話
→歴史家は事実の慎ましい奴隷でもなく、その暴虐な主人でもない
<1 歴史家と事実>

○事実と解釈とを引き離すことが出来ないのと同じように、特殊的なものと一般的なものとを区別することは出来ない
→一方を他方の上に置くことも出来ない
<2 歴史と科学と道徳>

○歴史の機能は、過去と現在との相互関係を通して両者を更に深く理解させようとする点にある
<2 歴史と科学と道徳>

○歴史は運動であり、運動は比較を含む
→道徳的判断には「善悪」ではなく「進歩と反動」という比較的性質の言葉を用いる
<2 歴史と科学と道徳>

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2008 6/24
歴史、学問一般
まろまろヒット率4

さぬきうどん めりけんやの「ゆずうどん」

JR四国が経営する讃岐うどん屋さん、めりけんやをおとずれる。こちらのお店は全国のJR系列のビルに入っていて、直営店と業務提携店(恵比寿の「さぬきうどんNRE&めりけんや」など)が存在する。この梅田駅前店は直営店。

注文したのは「ゆずうどん」。いわゆる生醤油うどんに柚子がトッピングされているだけのものだけど、予想以上にこれが美味しかった。のどごしや歯ごたえがさぬきうどんらしさを感じられる上に、ユズの香りが麺の味を増してくれている。

もちろんお気に入りの本場の讃岐うどん(「さか枝」など)とは比べてはいけないものだけど、予想していたよりも美味しかったので好感度アップ。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・梅田、梅三小路内の「さぬきうどん めりけんや(メリケン屋、メリケン家では無い)」直営店にて。

うどん 大和の「海老天カレーうどん」


民間の卸売市場としては日本最大の木津市場の場内にある、うどん大和をおとずれる。名物の海老天カレーうどん(略:天カレー)を注文すると、出てきたのがこの一杯。見た目からして単なる天ぷらカレーうどんとは違っている。

大きな丼鉢にカレーうどんがナミナミとつがれ、その上に豊富な種類の天ぷらとこれまた量の多い牛肉、しめじ、カイワレ大根、そして大量の青ねぎが豪快に盛られている。
天ぷらだけでも、二匹のえび、貝柱、茄子、えんどう豆、アスパラと盛り沢山。
(具も大きいけれど、それに負けない衣の厚さで食べ応えあり)

味の方は、一口目は香ばしさを感じて、食べるにしたがって甘さを感じるカレー出汁が盛り沢山の具材とよくあったものになっている。カレー出汁に牛肉の甘みも加わるので、全体的には甘めの味わいになっている。
白ご飯(写真奥)も注文すると、カレーうどんの上にのっている天ぷらと牛肉(これまた旨い)だけでも美味しくいただける。

実は今まで食べたうどんの中で一番値段の高いうどん(一杯1570円!)だけど、内容はもちろん、市場場内のお店なのにホスピタリティも悪くないお店で納得の一杯。

ちなみに木津市場には「かなえ寿司」というお鮨の名店もある。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・大国町、木津卸売市場内の「うどん 大和(やまと)」にて。

Daniel Wallace "Big Fish" Pocket Books 2004

maromaro@when somebody asks me whether I can communicate in English, I recently answer “Are you look down on me? I am even able to say ‘I am a pen ;-)'”.

“Big Fish” written by Daniel Wallace Pocket Books 2004.

There are two main characters in the book.
The father who likes to tell jokes and tales as a boaster.
The other is the son who does not like the father`s jokes and tales.
The son finally start to listen to the father`s jokes and tales, when he knew the father has short time to left…

As “fish story” means big talk and boast, the title “Big fish” is an extream boaster.
The main theme of this story is to understand between the father and the son, who have different personalities.
The last part of this story was toched for me as a reader.
I think it does not matter the jokes and tales are real or not.
The important thing is there are truth or not.

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2008 6/17
小説、洋書、English
まろまろヒット率4

annotation; this readingdiary was assisted by maropro.

天亭の「天丼」

500円天丼のお店として知られるミナミの天亭をおとずれる。東京でワンコイン天丼のお店と言えば、神田神保町の「いもや」が有名だけど、大阪にはワンコイン天丼のお店がいくつかある。
この天亭もその中の一つで、数あるワンコイン(500円)天丼のお店と同じように注文を受けてから目の前で揚げてくれるのでサクサク。
ただし、同じワンコインの500円天丼でも、お味噌汁がサーヴィスでついてくるところや、お店の雰囲気、ガス炊きご飯などの点で「いもや」に軍配はあがる。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・難波(なんば、ミナミ)、なんばウォークの「あげたての味 天亭(てんてい)」にて。

BARDINI(バルディーニ)の「ティラミス」

イタリアン・バールのBARDINIをおとずれる。日本でバール(Bar)と言えばお酒のイメージが強いけれど、こちらは本場と同じくカフェ系のメニューが充実している。

このティラミスは、これまで食べてきたティラミスの中でも、有数の美味しさ。コーヒーの香ばしさとカッテージチーズのコクが合わさった至極の一品。

コーヒーの種類も豊富なので、イタリアン・バールと言ってもPIENOのように居酒屋としてでは無く、カフェとして利用することがオススメのお店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・堀江の「CAFFE & BAR TAVOLA CALDA BARDINI(バルディーニ、baldiniでは無い)」にて。