堀江バル EUGO(ユーゴ)の「小海老のアヒージョ」

堀江にあるスペインバル、堀江バルEUGOで小エビのアヒージョをいただく。
アヒージョ(ajillo)とは、オリーブ油で具をグツグツと茹で揚げる一皿で、スペイン・バルでは定番のタパス(おつまみ)。
見た目は油そのものだけど、食べてみるとオリーブ・オイルということもあって意外と油っこくはない。
特に油で揚げ温められたニンニクがほっこりとした甘さで気に入った。

ちなみにこちらのお店は、以前はイタリアン・バールとスペイン・バルとの融合したお店として「堀江バール EUGO」という名前で営業していたとのこと。
現在はスペイン・バルに一本化して「堀江バル EUGO」に変更して営業中。試行錯誤ができるっていいですな。
(ただし純粋なスペイン料理系バルとしては近くにあるポロンポロンの方が好み)
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・堀江の「堀江スペインバル EUGO(ユーゴ)」にて。

イラン料理;HAFEZ(ハーフェズ)の「バガリ・ポロウ」


イラン料理を食べにHAFEZをおとずれる。イランはかつてペルシア(ペルシャ)としてシルクロードの中継点として栄えただけあって、異国情緒のあるメニューが多い。

今回はポロウをいただく。ポロウとは、イランのお米を使ったピラフのことで、イラン料理(ペルシア料理)の代表メニューの一つ。いくつかあるポロウの中で、そら豆と、ラム肉、ハーブを使っている「バガリ・ポロウ」を選択。

食べてみると意外とふっくら&もっちりの食感。イラン米はインディカ米の中でも特に長いこともあって、一晩中塩水につけるとか。それだけにはっきりした塩味とインディカ米の独特の食感を感じられる一皿。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・四ツ橋(堀江、心斎橋)の「イラン料理 HAFEZ(ハーフェズ、ハーフィズ)」にて。

Cumin(クミン)の「こだわりカレー」


本格的に作りこんだカレーを食べさせてくれるお店と聞いて、カレー&ワインのお店Cuminをおとずれる。こちらのお店はワインバー(バール、バル)とカレーライスのお店を組み合わせている最近の流行のスタイルになっている。

看板メニューのこだわりカレー(プレーン)をいただくと、確かにスパイシー。香辛料をふんだんに使っているのでスパイシーだけど、甘味がある味わい。辛味パウダー(写真奥)も一緒に出されるので、辛さが足りない場合は調整できる。
ただ、個人的にはもう少し濃味もほしかったかも。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・難波(なんば、ミナミ)、道頓堀の「カレー&ワイン Cumin(クミン)」にて。

クンテープの「タイスキ」


タイ政府公認のタイ・レストランとして知られているクンテープで、タイスキをいただく。
タイスキとは、タイ風のすき焼きという意味のお鍋。今やすっかり定番になったタイ料理の一つだけど、実際にはすきやきというよりしゃぶしゃぶや寄せ鍋に近い。
(一説には中国の広東料理の方の影響を強く受けているとか)

こちらのタイスキは魚介類に、肉類に、団子、野菜、春雨、麺と実に20種類以上の具材を投入する賑やかなもの。中辛と辛口の2種類あるスパイシーなタレをつけていただくと、お口の中はエスニック
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・難波(みなみ、ミナミ)、道頓堀の「タイ料理とタイスキの店 クンテープ」にて。

司馬遼太郎 『翔ぶが如く』 文藝春秋 全十巻 2002(新装版)

最近、「アクティヴな引きこもり」の新しい類似語として「ワーカホリック気味なニート」を使う機会の多い、まろまろです。

さて、『翔ぶが如く』司馬遼太郎著(文藝春秋)全十巻2002(新装版)。

明治維新によって近代日本がスタートした明治時代初めを舞台に、征韓論から西南戦争までをえがく長編歴史小説。
実はこの本は、これまで何度か途中で挫折した作品でもある。
その最大の原因は、文庫本にして全十巻という長さではなく、この作品の読みにさにある。

小説と言っても物語のあらすじより評論的な部分が多い上に、肝心の物語の方も行ったり来たりしてなかなか進まない。
「以下、余談ながら・・・」という著者の脱線は、他の作品では真骨頂のような説得力や力強さがあるのに、この作品ではダラダラと要領を得ないと感じられるところが多い。
「翔ぶがごとく」という躍動感のあるタイトルとは逆に、「翔ばないがごとく」という感じ(w

なぜそうなってしまったのか?
それは著者自身が何度も書いているように、著者が西郷隆盛を理解できなかったからだ。
かつては政略家だったはずの西郷隆盛が、なぜ征韓論から西南戦争にかけては根回しも戦略も放棄したかのようなスタイルになったのか。
著者はこの点が理解できず、主役に対する理解の自信の無さが長々とした評論になってしまっている。

この点、僕が今回通読できたのは、一つには西郷隆盛の気持ちがなんとなく感じられるようになったからだ。
政略・戦略とは、平たく言えば、自分はできるだけ安全な場所にいて相手を危険な場所に追い込む、というものだ。
「感情量の多い」(著者の表現)人間は、たとえ政略・戦略の能力があったとしても、時に公の場で矢面に立って、正々堂々と進むことを選ぶことがある。
物分かりの良さや、バランス感覚、割り切りなどでは何かを生み出していくことはできないし、したり顔の人間が人の心を動かすことはありえないからだ。

たとえば、僕はかつての恩師から「お前は伊藤博文のようだな」と言われる機会が何度かあった。
確かにこの作品に出てくる伊藤博文のちょこまかしいところは、どこか通じるところがあるかもしれない(w
でも、そんな伊藤博文でさえ、政略・戦略を捨てて、組織を抜け一歩踏み出したことがあった。
(長州クーデター)
そのことが、少し軽薄な伊藤博文が単なる裏技・寝技師だけでない証拠となった。
政略・戦略の必要条件である理解力や透徹とは逆の、聞き分けの悪さや頑固さが矢面に立って進む上では必要になる。

著者はこの機微が理解できずに、長々とした評論的な文章になってしまっている。
著者自身も書いているように、それは矢面に立って(リスクを取って)進んだ経験がないということが大きい。
でも、経験が無いので書けない、というのでは歴史小説の意味がない。
この作品の要領を得ない長々とした記述は、著者が作家としての限界を感じたからというのもあったのだろう。

かつて僕は、100年か200年後に自分の人生が歴史小説の題材にされることがあるなら、司馬遼太郎のような作家に書いてほしいと思っていた。
でも、司馬遼太郎のような著者では僕のことを描ききれないのだろう。

この本をamazonで見ちゃう

2008 6/6
歴史小説
まろまろヒット率3

酒の穴の「八宝菜」

古き良き居酒屋の名店として知られる酒の穴で、名物という八宝菜をいただく。
八宝菜といっても中華料理の八宝菜とは違い、汁気が多くて和風の出汁が効いている。あえて言えば和風シチューやポトフに近い一品。胡椒をかけて食べると独特の風味が出て美味しいおつまみ
ちなみにこの八宝菜、お値段200円。ViVa! Shin SEKAI!
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・新世界(新今宮、動物園前)の「酒の穴(さけのあな)」にて。

佐兵衛寿司の「蒸し穴子のにぎり寿司」

ジャンジャン横丁の入口に位置する佐兵衛寿司をおとずれて、名物の一つという蒸しあなごのにぎり寿司をいただく。
こちらの蒸しアナゴは、あえて「蒸し」と銘打っているだけあってふっくら。口の中にとろける食感。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・新世界(動物園前、新今宮)、ジャンジャン横丁の「佐兵衛寿司(さへいすし、さへいずし)」にて。

ホルモン道場の「ホルモン焼き盛り合わせ」


新世界を代表するホルモン焼きのお店、ホルモン道場をおとずれる。こちらは選んだホルモンの部位を目の前にある鉄板で焼いてもらい、もやしと一緒にお皿に盛ってもらうスタイル。写真は定番のホルモン盛り合わせ。
(奥に見えるのが鉄板とその上で焼かれるモヤシ)

食べてみるとホルモンの食感と味はもちろん、肉の脂と味が染み込んだタレのかかった付け合わせのもやしが美味しい!
すっかり観光地化してアクが抜けた新世界ジャンジャン横丁にあって、まだディープな香りを残すお店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・新世界(動物園前、新今宮)、ジャンジャン横丁の「本家 ホルモン道場(元祖 ホルモン道場とは別)」にて。

OSTERIA SUDO(オステリア・スドウ)の「魚とトマトのラグーソース・スパゲッティ」

家族との買い物の合間に、ランチでOSTERIA SUDOをおとずれる。こちらのイタリアンは南イタリア料理を得意としているお店らしく、魚介系のメニューが豊富。ちょうどトマトを食べたいと思っていたら魚とトマトのラグー・スパゲティがあったので迷わず注文。
見た目も鮮やかなラグーソースと細めのパスタが絡み合っている姿は魅力的。味付けは少し塩気が強かったけれどこれが南イタリア風なのかも。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・難波(なんば、ミナミ)と日本橋との間の「イタリア料理 OSTERIA SUDO(オステリア・スドウ、須藤)」にて。