宮城谷昌光 『重耳』 講談社 全3巻 1996

名古屋(大須)のブラジル料理店で東海地方の現状を垣間見た、まろまろです。

さて、『重耳』宮城谷昌光著(講談社)全3巻1996。

43歳から19年に渡って逃亡と放浪の生活を送り、最後は春秋の覇者となった晋の文公(重耳)は、
斉の桓公と並んで「斉桓晋文」と評されるように春秋五覇の代表的な存在。
その重耳の人生を祖父の代からひもといて、覇者となった城濮の戦いをクライマックスにえがく歴史小説。

読んでみると、重耳本人よりもまわりの人物が丁寧にえがかれていてる点が印象深い。
たとえば重耳の祖父の武公(称)とその部下の狐突は、もはや主役級の存在。
特に狐突は骨太でスマートな知識人として、『太公望』の中でえがかれた商(殷)の箕子の存在と通じるものがあり、
きっと著者の理想像なんだろうなと微笑ましく思えた。

ちなみにこの小説は人から勧められて読んだ本でもある。
能力面はもちろん、人格面でもイマイチな重耳なのに、なぜか人材が集まってくる姿には、
確かにどこか他人とは思えないものを感じた(w

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2008 12/11
歴史小説
まろまろヒット率3

Rufus Butler Seder "Gallop!" Workman Publishing 2007

I have uploaded “nice to meat sauce” to maromaro words ;).

“Gallop!”, written by Rufus Butler Seder, Workman Publishing, 2007.

This book is not only a picture book or a pop-up book.
It has to be called a “scamination picture book”.
The “scamination picture book” is a book which you can see charactors moving along fliping over pages.
I have never seen that kind of book.

This book impacted me “wow!” first, and warmed my heart the last.

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2008 12/9
洋書、絵本、English
まろまろヒット率4

annotation; this readingdiary was assisted by maropro.

ピエトロ・エマヌエーレ、泉典子訳 『この哲学者を見よ―名言でたどる西洋哲学史』 中央公論新社 2005

まろまろ@「ミスチる」をまろまろ用語集にアップしました(^_-)

さて、『この哲学者を見よ―名言でたどる西洋哲学史』ピエトロ・エマヌエーレ著、泉典子訳(中央公論新社)2005。

現代イタリア哲学を代表する哲学者による、西洋哲学史。
その哲学者の哲学・思想を象徴する名言を紹介しながら哲学史をたどっているので、名言集としても読める一冊。
原題はデカルトの「我思う、故に我在り」を意味する”Cogito Ergo Sum” (2001)。

内容は、名言を中心にしていることに加えて、文章が軽やかなので哲学書にしてはスイスイと読めるものになっている。
それでも基本的な思想、概念はきっちりと押さえてあるのがポイント高い。
「大まじめでも不まじめでもない、小まじめな哲学史」と訳者があとがきで表現しているのはまさにその通りだと感じた。

また、単に高名な哲学者たちの名言を紹介するだけでなく、解説の中で著者自身の言葉で語っている部分も興味深いものが多い。
たとえば・・・

神秘主義的な傾向の強いプラトンが弁証法にたどりついた過程を解説しているところで、「哲学者は示唆するだけではなくて、説明もできなければならない」と述べているところ。
<プラトン―そべてはイデアの影にすぎない>

スピノザの流転性を解説しているところで、「誰も故郷では預言者などやってられない」と述べているところ。
<スピノザ―孤独な形而上学者>

・・・などは著者の哲学者としての視点を垣間見せる箇所だと感じた。
今まで読んだ西洋哲学史の中では指折りの良書としてお勧めの一冊。

以下はその他でチェックした箇所・・・

エピクロスの主張:「将来への心配の対処法は、あらゆる望みを叶えようなどとはしないで、必要で当然な望みだけを考えればいい」
<ゼノンとエピクロス―柱廊の哲学と庭園の哲学>

ヴォルテール:「神がいないなら創らねばならぬ」
<ヴォルテールとルソー―パラドックスは活性剤>

ヘーゲル:「理性的なものは現実的であり、現実的なものは理性的である」
<ヘーゲル―理性探求のエース>

ニーチェ:「人間の偉大さを私が表す言葉は『運命愛』である。必要なことは、運命をただ耐えることではなく、ましてや無関心でいることでもなく、愛することなのだ」
<ショーペンハウアー、マルクス、ニーチェ―近代の反逆者>

フッサール:「哲学者でいたければ常識には背を向けよ」
<フロイトとフッサール―無意識と意識の戦い>

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2008 11/4
西洋哲学史、名言集
まろまろヒット率4

南塚信吾 『アウトローの世界史』 日本放送出版協会 1999

広島で広島風お好み焼きを代表する八昌にいってきた、まろまろです。

さて、『アウトローの世界史』南塚信吾著(日本放送出版協会)1999。

世界各地のアウトロー、特に義賊と呼ばれた人々を取り上げて世界史を振り返ろうとする一冊。
ウォーラーステインの世界システム論を元にして、特に16世紀以降のアウトローを紹介している。

この本の中で著者は、義賊とされた人々の存在と旧来の秩序・価値体系の崩壊とを関連付けている。
「民衆が依ってきた秩序や価値観が急速に変化または崩壊する時、民衆は自分自身に最も近い価値観に依拠する」、
だから「民衆は、自らの正義の感覚に頼らざるを得ないのである」。
そして「そのような身近な正義こそ、かつて義賊が体現したもの」としている。
(終章:「義賊の世界史の試み」より)

・・・という主張はとても興味深いなのだけど、肝心のアウトローたちの歴史の紹介が薄くて、単なる羅列に思えてしまった。
2,3の事例だけにポイントを当ててもいいから、もう少し深いものを読みたいと感じた。

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2008 10/15
歴史
まろまろヒット率2

フランソワ・ダゴニェ、宇波彰訳 『世界を変えた、ちょっと難しい20の哲学』 PHP研究所 2006

ちょっとしたお手伝いのお礼にJR西日本の株主優待券をいただいたので旅ろうかと思う、
まろまろ@西日本のまろみあんのみなさんよろしくお願いします(^^)v

さて、『世界を変えた、ちょっと難しい20の哲学』フランソワ・ダゴニェ著、宇波彰訳(PHP研究所)2006。

現代フランス哲学を代表する著者による西洋哲学史。
哲学者たちを時系列で並べていく一般的な哲学史のスタイルを批判して、哲学の「流れ」ではなく「断絶」の方に注目して哲学史をまとめた一冊。
原題は”Les Grands Philosophes et leur philosophie : Une histoire mouvemente’e et belliqueuse, Empe^cheurs de Penser En Rond” (2003)。
直訳すると「偉大な哲学者達と彼らの哲学」という感じ。

この本の中で著者は、哲学で最も重要な役割はこれまでの哲学を否定して新しい哲学を打ち立てることであるので、
百科全書的な哲学史ではその哲学の持つ本当の意味を理解することはできないと主張している。
そこで新規性と革新性を明らかにするために、哲学の連続性では無く、断絶に注目して哲学史を解説している。

読んでみると、著者の意図通り哲学の歴史に名前を残した哲学者たちが先行者をいかに批判・否定していったかがよくわかるようになっている。
ただし、この内容をタイトル通り「ちょっと難しい」と感じるのか、「だいぶ難しい」感じるかは個人差が大きいと感じた(w

以下はチェックした箇所(一部要約含む)・・・・

○哲学者たちがプラトン、デカルト、カントに近づく理由
=精神だけに組織する力があり、実存はかたちが無くてどの方向にも折れ曲がる劣ったもの、
という考え方を広めるキャンペーンに参加したから
<はじめに>

○プラトンの主要な論点=話されることばが交換を生み出し、関係を作る
→話しことばが録音され伝達できるコミュニケーション技術の発達によりプラトンのテクストは再び力を得る
<プラトンー哲学という考え方の基礎をつくる>

○アリストテレス哲学の根幹=根幹質料形相論=材料にかたちを与えて存在ができるという考え方
→実存する実態の別名
→イデア(決定因)は質料に刻み込まれる
<アリストテレスー大切なのは幸福になること>

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2008 10/1
哲学史
まろまろヒット率3

守屋洋 『老子・荘子―中国古典百言百話』 東洋経済新報社 2007

関東の東の端にある犬若食堂にいってきた、まろまろです。

さて、『老子・荘子―中国古典百言百話』守屋洋編(東洋経済新報社)2007。

老荘思想(タオイズム)の開祖、老子と荘子の中から100個の言葉と100話のエピソードを編集した一冊。

老荘思想は、中国の思想史の中で儒教のカウンターパートとして存在し続けたように、読んでみるとのびやかでしなやかなものが多い。
たとえば、「有の以って利を為すは、無の以って用を為せばなり」(第11章)という言葉からは、
確かに業績やキャリアにこだわる人に限って中身が無かったり薄っぺらい印象を受けることの理由を説明してくれていると感じた。
また、「足るを知れば辱められず、止るを知れば殆うからず」(第44章)という言葉からは、
何かを得ることばかり夢中になることの危険性を端的に表現したものとして印象深い。

ただ、現代語訳と解説をしている編者のコメントが、「昔はよかった」という感じでまとめられたり、
「そうは言っても難しい」となったりするものが多くて、何だか負け犬のつぶやきのように思えてしまった。
老荘思想は一つ間違えると、単なる拗ねた人間の戯言にすぎなくなるということをあらためて感じた本でもある。

以下は、その他でチェックした箇所・・・

○人を知る者は智なり。自らを知る者は明なり(第33章)

○日にこれを計りて足らず、歳にこれを計りて余りあり(庚桑楚篇)

○至人はすなわち能く世に遊びて辟せず、人に順いて己を失わず(外物篇)

○楽しむ所は窮通に非ざるなり(譲王篇)

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2008 9/26
名言、思想
まろまろヒット率3

林總 『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』 ダイヤモンド社 2006

特命係長プレイ中にいつも舌を噛んでしまうのは、「非嫡出子」(ひちゃくしゅつし)と”Avril Lavigne”(アヴリルラヴィン)のまろまろです。

さて、『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』林總著(ダイヤモンド社)2006。

研究室の同僚だったSASSERが大阪に来た時に手土産としてプレゼントしれくれた一冊。
(本をお土産にしてくれるとはさすがまろみあん)

内容は、親の跡を継いだ新米女性社長が会計の専門家と対話しながら会社を再建していくという物語を軸に、
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の読み方などの会計の基本を解説する一冊。
巻末には用語解説もあるので、通して読めば会計的な視点で経営を学ぶことができるようになっている。

読んでいて興味を持ったのは、会社の活動を「現金を使って現金を作ること」と定義して、
「バランスシート(貸借対照表)の左側は現金製造器(固定資産)とその中身(在庫と売掛金)」と説明しているところだ。
固定資産=現金製造器、在庫+売掛金=その中身、というのは言い得て妙だなと感じた。

また、「会計数値=主観が入り込んだ要約された近似値」ということを繰り返し強調して、
粉飾決算の事例や逆粉飾も取り上げているのにも興味を持った。

ちなみに『ブスの瞳に恋してる』(ブス恋)がブスより美人を選ぶことは決してないように、
高級フレンチが餃子屋より儲からないのはタイトルから分かってしまう(w
第5章で詳しく述べられているように、フランス料理店と餃子屋はそれぞれ固定費と限界利益率の関係から
利益構造が違うので、単純に対比できないものになっている。
第3章のタイトル「大トロはなぜ儲からないか?」の方が本書のタイトルとしてはよかったと思う。

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2008 8/5
会計、経営、ビジネス書
まろまろヒット率3

追記:読み終えたこの本はmixi日記で呼びかけてまろみあんの人にプレゼント

ガブリエル・ガルシア=マルケス、鼓直訳 『百年の孤独』 新潮社 2006

まろまろ@まろまろ記7周年を記念して替え歌「時代おくれのブログになりたい」を公開しています。

さて、『百年の孤独』G・ガルシア=マルケス著、鼓直訳(新潮社)2006。

南米の山あいにある町、マコンド。
そのマコンドの開拓者一族であるブエンディア家の人々にスポットを当てて、町の建設から発展、衰退、廃墟に至るまでの約100年間を通してえがく長編小説。

原著”Cien Años De Soledad”(1967)の新訳版。
前々から読んでみたいと思っていたけれど、悲劇的なタイトルと分量、そして独特の修飾語の長さから尻ごみしていた。
(7世代にわたるブエンディア家の登場人物たちは同名が多いので家系図を参照しないといけないのもハードルになった)
それが今回、特命係長プレイの合間に読んでみようと手に取った一冊。

読んでみると、確かに基本は悲劇、それも時には悲惨な場面もあるのだけど、陰湿さや悲壮感は感じられなかった。
悲劇的な内容も比較的からっとしていてスイスイと読めてしまう。
一つは展開がすごく早くて退屈させない点や、ところどころに思わず笑ってしまう場面が散りばめられている点などが原因しているのだろう。

また、読み進めるに従って忘れていた登場人物に思わぬスポットが当たったり、衝撃的な展開が折り重なっていて、あっという間に最後まで読んでしまった。
衝撃的なラストは独特の読後感を与えてくれる。

長編の、それも悲劇なのに、読み終わってからもう一度読んでみたいと思わせるのが心憎い(w
ラテン・アメリカ文学の最高傑作という前評判に負けない作品。

ちなみに僕のまわりではGabriel Garcia Marquezのこの本よりも焼酎の「百年の孤独」の方が有名だったりした(w

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2008 8/1
小説、文学
まろまろヒット率5

小竹貫示・持田有紀子 『[日経225/日経225ミニ]日経先物取引の戦い方』 アスカ・エフ・プロダクツ 2007

2年ぶりにスタバの株主総会に出席した、まろまろ@今年はバウムクーヘンが出ました(^^)v

さて、『[日経225/日経225ミニ]日経先物取引の戦い方』小竹貫示・持田有紀子著(アスカ・エフ・プロダクツ)2007。

この5月から日経225miniをはじめたので、自分の取引を振り返る目的で手に取った一冊。
そもそも僕が日経平均先物をはじめた理由は・・・
1:日経平均という大きな経済の流れを扱える
2:下落局面でも積極的行動が取れる
3:リスクが明確になっている
・・・という3点から。
特にこれまで現物の株式取引ではスルーしていた機会にアクションを起こせる点に魅力を感じたため。
ある程度慣れて、区切りとなるSQ(Special Quotation)も経験したので復習の意味で読んでみた。

内容は、日経先物取引についての大きな解説と指標の読み方、実務的なテクニカル面まで一通りまとめられている。
特に「市場のことは市場に聞け」という点が強調されている。
指標もファンダメンタルもテクニカルも後付けで説明するためにあるもので、「値だけが全てを語っている」としている点や、「自分の都合に相場は合わせてくれない」という点は時々忘れがちになるので心に留めた。
(分析して先を読まなくてはいけない取引の宿命でもあるけれど)

また、日本の市場の後進性についての指摘も多いのが注目された。
確かに日経平均先物は東京市場がマザーマーケットのはずなのに、シカゴのCME(Chicago Mercantile Exchange)と取引時間の長いシンガポールのSGX(Singapole Exchange)が連携しているため、東京市場は使いにくいものになっている。
Japan Passingの理由はこうした世界に立ち遅れた点にあることは僕も実感しているところなので思わず納得。

読み終えてみると、日経225先物について復習できたし、考えさせられる点もあった。
ただし、こういう本では重要な誤字脱字が目立ったのでまろまろヒット率は低め。

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2008 7/1
投資、実用書、経済
まろまろヒット率2

E.H.カー、清水幾太郎訳 『歴史とは何か』 岩波書店 1962

距離の単位系を説明する時にEminemの“8 mile”を例に出して解説することが多い、
まろまろ@メートル換算すると実はかなりの距離(12.87km)と分かった時の元も子もない反応が痛くて気に入っています(w

さて、『歴史とは何か』E.H.カー著、清水幾太郎訳(岩波書店)1962。

ロシア革命史の研究で知られる歴史家、E.H.カーによる歴史の概要書。
歴史という対象の特徴と、それにアプローチする歴史学の方法論を述べた一冊。
原題は“What is History?” (1961)。
実はこれまで必要に応じて何度も部分読みをしていた本ではあるけれど、
特命係長プレイの合間に初めて通読したので、今回めでたく読書日記化。

内容は、歴史とは事実なのか、それとも解釈なのか?
歴史では社会(状況)と、個人(人物)のどちらが優先するか?
歴史は特殊事例の集まりでしかないのか、それとも一般化は可能なのか?
・・・などの歴史への問いかけに対して、それぞれ一方だけの立場を極論だと退けて、どれがも密接な相互関係にあることを述べている。

たとえば、歴史は事実なのか、解釈なのかという問いに対しては・・・・
「歴史家は事実の慎ましい奴隷でもなく、その暴虐な主人でもない」として、
「歴史とは歴史家と事実との間の相互作用の不断の過程であり、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話」
・・・と結論づけている。
(1 歴史家と事実)

両極端な意見にそれぞれ反論を加えて、中庸な立場を採用しているのが著者の終始一貫したスタンス。
ただ、それだけに上記のように結論が一言で言えないものばかりで、よく読解しないといけないものになっている。
この点、理系の人、特に実験などの実証的手法を取る人の中で、
「文系の人の話は何も問いに答えてない」と指摘する人をたまに見かけることがあるけれど、
そういう人がこの本を読んでも同じように感じるんだろうかとふと思った。

刑事裁判の手続がそうスパっといかないように、過去の出来事という対象にアプローチするのは、
そう簡単な話ではないということを理論立てて説明してくれているので、
同じような特徴(再現性無し、追試不可能、一般化が簡単では無いなど)を持つ研究対象へのアプローチの参考にもなる本でもある。

以下は、チェックした箇所(一部要約含む)・・・

○正確は義務であって、美徳ではない
→仕事の必要条件であって本質的な機能ではない
<1 歴史家と事実>

☆歴史=歴史家と事実との間の相互作用の不断の過程であり、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話
→歴史家は事実の慎ましい奴隷でもなく、その暴虐な主人でもない
<1 歴史家と事実>

○事実と解釈とを引き離すことが出来ないのと同じように、特殊的なものと一般的なものとを区別することは出来ない
→一方を他方の上に置くことも出来ない
<2 歴史と科学と道徳>

○歴史の機能は、過去と現在との相互関係を通して両者を更に深く理解させようとする点にある
<2 歴史と科学と道徳>

○歴史は運動であり、運動は比較を含む
→道徳的判断には「善悪」ではなく「進歩と反動」という比較的性質の言葉を用いる
<2 歴史と科学と道徳>

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2008 6/24
歴史、学問一般
まろまろヒット率4