南塚信吾 『アウトローの世界史』 日本放送出版協会 1999

広島で広島風お好み焼きを代表する八昌にいってきた、まろまろです。

さて、『アウトローの世界史』南塚信吾著(日本放送出版協会)1999。

世界各地のアウトロー、特に義賊と呼ばれた人々を取り上げて世界史を振り返ろうとする一冊。
ウォーラーステインの世界システム論を元にして、特に16世紀以降のアウトローを紹介している。

この本の中で著者は、義賊とされた人々の存在と旧来の秩序・価値体系の崩壊とを関連付けている。
「民衆が依ってきた秩序や価値観が急速に変化または崩壊する時、民衆は自分自身に最も近い価値観に依拠する」、
だから「民衆は、自らの正義の感覚に頼らざるを得ないのである」。
そして「そのような身近な正義こそ、かつて義賊が体現したもの」としている。
(終章:「義賊の世界史の試み」より)

・・・という主張はとても興味深いなのだけど、肝心のアウトローたちの歴史の紹介が薄くて、単なる羅列に思えてしまった。
2,3の事例だけにポイントを当ててもいいから、もう少し深いものを読みたいと感じた。

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2008 10/15
歴史
まろまろヒット率2

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