鍵屋の「うなぎのくりから焼き」


鶯谷にある居酒屋の鍵屋をおとずれる。

この鍵屋は安政3年(1856年)創業の江戸時代から続く老舗居酒屋。
現存する居酒屋としては、東京はもちろん、日本でも一番古い居酒屋と言われている。

そんな鍵屋でいただいたのが、写真のうなぎのくりから焼き。
くりから焼きとは、剣に蛇が巻き付いた姿の倶利迦羅龍王蛇(不動明王の化身)に似ていることから名づけられた串焼きのこと。
もともとはうなぎの蒲焼きを作る時に余った切れ端を串に巻いたという庶民的なおつまみとのことだけど、食べてみるとこれが美味しい。
また、巻き串にしているので普通の蒲焼よりも食べ応えがあって、江戸時代の庶民の味を今に伝えている。

ちなみに、江戸時代からの伝統として現在でも女性だけのお客さんは入店拒否しているので注意が必要。
(男性が一緒であれば入店可)
まろまろと今日ももぐもぐ。

鶯谷の「鍵屋」にて。

ショパンの「コーヒーゼリー」


神田淡路町にある喫茶店のショパンをおとずれる。

このショパンは、昭和8年(1933年)創業の老舗喫茶店。
その名の通りショパンが流れる店内でコーヒーゼリーをいただくと、味の濃さに驚いた。
こちらのお店では通常の3倍のコーヒー豆を使っているとのことで、トッピングのアイスクリームの甘さをはるかに越える苦さ。
硬派な純喫茶の力強さを感じる一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

神田淡路町(御茶ノ水)の「珈琲 ショパン」にて。

松栄亭の「洋風かきあげ」


神田淡路町にある松栄亭で、洋風かきあげをいただく。

洋風かきあげとは、明治時代に東京帝国大学のフォン・ケーベル教授の専属料理人をしていた初代主人が考案したもので、豚肉や玉葱などを小麦粉と卵で包んで揚げたもの。
フォン・ケーベル教授の教え子だった夏目漱石が訪問した時に、あり合わせのもので作ったところ好評を得たので、お店の看板メニューとなったというエピソードがある。
ウスターソースと洋辛子をつけて食べると、ふわふわの食感。
かきあげというよりもお好み焼きに近いので、関西出身の僕にとって親近感をおぼえた一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

神田淡路町(御茶ノ水)の「松栄亭(松榮亭)」にて。

神屋流 博多道場の「ぷるぷる酢もつ」


新宿にある神屋流 博多道場で、ぷるぷる酢もつをいただく。

「ぷるぷる」とあえて表記しているだけあって、もつ(ホルモン)は脂身の乗ったシマチョウの部位を使っているのが特徴的。
濃厚なもつと酢との相性が良い一品。

ちなみに、こちらのお店にはエニックス(現スクウェア・エニックス)に内定していた時の元同期たちと12年半ぶりに再会したお店でもある。
エニックスには、内定を取り内定者ホームページ立ち上げ内定を辞退内定者ホームページ閉鎖エニックス株を買うという経験をさせてもらった。
(当時の体験は「就職エッセイ」としてまとめている)
自分なりにご縁に感謝しているので、いまでも株は持ち続けている。

違った道に進んだ現在でも元同期たちとこうして飲めるのは、人生の一時期を共有した者同士の特権ですな☆
まろまろと今日ももぐもぐ。

新宿の「神屋流 博多道場」にて。

いながきの「松阪牛入りたこ焼き」


松阪にあるたこ焼きとお好み焼きのお店、いながきで松阪牛入りたこ焼きをいただく。

この松阪牛入りたこ焼き(牛たこ)は、その名の通りたこ焼きのたこの代わりに松阪牛が入っているたこ焼き。
たこが入っていないのに名前がたこ焼き・・・という野暮な突っ込みは無しにして、甘口と辛口の2種類のソースと青のり、削り節を使って自分で味付けする本場風のスタイル。

味の方もしっかりと牛肉の風味が感じられて美味しい。
使われている松阪牛も近くにある老舗の丸幸精肉店(松阪牛メンチカツなども美味しい)で仕入れている本格派。
この10個で500円。
手軽に松阪牛を味わえるお店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「たこ焼き お好み焼き いながき(稲垣)」にて。

京橋丸徳の「山芋のからあげ」


京橋にある居酒屋の京橋丸徳で、山芋のからあげをいただく。

この山芋のからあげは、山芋を素揚げにしたもので、昆布茶の粉末が添えられている。
ごくシンプルなものだけど、これが美味しい。
こういうおつまみが美味しい居酒屋が多いのが大阪の良いところですな。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・京橋の「京橋丸徳(まる徳)」にて。

フレックスホテルの「生ビールフェア」


松阪にあるフレックスホテルの生ビールフェアにおとずれる。

このフレックスホテル生ビールフェアは、松阪に唯一あるシティホテルのフレックスホテルが毎年夏季に開催しているイベント。
飲み放題のビールに加えてバイキング形式のおつまみがあるので、内容はビアガーデンに近い。

バイキングのおつまみをお皿に取ったものが写真。
中でも写真左下の牛すじ煮込みが濃い味わいで、ビールと良く合う。
この牛すじ煮込みと豚スペアリブが日替わりになっていて、その日のおつまみバイキングの目玉メニューになるとのこと。
松阪の夏の風物詩の一つ。

ちなみに、このフレックスホテルはまだ松阪に引越する前に宿泊させていただいたことがある。
(朝食バイキング)
当時は松阪で情報政策担当官に就任するとは思っていなかったので、感じ入ることもあった。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「フレックスホテル」内レストラン・ヤマザクラにて。

ひさごの「若鶏むし焼き」


松阪にある居酒屋のひさごで、若鶏むし焼きをいただく。

若鶏むし焼きとは、焼いた若鶏の骨付きのもも肉を、さらに蒸すというこちらのお店の名物。
食べてみると、焼きが入った表面は香ばしさがあり、蒸された中身はやわらかくて美味しい。
そして、若鶏むし焼きを食べ終えた後は、お皿のスープをストローで飲むのがお作法(写真左上)。
焼鳥、蒸し鳥、鳥スープの三つの良さを一皿に詰め込んだ一品。

ちなみに、松阪と言えば松阪牛が有名だけど、鶏焼肉(前島食堂鶏金など)があるように鶏肉もポピュラー。
そんな隠れた鶏肉文化の街、松阪らしい名店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「ひさご」にて。

うなぎ処 かどやの「白むし丼」


大阪の天王寺にあるうなぎ処かどやで、白むし丼をいただく。

この白むし丼は、蒸しを入れてから焼いた関東風のうなぎの白焼きをもう一度蒸してから丼にしたもの。
食べてみると、二度蒸しされた白焼きのやわらかい食感が特徴的で、上にのせられた薬味のミョウガとも相性が良い。
大阪で味わう関東風うなぎの一品。

ちなみに、こちらのお店には『大阪アースダイバー』の取材に同行させていただいた中でおとずれたお店でもある。
5年前に大阪取材のコーディネータをつとめた時とほぼ同じメンバーということもあり、懐かしさも覚えたひと時。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・天王寺、あべのルシアスの「うなぎ処 かどや(かど家、かど屋)」にて。

うなぎの大口屋の「かばやき定食」


松阪にあるうなぎの大口屋で、かばやき定食をいただく。

このうなぎの大口屋は、もともと戦前から松阪市大口町でうなぎの養殖業者さんが店舗展開したお店。
現在は店舗のみの営業だけど、うなぎ問屋との長年の付き合いがあるので良いうなぎを仕入れることができるとのこと。
また、冷凍ではなく活うなぎを購入して、3、4日流水で臭み抜きをしてから関西風にさばくというこだわりがある。

今回は、かばやき定食でいただいてみると、確かに臭みもなくて美味しい。
パリッとした関西風の焼き方も力強いうなぎの味が感じられて、お店のこだわりがしっかりと伝わってくる。
愛知県と並んでうなぎの消費量が多い三重県の中でも、根強いファンがいるということも理解できるお店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「うなぎの大口屋(大口屋食堂)」にて。