BANDA(バンダ)の「パエリア」


大阪の福島にあるスペイン・バル、BANDAでパエリアをいただく。

こちらのパエリアは、具材を小さくカットしているので、お米と一体感のある味わいになっている。
やや濃い味付けも含めて、おつまみとしてのパエリアが感じられる一皿。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・福島の「BANDA(バンダ)」にて。

ちんどんの「手羽先」


大阪の福島にある居酒屋のちんどんで、手羽先をいただく。

甘辛いタレにからまった手羽先で、名古屋系の手羽先(世界のやまちゃん風来坊など)と比べると、よりマイルドな味わい。
ちなみに、こちらのお店は、280円均一という点、鶏肉をメインとしている店、大阪発祥という点、などから鳥貴族のライバル的な存在となっている。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・福島の「浪花手羽先本舗 ちんどん」福島店にて。

福島金魚の「ベジあて10種盛り合わせ」


大阪の福島にある福島金魚で、ベジあて10種盛り合わせをいただく。

こちらのお店は野菜に力を入れているということで、野菜のあて=おつまみの盛り合わせを名物にしている。
この日の盛り合わせの中では、ガーネット・トマトのコンポート、かきのき茸のポン酢マリネ、赤茄子と満願寺唐辛子のバジルソース、などに美味しさを感じた。
見た目の可愛さとヘルシーさを兼ね合わせたたなおつまみプレート。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・福島の「福島金魚」にて。

中野民夫 『ワークショップ―新しい学びと創造の場』 岩波書店 2001

渡邊義弘@査読が通ったので第4回国際イノベーション学に関するワークショップ(The Fourth International Workshop on Regional Innovation Studies)で「てくてく」(てくてく文京てくてく松阪)について発表することになりました☆

さて、『ワークショップ―新しい学びと創造の場』中野民夫著(岩波書店)2001。

ワークショップ(workshop)という手法について、豊富な事例と共に解説する一冊。
内容は、まず・・・

☆ワークショップの定義=講義など一方的な知識伝達のスタイルではなく、参加者が自ら参加・体験して協同で何かを学びあったり創り出したりする学びと創造のスタイル
→関心を持って参加している人々こそが、最も適切な問いを持っている教師であり、魅力的な答えを生み出せる生徒
<第1部 ワークショップとは何か>

・・・と定義して、その特徴をまとめている。
さらに、体験を重視することから自己啓発セミナーやカルト的宗教などとの類似性が問題になることについては・・・

○自己啓発セミナーやカルト的宗教などとの違い
 ・「我に返る」ように促すのがまともなアプローチで、「我を失う」よう強制するのがアブナイもの
 ・参加者を過激に追い込んだり無理やり強要してはならない
 ・主催者側の意図はきちんと明示することと、参加者の参加や感じ方に自由度を保障することが大切
 ・参加者として気をつけるべきは、「そんなにうまい話はない」という当たり前のことを肝に銘じておくこと
  →たかだが数日のワークショップで理想的な自分に大変身するなどの過大な期待は禁物
<第3部 ワークショップの意義>

・・・と警鐘を鳴らしている。
また、矛盾や落ち着かなさなどの負の感情を抑圧するのではなく、向き合うことの大切さを繰り返し述べていて、
ワークショップの手法を会議やセミナーに応用することについても・・・

○グループでの議論のプロセス=情報共有→拡げる→混沌→収束する
→混沌は生みの苦しみとして必要なプロセス
<第4部 ワークショップの応用>

・・・と、混沌、矛盾、落ち着かなさというものを重視している。
ワークショップという手法の位置づけと事例、限界についても解説された良書。

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2012 9/26
ワークショップ、教育、方法論
まろまろヒット率4

daRuma(ダルマ)の「もみじのピザ」


松阪にあるdaRumaで、もみじのピザをいただく。

こちらのお店は、伊勢だるまの姉妹店でイタリア料理を中心とした居酒屋(いわゆる”バール”)。
厨房にピザ専用の釜を備えていて、注文を受けてから生地を伸ばす本格的なピザをいただくことができる。
今回注文したもみじのピザは、文字通りもみじのように整形した期間限定のピザ。
中心はサーモとのトマトソース、外縁はチーズとアリオリソースと二種類の味付けがされているのが特徴的。
独創的なピザだけど、味の方はとても美味しい。
中心と外縁ではまったく違うピザなので、それぞれを食べても、また一緒に食べてもその度ごとに違った味わいがある。
独創性と共に安定感もある稀有な一枚。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「ピザ居酒屋 daRuma(ダルマ)」にて。

本家すやの「栗きんとん」


中津川にある、本家すやの栗きんとんをいただく。

栗きんとん(栗金飩)は、栗を裏ごしして茶巾で絞った和菓子で、東濃地方の名物。
食べてみると、口の中に栗の風味と味わいが広がる。
まさに”栗栗した味”。
秋限定の東海地方を代表する一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

岐阜県中津川市の「栗きんとん 本家すや」にて購入とのこと。

グループ輝研修会「情報とソーシャルメディア」の講師をつとめる

松阪市役所の女性管理職者の自主グループであるグループ輝から要請を受けて、研修会「情報とソーシャルメディア」の講師をつとめる。

グループ輝のメンバーのみなさんは、自分の母親と同世代の方が多く、ほとんどの方が情報通信技術に慣れていない方だった。
その一方で、「通常は6、7人程度」とお聞きしていた参加人数が、今回は約3倍の18人も参加希望者が集まるという関心の高さが判明した。
このような状況を考慮して、講師提案で1回の予定だった研修会を6人単位の3回に分割、
内容もメリハリをつけるために1:情報の特徴、2:ソーシャルメディア、3:実習の3部構成とした。
1は、松阪市情報管理担当者研修会「情報基礎」松阪市新規採用者研修会「情報リテラシー」を参考に、
2は、松阪市情報管理担当者研修会「ソーシャルメディア基礎」宇気郷公民館講座「ソーシャルメディアと情報発信」を参考に、
それぞれ受講者層に合わせて加筆・修正をおこなった講義資料を作った。

そのような事前調整の後に臨んだ研修会は、これまでの講師経験歴の中でも有数の取り組み甲斐のあるものとなった。
情報環境の整備が不十分な中で、1回の研修会で講義と実習の両方をおこない、なおかつ終了時間は厳守というタフな条件があり、
講師、インストラクター、ティーチングアシスタントなどの複数の役割を担うこととなった。
講義面では、できる限り横文字は使わずに具体例を丁寧に解説するのはもちろん、実習面では、ソーシャルメディアに至る以前のパソコン操作から説明する必要もあった。
(環境面から講義と実習の分割も提案したが、これは日程の関係で事務局との折り合いがつかなかった)
また、3回目の研修会はご不幸や台風で2度も延期になるなどのアクシデントにも見舞われた。
そのような中で心が折れずにやりとげられたのは、協力していただいた職場のみなさん、特に教材作りを含めてお手伝いしていただいた方などのサポートがあったから。
さらには、受講者のみなさんの意欲が伝わって来たからこそだ。

日本の現状は、「世界最高クラスの情報インフラ」がある一方で、「その利活用が不十分」という点が、
総務省の『情報通信白書』などでも繰り返し指摘されているところだ。
この現状の最も大きな要因の一つが、情報に対する意識=多くの場合は固定観念、が影響しているというのがこれまでの自論だった。
今回、自分の母親の世代の方々に情報がなぜ大切なのか、情報化社会と言われている現状はどのようなものか、
その中で台頭したソーシャルメディアの位置づけ、とらには登録&操作方法までレクチャーすることは、この自論への自分なりの挑戦でもあった。
そのため、研修会は単なる一方的なレクチャーではなく、意識改革のきっかけとなる「気づき」を持っていただくことを意図しておこなった。
研修後も、受講者のみなさんがお互いにソーシャルメディアを利活用して交流している様子を拝見することは手応えと充実感があった。
貴重な機会をいただいたグループ輝のみなさん、ご協力いただいた職場のみなさんには本当に感謝したい。
今年度いっぱいという残り短い任期の中で「情報のかけ橋」を少しでも架けてゆきたい。

2012 8/6、8/7、9/19
出来事メモ

セントレジスホテル大阪の「アフタヌーンティ」


セントレジスホテル大阪で、アフタヌーンティをいただく。

こちらのアフタヌーンティの正式なメニュー名は、アフタヌーンティ・リチュアル(Afternoon Tea Ritual)。
この日の内容は・・・
上段:マカロンカフェ、タルトマスカット、フルーツゼリー、バニラと苺のムース
中断:マフィン、プレーンスコーン、レーズンスコーン、ピーカンナッツクッキー
下段:全粒粉パンのハムとチーズのサンドイッチ、北海道産小麦パンのスモークサーモンとキュウリとサワークリームのサンドイッチ、キッシュ、野菜のピンチョス
・・・というラインナップ。
特に、下段のサンドイッチと、中段のスコーンが軽さの中にもコクがあって美味しさを感じた。
ホテルの方によると、オープン当時はもう少ししっかりした味付けだったけれど、お客さんの声を受けて軽くしたとのこと。
創意工夫の姿勢が伝わってくるアフタヌーンティ。

ちなみに、こちらには特命係長プレイをしていた時の元教え子さん(奈良女子大学生)が就職の内定を決めたとお聞きして、お祝いとしておとずれた。
特命係長プレイは、自分自身も教育者としてのコンプレックスを解消した機会でもあるけれど、その時の教え子さんから人生の報告をお聞きできることは本当に嬉しい。
(これまでもスタバでお茶したり、ご実家のデラウェアをいただいたりと交流を続けさせていただいている)
新しい一歩に乾杯☆
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・本町の「セントレジスホテル大阪(The St. Regis OSAKA)」内バーにて。

谷崎潤一郎 『陰影礼賛』 中央公論新社 1995

渡邊義弘@振り返ってみれば谷崎文学好きの人とは話が合うことが多いです。

さて、『陰影礼賛』谷崎潤一郎著(中央公論新社)1995。

電灯がなかった時代に形成された日本文化(=建築、紙、食器、食べ物、化粧、服など)にとっては、
陰影が重要であり、その陰影こそが日本の美の特徴だと論じる文化論。
原著は、昭和8年(1933年)に発表された谷崎潤一郎の代表的随筆。
(旧字体では『陰翳礼賛』)

内容は・・・

○日本に「なれ」と云う言葉があるのは、長い年月の間に、人の手が触って、一つ所をつるつる撫でているうちに、自然と脂が沁み込んで来るようになる、
そのつやを云うのだから、云い換えれば手垢に違いない。(略)
われわれの喜ぶ「雅致」と云うものの中には幾分の不潔、かつ不衛生的分子があることは否まれない。

・・・と身体性を強調しているところや・・・

○われわれ東洋人は己れの置かれた境遇の中に満足を求め、現状に甘んじようとする風があるので、暗いと云うことに不平を感ぜず、
それは仕方ないものとあきらめてしまい、光線が乏しいなら乏しいなりに、却ってその闇に沈潜し、その中に自らなる美を発見する。

・・・と現状肯定的な側面を強調しているところが印象的。
さらには・・・

○私は、われわれが既に失いつつある陰翳の世界を、せめて文学の領域へでも呼び返してみたい。
文学という殿堂の楣を深くし、壁を暗くし、見え過ぎるものを闇に押し込め、無用の室内装飾を剥ぎ取ってみたい。

・・・と文学宣言につなげている。
明るく照らされた部分ではなく、陰影に注目することの意味を考えさせられる一冊。

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2012 9/17
文化論、随筆
まろまろヒット率3

ニコラ・ハンブル、堤理華訳 『ケーキの歴史物語』 原書房 2012

渡邊義弘@CIO補佐官要請講座を修了しました☆

さて、『ケーキの歴史物語』ニコラ・ハンブル著、堤理華訳(原書房)2012。
ケーキの歴史と国際比較、各国の文学の中での位置づけを紹介する一冊。
原題は、“Cake: A Global History” (2010)

特に印象的だったのは・・・

○食べ物としての実際の位置よりも象徴的意味合いのほうがまさっているものの代表選手がケーキといえる。
何はさておき、ケーキとは概念なのだ。
<序章 特別な日を飾るケーキ>

・・・と著者が述べているところ。
この本ではケーキの定義の難しさやパンやビスケットなどの菓子パンとの境界線が曖昧な点が強調されているけど、
これは食文化の特徴、さらに言えば”文化”という分野が持つ共通の特質だと感じた。
(=要素還元主義では解明できない特質)

また、著者はイギリス人の英文学者ということもあって、比較対象はアメリカやフランスの場合が多い。
バースデーケーキやウェディングケーキのような象徴化されたケーキの文化的位置づけを解説する際に、
比較文学論の手法を使っているところは面白いと感じた。

通読してみると、ややまとまりの無さを感じるけれど、ケーキの歴史の一面には触れられる一冊。

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2012 9/16
食文化、歴史
まろまろヒット率2