La Barrique Tokyo(ラバリック東京)の「ランチ・Bコース」


酢漬けキャベツと自家製ハムを挟んだパン=シェフの思い出の一品とのことで、どの料理の前にも出てくるLa Barrique Tokyoの顔。


リボリータ=野菜と豆とパンを繰り返し煮た(Rebolitta)という意味のトスカーナ地方の郷土料理。アミューズとして最適な優しい味。


初ガツオのサラダ仕立て・粒マスタードソース=若々しい初鰹をさっぱりと仕立てたもので、春を感じられる一皿。


ホタルイカのリングイネ=トマトベースのソースにはとても深みがあり、これまで食べたことのあるトマトベースのパスタの中で1,2を争う美味しさ。


シャロレ仔牛のカツレツ=この日のメインディッシュ。シャロレ牛(Charolais)の柔らかさと美味しさが感じられるメインに相応しい一皿。


リンゴのスープ仕立て・シナモンジェラード添え=酸味を引き立てたリンゴのスープとシナモンの風味が調和したデザート。リンゴの種に見立ててチョコレートをつけているところも可愛い。


お茶菓子=ドライフルーツを中心としたお茶菓子。特にチョコレートコーティングされた食用ほおずきは、あまずっぱさとほろほろ苦さを同時に実現させた特徴ある一品。


文京区友の会新春ランチオフ会
として、江戸川橋にあるイタリア料理店、La Barrique Tokyoをおとずれる。
写真からも分かるように、どのお皿も美しく、そして美味しい。
さらに、お店は一軒家を改築した落ち着いた雰囲気になっていて、ゆったりとお食事をいただける工夫がされているのも魅力の一つ。
千石にあるVolo Cosiと並んで、文京区二大イタリアンだと感じたお店。

ちなみに、今回の文京区友の会のオフ会には、ご夫婦でご一緒に初参加された方がいらっしゃった。
文京区友の会を通して結婚された方は会長の僕が把握しているだけで三組あり、ご夫婦で参加された方もいらっしゃるけれど、ご夫婦そろって初参加でというのは今回がはじめて。
文京区友の会を2006年4月4日に設立して以来、この4年で新しいご近所さん付き合いの場として定着しつつあることが感じらて、会長としても嬉しさを感じたランチ会。
まろまろと今日ももぐもぐ。

江戸川橋(東京都文京区水道2-12-2)の「Ristorante La Barrique Tokyo(リストランテ ラ・バリック・トウキョウ)」にて

二代目 けいすけ 海老そば外伝の「濃厚海老つけ麺」


東京ラーメンストリートにある、二代目けいすけ海老そば外伝で、濃厚海老つけ麺をいただく。

この二代目けいすけ海老そば外伝は、高田馬場にある二代目けいすけの姉妹店。
看板メニューの濃厚海老つけ麺は、出された時から海老の風味がただよってくる文字通りの濃厚さ。

食べてみると、甲殻類特有のコクと平打ちの麺の相性が良くて美味しい。
海老好きにはオススメの一杯。
まろまろと今日ももぐもぐ。

東京駅一番街、東京ラーメンストリートの「二代目 けいすけ 海老そば外伝」にて。

菊丸の「あんみつベルサイユのばら」


浅草にある甘味処の菊丸で、あんみつベルサイユのばらをいただく。

あんみつベルサイユのばらとは、薔薇に見立てたリンゴの赤ワイン漬けをのせたオリジナルあんみつのこと。
マンガの『ベルサイユのばら』を連想させるネーミングなので奇を衒っているように思えるけれど、実は味はしっかりとしている。
あんこも黒蜜も寒天も、どれも丁寧なつくりで美味しい。
見た目のインパクトに負けない一品。

ちなみに、この菊丸はまろまろ談話室に「池波正太郎のイラスト展にいきませんか?」という呼びかけが寄せられた流れでまろみあんの人とご一緒したお店。
もともとこのあんみつベルサイユのばらも、同行したまろみあんの人が注文したもの。
読書と関係があってごはん日記になるメニューを選択するところがさすが!
まろまろと今日ももぐもぐ。

浅草の「甘味処 甘味茶房 菊丸(きくまる)」にて。

櫻田の「江戸の昔の一膳めし」


浅草にある炭火焼きのお店、櫻田で江戸の昔の一膳めしをいただく。

この江戸の昔の一膳めしは、江戸時代の一膳飯屋のメニューを再現したランチ。
内容の方は有機栽培のご飯が一合、江戸味噌を使った味噌汁、豆腐の味噌田楽、甘辛い玉子焼、鴨と葱、赤こんにゃく、糠の強いたくわん、銚子産の目刺し、という一汁六菜になっている。
中でも銚子産の目刺しと豆腐の味噌田楽が美味しく感じられたけど、やはりお米を一合(約375g)も使ったご飯が一番の名物。
女性向けにはご飯の量を減らして、その分デザートを付けることもできる。
これで500円は納得。

ちなみに、この櫻田はまろまろ談話室に「池波正太郎のイラスト展にいきませんか?」という呼びかけが寄せられたので、その流れでまろみあんの人とご一緒することとなったお店でもある。
確かに『鬼平犯科帳』に出て来そうだと感じたご膳。
まろまろと今日ももぐもぐ。

浅草の「炭やき 櫻田」にて。

鶏`s Barの「大山地鶏のむね焼き」


銀座にある立ち飲み焼鳥屋の鶏`s Barにおとずれる。

この鶏`s barは、全品300円均一の立ち飲み店だけど、新鮮な大山地鶏にこだわっている本格派。
写真にある大山地鶏のむね焼きも名物の一つで、食べてみるとしっかりとした地鶏の旨みが感じられる。
塩と柚子胡椒だけで食べさせてもらえるところにお店の自信が伝わってくる一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

銀座の「鶏`s bar(トリズバー)」にて。

磯料理 加奈の「伊勢海老の造り」


伊勢志摩の南端に当たる和具漁港は、海女漁が盛んな漁師町として知られている。
その和具で元海女さんの加奈さんが腕を振るう、磯料理・加奈をおとずれる。

海女さんのOG(と言うのかな?)として独自のネットワークを持つ加奈さんが、和具漁港から仕入れた魚介類をいただけるのが最大の特徴。
特に和具漁港はアワビと伊勢エビの水揚げ量が日本トップクラスということもあって、見たこともないような見事なアワビと伊勢エビをいただける。

写真は、そんな伊勢海老のお造り。
頭の甲羅が裏返しで付いているのは、海老味噌を醤油に溶かしてお刺身をいただくため。
食べてみると、まずプリプリとした食感がしっかりとしていて、その後に甘味が広がる独特の味わい。
伊勢エビの本当の美味しさはどういうものかを教えてくれる、伊勢志摩を代表する一品。

この磯料理・加奈は、海の幸を良心的な価格で提供してくれるので、これまで行ったことのある海鮮料理のお店の中で文句なく一番良かったお店。
ただし、決して気安いお店ではないので、訪問の際には礼節を持ってのぞむことが大切。
今回は、特別講義を担当した大学で伊勢志摩のお店に精通していると評判の教員の方が行きつけにしているということで連れて行っていただいた。
東海ごはん史上、一番のお店を紹介していただいたことに感謝!
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県志摩市、奥志摩・和具の「磯料理 加奈(かな、カナ)」にて。

佐藤養殖場の「的矢かき」


伊勢志摩の的矢湾にある、佐藤養殖場で育てられた的矢かきをいただく。

この的矢かき(的矢牡蠣)は、佐藤忠勇博士が開発した清浄浄化方法で滅菌されていることで知られている。
これは紫外線殺菌した海水を、特殊な流れを使って20時間滅菌飼育をすることで清浄浄化するという画期的な方法で、海外でも”Matoya Oyster”として評価が高い。

今回は特別講義を担当した大学で、食通と評判の教員の方に案内していただいたので、佐藤養殖場の清浄工程も見学させていただくことができた。
(感謝!)

購入した的矢かきを焼き牡蠣として食べてみると、驚くほどクリーミーな味わい。
磯臭さは一切無く、これまで食べて来た牡蠣とは別物のように感じた。
世界に発信できる地域ブランドの素晴らしさを感じた一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県志摩市の的矢湾の「佐藤養殖場」にて購入。

鳥羽のご当地バーガー;「とばーがー」(伊勢海老コロッケバーガー)


鳥羽と志摩を結ぶパールロード沿いにある鳥羽展望台で、とばーがーをいただく。

鳥羽のハンバーガーだから、トバーガー。
英語表記もわざわざ「”TOBA”RGER」となっているという、実に脱力系のネーミングがなされている。

でも、食べてみると、これがとても美味しい。
鳥羽の名産である伊勢海老の身を入れたクリームコロッケに、さらに伊勢海老の殻からつくったアメリカンソースをかけているという本格的なもの。
しっかりと伊勢海老の濃厚な風味も感じられて、今まで食べたことのあるご当地バーガーの中で一番美味しく感じられた。
名前は軽くて味はしっかりとしているという、伊勢志摩を代表する理想的なご当地メニュー。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県鳥羽市パールロード沿い、鳥羽展望台の「食国蔵王」にて。

中山かき養殖場直売店の「浦村かき」


伊勢志摩のパールロード沿いにある、中山かき養殖場直売店で浦村かきをいただく。

浦村かきとは、南鳥羽に当たる浦村湾で養殖された牡蛎のブランドのこと。
その年のうちに収穫する「1年牡蛎」と呼ばれる養殖方法を採用しているので、生産量も高いことで知られている。
特にリアス式海岸に沿って鳥羽から志摩を結ぶパールロード沿いには、毎年季節になると牡蛎の養殖場の直営店が並んで、牡蛎を求める人であふれる。
この中山かき養殖場直売店もその一つ。

食べてみると、大ぶりの牡蛎の身が食べ応えがある。
磯の香りもはっきりと感じられて、全体的に力強い味わいになっている。
同じ伊勢志摩のブランド牡蛎の中では的矢かきの方が好みだけど、浦村かきは海の力強さを感じられる一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県鳥羽市浦村町、パールロード沿いの「中山かき養殖場(中山牡蠣養殖場)直売店」にて。

答志島;まるみつ寿司の「上にぎり寿司」


伊勢湾に浮かぶ答志島にある、まるみつ寿司で上にぎり寿司をいただく。

答志島で水揚げされた地魚を中心にしていて、カワハギは身をにぎり寿司にすると共に肝も軍艦にしているという豪勢な盛り合わせ。
特に生と茹の両方を一貫ずつある車海老がすばらしい。
まだ髭がピンピンと動いている活け車海老のにぎり寿司は、今まで食べたことのある車海老の中で一番美味しく感じられた。
シャリの味付けも独自の工夫がされていて、答志島を誇りにする大将の気概が伝わってくる一皿。

ちなみに、このまるみつ寿司がある答志島は鳥羽湾と渥美半島の間にある離島。
万葉集に詠まれるほど歴史は古く、戦国末期に活躍した九鬼嘉隆との所縁も深く、さらに島の風習である寝屋子制度が民俗学の研究対象になることも多いという、伊勢志摩を代表する島。

今回は特別講義を担当した大学で、一番の食通と評判の教員の方からお誘いをいただいての訪問。
開店前にまるみつ寿司の大将自ら答志島を案内していただくという貴重な機会もいただいた。
こうして東海ごはんのコンテンツにもなったご厚意に感謝!
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県答志島の「まるみつ寿司」にて。