五感(GOKAN)の「ロールケーキ」


五感の北浜本館でロールケーキをいただく。

この五感のロールケーキ(「お米の純生ルーロ」)は、黒豆が入っていることが特徴的。
五感と言えば、黒豆を入れたマドレーヌのええもんなど、黒豆を使ったスイーツが代名詞となっている。
このロールケーキも、黒豆の食感と甘さがアクセントとなっていて美味しい。
また、イートインではグラニテとチーズケーキがお口直しとして付いてくるのも魅力の一つ。

ちなみに、この五感北浜本館は、大正11年(1922年)建築の建物をリノベーションしている。
皇居二重橋や奈良ホテルなどの建築で知られる建築家の河合浩蔵によるもので、大正モダンを感じされる店内となっている。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・北浜の「五感(GOKAN -patisserie de samourai-)」北浜本館にて。

すし常の「バッテラ」


すし常で、元祖のバッテラをいただく。

バッテラとは、大阪が発祥の鯖の押し寿司のこと。
このすし常は、明治4年(1891年)創業の老舗寿司店で、バッテラを最初に開発した元祖のお店として知られている。

そんな元祖のバッテラを食べてみると、薄造りの〆鯖と白板昆布との一体感があって美味しい。
味もサイズも食べやすくて、一般的に肉厚のある京都の鯖寿司(いづうなど)とはまた違った味わいになっている。

ちなみに、この押し寿司がバッテラと名づけられたのは、ポルトガル語で小舟を意味する”bateira”から拝借しているとのこと。
そんなところにも、大阪のハイカラ文化の名残が感じられる一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・野田、大阪市中央卸売市場・業務管理棟16階の「すし常」にて。

ルプレザンテの「スノーマン」


ルプレザンテのスノーマンをいただく。

このスノーマンはルプレザンテの冬期限定のケーキ。
スノーマンの中には苺のムースとチョコレートケーキが入っているので、食べてみると見た目の可愛さからは想像できないほど複雑な味がする。

また、イートインではプチマカロンが付いているのも嬉しいところ。
豊嶋英正パティシエの遊び心が伝わってくる一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)通りのUCW(ユニバーサル・シティ・ウォーク)内、プラス・スイーツの「CREAM KITCHEN(クリーム・キッチン)」にて。

ぺりかんらあめんの「もっともっとおいしいらあめん」


ぺりかんらああめんで、もっともっとおいしいらあめんをいただく。

このもっともっとおいしいらあめんは、白菜と溶き卵が入っているのが特徴的。
白菜入りのラーメンと言えば神座彩華ラーメンなどが有名だけど、こちらのラーメンは溶き卵が入っていることもあって、より優しい味になっている。
このスープは細打ち麺との相性も良くて、マイルドな統一感がある。

店名やメニュー名がひらがななのもよく理解できる、まろやなかな一杯。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県津市の「ぺりかんらああめん(ペリカン・ラーメン)」にて。

restaurant Ryu(レストラン・リュウ)の「シェフのおまかせコース」


ワンスプーン:窓の外から見える白イチジクのドゥミセック(セミドライ)のジュレ
→スーパーや青果屋さんで手に入るイチヂクは熟していない物を採ってから熟させるけれど、これは木に生ったまま熟した物を皿にセミドライにする事により甘味を引き出している。
ジュレ(ゼリー)は海藻のゼラチン(アガル)で白ワインを固めているとのこと。


スープ:明和町の清水さんの作った大根のカプチーノスープとその大根の葉のエッセンス
→ステビアを混ぜた土で作っているお店のご近所さんの農家、清水さんの大根を和出汁でクタクタに炊きあげて、ポタージュに仕上げたもの。
隠し味に豆乳が入っていて、フワフワの軽いポタージュにしているとのこと。


オードブル:世界三大ハムのスペイン産ハモンセラーノと明和町産野菜のパフェ仕立てのサラダ、チーズの衣をまとった奥伊勢七保鶏のしっとりロースト、松阪産のキノコのケークサレ、明和町産ビーツのソース、ウコンの香りを利かせたマスタードソース
→グラスの泡は伊勢産のまだ緑色のレモンを使った泡のドレッシング。
葉ものは、レタス、人参、ナタ豆、ベビーリーフ(春菊、小松菜、水菜)。
チーズを香ばしくパリッと焼き、しっとり焼き上げた鶏ムネのローストにまとわせている。
流行りのケークサレ(塩のケーキ)を松阪産の嬉野しめじ、本なめこ、キクラゲで仕上げたとのこと。


リゾット:世界三大珍味のトリュフを使ったリゾット
→1年前の明和町産のコシヒカリをわざと古米にして、ダシの旨味を染み込ませたリゾット。
米も洗わず、しかもお客さんの顔を見てから1組1組炊き上げている。
普通は濃度を付ける為にチーズを加えるけれど、こちらのお店は生クリームのみで、香り物のトリュフは最後に加えるとのこと。


魚料理:南伊勢町の仲林さん直送の真鯛のポワレ・2種の味
→鯛はあえて1週間近く熟成させて鯛の旨味成分イノシン酸を引き出し、余分な水分を飛ばしたという、お店の自慢の鯛。
これまで五島列島、明石の鯛を扱ってきたシェフにとって三重県の天然の鯛は許せなかったため、三重の天然ものよりもずっと良い鯛を育てている仲林さんの鯛を扱っている。
また、ソースはフランス産マスタードのブルーテ。
窓の外から見える柿の枝の燻製の匂いを嗅ぎながら食べてると、この香りで2種類目の違った味になるとのこと。


お口直しのシャーベット:多気町産のみかんのグラニテ
→多気町のミカンを熟成させて、冷凍粉末機械パコジェットで仕上げたとのこと。


メインの肉料理:松阪極み豚のロースト2種の香り
→松阪極み豚を超低温オーブンで40分ローストして、ピンク色だけど火のはいった火加減で焼き上げている。
南フランスの配合デュカの自家製を引き立てで、右側ははしばみのオイル(ヘーゼルナッツ)で香りをつけている。
緑のソースは自家菜園のホールズミント、セージ、タイム、隠し味で大葉が入っている。
付け合わせは、赤大根の自家製ピクルス、冬瓜のウコン漬け、アスパラ菜、蕪、琉球南瓜、米ひじきのペペロンチーノ仕立て。


デザート:明和町産紅芋のモンブラン仕立て、自家製のビターな塩キャラメルの作りたてジェラートと塩を利かせたシュー生地の棒を添えて
→モンブラン=ダコワーズとウーシャンフェン(五香粉)をきかせたパウンドケーキ、クレームシャンティ(生クリーム)、紅芋のバタークリーム、砂サツマイモの甘露煮から成り立っているとのこと。

お茶とお茶菓子:クラシックショコラの茶菓子とムジカの紅茶
→大阪のMr.TEAと呼ばれる堀江さんブレンドの堂島ブレーク・ファーストを使っているとのこと。

三重県の明和町にあるrestaurant Ryuで、シェフのおまかせコースをいただく。
一品一品のどれもが手間暇のかかっているのが伝わってくるものばかり、さらに地産地消にこだわったものばかりで、感動を覚えるほど。
(ご一緒した方とVolo Cosiを思い出した)

特に野菜の美味しさは印象深くて、よくあるフランス料理のように胃もたれする感じは一切ない。
素材選びから料理、提供まで、すべてにシェフのこだわりが貫かれている。
(この料理の説明も後にシェフからいただいたメールを参考にさせていただいている)

東海地方でも指折りのフランス料理の名店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県多気郡明和町の「restaurant Ryu(レストラン・リュウ)」にて。

だるまやの「お刺身の盛り合わせ」


松阪にある居酒屋のだるまやで、お刺身の盛り合わせをいただく。

お刺身はどれも色鮮やかで、弾力ある食感と共に鮮度の良さが感じられる。
また、さりげなくアボカドも盛られているのが嬉しい。
質の良さとサービス精神が伝わってくる一皿。

また、こちらのお店は松阪の地元の方々の交流の場となることも多いとのこと。
質の良いおつまみに加えて、コミュニティの基点となっているところに好感が持てたお店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「居酒屋 だるまや」にて。

追記:同じく松阪にある鉄板焼きの「てつ家」さんも同じオーナーさんとのこと。

まんぷく食堂の「からあげ丼」


伊勢のご当地B級グルメとして知られる、まんぷく食堂のからあげ丼をいただく。

からあげ丼とは、卵とじにした唐揚げを丼にしたもの。
レギュラーサイズの段階で他のお店の大盛りレベルというボリュームも名物の一つで、濃い味付けと共に食べ応え抜群の一杯。
この味付けとボリュームが、伊勢の学生たちの間のソウルフードとして愛された理由ということが感じられた。

ちなみに、このまんぷく食堂は伊勢を舞台にした『半分の月がのぼる空』にも登場するお店としても知られている。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県伊勢市の「まんぷく食堂」にて。

D`S ACT(ディーズアクト)の「松阪豚の生ソーセージ三種盛り」


松阪にあるD`S ACTで、松阪豚の生ソーセージ三種盛りをいただく。

このD`S ACTは松阪の地産地消にこだわったお店で、中でも松阪豚を使った生ソーセージはこちらの看板メニュー。
仕込の段階から温度管理を徹底して、ボイルも80℃でおこなうというこだわりぶり。
保存食では無い、生のソーセージを目指している。

今回は、クラシック、レモンバジル、チョリソーの三種盛りをいただいてみると、ぷりぷりっとした食感が普通のソーセージとはまったく違った食感。
ジューシーなのにしつこくはないのは、確かに生ソーセージという名前がぴったりだと感じられた。
活動(ACT)の心意気も伝わってくる一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市、ベルタウンの「エキヨコ・ソーセージ・バー D`S ACT(ディーズ・アクト)」にて。

追記1:この日の提案が実現して松阪豚ホットドッグも商品化。

追記2:残念ながら閉店。

松阪鈴屋の「牛まん」


松阪鈴屋の牛まんをいただく。

一般的な豚まんではなく、牛肉を使った牛まんというのが松阪らしいところ。
しかも、この松阪鈴屋は日本で初めて松阪牛を使った牛まんを開発したお店としても知られている。

食べてみると、豚まんよりもさっぱりとした味わい。
噛みしめるにしたがって牛肉の甘さも感じることができる。
松阪らしい一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「松阪牛肉まん本舗 松阪鈴屋」にて。

亀山みそ焼きうどんの聖地;亀八食堂の「味噌焼肉後の焼きうどん」


亀山みそ焼きうどんの聖地と呼ばれている、亀八食堂におとずれる。
三重県亀山市の名物はSHARPの液晶カメヤマローソク、そしてこの味噌焼きうどん、とまで言われるほど亀山みそ焼きうどんは今やメジャーなご当地B級グルメとなっている。

亀八食堂には、その亀山みそ焼きうどんの聖地として知られているけれど、実は「味噌焼きうどん」というメニューは無い。
あくまでも鉄板焼きの味噌焼肉のお店なので、自分で焼いた味噌焼肉を食べた時に鉄板に出たタレにうどんを投入するのが本来のスタイル。
今回は、ホルモンAと豚肉を注文して焼き、そこにうどんを投入したのが写真。
(肉を注文すれば野菜は付いてくる)

食べてみると、野菜から出た水分とラード、ホルモンなどの肉から出た脂が味噌と合わさったタレを吸った柔らかなうどんの食感と濃い味が印象的。
焼きうどんは関西地方などでも食べる機会があるけれど、通常の焼きうどんとは違って香ばしさ、柔らかさ、濃さの三つが際立っているという確かに独自性のあるもの。

ちなみに、この亀山みそ焼きうどんは、見た目は決して上品ではないし、食べている間に脂が飛び散るので汚れても良い服装でおとずれる必要がある。
しかも、厨房から客席に犬が飛び出してくるというアトラクションまである。
そうしたところもご当地B級グルメらしいところ。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県亀山市の「亀八食堂」にて。