鶴屋吉信の「生菓子実演」(鞠菊)


京都の今出川にあるの鶴屋吉信をおとずれる。

この鶴屋吉信は享和3年(1803年)創業の老舗和菓子店。
今出川の本店では、和菓子職人さんが目の前で和菓子を作っていただく生菓子実演のコーナー(菓遊茶屋)がある。

お寿司屋さんのようなカウンターに座って生菓子が作られていく様子を間近で拝見するのは、それだけで貴重な体験。
みるみるうちに練り切りが花のかたちになってくのには、熟練した技の巧みさが伝わって来た。

写真は、今回の生菓子実演で作っていただいた季節の生菓子(鞠菊)とお抹茶。
食べてみると、普通の生菓子よりも口融けが良いように思えた。

お話によると生ものなので時間が経つにしたがって食感と風味が変わっていくとのこと。
それだけに、お寿司屋さんのように職人さんが作った出来たてのものをいただける機会がより一層価値があるものに感じられた。
京都の伝統の技を感じられるお店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

京都・今出川の「京菓匠 鶴屋吉信」本店にて。

栖園の「琥珀流し」


京都の栖園で、琥珀流しをいただく。

琥珀流しとは、月替わりの寒天菓子のことで、店内限定の和菓子。
11月は柿の琥珀流しとして干柿と生柿の両方が使われている。

味の方も京都らしく上品で、柿の風味が秋を感じさせられた。
見た目も味も季節感が感じられる一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

京都・烏丸御池(六角)の「大極殿 甘味処 栖園」にて。

本家 尾張屋の「利休そば」


京都の本家 尾張屋で、利休そばをいただく。

利休麩(生麩を醤油で煮しめた後に油で揚げた京都のお麩)と生湯葉が入ったお蕎麦で、ほどよく油がにじみ出ているので見た目よりもコクがある。
また、お汁の美味しさが際立って感じられた。
上品な風味のお汁は関東風のものとは違って薄口なので、美味しく飲み干すこともできる。
京都らしいお蕎麦を感じられる一杯。

ちなみに、こちらのお店の創業は室町時代の寛正6年(1465年)。
応仁の乱の前年に創業したという、現存する日本最古最古のお蕎麦屋さんの一つでもある。
まろまろと今日ももぐもぐ。

京都・烏丸御池の「本家 尾張屋(をわりや)」にて。

紙ふうせんの「マグロと豆腐と山芋のミルフィーユ仕立て」


創作居酒屋の紙ふうせんで、マグロと豆腐と山芋のミルフィーユ仕立てをいただく。

このマグロと豆腐と山芋のミルフィーユ仕立ては、土佐醤油を敷きつめたお皿の上に具材をミルフィーユのように積み上げたもの。
上にミントの葉を乗せているのもスイーツらしさを際立たせている。

食べてみると、土佐醤油を含めて具材はそれぞれの相性が良いものばかりなので、普通に美味しい。
外見の鮮やかさを味の良さを両立させた一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・心斎橋(ミナミ)の「食楽酒遊 紙ふうせん(紙風船)」にて。

堺魚市場寿司の「穴子」


堺魚市場寿司をおとずれる。

こちらのお店は、その名の通り堺魚市場の中にあるお寿司屋さん。
1皿300円均一という明朗会計、さらに深夜0時から朝の7時までという営業時間も市場の寿司店らしいところ。

写真の穴子は、口の中でホロホロと崩れる柔らかさと、トロける口溶けが印象的で、丁寧な仕事ぶりが伝わってくる一品。
この他にも、鰻は注文を受けてから炙りを入れたり、〆めものが充実していたりと、ひと手間加えたものが美味しい。
市場のお寿司屋さんというと豪快なイメージがあるけれど、木津市場のかなえ寿司に匹敵する感動を覚えた。
まさに魚市場の名店。

ちなみに、この堺魚市場寿司がある堺魚市場には、天ぷらの大吉本店もある。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・堺、堺魚市場の「堺魚市場寿司」にて。

おかるの「ミックスお好み焼き with マヨネーズアート」


お好み焼きのおかるで、ミックスお好み焼きをいただく。

こちらの名物は仕上げでほどこされるマヨネーズ・アート。
著作権上の問題から明記は控えるけれど(w、様々なキャラクターの絵を描いてくれる。
今回お願いしたのは大阪らしく、くいだおれ太郎
食べるのがもったいないと思うほど本格的なマヨネーズ・アートで、とても嬉しい気持ちになる。

味の方も、フワフワの生地とプリプリした具材との一体感が感じられて普通に美味しい。
お好み焼きということや、マヨネーズ・アートという遊び心があるところに大阪らしさを感じて、すっかり気に入ったお店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・難波(なんば、ミナミ)、千日前の「お好み焼き おかる」にて。

いづうの「鯖寿司」


いづうの鯖寿司をいただく。

いづうは、天明元年(1781年)創業の京都の老舗。
昔ながらの製法を守っていて、日本海産の鯖と近江米を使い、お酢も独自のものにこだわっていることで知られている。

そのいづうの鯖の姿寿司を、巻かれていた昆布を取り、食べやすいように切ったものが写真。
食べてみると、〆鯖特有の力強い味とシャリの酸味が合わさって確かに美味しい。
シャリの分量が多く、お酢と塩分がやや強めのは保存食だった昔ながらの製法を守っているからとのこと。
大阪のバッテラとはまた違った、京都の鯖寿司らしい重厚な味わいを感じた。

ちなみに、京都で鯖寿司が発展したのは海に面していないから。
若狭湾で水揚げされた鯖を保存用に鯖寿司にしてから京都に運ぶと、ちょうど良い塩梅になったことから京都の名物となった歴史がある。
(福井の小浜から京都の出町柳までを「鯖街道」と呼ばれている)

保存食という知恵だけでなく、美味しさも感じる京都の伝統の一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

京都・祇園の「いづう (いずうでは無い)」で購入したとのこと。

追記:暖簾分けの「いづ重」にも訪問。

お茶の水ホテル 昇龍館の「朝食」


お茶の水ホテル 昇龍館で朝食をいただく。

こちらの朝食は、ご飯、お味噌汁、お漬物、小鉢に加えて、卵料理を注文するスタイルになっている。
卵料理は目玉焼き、スクランブルエッグ、オムレツの3種類から選べる中で、今回はオムレツを選択。
作り置きではないので、半熟加減がちょうど良くて、シンプルだけど満足度の得られる朝食となっている。

ちなみに、こちらのお茶の水ホテル 昇龍館は大浴場も付いていて和風モダンな構造となっているけれど、もともとは「昇龍館」という旅館として昭和初期に創業したとのこと。
それが高度成長期に「東京ファミリーホテル」というホテルとしてリニューアルをおこない、2009年からは「お茶の水ホテル 昇龍館」という和風ホテルとして再リニューアルをして現在にいたっている。
時代の流れに合わせた変遷を経たというところや、昔の屋号を復活させるところなどに興味を感じたホテルでもある。
まろまろと今日ももぐもぐ。

御茶ノ水の「お茶の水ホテル 昇龍館」にて。

升亀の「肉豆腐」


神田にある居酒屋の升亀で、肉豆腐をいただく。

甘口の味つけと糸こんにゃくが入っているので、すき焼きのような味わい。
牛肉の煮込みは甘口が好みなので、個人的にはお隣にある大越の肉豆腐よりも好みの味つけだった。

ちなみに、こちらのお店は山手線の高架下にあるという立地や長テーブルの店内などが昭和の居酒屋の雰囲気を残しているお店でもある。
まろまろと今日ももぐもぐ。

神田の「酒蔵 升亀」本店にて。

CANAL CAFE(カナルカフェ)の「ムール貝の白ワイン蒸し・黒胡椒風味」


CANAL CAFEで、ムール貝の白ワイン蒸し・黒胡椒風味をいただく。

プリプリっとしたムール貝に黒胡椒がアクセントとなって、これが美味しい。
ムール貝を食べ終えた後も、下にたまったスープにパンを浸してみると、ムール貝の風味がパンに移ってこれまた美味しい。
さすが「CANAL CAFE名物」と銘打っているだけあって、自信がうかがえる一品。

ちなみに、このCANAL CAFEは東京水上倶楽部が経営するカフェ・レストラン。
その名の通り、お堀に面した店構えは雰囲気があり、春は桜の名所としても知られている。
東京を代表する風景を眺められるお店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

飯田橋(神楽坂)の「CANAL CAFE(カナル・カフェ)」にて。