Volo Cosi(ヴォーロ・コズィ)の「白アスパラガスのサフラン・ソース」


千石にあるイタリア料理店のVolo Cosiをおとずれる。

こちらのお店は、文京区友の会のオフ会で利用させていただくことが多い(※)文京区の名店。
今回は、昨年度を振り返り、ねぎらう意味を込めて少人数での訪問。
少人数の場合はコースに加えて別皿の料理も追加注文できることを今回初めて知る。
そこで、春らしいメニューとして追加注文したのが、写真の白アスパラガスのサフラン・ソース。

これが本当に美味しい。
白アスパラガスの食感と、サフラン・ソースとの相性は想像以上で、優しさと力強さが見事に調和した一皿になっている。
これまで食べたことのある白アスパラガス料理は、Le Nougatの白アスパラガスのソテーが歴代1位だったけれど、この白アスパラガスのサフラン・ソースはそれを越えて歴代1位に躍り出たほど。

もちろん、メインとなるコースも相変わらず見事なもので、特に前菜盛り合わせとデザートは以前訪問した時よりも、より力強くて鮮明な味になっていた。
西口シェフの向上心が伝わって来て、新年度に相応しく前向きな気持ちにもなれた名店訪問。

※:これまでの記事
2009年3月29日 ディナー・コース
2009年12月13日 ディナー・コース
2006年12月10日 ランチ・コース
まろまろと今日ももぐもぐ。

千石と白山の間(東京都文京区白山4-37-22)の「Ristorante Italiano “Volo Cosi”(リストランテ イタリアーノ ヴォーロ・コズィ)」にて。

松阪市新規採用者研修会「情報リテラシー」の講師をつとめる

松阪市情報政策担当官として、平成24年度の松阪市新規採用者研修会「情報リテラシー」の講師をつとめる。

これは、昨年立ち上げた情報管理担当者制度とそのヒアリングの中で、情報リテラシーを身につける”文化”を根付かせる必要性を感じたため、
職員課に要請して新規採用者(新人さん)への研修会の中に組み込んで実施したもの。

内容は前半は講義形式で、情報の性質(1章)、情報化社会の現状(2章)、情報と信頼の関係性(3章)、をそれぞれ解説して、
情報がなぜ大切なのかを意識付け、情報が信頼に直結することを共通認識を持っていただくことを目的におこなった。
(この部分は第1回情報管理担当者研修会の内容とほぼ同じ)

その後、昼休みを挟んでからは新人さんを5班に分けてグループワークを実施。
前半の講義に加えて、自分たちがこれまで接してきたコミュニケーション・メディアの良い点、悪い点を参考に、
アナログとデジタルの企画案を1本ずつ考えて発表していただいた。
発表内容は、有線放送を活用(4班)、広報誌に子供向けページ(2班)、広報誌を世代別に種類分け(5班)、
メルマガ配信(1班)、インターネット接続費を行政が負担(3班)、というものだった。
講評では、どの発表も市民目線に立ったものだという点を評価しながら、
今回話し合ったような情報共有の大切さと常に市民目線に立ち返ることの大切さを強調した。

今回の研修は情報はなぜ大切なのかを伝えて、気づきを持っていただくことを意識して構成した。
今年度(平成24年度)入って来た彼らが松阪市の情報のかけ橋を担っていただきたい。

2012 4/4
出来事メモ

白洲次郎 『プリンシプルのない日本』 新潮社 2006

渡邊義弘@三重重中京大学地域社会研究所の所報に『市民サービスの視点から見た松阪市の情報政策の現状 -情報化推進の自治体間比較による定量的評価の試み-』を発表しました。

さて、『プリンシプルのない日本』白洲次郎著(新潮社)2006。

白洲次郎が生前、文芸春秋などに発表していた文章を集めた一冊。
去年4月から松阪市情報政策担当官として行政にたずさわるようになってから、白洲次郎に共感する機会が増えた。
白洲次郎には役所の中では異色の立場という共通点があるだけでなく、彼の行動や感性も自分と重なる部分があるように思える。
また、白洲次郎の伴侶の白洲正子の代表作が『西行』ということも不思議な縁を感じている。
(西行は一番好きな歌人の一人で、かつてまろまろ記の特別企画として『西行法師プレイ』もおこなっていた)
今回、新年度(かつ最終年度)にのぞむに当たって、共感する白洲次郎が書いた文章に触れてみようと手に取った。

読んでみると、表題にもなっているプリンシプルについて語っているところが心に残った。
特に・・・

日本語でいう「筋を通す」というのは、ややこのプリンシプル基準に似ているらしいが、
筋を通したとかいってやんや喝采しているのは馬鹿げている(中略)。
何でもかんでも一つのことを固執しろというのではない。妥協もいいだろうし、また必要なことも往々ある。
しかしプリンシプルのない妥協は妥協でなくて、一時しのぎのごまかしに過ぎないのだと考える。
<プリンシプルのない日本>

・・・というところは、著者のプリンシプル(principle)に対する考えが端的に言い表されている一節として印象的だった。
では、僕自身のプリンシプルは何だろうと思い返せば、それは「松阪のために」だ。
「最終的に松阪のためになればいい」というのが、これまでのプリンシプルだし、
松阪で公の仕事にたずさわる限り持ち続けるプリンシプルだとこの一節を読みながら振り返った。
また・・・

外資がはいってきたら、こうなる、ああなるとビクビクせずにもっと自信をもったらどうか。
自分の技術に、自分の経営にそんなに自信がないのなら、そんな連中は交代したらいい。
交代しても技術も経営も向上の見込みがないのなら、
そんなに国民の犠牲において金もうけばかり考えるのは不とどきである。
<プリンシプルのない日本>

・・・というところは、かつて僕も従業員は首にするのに買収を恐れて株式を公開しようとしない経営者の姿をかいま見て
不信感を覚えたことがあるので溜飲が下がった。

総じて言い回しがややくどいところがあるのはご愛敬だけど、読んでいて嫌味がない。
そんなところもプリンシプルのあった著者の息づかいが聞こえる一冊。

この本をamazonで見ちゃう

2012 4/3
エッセイ
まろまろヒット率3

『市民サービスの視点から見た松阪市の情報政策の現状 -情報化推進の自治体間比較による定量的評価の試み-』を発表

三重中京大学地域社会研究所の所報に『市民サービスの視点から見た松阪市の情報政策の現状 -情報化推進の自治体間比較による定量的評価の試み-』(本文)を発表する(※)。
これは、市民サービスの視点を軸にした自治体間比較を通じて、松阪市の情報政策の現状を明らかにすることを目的にした研究成果。
具体的には、『平成22年度 総務省 地方自治情報管理概要資料』を基に、市民サービスの視点を獲得ポイントとして設定。
人口17万人の自治体、人口15万人から20万人の自治体、松阪市と同規模の情報推進化費を持つ自治体、
松阪市と類似する産業構造を持つ自治体、三重県内の市、の5つのカテゴリーで松阪市の置かれた現状を分析した。
さらに、今後の情報政策の基礎資料として使えるように、情報化推進体制の内部構造や人口密度なども比較可能な資料にした。

より良い明日に向かうためには、何よりもまず現状を把握することが必要不可欠。
「何となくできている、「何となくできていない」というだけでは前に進むことができない。
具体的に「どこができていて、どこができていないのか」を明確化させることが大切になってくる。
特に情報政策は、ツギハギ的な対処療法では無く、科学的な現状分析を踏まえた上での鍵取りが求められる。
そこで、現状の座標軸を明確化させる分析を続けていたものを今回まとめて発表することになった。
今回の分析結果によって、良いところも、そうでないところも明らかになった。
でも、「べき論」の前に「である」が必要となる。
明日を信じるためには、感覚的な経験知だけでなく、冷静に見つめる形式知を持ち続ける必要がある。
この研究成果を基に、市民と行政との間の信頼関係構築に直結する松阪市の情報のかけ橋作りに貢献していきたい。

2012 3/27
出来事メモ、まろまろ研究

※:2012年4月11日 『中日新聞』朝刊・第18面 「松阪市の情報政策 市民サービス不十分 他の自治体と比較分析 全庁的取り組み課題 担当の渡辺さん提言」

「塩浸温泉龍馬公園」 (温泉)

泉質:炭酸水素塩泉

霧島にある温泉公園。
坂本龍馬とお龍が日本最初の新婚旅行として湯治した史跡を中心に、当時から沸き続ける温泉を有料の「塩浸温泉」と無料の「龍馬とお龍の縁結びの足湯」として利用できるようにした施設。
名前の通り、公園には所々に坂本龍馬とお龍の意匠が記されている。

お湯は白濁して透明度が低く、鉄の香りがするのが特徴的。
このお湯は切り傷に良いと昔から言い伝えられていたため、寺田屋事件で刀傷を負った坂本龍馬が湯治したとのこと。
泉質の良さと地元の観光資源活用の意欲の両方を感じるお風呂。

2012 3/27
ぷかぷかお風呂日記
まろまろヒット率4

「霧島温泉 旅行人山荘」 (温泉)

泉質:単純温泉(丸尾温泉)、単純硫黄温泉(硫黄谷温泉)

霧島にあるホテル。
単純泉と硫黄泉の二種類の温泉を持っていて、露天風呂からは桜島を眺めることができる。
元は霧島プリンスホテルなので、リゾートホテルの名残を感じる宿泊施設でもある。

2012 3/27
ぷかぷかお風呂日記
まろまろヒット率4

薩摩酒造花渡川蒸溜所・明治蔵の「さつま白波・明治蔵」


鹿児島の枕崎にある薩摩酒造花渡川蒸溜所・明治蔵で、さつま白波・明治蔵をいただく。

このさつま白波・明治蔵は、この蒸留所だけで製造・販売されている限定品。
通常のさつま白波と違い、昔ながらの旧式仕込製法で造られているので、やや白濁している。
そのため、通常のさつま白波は黒ボトルだけど、このさつま白波・明治蔵は白濁が分かるように透明なボトルに詰められている。

飲んでみると、これが美味しい。
通常のさつま白波よりもずっと芋の風味が感じられて、口当たりはまるでスイーツのよう。
薩摩焼酎の美味しさを感じられる一杯。

ちなみに、この薩摩酒造花渡川蒸溜所・明治蔵には、石垣市交流職員の西銘基恭さんと一緒におとずれた蒸留所でもある。
西銘さんが松阪に赴任していたこの1年は、僕の人生の中で一番お酒を飲んだ年でもある。
中でもさつま白波を飲むことが多く、西銘さんの任期終了間際にその蒸留所を一緒に見学したことに感慨も覚えたひと時。
まろまろと今日ももぐもぐ。

鹿児島県枕崎市の「薩摩酒造花渡川蒸溜所・明治蔵」にて。

『知覧特攻平和会館』(博物館)

知覧特攻基地跡(鹿児島県南九州市知覧町)にある特攻隊の博物館。

太平洋戦争末期におこなわれた特攻隊(特別攻撃隊)の隊員の遺影、絶筆や遺書などの資料を中心に、
四式戦闘機(疾風)I型甲、三式戦闘機(飛燕)II型改、零式艦上戦闘機五二型丙の実機も展示されている。

中でも特攻隊員の遺影と絶筆、遺書の展示は、胸に迫るものがあり、立ち尽くしてしまった。
自己犠牲の精神は尊くて美しいけれど、それが時には不当に利用されて来た人類の歴史や、
自分の中にもどうしようもなく沸き起こる熱い思いが、冷静な判断を失わせて、
過ちにつながることもあるという現実を突きつけられたようで、複雑な気持ちになった。

そして、この複雑な気持ちを感じることが、平和を尊び、過ちを繰り返さないために、
という博物館の設立趣旨に合致したものでもある。
訪問した時はちょうど67年前の第1回総攻撃と同じ時期ということもあり、英霊と平和に祈りを捧げて後にした。

ぜひガイドさん、またはイヤホンガイドを付けて内覧したい平和博物館。

2012 3/26
もろもろ鑑賞、博物館
まろまろヒット率5

天文館むじゃきの「白熊」


鹿児島にある天文館むじゃきで、白熊をいただく。

白熊(氷白熊)とは、かき氷の上にミルク蜜をかけてフルーツをトッピングした鹿児島の名物。
その白熊の老舗として知られているのが、昭和22年(1947年)創業のこの天文館むじゃき。

店内で白熊を食べてみると、これがとても美味しい。
自家製ミルクと蜜、そしてフルーツとのバランスが良くて、濃厚な味と口融けの軽さが両立している。
この氷の口融けの良さは、カンナ削りにこだわっているからとのこと。
さらに足りなくなれば自家製ミルクと蜜は追いがけも可能。
まさに名店の一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

鹿児島の「天文館むじゃき」にて。

くろいわラーメンの「くろいわラーメン」


鹿児島にあるくろいわラーメンで、くろいわラーメンをいただく。

このくろいわラーメンは、九州地方ではインスタントラーメンとしても販売されているほどポピュラーなラーメン。
トンコツとトリガラの両方から取った白濁したスープと、焼きネギと生ネギ、そしてもやしがトッピングされているのが特徴的。
九州系ラーメンはこってりした印象が強いけれど、このくろいわラーメンは、さっぱりしていて食べやすく、万人受けする味。
(店内には親子連れも多かった)
鹿児島県民のソウルフードとして愛されるのも理解できる優しい味の一杯。
まろまろと今日ももぐもぐ。

鹿児島の「くろいわラーメン」天文館通り本店にて。