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さて、『グサリとくる一言をはね返す心の護身術』バルバラ・ベルクハン著、瀬野文教訳(草思社)2000。
自分はやや潔癖な傾向があるのと、感応性が高いので、繊細な部分があることを自覚している。
去年4月から松阪市情報政策担当官に就任してから、その繊細な部分を意識する機会もあった。
そこで、この1年を振り返る意味でも自分の中にあるその繊細な部分を見つめるきっかけの一つとして手に取った。
読んでみると、特に・・・
☆人というのは、いま自分の人生で実際になにがいちばん大事かを考えたとき、不思議と心が落ちつくもの
<第3章 感情の暴走はこうすれば防げる>
☆信頼関係とか友情というのは、おたがいの不干渉地帯が確定してはじめて生まれるもの
<第4章 批判されても傷つかない方法>
☆「目には目、歯には歯」のやり方は、おのれの意志の弱さをさらけ出しているだけのこと
→相手には相手のやり方があるだろう、でも自分には自分の決め方があるのだ
<第5章 なくした自尊心をとりもどすには>
・・・という部分は心に響くものがあった。
“心に響く”というのも繊細な部分への反響でもある。
自分の中にある繊細さと向き合って、次の年度を迎えたいと感じながら読み終えた一冊。
以下は、チェックした個所(一部要約含む)・・・
○(心の中の)きわめて敏感な部分こそが同時に、創造力豊かで人に感銘を与えることができる部分でもある
<はじめに>
○(心の中にいる)内なる批判者は上手に飼いならせばよい
→はっきり境界線をもうけて、オンエア時間を制限すればよい
<第1章 あなたはもっと図太くなれる>
○相手に理解を示しても、相手の言いなりになる必要はない
→相手がどんな態度をとろうと、あなたがあわてず落ち着いてさえいればそれでいい
<第2章 非人情のすすめ>
○混乱したときに落ちつきを取り戻すための三つのアドバイス
・個人的な感情をとっぱらって、徹底的に心を休めること
・ちょっとのあいだ冷静に考えて、いちばん大事なことを片づける
・他人がパニックに陥っていたり、途方に暮れていたり、怒り狂っているときには、彼らの気を静めて、距離を置く
<第2章 非人情のすすめ>
○受け入れられないときは、頑固な態度に切り換える
→針が飛んだレコードのように、同じことを何度もくりかえせばよい
→「考えさせてください」の一言でかまわない
<第2章 非人情のすすめ>
○余計な推測をする前に情報を集める
<第3章 感情の暴走はこうすれば防げる>
○あなたの頭の中のことは、あなたにしか決められない
→興奮して怒り出すのも、落ちついて冷静になるのもあなたの権利
→どちらを選ぶかはあなたしだいなのです
<第3章 感情の暴走はこうすれば防げる>
☆人というのは、いま自分の人生で実際になにがいちばん大事かを考えたとき、不思議と心が落ちつくもの
<第3章 感情の暴走はこうすれば防げる>
○心配から逃れるのにいちばん重要なことは、積極的に行動するにせよ、放り出すにせよ、
いずれにしてもはっきりと意識して行なうこと
→クツの中に石ころが入った時と同じく、あれこれ考えるより、
ただ行動することによってのみ不愉快な圧迫に終止符を打てる
<第3章 感情の暴走はこうすれば防げる>
○失敗しないことではなく、失敗とどう付き合うか考える
→ミスはすぐ認めて直す、その際に罪の意識をもったり自分を責めたりするのはパワーの消費でしかない
<第4章 批判されても傷つかない方法>
○相手を理解するのは、知的なコミュニケーションがきちんと成り立つ場所だけで十分
<第6章 攻撃したければご自由に!>
○反射的に答えを返さないこと、一呼吸おいてからゆっくり反応しましょう
→攻撃側にはいつまでも待たしておけばいいのです
<第6章 攻撃したければご自由に!>
○過ぎ去ったことを話して意味があるのは、それが現在の問題を解決するのに役立つ場合だけ
<第6章 攻撃したければご自由に!>
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