ガンジー倶楽部の「熟成カレーパン」

美味しいルーをくるんだカレーパンがあると聞いてカレーパンの専門店、ガンジー倶楽部でカレーパンをいただく。試しに切ってみると確かにルーがよさげな感じがする。期待して食べてみると裏切らない美味しさ。個人的にはかなり好きなタイプかも。
ちなみにガンジー倶楽部と言っても別に非暴力・不服従なクラブなわけではない(w
大阪・難波(なんば)の高島屋本店地下にて購入。

リサ・キャンベル・エルンスト、藤原宏之訳 『ステラのえほんさがし』 童心社 2006

初めて会う人にはよく「もっと太っている人だと思ってました」と言われる、
まろまろ@ごはん日記をつけることが今話題のレコーディング・ダイエットになっているんでしょうね。

さて、『ステラのえほんさがし』リサ・キャンベル・エルンスト著、藤原宏之訳(童心社)2006。

ステラは図書館から借りた絵本をなくしてしまう。
その絵本は今日の5時までに返さなくてはいけない。
町中の人たちを巻き込んだ大捜索がはじまる・・・

原題は“Stella Louella’s Runaway Book”(1998)

行く先々でその本を絵本に取った人たちと巡り合い、彼らを引き連れて探してく話だけど、
絵本を手に取った人がそれぞれ自分の好きなシーンを語っていくのが印象的な一冊。
(どんな絵本なんだろうっと想像するのが楽しい)

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2007 12/2
絵本
まろまろヒット率3

アラビヤ珈琲店の「コーヒーゼリー」


お好み焼きの後で1951年開店の老舗喫茶店アラビヤコーヒー店に入る。こちらは古き良きカフェの雰囲気を残していてミナミを代表するカフェ。注文したのは名物の特製コーヒーゼリー。同じくミナミにある老舗喫茶店の丸福珈琲店のコーヒーゼリーと比べると透明度の高さが特徴的。一口いただいてみると実に香ばしい。コーヒーの苦みをしっかりと感じられるまさに上質なコーヒーゼリー。
大阪・難波(なんば)、道頓堀の「アラビヤ珈琲店」(アラビアコーヒーではない)にて。

はつせの「モダン焼き」


東京在住の知人が大阪に来たので、大阪らしくお好み焼きのお店に案内。このはつせは自分で焼くタイプのお店ということもあり、せっかくなのでmixi関西ごはんコミュニティで呼びかけてみる。合計6人でわいわいと手焼き。人によって焼き方が違って、味もだいぶ変わるのでそれもまた楽しい。ふわふわ系かパリっと系に分かれる。
この写真のモダン焼きは参加者が焼いたものだけどお見事な一品。外はパリッと、中はふわっとしている絶妙な焼き加減で、とても美味しい一枚だった。(このお店の味はまさに焼く人次第)
ちなみにこちらは全室個室なのもいいですな。
大阪・難波(なんば)千日前の「千日前 はつせ」にて。

サー・ジェームズ・ジョージ・フレーザー&メアリー・ダグラス&サビーヌ・マコーマック、内田昭一郎・吉岡晶子訳 『図説 金枝篇』 東京書籍 1994

100年後くらいに今の占いやスピリチュアル、オーラなどのポピュラーさがどう評価されるのかちょっと興味がある、まろまろです。

さて、『図説 金枝篇』サー・ジェームズ・ジョージ・フレーザー著、メアリー・ダグラス監修、
サビーヌ・マコーマック編集、内田昭一郎・吉岡晶子訳(東京書籍)1994。

イタリアにあるネミの村には、森の王と呼ばれる祭司がいた。
その祭司の地位は、聖なる樹の枝(金枝)を折って現職の祭司を殺した逃亡奴隷だけが引き継ぐことができた。
なぜ聖なる樹の枝を折ることが必要だったのか?
なぜ祭司を殺すことが必要だったのか?

宿り木信仰や祭司殺し、王殺しの風習は世界中の”未開社会”(この本の用語)に共通して見られるものとして、
膨大な類似例を比較研究しながら人類に共通する思考パターンにアプローチする・・・

・・・人類学、民俗学、宗教学、神話学、魔術考察などの古典とされる本で、
原著”The Golden Bough”(1936)は全13巻、約1300000語にわたる超大作。
ただ、今となっては正確性に欠けるものや誤解のある部分も明らかになっているので、
そうしたものを省いて金枝編のエッセンスを抜き出してイラストや写真を加えて再編したものがこの本。
コンパクトに要約したといっても二段組みで約400ページもあったりする(^^;
去年の夏に一緒に仕事をした人からオススメされた本で、
フレーザーに対する批判とその反論も載せられているのでこの本の位置づけもわかるようになっているのが便利。

読んでみると、著者は「人間の思考法は呪術的→宗教的→科学的という変遷を経ている」と主張している。
そして「科学と呪術は、あらゆる事象の根底にある基本原則としての秩序を信じるという点で共通している」、
「呪術の根底にある秩序は、観念が生み出した秩序を、誤った類推で敷衍したものにすぎないが、
科学が自明の理とする秩序は、自然現象そのものを忍耐強く厳密に観察した結果」というスタンスで書かれている。

生々しい王殺しや生贄の風習の詳細な紹介と、その意味を解明しようとする内容は単純に読み物としておもしろい。
また、第6部で「身代わり」について詳しく書かれているのも興味深かった。
「自分の罪や苦悩を何かほかの存在に転化して代わりに背負ってもらえるというのは、未開人にとってはごくありふれた考え方」
という身代り思考は身代わりにされる方はたまったものじゃないし、
差別を生み出すものでもあるけれど、それは人間の自然な心理かもしれないと感じた。

また、フレーザーは19世紀の学者なので”未開社会”や”未開人”という言葉を頻繁使っているけれど、
占いや前世、霊やオーラ、スピリチュアルを信じる人の多い現代もそういう意味では”未開社会”ではあると感じた。
(それが人間の自然な観念かもしれない)

以下はその他でチェックした箇所(要約含む)・・・

○タブーを犯したら恐れていた厄災が必ず訪れるとすれば、そのタブーはもはやタブーではなく、道徳または常識の教えとなる
<第1部第3章 共感呪術>

☆共感呪術(共感の法則)-類感呪術(類似の法則)
           -感染呪術(接触の法則)
<第1部第3章 共感呪術>

☆呪術-理論的呪術(疑似科学としての呪術)
   -実践的呪術(疑似技術としての呪術)-肯定的呪術(魔法)
                    -否定的呪術(タブー)
<第1部第3章 共感呪術>

○厄除けの祭りの共通点
1:直接追放も間接追放も意図は同じ
2:決まった時期に行われる場合はたいてい間隔は1年
3:決まった時期に行われる場合はたいていその前後にハメをはずして騒ぐ時期がある
4:神格を持つ人間か動物を身代わりにする
<第6部第2章 身代わりについて>

○神が自然に死ぬのを待っていたら当然老いて衰弱していくので、その前に殺してしまうのは、
神の活力を若々しい力のみなぎったまま永遠にとどめようとする手段にすぎない
<第6部第4章 身代わりについて>

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2007 12/1
人類学、宗教
まろまろヒット率3

PIENO(ピエーノ)の「アンティパスト三種盛り」


関西ごはん開拓でイタリア風のバールを初体験。バール(bar)とは、軽食の食堂と居酒屋が一つにまとまったようなもの。スペインではバルと呼ばれる。予約がいっぱいだったので10時半におとずれてみるとまだまだ人がいっぱいという人気店。
バールの名物といえばアンティパスト(前菜)の数々なので、三種盛り合わせをいただく。この盛り合わせはその日のアンティパストの中から自由に選ぶことができるのが嬉しい。選択したのは右奥から左下に向かって、「ムール貝のマリネ」、「トリッパ」(ローマ風ハチノスのトマト煮込み)、「フリッタータ」(イタリア風オムレツ)。中でもトリッパはモツなのにとてもやわらかくて美味しく感じられた。またフリッタータもしっかりとした味付けでおつまみとして十分に満足できる一品。また来たいと思う当たりのお店(^_^)v
大阪・難波(なんば)、歌舞伎座裏の「Italian Bar PIENO(イタリアン・バール・ピエーノ)」にて。

追記:約4年半後にいただいた生ウニのリゾットも抜群に美味しい。

南蛮亭の「地鶏のたたき」


昔よく通っていたおかまさんストリートにある焼き鳥屋さん「南蛮亭」に久々におとずれる。注文したのは定番の地鶏のタタキ。お好みでにんにくや玉ねぎを挟んでたべるとおつまみとしてマイウー。活気あるお店の雰囲気と共になつかしい変わらぬ味だった。
ちなみに予約は7時から入る人のみ受けつけるお店なので並ぶことも多いお店。
大阪・難波(なんば、ミナミ)、歌舞伎座裏の「焼鳥 南蛮亭(なんばんてい)」にて。

向山淳子+向山貴彦 with studio ET CETRA・たかしまてつを 『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本』 幻冬舎 2001

まろまろ@実家にいる猫のホームズ(推定17歳以上)もかなりビッグファットキャットです。

さて、『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本』向山淳子+向山貴彦 with studio ET CETRA著、たかしまてつを絵(幻冬舎)2001。

英語で論文をつまみ読みするだけでなく、ちゃんと英語の本も通読していこうと本を探していたら、
ペーパーバック紹介サイトなどでよくオススメ本として紹介されていたので手に取った英語の解説書。

英文の仕組に注目した解説本なので英文法の本に分類されているけど、
「言語は生き物で、本来はルールも文法もなく、慣例のみが存在するもの」として、
教科書的な文法ではなく小説などに出てくるアレンジの読み取り方なども解説している。

「英語を聞き取れないのは、発音が分からないからでも速度が速すぎるからでもなく、その文を見たことがないから」、
逆に「英語を聞き取ってもらえないのは、発音が悪いからではなく、文を切るところ(息継ぎの場所)がおかしいから」
というスタンスで英文を読みこなすことが上達の近道だとしている。

読んでみると例文に連続性があって、全体を通して一つの物語(big fat cat)になっているのが特徴的。
その物語がけっこうおもしろいので、最後は英文法だけでなく物語として読み終えた充実感がある。

また、イラストも充実しているので内容がイメージしやすかった。
特に化粧品(冠詞)と接着剤(前置詞)はどうしても日本語には訳せないし無理に訳すと変になるけど、
英語のニュアンスをつかむためにはイメージできるようになる必要がある。
そこで、たとえば・・・
“a”と”the”はその単語にスポットライトをどう当てるかの違い
→”a”=ぽつんとしたスポットライト
→”the”=華やかなスポットライト
・・・とイラストで紹介しているのは、なるほどと感じた。

「言語を学ぶ魔法の手段はありません。でも、言語自体は魔法です。時間も距離も越え、人と人をつなぐ人類最大の発明品です」
とする著者の姿勢に共感を持った一冊でもある。

ちなみに「世界一簡単」とあるけれど、本当に初心者には難しいので中級者以上にオススメ。

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2007 11/30
語学、英語
まろまろヒット率3

パティシエ高木康政プロデュース「KitKat EXOTIC KYUSHU」(キットカット・エキゾチック九州)

福岡のお土産で高木康政パティシエがプロデュースした「エキゾチック九州」というキットカットをいただく。いわゆるご当地キットカットだけど、食べてみるとみかんやパッションフルーツなどが入っててキットカットとは思えないほどフルーティ。ホワイトチョコレートというのも特徴的ですな。
福岡・博多駅にて購入とのこと。

近江屋本店の「串かつ」

再合併した父方の祖母(戸籍上は叔母)に連れられて、新世界にある串カツ屋さんの近江屋に入る。新世界で数多い串かつ屋さんの中でなぜ近江屋なのかと聞くと、串かつが独特だからとのこと。
注文してみると確かに見た目からして違う。衣にパン粉を一切使っていないので、フリッターのようにふわっとした外見。そして食べてみると串かつとは思えないもっちりとした食感。たぶん山芋を使っているんだろうけど、八重勝だるまヨネヤなどの他の串かつ屋さんと比べても特徴的。美味しくいただけました。おばあちゃん(おばちゃん)に感謝!
大阪・新世界(動物園前)の「近江屋(おうみや)」にて。