道後温泉本館の「茶菓子」


道後温泉本館の2階広間で、茶菓子をいただく。

夏目漱石も『坊っちゃん』の中で書いているように、お風呂上がりに茶菓子をいただくのは道後温泉の伝統。
内容は松山土産の定番、観光堂の「新坊っちゃんせんべい」になっている。

煎餅と言っても、炭酸煎餅のようにさっくりとした食感な上に甘味があるので、クッキーに近い味わい。
普通にお土産で売っているものだけど、道後温泉本館の広間でいただけばぐっと風情がある一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

愛媛県松山市、道後温泉の「道後温泉本館」にて。

「道後温泉本館」 (温泉)

泉質:アルカリ性単純泉

『万葉集』にも登場する日本最古の温泉の一つ、道後温泉(愛媛県松山市)の中心的存在。
何と言っても明治27年(1894年)建築の近代和風建築が存在感がある。

ちょうど建設の翌年に夏目漱石が松山中学(愛媛県尋常中学校)の英語教師として赴任して来たので、
漱石が実際に利用して『坊っちゃん』の舞台にした同じお風呂に入ることができる。
風呂場には小説と同じく「坊っちゃん泳ぐべからず」と書かれてあったり、
別名「坊ちゃんの湯」と呼ばれたりしているところが微笑ましい。

最近では、宮崎駿監督の映画『千と千尋の神隠し』の舞台である「油屋」のモデルの一つにされたことでも知られている。
(スタジオ・ジブリのスタッフによるスケッチが残っている)

入浴料は4種類の切符を購入する独自の料金システムなのも湯屋の名残りを感じさせる。
中でも2階の広間でお茶とお茶菓子をいただくコースが温泉の雰囲気を感じられるのでオススメ。

泉質はごく普通で特別なものでは無いけれど、日本を代表する風情あるお風呂。

2010 1/18
ぷかぷかお風呂日記
まろまろヒット率4

フクスケベーカリーの「ドイツコッペ」


今治にあるフクスケベーカリーをおとずれる。

このフクスケベーカリーは、昭和2年(1927年)創業の愛媛を代表する老舗のパン屋さん。
こちらのお店の創業以来の名物パンが、かた焼きコッペとも呼ばれるこのドイツコッペ。
丸々としたhuebschな見た目のこのパンがドイツコッペと名付けられた理由は、初代店主がこのパンをドイツ兵に納入していたためとか。

食べてみると、外はカリっとしたハードパンなのに、中はソフトパンになっていて複雑な食感がする。
さらに食べるにしたがってコッペパンのほのかな甘さが感じられて、とても美味しい。

歴史だけでなく、味も含めて愛媛を代表するパン屋さん。
まろまろと今日ももぐもぐ。

愛媛県今治市の「フクスケ・ベーカリー(福助パン)」にて。

こがねパンの「アルプス」


今治にあるこがねパンで、アルプスをいただく。

アルプスとは、こしあんを食パンでサンドイッチにしたものを揚げパンにしたもの。
食べてみると、外はさくっとした天ぷらのような食感で、中はもっちりとした甘さのあるあんトーストの味で独特。
見た目は似ているシベリヤや、作り方は似ているあんドーナツとも違った味わいで気に入った。

ちなみに、このこがねパンは昭和28年(1948年)の創業から一貫して添加物や保存料は使わない方針を続けている。
飾り気のない店舗も職人肌な雰囲気を感じるお店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

愛媛県今治市の「こばねパン(黄金パン)」にて。

Gaffurio(ガフーリオ)のイタリア風そばめし:「ポルチーニのリゾットに和牛ほほ肉とキノコの自家製タリアテッレのせて」


大阪ミナミの難波にあるイタリア料理店、Gaffurioをおとずれる。

こちらのお店は、ミラノにあるGaffurioで修業した店長がオーナーシェフのアルド・ルッソさんから店名を使うことを許されて日本で開店したお店。
ミラノと同じ路地裏にこだわっているので、場所は難波と日本橋の間のあやしげなエリアにある。
Gaffurioのアルド・ルッソさんが「日本のイタリアンは本場の味を再現することにこだわりすぎて、イタリア料理本来の工夫する遊びが無い」と指摘したこともあって、Gaffurioには創意工夫されたメニューがいくつか用意されている。

その代表がリゾットの上にパスタをのせたという、イタリア風そばめしとでも言うべき一品。
パスタとリゾットを両方一緒に食べたいというお客さんの要望を受けて開発したメニューとのことだけど、確かに根強い粉もん文化があり、炭水化物大好きな大阪人には嬉しいメニュー。

本来はコースの中でしかいただけないものだけど、いくつかの偶然が重なってたまたまこの日は単品でもつくっていただいた。
(ただし特別なので普通は難しいとのこと)
この日のイタリア風そばめしの名前は、ポルチーニのリゾットに和牛ほほ肉とキノコの自家製タリアテッレのせて。

食べてみると、これが本当に美味しい!
濃厚さと食感の両方が合わさって思わずうなるほどの味わい。
フォンドボーを使ったリゾットは、アルデンテの状態が長く続く米の品種を使っているとのことで、最後までほどよい歯ごたえが残る。
そのリゾットにからめるタリアテッレ(平打ち麺のパスタ)も、リゾットに負けないしっかりとした和牛の味が染み込んでいる。
この二つを一緒に食べるのは、確かにこれまでイタリア料理にはなかった食感と味わいを実現している。

味はもちろん、地域独自のメニューを開発しようとする意欲も含めて、一押しのお店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・難波(なんば、ミナミ)と日本橋の間、千日前の「イタリア食堂 Gaffurio(ガフーリオ)」にて。

かつ勢の「大里ぱくぱくポークのロースカツ」


三重県松阪市にあるかつ勢で、大里ぱくぱくポークのロースカツをいただく。

このかつ勢は松阪が本店の三重県内に展開するトンカツ・チェーン店。
注文した大里ぱくぱくポークのロースカツは、三重県にある養豚所、大里ミートセンターが開発した大里ぱくぱくポークを使っている地産地消メニュー。
断面を見ればピンク色が残っているように熱を通しすぎていないこともあって、食べてみると肉質の柔らかさを感じた。

地産地消メニューを取り入れていることに加えて、無料でご飯を麦飯に変更できる点や、ご飯とキャベツがお代わりできる点などにも好感が持てた。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「とんかつ かつ勢」本店にて。

キッチンスパイス136の「ココナッツのシフォンケーキ」


三重県松阪市の久保町にあるキッチンスパイス136で、ココナッツのシフォンケーキをいただく。

このキッチンスパイスは136、手作りと健康にこだわった喫茶店。
数種類あるシフォンケーキもすべて手作り、さらに砂糖などもほとんど使ってないこだわり。
食べてみると、確かに甘さはひかえめでココナッツの風味が自然に感じられた。
住宅地の中にあるこだわりのお店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「キッチン・スパイス 136」にて。

長助の「松阪煮込みうどん」


三重県松阪市にあるうどん屋さん、長助で松阪煮込みうどんをいただく。

この松阪煮込みうどんは、赤味噌と白味噌をブレンドした名物煮込みうどんに、松阪名物の牛肉としめじが入っている一杯。
食べてみると、山本屋総本店のようなオーソドックスな味噌煮込みうどんとは違ってマイルドな味わい。
味噌鍋を食べているような感覚で、関西出身で薄味が好きな僕も気に入った。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「長助 麺伝説」にて。

福太郎の「すじねぎ焼き」


お好み焼きとねぎ焼きのお店、福太郎ですじねぎ焼きをいただく。

ねぎ焼きとは、キャベツの代わりにネギを使ったお好み焼きの一種のこと。
このすじねぎ焼きは、スジコン(スジ肉とこんにゃくを煮合わせたもの)が入っている関西らしい一枚。

食べてみると、これが美味しい。
ねぎ焼きは、基本は醤油味なので見た目は普通のお好み焼きよりも地味だけど、とろっとした生地とネギの食感、そしてスジコンの食べ応えが合わさって一体感のある味になっている。

ちなみに、この福太郎には千葉県から来たまろみあんの人とおとずれたお店でもある。
去年、仏蘭西屋などで対話させていただたことが、まろまろコラム:『寛容のメモリ~決別のmemoryと和解の目盛~』を公開するきっかけの一つとなったので、そのご報告とお礼をかねての会食。
「共通の問題意識のある人間と対話することが最大のストレス解消」ですな☆
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・難波(なんば、ミナミ)、千日前の「お好み焼き・ねぎ焼き 福太郎」にて。

わなか 大入りの「おおいり・たこ焼き」


大阪の難波にあるたこ焼きの老舗、わかな大入りで、おおいりたこ焼きをいただく。

このおおいりたこ焼きは、上から右回りにカツオ醤油、ソースマヨネーズ、ネギ塩、月替わり(今月はカレー)の4種類に味付けされたたこ焼きがそれぞれ2個ずつ入っているたこ焼きセット。
日本一のたこ焼き激戦区となりつつある難波にあって観光客のニーズに応えたもので、二人組が味の違うたこ焼きを一口ずつ食べることができるよう工夫されている。

食べてみると、トロトロ感があるのが大阪のたこ焼きらしいところ。
個人的にはカレー味が気に入ったけれど、カレーは何でも美味しくなるので少し反則技かもしれない(w

ちなみに今回ご一緒した千葉県から来たまろみあんの人は、トロトロのたこ焼きを食べたことが無かったので新鮮だったとのこと。
確かに粉もん文化の今を知ることができる一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・難波(なんば、ミナミ)、千日前の「たこ焼き道楽 わなか(ワナカ) 大入り」本店にて。