泉質:アルカリ性単純泉
『万葉集』にも登場する日本最古の温泉の一つ、道後温泉(愛媛県松山市)の中心的存在。
何と言っても明治27年(1894年)建築の近代和風建築が存在感がある。
ちょうど建設の翌年に夏目漱石が松山中学(愛媛県尋常中学校)の英語教師として赴任して来たので、
漱石が実際に利用して『坊っちゃん』の舞台にした同じお風呂に入ることができる。
風呂場には小説と同じく「坊っちゃん泳ぐべからず」と書かれてあったり、
別名「坊ちゃんの湯」と呼ばれたりしているところが微笑ましい。
最近では、宮崎駿監督の映画『千と千尋の神隠し』の舞台である「油屋」のモデルの一つにされたことでも知られている。
(スタジオ・ジブリのスタッフによるスケッチが残っている)
入浴料は4種類の切符を購入する独自の料金システムなのも湯屋の名残りを感じさせる。
中でも2階の広間でお茶とお茶菓子をいただくコースが温泉の雰囲気を感じられるのでオススメ。
泉質はごく普通で特別なものでは無いけれど、日本を代表する風情あるお風呂。
2010 1/18
ぷかぷかお風呂日記
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