八重山の島々めぐり~人生初の石垣島、西表島、由布島、与那国島~

生まれて初めて八重山諸島をおとずれる。

昨年度1年間、交流職員として松阪市に赴任していた石垣市職員の西銘基恭さんがプロデュースする「星空コンin石垣島」の開催に合わせての初訪問。
全国から参加者を募集しているのに松阪市からの参加者はいなかったと聞いて、「友人の苦境に積極的に手を差し出さなければ、友人関係を積極的に解消した方がいい」と思い駆けつける。

また、情報はツナゲル性質があることに注目して、「情報のかけ橋」を架けることは僕のテーマでもある。
八重山諸島のような離島地域は、特に「情報のかけ橋」の必要性が高い地域。
特に今回、基点となった石垣島と、日本最西端の与那国島で情報発信や地域活動をされている方々と実際にお会いして情報交換できたことは貴重な機会となった。
(奇しくも八重山諸島に渡航する前夜には宇気郷ソーシャルメディア講座の第5回目の講師を担ったということにもご縁を感じた)

当日は記録的な台風15号と、”FUJIWARA EFFECT”という珍しい現象でUターンした台風14号のために予定が大きく変更した。
快く対応していただいた現地のみなさん、ご迷惑をおかけしたにも関わらず心配していただいた松阪のみなさんには本当に感謝したい。

そして今回、現地で一番耳にした言葉は、「なんくるないさぁ」(何とかなるさ)と「ゆんたく」(のんびりする)の二つなのも印象的だった。
(ちなみに僕自身が一番使った言葉は、「置かれた場所で咲きなさい」)
高度成長期は終わり、ゼロ成長時代の現在、数を追いかけることよりも心の豊かさを求めることの重要性が注目されている。
そんな価値観の転換点に大きなヒントをいただいた気がした。
この貴重な機会を次に活かしていきたい。

以下、主な行程とまろまろ記コンテンツのまとめ。

○8月23日:関空→西銘さんと5ヶ月ぶりの再会、星空コンin石垣島スタッフと合流、偶然の出会い
 ・メンガテーの「八重山そば」

○8月24日:石垣島半周、川平湾に感動、星空コンin石垣島へ参加

○8月25日:西表島、由布島へ初上陸
 ・ANAインターコンチネンタル石垣リゾートの「朝食バイキング」
 ・「西表島温泉」

○8月26日:台風により石垣島滞在1日目、星まつりでの石垣島天文台講演を聴講、FMいしがきに出演、民宿ふがらっさへ移動
 ・ながたやの「オニササ」
 ・ゴールドンの「ステーキ」

○8月27日:台風により石垣島滞在2日目、西銘ハウスでソーシャルメディアぷち研修
 ・知念商会の「オニササ」
 ・とうふの比嘉の「ゆし豆腐そば」

○8月28日:台風により石垣島滞在3日目、石垣市広報担当者と情報交換、嘉数さんと再会しソーシャルメディアぷち研修
 ・あんぶれら「牛汁そば」
 ・三味の花の「海老の唐辛子煮」

○8月29日:石垣空港→4度目の挑戦でようやく人生初の与那国島上陸

○8月30日:与那国島2日目、西銘さんと合流して島を一周
 ・ユキさんちの「日替わりカレー」
 ・モイストロールカフェの「モイストロール」

○8月31日:与那国島3日目、西銘さんとお別れ、与那国島の方々との出会い
 ・ホテル入船の「カレーライス」(入船カレー)
 ・国境(ハテ)の「島豆腐のカリカリ揚げ・長命草味噌添え」

○9月1日:与那国島で潜入調査→石垣島でランチとお土産購入→関空→松阪
 ・おいしん坊の「牛そば」

参考リンク:Facebookアルバム、「八重山の島々めぐり」

2012 8/23~9/1
出来事メモ

おいしん坊の「牛そば」


石垣島にあるおいしん坊で、牛そばをいただく。

牛を煮込んだ牛汁に八重山そばを入れた牛そばは、あんぶれらで初めていただいた。
その美味しさに感動すると、西銘基恭さんがもう一つのオススメとして連れて来ていただいた。
食べてみると、牛肉の部位が大きく、深い色合いに比例して味もより濃厚な味わいで食べ応えがある。
石垣島を代表するガッツリ食堂の人気メニュー。
まろまろと今日ももぐもぐ。

沖縄県石垣市の「おいしん坊」にて。

国境(ハテ)の「島豆腐のカリカリ揚げ・長命草味噌添え」


与那国島にある国境で、島豆腐のカリカリ揚げ・長命草味噌添えをいただく。

こちらのお店は、その名の通り日本最西端の国境の島にある居酒屋。
この島豆腐のカリカリ揚げ・長命草味噌添えは、与那国島の名産の長命草を使った味噌を添えたオリジナル・メニュー。
フレッシュさのある長命草の味噌と、カリっとした食感の島豆腐のフライとの相性が良くて美味しい。
日本最西端の島らしさを感じる一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

沖縄県与那国町の「国境(ハテ)」にて。

ホテル入船の「カレーライス」(入船カレー)


与那国島にあるホテル入船で、カレーライスをいただく。

このホテル入船は、もともとは入船旅館として創業された与那国島で一番老舗の宿泊施設。
このカレーライスは、通称「入船カレー」という名前で与那国島に訪れるダイバーたちの間で評判になっている。
この日の入船カレーは、骨付きの鶏肉と大根がホロホロになるまで煮込まれていて、とても美味しい。
今も昔も、日本最西端の島に訪れる人々の憩いの場となっているホテルの名物。
まろまろと今日ももぐもぐ。

沖縄県与那国町の「ホテル入船」本館にて。

モイストロールカフェの「モイストロール」


与那国島にあるモイストロールカフェで、モイストロールをいただく。

このモイストロールカフェは、日本最西端にあるカフェで、日本最西端のケーキを作っているお店でもある。
そのモイストロールカフェの店名になっているのが、このロールケーキ。
ハニーロールは与那国島のハチミツを、ショコラロールは与那国島の黒糖を、それぞれ使っているのが特徴的。

食べてみると、その名の通りしっとりとした食感で、口溶けが豊かな味わい。
ちょうど良いサイズなのも、コンパクトな島らしさを感じる一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

沖縄県与那国町の「モイストロールカフェ」にて。

ユキさんちの「日替わりカレー」


与那国島にあるユキさんちで、日替わりカレーをいただく。

このユキさんちは、日本最西端にあるカレー屋さん。
「カレーは味噌汁のようなもの」という店主のユキさんが調合したカレー粉を使い、その日手に入った素材で作る日替わりカレーは優しい味わい。
お好みで島唐辛子をかけるところも与那国島らしさが感じられるお店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

沖縄県与那国町の「ユキさんち」にて。

三線の花の「海老の唐辛子煮」


石垣島にある居酒屋の三線の花で、海老の唐辛子煮をいただく。

この海老の唐辛子煮は、竹富島で捕れた天然の海老を唐辛子とニンニクを入れたオリーブ油で煮込み、食べる直前にもオリーブ油を追いがけするオリジナル・メニュー。
殻のまま食べることができる海老が美味しいのはもちろん、海老の味が溶け出したオリーブ油にトーストしたパンを付けて食べるのも抜群に美味しい。
渡航者には嬉しい地産地消の味。

ちなみに、こちらの店名は石垣島出身のバンド、BEGINの同名曲にちなんでいるとのこと。
まろまろと今日ももぐもぐ。

沖縄県石垣市の「三線の花」にて。

あんぶれらの「牛汁そば」


石垣島にあるあんぶれらで、牛そばをいただく。

牛そばとは、八重山そばに牛汁をぶっかけたもので、石垣島ではポピュラーな食べ物とのこと。
食べてみると、コクのある牛汁(こちらのお店はホルモン入り)と細麺との相性が良く、力強い味わい。
地元の人に愛されているのも理解できるお店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

沖縄県石垣市の「あんぶれら」にて。

知念商会の「オニササ」


石垣島にある知念商会で、オニササをいただく。

オニササとは、”おに”ぎりと”ささ”みフライをビニール袋の中で押しつけてから食べる石垣島のB級グルメ。
近くにある沖縄県立八重山農林高等学校の生徒さんの定番とのことで、地元に自然に定着している。
濃い味でボリュームがあり、さらに手軽という石垣島を代表するファストフード。
ちなみに、オニササの発祥については、沖縄県立八重山商工高等学校近くのながたや説もあるとのこと。
まろまろと今日ももぐもぐ。

沖縄県石垣市の「知念商会(商店)」にて。

とうふの比嘉の「ゆし豆腐そば」


石垣島にあるとうふの比嘉で、ゆし豆腐そばをいただく。

こちらのお店は、ゆし豆腐を製造販売する比嘉豆腐店が直営する豆腐専門店。
ゆし豆腐そばは、八重山そばの上からゆし豆腐をぶっかけたメニュー。
食べてみると、細麺の八重山そばとゆし豆腐がマイルドに交わって優しい美味しさ。
味はもちろん、さとうきび畑の真ん中にあるというロケーションも含めて石垣島の名店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

沖縄県石垣市の「とうふの比嘉(比嘉豆腐商店)」にて。