はまにくの「セボとイチボの塩焼き」


松阪にあるはまにくで、セボとイチボの塩焼きをいただく。

外モモ肉と内モモが合わさった部分のセボと、牛のデン部(ランプ)の先端に当たるイチボは、どちらも希少部位として知られている。
その希少部位をシンプルに塩焼きだけでいただくところに、こちらのお店の自信がうかがえる。
食べてみると、どちらも霜降りが入りやすい部位なので、牛肉特有の脂の甘みと肉のコクが感じられて確かに美味しい。
特に食べ応えのあるイチボは、牛肉の美味しさがギュッと凝縮されているようにも感じた。

ちなみに、こちらのお店はあえて松阪牛のブランドにはこだわらず、上質な黒毛和牛を使うというポリシーを持っている。
そんな大将の心意気が伝わってくる一皿でもある。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「創牛料理 居酒屋 はまにく」にて。

さかえやの「カレー焼き」


三重のB級グルメとして知られる、さかえやのカレー焼きをいただく。

カレー焼きとは、長方形のまんじゅう生地の中にカレーが入ったもので、三重県内ではよく知られた存在。
・・・という話を前々から耳にしていたけれど、これまでいただく機会がなかったので今回が東海ごはん初登場。

食べてみると、生地にもカレーにもほんのりした甘さがあり、事前に想像していたものよりもおやつに近い食べ応え。
ただし、甘さの中にもカレーの風味がしっかりと感じられて、カレーまんともまた違った独特の味わいになっている。
県外での知名度はあまりないけれど、三重県内ではファンが多いというのもうなずける一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県津市の「さかえや」にて購入とのこと。

レイブンの「日替わり定食」


松阪にある喫茶店、レイブンの日替わり定食をいただく。

喫茶店の日替わり定食、といっても、こちらの日替わり定食は内容の充実度がすごい。
メインは常時10品以上の中から一つ選ぶことができる上に、副菜の小鉢が豊富に付いてくる。
今回は、メインに鮎の塩焼きを選んでみると、これが美味しい。
ふっくらとした食感は丁寧に焼き上げられている証拠。
これだけでも十分に満足できるのだけど、食後にはデザートとしてフルーツも出してくれるのが嬉しい。

そして、これだけ充実した日替わり定食がなんと600円。
安くて美味しいお店が多いことでも知られる松阪の底力を感じた名店。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「フラワーアレンジメントとコーヒー&軽食 レイブン」にて。

旭食品の「旭ポン酢」


大阪府八尾市にある旭食品が販売する旭ポン酢をいただく。

この旭ポン酢は本当に美味しいポン酢。
こだわり抜いた天然素材だけで作られているため、浮遊物があるのが特徴。
味の方も普通のポン酢とは明らかに違う深みがあり、我が家(まろまろハウス)ではお鍋はもちろん、お刺身や冷や奴、うどんやパスタにもかけて重宝している。

最大の難点は、少量生産しかしないので関西以外では手に入りにくいことで、東京に住んでいた頃にはわざわざ実家から送ってもらっていた。
大阪名物と呼んでも良いほどの名品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

amazonでも購入可能

赤福茶屋の「赤福氷」


赤福茶屋で、赤福氷をいただく。

赤福氷とは、抹茶かき氷の中に赤福餅のあんことお餅が入ったもの。
単に
赤福餅
を入れているわけではなく、あんことお餅を別々に入れているところがポイントで、食べてみると抹茶白玉あずきかき氷のような統一感がある。
もともと赤福餅が好きということもあって、夏期限定というのが残念に思うほど美味しく感じられた。

冬期限定の赤福ぜんざいと並ぶ赤福の季節限定の一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

名古屋・JR名古屋高島屋店地下の「赤福茶屋」にて。

笹乃雪の「あんかけ豆富」


根岸にある笹乃雪におとずれる。

この笹乃雪は、元禄4年(1691年)創業の豆腐料理専門店。
豆腐については老舗中の老舗で、日本の豆腐の歴史を語る上では欠かせないお店として知られている。
たとえば、今では一般的な「絹ごし豆腐」はこの笹乃雪が開発したものだし、豆腐に「豆富」というあて字を使った元祖でもある。
歴史上の人物との縁も深く、赤穂浪士が食べた記録があり、また、正岡子規による・・・
「水無月や根岸涼しき笹の雪」 (明治26年)
「蕣に朝商ひす笹の雪」 (明治30年)
・・・などの句も残っている。

そんな笹乃雪の名物が写真のあんかけ豆富。
二つで一人前なのは、上野の宮様(輪王寺の宮)と呼ばれた公弁法親王がこのあんかけ豆富のことが大好物で、いつもお代わりをしていたことにちなんでいるとのこと。
味の方は、なめらかな食感の絹ごし豆腐とあんかけがまろやかな調和が感じられる。
上にのったカラシもカドが立つものではなく、アクセントとして味の中に溶け込んでいる。
“和”食を文字通りに感じることができる一品。

ちなみに、こちらは今年大学院を卒業されたまろみあんの方とご一緒したお店でもある。
ちょうど入学時にLA BETTOLA da OCHIAIをご一緒したこともあって感慨もひとしお。
歴史のあるお店でそれぞれの人生の歴史を振り返ることは、自分にとっても貴重な機会となった。
たどった歴史の重みを感じながら、それでも未来をおそれない気持ちの大切さを感じたひと時でもある。
まろまろと今日ももぐもぐ。

根岸(鶯谷)の「根ぎし 笹乃雪」にて。

zum BIERHOF(ツム・ビアホフ)の「ドゥンケルフロート」


新宿にあるzum BIERHOFをおとずれる。

ちなみに、このZum BIERHOFは、ドイツビールの専門商社(アイエムエーエンタープライズ)が直営するビアハウス。
2011年現在、日本で唯一のホフブロイハウス公認のお店として、本格的なドイツビールとドイツ料理(特にミュンヘン料理)を提供するお店。

そんなzum BIERHOFでいただいたのは、ドゥンケルフロート。
キャラメル・ソースとラムレーズンをかけたアイスクリームの上から黒ビールをかけるデザートで、イタリアのアフォガードを思い出す一品。
食べてみると、アイスの甘さと黒ビールの香ばしさとが合わさって独特な味になっている。

ちなみに、このドゥンケルフロートは、ドイツには無くて日本オリジナルのメニューということ。
お店の意欲が伝わるスイーツ。
まろまろと今日ももぐもぐ。

新宿の「ドイツビアホール zum BIERHOF(ツム・ビアホフ)」にて。

茂とんの「みそ玉丼」


松阪にあるトンカツ専門店の茂とんで、みそ玉丼をいただく。

みそ玉丼は、味噌かつ丼に半熟玉子をのせたこちらのオリジナル丼。
食べてみると、味の濃い八丁味噌に半熟玉子がからまるとご飯との相性が抜群。
また、しっかりとした衣も味噌のコクに負けなていないのにでバランスが良い。
完成度の高い一杯。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「茂とん」にて。

又兵衛の「ウツボの唐揚げ」


松阪にある又兵衛で、ウツボの唐揚げをいただく。

ウナギ目ウツボ亜目ウツボ科のウツボ(学名:Muraenidae)は、三重県ではポピュラーな食材。
こちらのウツボは小骨がしっかりと切られていて食感が良くて、独特のコクが感じられる。
小さなお店だけど、品物の良さと丁寧な仕事ぶりがうかがえて好感が持てた一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「又兵衛」にて。

ゆき家の「かずあげ」


松阪の愛宕町にある、ゆき家でかずあげをいただく。

かずあげとは、胸肉のかたまりを半生のタタキ状態で素揚げしたもの。
油で揚げているので鶏肉のタタキとはまた違った味わいになっていて、そのまま食べても、しょうが醤油をつけて食べても美味しい。

ちなみに、かずあげの名前の由来は、「かずさん」というお客さんが特注していたからとのこと。
お客さんの名前がメニューとして残ることに、情報や文化を遺伝子としてとらえるミーム論を思い出した一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市、愛宕町の「ゆき家 (雪家)」にて。