WEBマスターな集い「お気楽 無世代まろり場」

たぼう氏(カレー)とプリン氏(プリン)と僕のWEBマスター三人でカレーを食べる。
「個人が情報を発信し続けるのは難しい」というエントリへのコメントがきっかけになって、
WEBサイト運営者同士でまったりと情報交換をする「お気楽 無世代まろり場」を試しにやってみた。
(千駄木の「ラ・カンパレラ」にて)

分野やコンテンツは違うけど、それぞれのサイトの現状や出来事を話してみると、
個人が情報発信することに共通の問題やそれぞれの工夫が明らかになってとても参考になった。
さらにその場での情報交換自体がすごく楽しく感じたのは、
共通の問題意識のある人間と対話することが最大のストレス解消ってことなんだろう。

あまりWEBマスター同士が固まったり馴れ合ったりするのはよくないと思っていたので
いままでこういう機会はできるだけ避けていたが、
逆に意識しすぎてサイト運営の現状や課題を心おきなく話す機会を持たなかったことを反省。
(相互作用の中でしか自分を振返れないということか(^^;)
小さいからこそネットワーク=ツナガリが大切なんだろう。
そしてツナガルためのには自分のノリシロ=メディアやコンテンツを外に出す必要がある。
「自分のノリシロをもっと充実させていこう」っという気持ちになった集まり。

2005 4/9
出来事メモ、サイト運営

まろり場なラ・カンパネラの「野菜とチキンのカレー」(普通辛)

たあぼうさん(カレー)とぷりん(プリン)と僕(まろまろ)のWEBマスター三人で、ひょんなことからカレーを食べることになる。
「お気楽 無世代まろり場」として個人サイトを運営する者同士の情報交換をしながらランチ。
お店は隠れた名店らしく目の前を何度か通りすぎて到達。注文した野菜+チキンカレーはまろやかなのにぴりっとしていてすごく美味しかった。さすがカレーマスター!お店選びは絶対の信頼がおけますな。
千駄木・団子坂(東京都文京区千駄木2-26-6)の「ラ・カンパネラ」にて。

追記:残念ながら閉店されました(2008年2月29日)。

読書日記10周年

読書日記をつけはじめてから10年になった。
10年前の最初の読書日記『光あるうち光の中を歩め』(トルストイ)で、
10年後の今日は『幼年期の終わり』(アーサー・C・クラーク)だった。
(WEBサイトでの公開は2001.7.19からだからまだ4年未満)

「続くなら続く、続かないなら続かない」
、”Quitters never win and Winners never quit”、
続けられることを続けていけば振り返った時には大きな財産になっている。
そんな10年がまたはじまった(^_^)v

2005 4/8
出来事メモ、はしり書き

アーサー・C・クラーク、福島正実訳 『幼年期の終り』 早川書房 1979(原著1953)

今日でちょうど読書日記をはじめて10年になる、らぶナベです。

さて、そんな10周年をかざる一冊は・・・

『幼年期の終り』アーサー・C・クラーク著、福島正実訳(ハヤカワ文庫)1979(原著1953)。

10年前に読書日記をつけはじめた最初の本は、
トルストイの『光あるうち光の中を歩め』だった。
この本はタイトルに引かれて読んだものの、
トルストイの晩年の作品らしく説教臭くてみみっちい話だった。
そこで次の10年はスケールの大きな本でスタートしようと、
古今東西のSF小説の中でも1,2を争うスケールの大きさから
SF文学の金字塔と言われているこの『幼年期の終わり』を手に取った。

物語は人類が宇宙ロケットを開発する直前に突然あらわれた
異星人「オーバーロード」との接触からはじまる。
圧倒的な科学力を持つ彼らオーバーロードと
人類との接触にはどんな意味があるのか?
オーバーロードの目的は何なのか?
その謎を軸に物語は進む・・・

原著はもう50年以上前に書かれたものなので(有人宇宙飛行のずっと前)、
科学技術に関する話はどうしても古めかしく感じてしまうし、
個人的な物語が中心となる前半は少し退屈な感じがした。

ただ、後半は物語のスケール、スピードが激変する。
物語のスポットライトが当たる範囲が急激に広がる感じがして、
がんばってついていかないと取り残されそうになるほど。
大きな話なのに読み終えてみると少し寂しさを感じてしまうという
宇宙規模の進化について想像することができるおもしろい一冊。

この本をamazonで見ちゃう

2005 4/8
SF小説
まろまろヒット率4

信年の「イワシの唐揚げ」

シンポジウム終了後にスタッフさんや参加者さんの有志とごはんを食べに行く。情報交換しながらまろまろとお食事。イワシの唐揚げ定食を頼んでみるとかなりマイウー。近頃かなーり忙しかったけどやっぱり健康第一ですな。
よく考えたらこのお店は8年近く前に来たことがあるようなないような・・・
京王堀之内の「信年」にて。

シンポジウム「ソーシャルネットワークとコミュニケーション手法の多様性」パネリスト参加

「ソーシャルネットワークとコミュニケーション手法の多様性」というシンポジウムに
パネリストとして呼ばれたので中央大学多摩キャンパスに行く。

パネリストは僕に加えて澁川修一(独立行政法人経済産業研究所研究スタッフ)、
矢尾板俊平(中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程)の三人。
司会が銭谷恭子(中央大学総合政策学部)だった。

進行はソーシャル・キャピタルや情報と通信の融合などの大きな話からはじまったので、
僕は心おきなくネットワークの重要性を感じた驚きの体験(西行法師プレイ)から、
ネットワーク=ツナガリを創るためには「ノリシロ」を創る必要性があること、
特にそのノリシロを公開するのがメディアなんだ(まろまろコラム)・・・っという流れの話をした。
(主催者側のメモ→ここ)

オーディエンスからのレスポンスも積極的に切り込んでくるものがあったので、
やはりこういうネタの関心が高まっているんだなぁっということをあらためて実感。
終了後にスタッフさんやパネリストと近くの定食屋さんで晩ご飯を食べた時も、
参加者の有志も来てくれてシンポの延長線上の話をすることができた。
そして家に帰ってからもGREEMIXIでもつながることに・・・
まさにこのシンポジウムの存在自体が「コミュニケーション手法の多様性」って感じだった。

いろいろな問題もあるし、慎重にならなくてはいけない場面もある。
でもノリシロを自分の外に出すことで、ツナガリはどんどん生まれていくんだ・・・

2005 4/6
出来事メモ、シンポジウム、まろまろ研究

リーフカフェの「多摩キャンカレー」

「ソーシャルネットワークとコミュニケーション手法の多様性」というご大層な名前のシンポジウムにパネリストとして呼ばれてぷち出張 to 八王子。
キャンパス内に新しくできたというオシャレ系カフェで打ち合わせ&お食事する。多摩キャンカレーなるものを注文すると、温泉卵が入ったカレーのことだったんですな。フォーとかアジアンフードにした方がよかったかも・・・
中央大学多摩キャンバス内の「リーフカフェ」にて。

ジェイムズ・P・ホーガン、池央耿訳 『星を継ぐもの』 東京創元社 1980(原著1977)

安藤美姫の両親はよっぽど自信があったんだなと関心する、
らぶナベ@ネーミングには勇気が必要という例ですな。

さて、『星を継ぐもの』ジェイムズ・P・ホーガン著、池央耿訳
(東京創元社)1980年初版(原著1977年)。
1年くらい前に書店で見つけてタイトルに引かれていたら、
SF小説の最高傑作の一つで推理小説としても読まれていると知って読んでみたSF小説。
(SF小説を読むのは中学の時に読んだ田中芳樹『銀河英雄伝説』以来十数年ぶり)

物語の舞台は近未来。
月面で真紅の宇宙服を着た遺体が発見される。
この遺体は文明誕生前の5万年前のものであることが判明した。
果たしてこの遺体は人類なのか?それともまったく別の生命なのか?
そしてこの遺体と人類とのつがりはあるのか?
この疑問に対して学際的なプロジェクト・チームが挑む・・・

様々な学説が生まれては消え、離合集散を繰り返しながら
科学的推論が進んでいくプロセスが物語のメインとなる
まさに”サイエンス”フィクション。
特に発見された遺体の遺留品から彼の文化を復元しようとする
言語班(言葉)と数学班(単位)の活躍がおもしろかった。

もう30年も前の作品なので、今となっては理論が少し古かったり、
いろんなところで使われるお約束な部分もあったりするけれど、
プロローグから最終章、エピローグへとつながる流れは芸術的。
読み終えたときにはスケールの大きな感動を味わえる一冊。

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2005 4/1
SF小説、科学推論
まろまろヒット率4

『2006ドイツW杯アジア地区最終予選 日本vsバーレーン』(スポーツ観戦)

1勝(vs北朝鮮)、1敗(vsイラン)で向かえたホームでの2位決戦。
ジーコ監督の去就にも関わる大一番だったので観に行きたいなぁっと思っていたら、ご近所さんのKHさんがチケットが一枚余っているということでご一緒させてもらう。
試合は前半終了時点では「ジーコ解任」が頭をよぎったけど実にラッキーなオウンゴールで勝利。
ジーコ監督はいつも首の皮一枚でつながっているなぁっと実感。運の良さも大切だとあらためて感じた観戦だった。
ちなみに会場となる「さいたまスタジアム2002」にはKHさんの車に乗せてもらって行った。激混なので車で行くのは大丈夫かと思っていたら、スタジアムの向かいのラブホテル奥に駐車場ができていた。お茶やジュース、お菓子まで食べ放題な駐車場ですごいサーヴィスが良いなぁっと関心。
ただ、ラブホテルに入る一本道と同じ道を使うので手をつないで歩いているカップルがサポーターなのかそれとも二人のW杯を戦う人たちなのか微妙な場所ではあった。

2005 3/30
もろもろ鑑賞
まろまろヒット率4

陳舜臣 『曼陀羅の人―空海求法伝』 毎日新聞社 上中下巻 1994

カレーマスターのたあぼうさんに連れられて南インド料理なるものを食べてきた、
らぶナベ@確かにドーサ(ドゥーサ)は美味しいです。

さて、『曼陀羅の人―空海求法伝』陳舜臣著(毎日新聞社・上中下巻)1994年初版。
空海の約2年間の遣唐使時代をえがいた歴史小説。
いろいろな場所で評判を耳にしていたのと、
近親憎悪と向き合おうキャンペーンで手に取った一冊。

内容は唐内部での政争、安史の乱から続くミステリーなどが
物語に絡ませてあっておもしろく読めた。
特に空海は密教だけでなく、道教、景教(ネストリウス派キリスト教)、
イスラーム教、マニ教などに接触したという説をもとにして、
空海がさまざまな宗教の寺院を訪れる姿を
作者独自の解釈で描写しているのは興味深かった。

ただ、この小説では空海が密教寺院に近づくために、
自分で自分の風聞を起こしてそれを利用した事実については、
別の人物の力が働いたという風に解釈している。
この解釈で空海の自作自演な胡散臭さがかなりマイルドになったけど、
今に伝わるさまざまな伝説、伝承の種をまいた
彼独自のメディア戦略がえがかれていなかったのは少し残念だった。

ちなみにこの本を読んでいる時に、知り合いの車で0泊2日温泉巡りをした。
たまたま伊豆修善寺に立ち寄ると、その周辺には空海伝説がたくさん残っていた。
またまた縁あさからぬものを感じた読書でもあった。

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2005 3/24
小説&文学、歴史、宗教
まろまろヒット率3