ジェイムズ・P・ホーガン、池央耿訳 『星を継ぐもの』 東京創元社 1980(原著1977)

安藤美姫の両親はよっぽど自信があったんだなと関心する、
らぶナベ@ネーミングには勇気が必要という例ですな。

さて、『星を継ぐもの』ジェイムズ・P・ホーガン著、池央耿訳
(東京創元社)1980年初版(原著1977年)。
1年くらい前に書店で見つけてタイトルに引かれていたら、
SF小説の最高傑作の一つで推理小説としても読まれていると知って読んでみたSF小説。
(SF小説を読むのは中学の時に読んだ田中芳樹『銀河英雄伝説』以来十数年ぶり)

物語の舞台は近未来。
月面で真紅の宇宙服を着た遺体が発見される。
この遺体は文明誕生前の5万年前のものであることが判明した。
果たしてこの遺体は人類なのか?それともまったく別の生命なのか?
そしてこの遺体と人類とのつがりはあるのか?
この疑問に対して学際的なプロジェクト・チームが挑む・・・

様々な学説が生まれては消え、離合集散を繰り返しながら
科学的推論が進んでいくプロセスが物語のメインとなる
まさに”サイエンス”フィクション。
特に発見された遺体の遺留品から彼の文化を復元しようとする
言語班(言葉)と数学班(単位)の活躍がおもしろかった。

もう30年も前の作品なので、今となっては理論が少し古かったり、
いろんなところで使われるお約束な部分もあったりするけれど、
プロローグから最終章、エピローグへとつながる流れは芸術的。
読み終えたときにはスケールの大きな感動を味わえる一冊。

この本をamazonで見ちゃう

2005 4/1
SF小説、科学推論
まろまろヒット率4

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です