岡山名物;金萬堂本舗の「きび田楽」


ユーザビリティ・スペシャリストでまろみあんtmaedaが帰京の途中で大阪に立ち寄ってくれる。岡山の実家に帰省していた彼のお土産は岡山名物の「きび田楽」。「きび団子じゃないの?」と心の中で思うと、すかさず「吉備団子より断然、吉備田楽の方が美味しい」とプッシュを受ける(w

ハンペン型のきび団子にきな粉がまぶされている形状で、食べてみると確かに美味しい。微妙にカリっとした粒があると思ったらクルミも入っているとのこと。一口サイズなのに吉備団子、きな粉、クルミの三つの味が口の中に広がるインパクトのある味わい。確かに岡山名物とプッシュする理由もわかりますな。

ちなみに写真のバックグラウンドにうつっているのはmaromaro.comのユーザビリティを分析するtmaedaの姿。すでに男二人でぷち合宿の様相を呈する。
このきび田楽を食べながらユーザビリティ向上にむけた企画会議で夜はふけていく・・・
まろまろと今夜ももぐもぐ。

岡山県・岡山駅の「金萬堂本舗(きんまんどうほんぽ)」にて購入とのこと。

追記:tmaedaとは1年半後に再会

『namba HIPS(ナンバ・ヒップス)のフリーフォール・ヤバフォ』(アトラクション)

大阪ミナミの中心地・難波(なんば)にできたnamba HIPSに設置されているアトラクション。
「ヤバフォ」とは”やばいほど楽しいフリーフォール”の略とのこと。

目の前にはビルがあるけれど、高度74mの頂上付近では大阪の風景を見渡すことができる。
そこから一気に落ちるフリーホールの体感は想像したものよりもスリリング。

ちなみに落下中は撮影されていて、その動画を携帯電話によるダウンロード販売もしている。
携帯電話やiPodで見ることができるというのがウケてよく売れていた。
(そして僕も買ってしまったw)

2008 1/3
もろもろ鑑賞、アトラクション
まろまろヒット率3

くれおーるの「たこ焼き」

日本屈指のたこ焼き激戦区、大阪ミナミは道頓堀にあるたこ焼き屋さん。こちらのたこ焼きの特徴はボールの大きさ。かなり大きなたこ焼ボールで、長い間アツアツを保っている。猫舌気味の僕にはキツかった(w
カリカリ感よりもトロトロ感の方が強い一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・難波(なんば)、道頓堀の「くれーる(クレオール)」にて購入。

味乃家の「3色ミニサイズお好み焼」

ユーザビリティ・スペシャリストでまろみあんtmaedaが大阪に立ち寄ってくれたのでお好み焼き屋さんに入る。この「味乃家」はミナミのお好み焼き屋さんの中でも「美津の」などと並んで指折りの人気店。
中でも写真の三色ミニお好み焼きセットは、お好みで選んだ3種類のお好み焼きを同時に焼くという名物メニュー。少しずつ別の味を愉しむことができるのがありがたい。
この日の選択はイカ、タコ、牛肉の三種類。特にぷりっとしたイカに美味しさを感じた。お好み焼きをつつきながら男二人の夜ははじまった・・・
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・難波(なんば)、道頓堀の「味乃家(味の家、あじのや)」にて。

新年祈願スイーツ;日本橋屋長兵衛の「天下鯛へい」

2008年のごはん日記第1弾は、新年の祈願を込めて「天下鯛へい」をいただく。天下太平(天下泰平)に引っかけた和菓子で、小ぶりの鯛の形をしている実に縁起の良さそうな見た目。
小ぶりな見た目だけど、中にはこしあんと栗が入っていて食べ応えがある。さらに包んでいる皮には練乳が練り込まれているので甘さがより一層引き立つ一品。

ちなみにこのお菓子は聖夜のイヴカレーの時に「お気に入りのカレー屋さん500」のたあぼうさんからXmasプレゼント交換でいただいたもの。願いを込めて美味しくいただきました(^_-)
まろまろと今年もももぐもぐ。

品川のエキュート品川内「日本橋屋長兵衛(にほんばしやちょうべえ)」で購入とのこと。

まろまろアワード2007

読書アワード:「コンプレックス」 (河合隼雄)
→特に神話の引用とトリックスターの役割が印象深い本。
著者が今年亡くなったことも合わせて感慨深い一冊。

ごはんアワード:「カジキマグロの揚げもの定食」 (東京都文京区・丸赤)
→人情のありがたさをかみしめた定食。

ぷかぷかお風呂アワード:「湯の峰温泉 つぼ湯」 (和歌山県)
→世界遺産認定のレアなお風呂。
帰り道の山道でガス欠のまま60キロ以上走ったのも思い出深い。

もろもろ鑑賞アワード:「旭山動物園」 (北海道旭川市)
→いまや日本を代表する動物園。
見せることと単なる見せものにならないことのジレンマと闘う飼育員さん姿に感銘を受けた出会い。

2007 12/31
まろまろアワード

官能的な体験

まろまろ@今日は大晦日、今年もいよいよ暮れていきますな。

思えば今年はいままでにない経験をした年でした。
でも、僕は経験という言葉が好きではありません。
そういう趣旨のことを発言すると「なぜまろまろさんが!」と意外に思われたり驚かれたりすることが多いので、
2007年最後の日は経験についての僕の考えをコラムにしてお送りします(^_-)

では、ここから・・・

自分の経験をことさら持ち出す人に尊敬できる人はほとんどいない。
かと言って別に経験至上主義を敵視している訳ではないし、経験すること自体を軽視しているわけではない。
狭い範囲の小さな経験しか無いのに、ことさらそれを口にする人はある意味で可愛げを感じてしまうほどだ。
そういう人は自分が経験したことはちょっとしか触れたことが無いものでも高言するのに、
新しい状況や分野には必要以上にビクビクする姿をよく見かける。
それは弱い相手には徹底的に強く、強い相手には徹底的に弱い小役人を観ているようで、
痛いものコレクターとしてはある意味で微笑ましい。

確かに、自分自身の経験がもたらすインパクトは、まず何にも増して強烈なものがある。
さらに思い出として美化されるので、甘美な味わいをもたらす。
経験は強烈で甘美、一言で言えば官能的(erotic)なもの言える。
取り立てて官能的な経験である必要はない、経験とはすべて官能的なものだ。

たとえば自分の経験はどういう状況なら当てはまるのかを精査せずに振りかざすことは、
シチュエーションも相手も違うのに自分の性癖を押し通すのと同じことだ。
そういう人は自分の経験の官能的な感覚に酔ってしまって、相手もまわりも見えなくなってしまっている。

もちろん、経験の持つ官能的な感覚それ自体は悪いことではないし、一人でかみしめればいい。
ただ、官能的な感覚に眼を曇らせて独りよがりになってしまっては、その経験の持つ有効さを削ってしまうことになる。
もしその経験が有効なら、官能的な感覚に引きずられずにその有効さを抽出しなければならない。
そうすれば、その経験は自分だけが愉しめる官能的なおかずではなく、輝いたものになる。

ここで自分を振り返ってみれば、2007年は本当に良いことが無い年だった。
軽く列挙すると・・・
選挙に落ちる
・株で巨大な損切り
・父が左遷、母の勤務先が倒産、祖母が認知症になって要介護化という家族の動揺
・maromaro.comが一時期、閲覧不可能になる
・・・などなど。
苦い経験ほど、時間がたつにつれて甘く醸成されてゆく。
だからこうした経験は僕の中でこれから官能的で甘美なものになってゆくのだろう。

その官能的な側面を愉しむことはあっても、快楽に眼を曇らせずに体験の有効さを抽出してゆきたい。
「いい経験だった」というセリフは、その官能を独りで愉しむだけではなく、
有効さを抽出した時にはじめて言えるセリフだから。

2007 12/31
まろまろコラム

たよしの「馬刺しのにぎり」


ひょんなことから大晦日に男二人で居酒屋ることに。目的はチケットの受け取りだったけれど、相手は僕が今年学会発表をしたサイエンス・クラブのスタッフだったこともあって話題は1年を振り返る内容に。

そんな聖夜のイヴカレーに続いて痛いものコレクターな場を彩ったのは、馬刺しのにぎり寿司。
ほとんど解凍されていなかったのでしばらく放置プレイ。すると写真のような刺しの綺麗な馬肉になった。『美味しんぼ』では馬肉は霜降りでない方がいいというのが書いてあったけれど、僕は普通に刺しの入った馬肉もおいしいと思ったりする。そんな大晦日の味わい。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・難波(なんば)、千日前の「たよし」南海通り店にて。

追記:このたよしは立ち飲み店も展開している。

ゲーテ、高橋健二訳 『ゲーテ格言集』 新潮社 1952

この本が今年最後に読み終えた一冊になる、まろまろ@結局、2007年は年間最高記録更新の73冊でした。
決して数を追いかけているわけではないけれど、これまでの最高記録はちょうど10年前の68冊。
あの年は吉本興業にインターンシップで入社&産学共同事業の代表として苦戦していたことを思い起こすと、
どうやら僕は苦しい時によく本を読む傾向にあるみたいです。
忙しい暇人の会会長の面目躍如ですな(^_-)

さて、そんな2007年最後の本、『ゲーテ格言集』ゲーテ著、高橋健二訳(新潮社)1952。

ドイツ文学を代表するゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe)の著作や書簡から、格言的なものを集めた名言集。
ゲーテは単なる文学者ではなく、社会と関わりを持ち続けた人物(ヴァイマル公国宰相)なのでその格言は日常に根ざしたものも多い。
特に心に残ったのが・・・

「人間は現在を貴び生かすことを知らないから、よりよい未来にあこがれたり、過去に媚びを送ったりする」
(『フォン・ミュラーへ』から)

・・・というものだ。現在を生きたゲーテらしい言葉として印象に残った。

また・・・

「自分自身の道を歩いて迷っている子どもや青年の方が、他人の道を正しく歩いている人々より、私には好ましい」
(『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』から)

・・・にはちょっとほろりとさせられた(w

その他にも・・・

「大きな必然は人間を高め、小さな必然は人間を低くする」
(『リーマーへ』から)

「自分に命令しないものは、いつになっても、しもべにとどまる」
(『温順なクセーニエン』から)

「われわれは、無常なものを無常でなくするためにこそ存在しているのだ」
(『格言と反省』から)

「あせることは何の役にも立たない。後悔はなおさら役に立たない。
前者はあやまちを増し、後者は新しい後悔を作る」
(『格言的』から)

・・・などが印象に残った。

この本をamazonで見ちゃう

2007 12/30
名言集
まろまろヒット率3

マーク・カーランスキー&S.D.シンドラー、遠藤育枝訳 『世界をかえた魚 タラの物語』 BL出版 2004

実に8年半来の念願かなって檸檬プレイを実現した、まろまろ@読書日記はこんな時にも威力を発揮しますな(^_^)v

さて、『世界をかえた魚 タラの物語』マーク・カーランスキー文、S.D.シンドラー絵、遠藤育枝訳(BL出版)2004。

タラ(鱈、学名:Gadidae)はヨーロッパ・アメリカを含んだ北大西洋の食文化に欠かせない食材。
それだけにタラの捕獲と利用をめぐる歴史は、時に世界を変えたと言えるほどの影響を与えることがある。
そんなタラが歴史上に果たした役割をえがく絵本。

読んでみると、絵本と言っても年表や文字も多くて歴史ものとして読み応えがある。
さらにそれぞれの時代のタラのレシピも紹介してあるので料理本としての読み方もできる。
実にタラづくしな一冊。

この本をamazonで見ちゃう

2007 12/27
絵本、歴史、食文化
まろまろヒット率3