北海道での科学教育学会研究発表と研究調査

北海道大学で開催された日本科学教育学会第31回年会での学会発表と研究調査のために、生まれて初めての北海道に行く。

発表内容は「新しいタイプの科学コミュニケーションイベント(サイエンスクラブ)の実践報告」というもので、同じ研究室のマイマイちゃんとの共同発表。
クラブイベントと科学との間の橋渡しを目指した「サイエンスクラブ~みんな宇宙が大好き~」のは、それ自体がフュージョン・イベントとして意味があるだけでなく、科学コミュニケーションの新しいスタイルを提案するものとして学会発表をおこなうことになった。
(ちょうど今回の科学教育学会の年会テーマが「転換期の科学教育」として新しいタイプの科学コミュニケーションが主題だった)
僕はサイエンスクラブをお手伝いしたことと、研究テーマ;コミュニケーション・デザインの一環としてとらえられることから共同発表者に加わった。

発表当日は国立科学博物館や琵琶湖博物館などの発表と同じセッションだったこともあり、予想以上に意見交換をすることができた。
発表以外でもこの学会では実践と研究の両方に関わっている人々と意見交換する機会を得て、一歩進めなければ半歩進むこの価値、形式知へかけ橋をかけてゆくことの大切さを感じさせられた。
加えて、この学会でエクスカーションでおとずれた旭山動物園が特に印象的だった。

学会後の研究調査では、かつて副指導教官だった武邑光裕札幌市立大学教授のところに訪問することができた。
修士課程以来、新しい大学立ち上げでなかなかお会いすることができなかったので、これまでの活動を報告する機会ができたのは嬉しかった。
北海道に移る前から聞いていたこともあって、武邑教授の最大の作品である新しい大学を見学することもできたのは感慨深かった。

また、今回の北海道では、学会の合間とその後の調査期間を通して共同発表者のマイマイちゃんに北海道のお店を紹介してもらえたのも大きかった。
マイマイちゃんが北海道大学出身ということもあって、やはり地元を知っている人の情報力は抜群。
今回おとずれたお店の数々は北海道ごはんとしてカテゴライズして、新しくコンテンツ創造をおこなった。
このコンテンツによって北海道ブロガーの人たちとツナガリが生まれつつあるのが嬉しい。

この北海道では、いつものサイドアタッカー的なポジションではなく、ディフェンシヴな役割を演じた。
(気分はイタリア代表のピルロ)
フォロー役に徹するという社会的コスプレは今後も担うことが多そうだ。

今回はまだ選挙の疲れが取れず弱っていたけれど、そんな中でこうした機会にめぐまれたことが嬉しい。
機会を与えてくれた人たちに感謝。

2007 8/16~22
出来事メモ、まろまろ研究

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