おおむらの「焼魚定食」


三重県松阪市にある、お食事処のおおむらで焼魚定食をいただく。

本日のお魚は、地元の松阪漁港で捕れた伊勢湾のすすき。
すすきとは、スズキ(鱸、スズキ目・スズキ亜目・スズキ科、学名:Lateolabrax japonicus)の三重地方での呼び名。
食べてみると、白身魚なのに脂身がしっかりと乗っていて鮮度の良さを感じた。
出世魚ということで、ハッパをかけられた感じもした一膳。

ちなみにこの日は、午前中は特命係長プレイのお仕事、午後からは日帰りで松阪出張となった。
(次の日も早朝からお仕事なので終電で帰宅)
・・・まさに馬車馬のように働くニート(^_-)
まろまろと今日ももぐもぐ。

三重県松阪市の「お食事処 おおむら(大村)」にて。

石井裕之 『一瞬で信じこませる話術 コールドリーディング』 フォレスト出版 2005

シャーロック・ホームズが好きな、まろまろです。

さて、『一瞬で信じこませる話術 コールドリーディング』石井裕之著(フォレスト出版)2005。

観察や会話から相手のことを言い当てていると相手にと信じ込ませるコミュニケーション・テクニック、
コールドリーディング(cold reading)の種明かし本。

相手から情報を出させているのに、あくまで自分が当てたように心理誘導することは、
霊感・ニセ占い、カルト宗教、マルチ商法などのネガティヴなものから、
推理、カウンセリング、セラピーなどのポジティヴなものまで、
相手と信頼関係を築こうとするコミュニケーション一般に見られる。
(よく言えばシャーロック・ホームズ・プレイですな)

特に「最大の関心事は自分自身」、「そう信じたい選択肢に寄り添う」、「事実よりも印象を記憶する」などの、
人間の心理の特徴を利用して相手を誘導&信頼させる方法は、昔からあるものなので、今さらな感じはする。

でも、最近、このコールドリーディングに見事に乗っている人を見かけたこと、
また、接客業の人が無自覚におこなっているのこかいま見たことで、
自分も無意識のうちにやっていないかチェックしてみようと手に取った一冊。
(僕はうさんくさいけど健全なのですw)

読んでみるとコールドリーディングの例文が面白い。
中でもリーディングのミスをフォローする例文が、第三者の視点で読むと滑稽で微笑ましい。
だから「コールドリーディングを行う人は録音や記録されることを嫌っている」、
「聞きなおした時にミスを思い出されるから」と書かれてあるのは納得。
確かに占いや霊能、詐欺のセミナーなどで客観的な記録を嫌うのは心理操作が入っているものが多い。

また、コールドリーディングのテクニックの中で興味深かったのは、
言葉の定義を広げたり狭めたりする「ズームアウト&ズームイン」だ。
日本語は曖昧な表現が多いので、この方法は特に有効なんだろうと感じた。

ズームアウト例:
Q「ここ最近辛い別れがありましたね?」
A「いいえ・・・」
Q「別れと言っても精神的な別れのことです」
A「はい!」

ズームイン例:
Q「人間関係が苦手ですね?」
A「いいえ・・・」
Q「今はそうでも昔はどうですか」
A「はい!」
・・・などなど。

読んでみてあらためて思ったのは、コールドリーディングに乗せられる人は決して無知蒙昧な人だけではないということだ。
(自分の経験だけに頼り、無知で不安をあおられて飛びつく人もいるけれど)
「自分の欠点の中にいい面を見てくれたり、自分でも気づいていな長所を見出してくたら誰だって嬉しい」。
そして、自分のことを分かって味方になってくれる人だと思えば信頼したくなるものだ。
(僕も思わず乗っちゃいそうになるw)
また、こうしたコミュニケーション・テクニックは善悪や大小を問わずよく見受けられるものである。

ただ、悪意あるコールドリーディングには乗らないようにすること、そして自分も無自覚に乱用しない心構えが大切。
そのことを考えさせられる一冊でもある。

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2009 7/9
実用書、心理、コミュニケーションスキル
まろまろヒット率4

瑞花の「うす揚・柚子こしょう味」


新潟県長岡市の銘菓、瑞花のうす揚・柚子こしょう味をいただく。

食べてみると、スナック菓子のようなさくさく感のある薄揚げの食感の後に、柚子胡椒の風味が広がって、とても特徴のある味。
しかも、ところどころに黒い粒々が見えるように、薄揚げせんべいにはブラックペッパーが練りこまれているので、見た目以上にスパイシーなものになっている。

ちなみにこの瑞花のうす揚は、まろみあんの人にいただいた。
伝統と新しさを調和させたところに、考えさせられるものがあった一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

銀座の「銀座瑞花(ずいか)」(直営店)にて購入とのこと。

ドアラ 『ドアラのへや かくていしんこくむずかしい』 PHP研究所 2009

まろまろ@最近、何かと東海地方にご縁があるので東海ごはんが充実してきています☆

さて、『ドアラのへや かくていしんこくむずかしい』ドアラ著(PHP研究所)2009。

プロ野球球団、中日ドラゴンズのマスコット・キャラクター、ドアラの本。
『ドアラのへや かくしゃしゃかいにまけないよ』に続く第2弾。

前回と同じく、ドアラの気持ちをドアラ自身が語るフォトブックになっている。
今回は、東京ヤクルトスワローズのマスコット・キャラクター、つば九郎との会談や、
コメダ珈琲店あつた蓬莱軒などの名古屋名物のお店訪問などを盛り込んでいる。

ドアラ人気がすでに定着してしまったからなのか、読んでみると前回よりもドアラの魅力である負のオーラがパワーダウンしたように感じられた。
(副題も「格差社会に負けない」→「確定申告難しい」と、やや勝ち組風に変わっている)

ただ、巻末に掲載されている中日ドラゴンズの英智選手のインタビューが、
男の友情(?)を感じるもので、ほっこりとしてしまった。
ドアラ人気が、ファンだけでなく近しい選手達にも支えられているのが感じられる一冊。

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2009 7/7
絵本
まろまろヒット率3

鳥小屋の「手羽元の刺身」


焼鳥屋さんの鳥小屋で、手羽元の刺身をいただく。

手羽元を刺身で出してくれるお店自体が数少ないけれど、こちらのお店はさらに質が高い。
プリッとした食感の中に、かみしめる度に鶏肉のコクを感じられるもになっている。
薬味の柚子胡椒とも相性が良い一品。
まろまろと今日ももぐもぐ。

梅田(西天満)の「鳥小屋(とりごや)」にて。

ねこまんま地位向上委員会 『おとなのねこまんま あったかごはんを極うまに食べる136』 泰文堂 2009

まろまろ@丼、お茶漬け、雑炊などのご飯ものが好きだったりします☆

さて、『おとなのねこまんま あったかごはんを極うまに食べる136』ねこまんま地位向上委員会編さん(泰文堂)2009。

「火を使わず、2工程で、1食30円くらいのもの」をコンセプトに、ねこまんまのレシピを136種類紹介するレシピ集。

実際に試してみると、バターと醤油を使った「しょうゆバターまんま」(p30)や、
マヨネーズとのりたまをふりかける「のりたまマヨまんま」(p91)などは美味しかった。
また、ご飯に揚玉を乗せてうどんの汁をかける「たぬきごはんまんま」(p64)は汁ごはん好きな僕にはぴったりだった。
さらに、残りもののカレー鍋にご飯を入れて、こそげ取りながら混ぜ合わせる「ドライカレー風ねこまんま」(p118)は洗い物にもなってもいい。

ただし、わかめスープをかけて、さらに焼き餃子をのせる「餃子とわかめスープのねこまんま」(p82)、
前の日に残った大根と卵を乗せて、おでん汁をかける「おでんまんま」(p122)や、
カップヌードルの残りのスープをかける「カップヌードルまんま」(P136)はやりすぎな気もした。
(底に残った具を美しく盛り付けるのが食欲をそそるコツってw)

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2009 7/4
料理本
まろまろヒット率3

Chez Cima(シェ・シーマ)の「リヨンの繭・山まゆ」


Chez Cimaのリヨンの繭をいただく。

リヨンの繭とは、繭をモデルにした焼き菓子のこと。
フランス風のメレンゲ(Melingue française, ムラング・フランセーズ)を使っていて、マカロンとパウンドケーキの間のような食感がする独特なスイーツ。

このリヨンの繭は、まろみあんの人からのいただきものだけど、特に抹茶味の山まゆがオススメとのこと。
食べてみると、独特な食感と甘みの中に抹茶の爽やかな風味がして確かに美味しい。
そしてまろみあんの人が選んでくれただけあって、ごはん日記のコンテンツとしても映える一品でもある。感謝☆
まろまろと今日ももぐもぐ。

銀座の「Chez Cima(シェ・シーマ)」で購入とのこと。
(本店は市ヶ谷)

『重力ピエロ』(映画)

仙台市で発生した連続放火事件の真相を追う兄弟は、事件発生現場のに共通点を発見する。
事件を追う中で、兄弟自身にも深く関わる17年前に仙台市で起こった忌まわしい事件が交差していく・・・

伊坂幸太郎原作作品の映画化。
家族の絆をテーマにしながら、魂の浄化をクライマックスに盛り込んでいる。
物語のメインキャラクターよりも、渡部篤郎や吉高由里子などの癖の強い配役に力を感じた作品。

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2009 7/2
もろもろ鑑賞、映画
まろまろヒット率3

呑気放亭(ドンキホーテ)の「みつせ鶏なんこつつくねの朴葉焼き」


居酒屋の呑気放亭で、みつせ鶏なんこつつくねの朴葉焼きをいただく。

みつせ鶏の軟骨をつくねにして、さらにほうばで焼いたという手の込んだもので、迫力のある見た目。
食べてみると、見た目のインパクトに負けないしっかりとした鶏軟骨の味がして食べ応えのある一枚になっている。
今回のように4,5人でつつくのが良いですな。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・梅田、新梅田シティの「焼酎居酒屋 呑気放亭(ドンキホーテイ)」梅田スカイビルにて。

酒見賢一 『ピュタゴラスの旅』 集英社 2001

実は最近ピュタゴラスにご縁がある、まろまろです。

さて、『ピュタゴラスの旅』酒見賢一著(集英社)2001。

「ピュタゴラスは旅人であった」

・・・ピュタゴラス教団の教主、ピュタゴラスは突発的な旅に出る。
教団はピュタゴラスの旅に後継者と期待される英才の少年、テゥウモスを同行させる。
輪廻転生を信じ、無知な人々の期待に応えようとするピュタゴラスの態度に、少年テゥウモスは疑問を感じてゆく・・・

表題の『ピュタゴラスの旅』を含む五編の短編集。
何と言っても表題の『ピュタゴラスの旅』が印象深い。

伝説に包まれた哲学者、ピュタゴラス(ピタゴラス,Pythagoras)を主役にした歴史小説というだけでも珍しいけれど、
宗教的な救いに応えるピュタゴラスと、科学の探究を求める弟子テゥウモスとの対立の中に、
宗教と科学と哲学が、まだ渾然一体だった時代の思想性がえがかれている。
「旅」の意味が、実際の旅と、精神の探求の意味の両方が重ねあわせられている短編。

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2009 7/2
歴史小説、哲学
まろまろヒット率3