渡邊義弘@今の職場は作家の東野圭吾が出身なことを話題にすることが多いです。
さて、東野圭吾 『容疑者Xの献身』 文藝春秋 2005。
花岡靖子と娘の美里は、突発的に元夫を殺してしまった。
不測の事態に戸惑う二人に対して、隣に住む数学教師、石神から協力の申し出があった…
「ガリレオ」シリーズ第3段。
東野圭吾が学生の時によく通っていた喫茶店、「アラジン」に置いていたのでお借りして読んだ一冊。
読んでみると、数学者と物理学者との対決という設定に、まず読んでいてワクワクした。
推理小説としての展開も見事で、334ページ目にある、
「刑事からアリバイを尋ねられた時、ありのままを答えながらも、本当は逆に問いたかった…」
、の箇所を読んだ時は、声を上げそうになったくらいの驚きがあった。
物語の終わり方も、東野圭吾の作品らしい切ない感じがあり、驚きと切なさを両立させた傑作。
2022 8/3
推理小説
まろまろヒット率5
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