とこなめ焼協同組合の「ソーシャルメディア講座」の講師をつとめる(※)。
この講座は、常滑市全体の情報力(情報リテラシー)向上の支援を目的に制度設計した、情報政策担当員の講師派遣制度の第1号に当たる。
とこなめ焼協同組合の食器部会のみなさんには、まだ松阪市情報政策担当官だった時に「Facebook初級講座」を担当したご縁があるので、
今回は、前半をまったくに初心者の方のための入門講座(1時間)、後半を以前に講座を受けた方も含めた基礎講座と議論(1時間半)の2部構成で実施した。
内容は、ソーシャルメディアを体系的に把握していただくために、ICT(情報通信技術)が人の代わりに処理をするものから、
人のコミュニケーションを手伝うものになってきた歴史的な流れの中でソーシャルメディアを位置づけ、その特徴を解説。
また、「私たちは職人だから仕組みを知りたい」という要望に応えてインターネットの仕組みについても解説し、
さらにこれまで質問されることが多かった内容を「よくある質問」としてまとめるなどの双方向型を目指した。
こうした解説に加えて、後半では受講者の方々の取り組みを紹介し合っていただき、その工夫や効果について情報交換と意見交換の場とした。
これはコミュニケーションに絶対に正しい答えはないけれど、様々なコミュニケーションのスタイルを知り、自分自身のスタイルを振り返ることで、
自分が納得するコミュニケーションのあり方を選んでいくことができる、という考えの下で白熱教室スタイルを選択した。
これは作り手同士の情報交換の場としたいという事務局の意向でもあり、休憩時間には自然に交流会になっていった。
この講座のように、これからも常滑市の各種団体、地域組織の情報力向上の支援を通じて、常滑市の情報のかけ橋構築をお手伝いしていきたい。
2013 5/8
出来事メモ
※:2013年5月10日 『中日新聞』朝刊・第17面 「常滑焼の良さ ネットでPR 協同組合有志”フェイスブック”講座 販売落ち込む中 発信方法を議論」