綾辻行人 『十角館の殺人』 講談社 1991

十角形の館がある島に、ミステリー研究会に所属する大学生のグループが訪れた。
殺人事件が発生する島と対岸の本土で物語が同時に進んでいく…

「どんでん返し」ものが読みたくて手に取ったミステリー小説。
読んでみると、この本を有名にしている、一行 (一言の台詞) で謎解きができる箇所には、それほど驚きはしなかった。

ただ、ミステリー小説好きの著者がミステリー小説好きな読者に向けて書いたということが、ところどころで表現されているのが興味深かった。
いわゆるミステリー小説の愛好家 (オタク) が読むとさらに面白さを感じるのだろうと思った一冊。

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2022 10/15
ミステリー小説
まろまろヒット率3

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