東野圭吾 『白夜行』 集英社 2002

1973年、大阪の廃墟ビルで殺人が起こった。
容疑者の娘と被害者の息子には奇妙な接点があった。

…19年間に渡る二人の接点を追いかけるミステリー小説。
読んでみると、主要人物である二人の心理描写は無く、同じ手法の小説として『火車』 (宮部みゆき) を思い出した。

「ミステリー=謎解き」としては、釈然としないものが残るものの、大阪から東京に渡る舞台の移り変わりと、19年間に渡る時間の変遷が印象に残った。

ちなみに、この本は東野圭吾が学生時代に通っていた喫茶店に置いてあるものをお借りして、
大阪、石垣島、波照間島、西表島、嘉弥真島、浜島と持ち歩いて読んだ。
その点でも想い出深い一冊。

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2022 10/5
ミステリー小説
まろまろヒット率3

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