
新しい北海道名物として徐々に認知されつつあるという生キャラメルをお土産でいただく。前回の北海道行きでは食べる機会が無くて、北海道ごはんで取り上げられなかっただけに嬉しい。
一口食べただけで「え?」と思う口どけ。とても軽い口どけなのに、バターのようなすごく濃厚なコクとキャラメルの風味が口の中に残る。まさに乳製品のキャラメルとして、新しい北海道名物といわれる理由がよくわかる一品。
北海道・新千歳空港の「花畑牧場(はなばたけぼくじょう)」にて購入とのこと。
ROYCE`(ロイズ)の「生チョコレート」

北海道を代表するショコラティエのROYCE`で、名物の生チョコレートをお土産としていただく。中でも代表的なミルクチョコレートのオーレはとてもクリーミー。まろやかさだけでなく風味付けにチェリー・マルニエを使っていることもあってアクセントも利いている。まさに名物の一品。
北海道・新千歳空港の「ROYCE`(ロイズコンフェクト)」にて購入とのこと。
エピクロス、出隆・岩崎允胤訳 『エピクロス―教説と手紙』 岩波書店 2002
まろまろ@気がつけば最近はジョミニといいエピクロスといい、主流派にならなかった人たちの本をよく読んでいます。
さて、『エピクロス―教説と手紙』エピクロス著、出隆・岩崎允胤訳(岩波書店)2002。
ストア派のゼノンと共にヘレニズム時代を代表する哲学者として知られる、
エピクロス派を立てたエピクロス(エピキュロス)の手紙と教説を集めたもの。
もともとエピクロスの書いたもので現存するものは少なくて、
この本も三つの手紙:「ヘロドトス宛」、「ピュトクレス宛」、「メノイケウス宛」と、
「主要教説」、「断片」に、解説「エピクロスの生涯とその教説」を加えたものから構成されている。
内容は、エピクロスがもっとも重視した”快”について・・・
「快とは祝福ある始めであり、終わりである(中略)快を出発点としてすべての選択と忌避を始め、
またこの快を基準としてすべての善を判断することによって立ち帰る」(メノイケウス宛の手紙)
・・・と述べているように快がすべての基準になることを強調している。
ただし、快といっても一時的な快楽のことではなくて・・・
「快とは苦しみが全く除き去られることである」(主要教説)
「正義の最大の果実は、心境の平成である」(断片)
・・・という風に、苦しみや悩み、煩わしさが取り除かれた状態のことを指している。
また、その達成のためには・・・
「思慮深く美しく正しく生きることなしには快く生きることもできず、
快く生きることなしには思慮深く美しく正しく生きるということもできない」(主要教説)
・・・として、思慮・高潔さ・公正の大切さを強調している。
ただ、今でもエピキュリアン(epicurian)とは享楽主義を指すように、
エピクロスは快楽主義者で、酒池肉林の享楽の中で死んだという誤解がある。
享楽主義的な哲学者という俗説もそれはそれで格好良くはあるけれど、
実際の彼の哲学はあくまでも、苦痛がない状態、平安な状態を求めることにある。
たとえば・・・
「他の人々からの賞賛は、招かずして、おのずから来るべきものであって、
われわれとしては、われわれ自身の癒されることにこそ専念すべきである」(断片)
「わずかなもので十分と思わない人には十分なものは存在しない」(断片)
「人は恐怖のために、あるいは際限のない欲望のために不幸になる
だが、もしこれらに手綱をつけるならば、祝福された思考を自分自身に勝ち取ることができる」(断片)
・・・などは彼の哲学を表現しているものとして印象深かった。
ちなみに・・・
「多くの人間にとって、休息は気抜けにより、活動は気違いによる」(主要教説)
・・・という部分には思わず笑ってしまった(w
2007 9/25
哲学書
まろまろヒット率3
佐海屋の「まぐろのお造り」

難波にある魚が美味しいことで有名な「たちばな」(まろまろ家も御用達)のご主人である明石さんが新しく展開したお店があると聞いておとずれる。マグロの刺身をいただくと、やはりとても美味しい。こちらはカウンターだけのこじんまりしたお店として好感が持てた。
大阪・難波、なんばCity内なんばこめじるしの「ダイニングステージ 佐海屋(さかいや、佐海家ではない)」にて。
JOUVENCELLE(ジュヴァンセル)の「抹茶シュークリーム」

京都の洋菓子屋さんJOUVENCELLEはデパ地下では伊勢丹にしか入っていないとコンシェルジュさんから聞いて、抹茶のシュークリームをいただく。食べてみると風味豊かな生抹茶クリームがふんだんに入っていて最後までさわやかにいただける一品。
京都・京都駅、伊勢丹地下の「京洋菓子司 JOUVENCELLE(ジュヴァンセル、ジュバンセル)」にて購入。
釜なりやの「釜蒸まんじゅう」

伊勢丹京都のコンシェルジュの人が「伊勢丹にしかないですよ」とすすめてくれたので、釜蒸しまんじゅうを購入。この皮の小麦色は、黒糖ではなく醤油。食べてみると醤油ベースのまんじゅうと甘いこしあんが見事にマッチしていて、よくある蒸しまんとはまた違った味わい。名物なのもうなづける一品。
京都・京都駅、伊勢丹百貨店地下の「菓子処 釜なりや(かまなりや)」にて購入
仙太郎の「ぼた餅」

京都にある牡丹餅(ぼたもち)で有名な仙太郎さんで、ぼた餅を購入。食べてみると、もち米を半分潰したの半突き状態ということもあって、実にボリューミー。たっぷりとまぶされたあんこもしっかりとした味がついているので、おやつというよりも立派な食事にもなる一品。
ちなみに包装紙にはぼた餅とおはぎとの違いについても書かれてあってなかなかおもしろい。
京都・四条河原町、大丸京都店の「京菓子司 仙太郎(せんたろう)」にて購入。
アントワーヌ=アンリ・ジョミニ、佐藤徳太郎訳 『戦争概論』 中央公論新社 2001
家族の関係もあって大阪にいるけれど、再び復興支援オフ会の依頼が来たので一時上京の際に主催することになった、
まろまろ@遠隔地からオフ会準備というのも情報通信の発達のおかげですな(今さらだけど^^;)
さて、『戦争概論』アントワーヌ=アンリ・ジョミニ著、佐藤徳太郎訳(中央公論新社)2001。
19世紀、ナポレオン戦争の時代を生きた著者による兵学書。
同時代人であるクラウゼビッツの『戦争論』と同じく戦略論の古典として読み継がれている本だけど、
原著はフランス語、さらにこれまで日本語訳も無かったので、今回はじめて読むことになった一冊。
(この点でも日本ではポピュラーなクラウゼビッツとは対照的)
読んでみると、本文よりもやはり著者のジョミニの経歴の方に興味を持った。
スイスに生まれ、フランスに渡ってナポレオンの幕僚になり、次にロシアに転向してナポレオンと戦う立場となって、
後にロシア士官学校の設立に尽力、最後は90歳で大往生をとげているというまさに波乱の人生。
特にナポレオン戦争の期間中、前半はナポレオン陣営として、後半は敵陣営として両方の立場を経験しているのは興味深い。
そんな著者だけど、読んでみると本論で展開されいている「内戦作戦」・「外線作戦」などは、
ナポレオンよりもフリードリッヒ大王の影響を強く受けているのが伝わってくる。
加えて、クラウゼビッツへの批判がよく出てくるのだけど、
その度に皮肉的な表現になっているところが著者の性格がかいま見えて微笑ましかった(w
また、彼の理論が幾何学的すぎるという批判に対しては・・・
「戦争はこれを全体として見た場合は科学(science)では無くて術(art)である」
「理論が、あらゆる場合に人のなすべきことを数学的正確さで教えてくれるものではないにしても、
避けられるかもしれない過誤を絶えず指摘してくれるもであることは確か」
・・・などと反論している(第8章)のも印象深い。
最後に付録「ジョミニについて」がついているので、この本を取り巻く戦略理論の系譜も書かれてある点は理解に役立った。
特にジョミニの理論のアメリカ軍への影響(マハンなど)はなるほどと納得。
ただし、和訳はかなり読みにくかった。
2007 9/24
戦略論
まろまろヒット率3
イノダコーヒーの「ナポレオン」

京都を代表する喫茶店、イノダコーヒー。三条にある本店は長蛇の行列だったので断念したけれど、京都駅のポルタでは何とか入れそうだったのでほっと一息。こちらのコーヒーはもともとがかなり甘めだけれど、スイーツ好きとしてはここでもケーキを注文。選択したナポレオンはパイがしっとりとしていてコーヒーとよく合った。
京都・京都駅地下街ポルタの「イノダコーヒ(INODA COFFEE)」ポルタ店にて。
出町ふたばの「豆餅」

京都の今出川と出町柳との間にある豆餅の名店として知られる「ふたば」の豆餅をいただく。
食べてみると豆もちといっても餅というよりも、やわらかい豆大福と言った方がいい。豆がはっきりとした味わいで、さらに餅がほんのり塩味なのでよりいっそう豆の味が引き立つ。名店の一品。
京都・四条河原町、大丸京都店地下にて購入。