山の上ホテル;コーヒーパーラー・ヒルトップの「アップルパイ」


お茶の水にある山の上ホテルは、日本を代表するクラシック・ホテル。
かつて作家や評論家が執筆の場としてよく利用していたことでも知られいてる。

今回は、そんな山の上ホテルの中にあるコーヒーパーラー・ヒルトップに打ち合わせでおとずれる。
こちらの名物は何と言っても特製のアップルパイ。
大ぶりのりんごのコンポートをパイでサンドイッチのように挟み、褐色のソースとアイスクリームが添えられている。
いただいてみると、甘酸っぱいアップルパイとほろ苦いソースがよく合う。
アイスクリームもほどよく溶けて味のアクセントになってくれている。
丘の上にあるホテルらしく、差し込む日差しに照らされるのがよく似合う一品。

ちなみに普段は特命係長プレイをしているけれど、この案件は本人として相談を受けたもの。
仕事にかこつけて何かと声をかけてくれるのはありがたいことですな(^_-)
まろまろと今日ももぐもぐ。

御茶ノ水(お茶の水、神田駿河台)の山の上ホテル内、「コーヒーパーラー・ヒルトップ」にて。

nana's green tea(ナナズ・グリーンティー)の「グリーンティー」


打ち合わせの前に駿河台のニコライ堂の近くにあるnana`s green teaで一休み。

こちらのお店は抹茶と日本茶をシアトル系コーヒーショップ(スタバタリーズなど)のようにいただけるお店。

今回は店名にもなっているグリーンティー(緑茶)をホットでいただく。
本郷通りを眺めながらの一服は気分をリフレッシュしてくれますな。糖分が無いのもGood。

ちなみにスタバ風の日本茶カフェと言えばKOOTS GREEN TEAなどもあるけれど、こちらも負けず劣らずのコジャレ系。
まろまろと今日ももぐもぐ。

御茶ノ水(お茶の水、神田駿河台)の「抹茶&日本茶カフェ nana’s green tea cafe(ナナズ・グリーン・ティー・カフェ)」にて。

笹巻けぬきすし総本店の「笹巻毛抜鮨」


笹巻けぬきすし総本店で笹巻毛抜鮨をいただく。

こちらのお店は元禄十五年(1702年)、赤穂浪士討ち入りの年に創業したお鮨屋さん。
この時代はまだ江戸前寿司が誕生する前のことのようで、この笹巻鮨は原型の一つになったと推測されている。

お茶屋さん風になった店内で巻きものを三つ注文してみると、熊笹に巻かれたお鮨が見た目もコンパクトでかわいい。
それぞれ、魚のおぼろ、玉子、かんぴょうのお鮨となっている。
いただいてみるとホロホロとするシャリにしっかりとしたお酢と塩分の味を感じる。
これは、もともとお鮨は保存のためのものだっただめで、これでも時代に合わせてお酢とお塩の量を減らしたとか。

ちなみになぜこの笹巻寿司が笹巻毛抜鮨と言うかというと、魚の酢漬けを作る際に文字通り毛抜きで小骨を抜いて処理するからとのこと。粋なネーミングも含めて時代を感じさせる味わい。
まろまろと今日ももぐもぐ。

御茶ノ水(神田錦町、小川町)の「笹巻けぬきすし総本店」にて。

明治軒の「オムライスと串カツ3本セット」


昭和元年創業の洋食の老舗、明治軒をおとずれる。

こちらの名物はオムライスと串カツのセット。
オムライスは洋食の定番だけど、それに串かつを添えてあるのは大阪ならでは。
いただいてみると、実にオーソドックスなオムライスと薄い豚フライの串かつがよくマッチしている。

ミナミの老舗洋食といえば、オムライスの北極星が有名だけど、こちらも昔ながらの洋食の雰囲気がありますな。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・心斎橋の「明治軒(めいじけん)」にて。

ぎんなべの「もつ鍋」


千日前にあるもつ鍋のぎんなべをおとずれる。

こちらのお店はお好み焼きの老舗、はつせが経営している。
全席個室で部屋の電話から注文するというはつせとまったく同じシステムを採用している。

看板メニューのもつ鍋は、ホルモンについた脂の乗りが良く、ぷりぷり感がある。
味ははずれがないし、落ち着けるのがいいですな。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・難波(なんば、ミナミ)、千日前の「もつなべ ぎんなべ」にて。

大御所の「生ベーコン」


大阪環状線・森ノ宮駅の駅前は、昔ながらの飲み屋街が広がるエリア。
下町らしい赤ちょうちんのお店が多い。

そんな森ノ宮の高架下にある老舗居酒屋、大御所をおとずれる。
こちらの名物は大将みずからが仕込む、自家製の生ハムと生ベーコン。
生ハムは食べられる機会が多いので、今回はめずらしい生ベーコンを選択。
いただいてみると白い脂身にねっとりとした食感と甘さがあり、お酒がススム一品になっている。
下町の居酒屋を彩るおつまみ。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・森ノ宮(森の宮)の「居酒屋 大御所(おおごしょ)」にて。

シンガポール料理;宏亜楼の「海南チキンライス・セット」


シンガポール・チキンライスが食べられると聞いて、シンガポール料理の宏亜楼をおとずれる。

シンガポール・チキンライス(海南鶏飯)は、鶏の出汁で炊き込んだご飯と鶏肉を別々に盛って、エスニックな薬味でいただくというもので、日本で一般的なケチャップ・ベースのチキンライスとはまた違ったもの。
今回は海南チキンライスのセットでいただいてみると、やはり美味しい。鶏の炊き込みご飯とスパイシーな薬味で味に変化をつけられるので、何杯でもいただけてしまう。
このシンガポール・チキンライスは日本では東京にある海南鶏飯食堂や海南鶏飯などが有名だけど、関西ではまだめずらしい。はじめて食べたという同行した家族も満足してくれた一品。

ちなみにこちらのシェフは世界各国を渡り歩いた人なので、日本語に加えて、マレー語、広東語、北京語にも対応できるという国際色豊かなお店でもある。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・難波(なんば、ミナミ)の「北京ダック・粥・シンガポール料理 宏亜楼(こうあろう)」にて。

ピエトロ・エマヌエーレ、泉典子訳 『この哲学者を見よ―名言でたどる西洋哲学史』 中央公論新社 2005

まろまろ@「ミスチる」をまろまろ用語集にアップしました(^_-)

さて、『この哲学者を見よ―名言でたどる西洋哲学史』ピエトロ・エマヌエーレ著、泉典子訳(中央公論新社)2005。

現代イタリア哲学を代表する哲学者による、西洋哲学史。
その哲学者の哲学・思想を象徴する名言を紹介しながら哲学史をたどっているので、名言集としても読める一冊。
原題はデカルトの「我思う、故に我在り」を意味する”Cogito Ergo Sum” (2001)。

内容は、名言を中心にしていることに加えて、文章が軽やかなので哲学書にしてはスイスイと読めるものになっている。
それでも基本的な思想、概念はきっちりと押さえてあるのがポイント高い。
「大まじめでも不まじめでもない、小まじめな哲学史」と訳者があとがきで表現しているのはまさにその通りだと感じた。

また、単に高名な哲学者たちの名言を紹介するだけでなく、解説の中で著者自身の言葉で語っている部分も興味深いものが多い。
たとえば・・・

神秘主義的な傾向の強いプラトンが弁証法にたどりついた過程を解説しているところで、「哲学者は示唆するだけではなくて、説明もできなければならない」と述べているところ。
<プラトン―そべてはイデアの影にすぎない>

スピノザの流転性を解説しているところで、「誰も故郷では預言者などやってられない」と述べているところ。
<スピノザ―孤独な形而上学者>

・・・などは著者の哲学者としての視点を垣間見せる箇所だと感じた。
今まで読んだ西洋哲学史の中では指折りの良書としてお勧めの一冊。

以下はその他でチェックした箇所・・・

エピクロスの主張:「将来への心配の対処法は、あらゆる望みを叶えようなどとはしないで、必要で当然な望みだけを考えればいい」
<ゼノンとエピクロス―柱廊の哲学と庭園の哲学>

ヴォルテール:「神がいないなら創らねばならぬ」
<ヴォルテールとルソー―パラドックスは活性剤>

ヘーゲル:「理性的なものは現実的であり、現実的なものは理性的である」
<ヘーゲル―理性探求のエース>

ニーチェ:「人間の偉大さを私が表す言葉は『運命愛』である。必要なことは、運命をただ耐えることではなく、ましてや無関心でいることでもなく、愛することなのだ」
<ショーペンハウアー、マルクス、ニーチェ―近代の反逆者>

フッサール:「哲学者でいたければ常識には背を向けよ」
<フロイトとフッサール―無意識と意識の戦い>

この本をamazonで見ちゃう

2008 11/4
西洋哲学史、名言集
まろまろヒット率4

カフェ・モロゾフの「季節のデザートプレート」


チョコレートと洋菓子の老舗として知られるモロゾフが展開するカフェ、カフェ・モロゾフをおとずれる。

モロゾフといえばプリンとデンマーク・クリーム・チーズケーキが名物と聞いていたので、この二つともいただける季節のデザートプレートを注文。
ミニサイズのカスタードプリン、デンマーククリームチーズケーキ、焼き芋クリームのせアイスの三つがワンプレートになった見た目も可愛い一皿。

カスタードプリンにはオーソドックスなプリンの美味しさを、デンマーククリームチーズケーキにはチーズの濃厚さを、そして焼き芋クリームのせアイスにはサツマイモの甘さをそれぞれ感じた。
特に焼き芋クリームのせアイスには、ちりばめられた焼きりんごのカットが良いアクセントになって気に入った。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・心斎橋の「大丸百貨店」内の「カフェ・モロゾフ」にて。

サンタアンジェロの「キノコとプロシュートコットのピッツァ」(フンギ)


イタリア料理のサンタアンジェロをおとずれる。

このサンタアンジェロは、本格的なピザ用の石窯を導入したことで知られる老舗イタリアン。実家から近いということもあって昔よくおとずれていた。
こちらのお店ではやはりピザが名物なので、キノコとプロシュートコットのピッツァを注文。
(いわゆるフンギですな)

いただいてみると、キノコの盛り方がずいぶんと”piccolo”(ピッコロ)な気がする(w
でも、決して悪くはなく、無難な味わいですな。
まろまろと今日ももぐもぐ。

大阪・難波(なんば、ミナミ)、なんばCityの「Pizzelia & Ristorante Sant Angelo(ピッツァリア&リストランテ サンタ・アンジェロ)」にて。