進路の方向性確定

2004年まで司法試験の勉強をして弁護士になる方向性が内外で確定化。
親以外では12日に吉本興業のMさんに話したのをきっかけに
弁護士になるということを気持ちの上では確定していたが
それを周りにも宣言して道を固める作業をする必要があった。
その最大のものは大学院で佐藤教授とT教授にも伝えて
修士論文をどのような内容にするかという大きな問題があった、
そこでいままでの今日分野での修論構想と法学での修論構想両方
創っていって提示して相談したが今までの興味分野の修論との
両立ができるという話だったのでこの方向で進むことになる。
指導教員を変更することまで視野に入っていたが(T教授案)
佐藤教授の「山本さんとこだけは絶対にやめとけ」との意向で
枠組み自体はシフトしないことになった。
弁護士の進路については反対されるかなとも思っていたが
意外にあっさり通った(佐藤教授からは「博士に進むというなら
止めただろう」と言われたが)。
20代で挑戦できる環境にあることは幸せだと思うので思いっきり
挑戦しよう、大学入学から経験してきた読書を法学にシフトすれば
必ず受かる確信もある。通れば10年ごとに大きなステップを
踏むことにもなる。ためらわず進むだけだ(^_^)

1999 12/15
出来事メモ、進路関係

エニックス株に続いて株を買う

今度は投機目的で7866「アトラス」を1,230円で、7964「セガ」を2,060円で購入。
オンライン証券会社を通そうかミニ株にしておこうかと考えたがメリルリンチにした。
恋愛でいっぱいっぱいだったのでほとんど自暴自棄というか投げやりな気持ちでの投資。
25日以降に何かありそうなのでゼミの直前にあわてて36万円を振り込んで買い注文を出してもらう。

1999 11/24
出来事メモ

政策科学研究科リサーチプロジェクト発表2

T教授から「何々学ではなくまず問題意識を投げかけてみることから
始めろ」と言われたので『方向性を与える力』という題目で
僕の問題意識を発表する。「社会を動かす力とは何なのか?」、
「人に考えさせる力を持つ人間はいる」→
「その鬱屈した力に方向性を与える力を持つ人間が今は必要」という流れで
今までの素地やきっかけを述べた。
すると佐藤教授からは「社会科学はある意味で決めつけが無いとできない」、
「ハッタリでも誤魔化しでもそれができれば学者でありリーダー」と
力強くこの方針を奨めてもらった。
社会を動かすことに存在理由を見出した僕にとって大学院での
存在価値も見出せそうだ。

1999 10/20
出来事メモ

ある企業とある企業の橋渡し役をつとめる―第一次初台会談―

(どの企業かは今までの読書感想文などから想像してみてください)
内定時代からもしその企業に入ったらもうひとつの企業との橋渡し役をやりたいと考えていた。
内定を辞退して、もうそれもできないと思っていたがひょんなことから
二つの企業の橋渡し役を勤めることになる。

この仕事をしながら『悪党の裔』北方謙三著(中央公論新社)の主役である
赤松円心のように僕も・・・
「あえて天下を取ろうとは思わない、そのために人生を棒に振りたくない。
しかし自らの手で天下を動かしたい。時代を動かす一手を繰り出したい」
・・・という衝動というか願望があることにあらためて気がついた。
でっかい地位につかなくても良いし常に影響力ある存在で無くても良い。
でも局面、局面で僕自身が時代や社会を動かすきっかけになる
何かに対して決定的に重要な役割を果たしたい。
時代や社会という何か大きなものが動く時、僕がそれに対して重要な役割を
果たすことによって僕自身の個性や色をそのきっかけによって
動いた後の時代や社会に少しでも出していけるだろうから。
それによって僕自身の生きる証明にしたい。
時代や社会ってのは自分の全くあずかり知らないところで動くもので
自分はそれに対して完全に無力でどうしようもない存在。
そんな風に世の中を諦めてしまえるほど僕はまだ地位も名誉も実力も無い。
今、そういう諦めをすればその時点で僕は生きる価値を失うだろう。
だからこそ、この小さな存在である僕が社会や時代が動くときに
何かしらの役割を担うことによって生きる証明をしたい。
それが僕が政策科学部にいる理由だしその衝動が僕自身の
「向上心」の一つの原点のなんだ。そう感じた仕事であった。

・・・確かに僕をあれだけ僕を待っても結局入社しなかったということに
対して社内で冷たい視線やその一点を持って攻撃する意見もあっただろうが、
この会合を僕がマネイジしたことでそれらがすべて払拭されたみたいだ。
「内定者の意志を最優先に最後まで待つ」というこの企業の採用方針を
維持して欲しいと僕自身思っていたのでこのことに関しても
僕の手で大きな影響を与えられたのだと感じられた。
(本当の日記はさすがに非公開)

1999 9/22
出来事メモ、進路関係

第11回政策・情報学生交流会

分科会に呼ばれて6日に講師として「学問における革新性」というテーマで講義をおこなった。
初日の晩に彼女と一応の仲直りをして二日目は誘ってもちゃんと話ができなかったのでちなっちゃんと話す、就寝の直前に話ができたので関係悪化にはつながらなかったが少し不快だった。

三日目に講師として講義をおこなった・・・
科学というもの(特に理系)は「いつ、なにが」というより「どのように」
「理系での延々とされる話題、事実とは何か?」
           ↓
実験や理論になったときに「わけてはいけないことをわけてしまう→モデルと現実とは違う」

「各分野出身でそもそも政策を研究してきた教授はいない」→「彼らに答えを求めるのは酷」

「教科書や答えがすでに用意されていてそれが与えて欲しいという考えは新しい学問には向いていない(アダム・スミス、ケインズ)」

「枠組みを与えられたり答えがすでに用意されていると思ったら大間違い」
               ↓
「それをしたいなら私立大学に来た段階で負け」
               ↓
「自分で答えや枠組みを創らなければ人が創った枠組みや答えに服従しなくてはいけない」→ロングバケーションで「いい年して結婚したからといって幸せにしてもらおうと思うのそろそろやめたら?」と同じ事。

「自分が準拠するものへの疑問を自信を持って言うことができなければならない」→「学問も人を愛することも宗教もおそらく根底に流れるものは同じ(龍は汝の中にあり)」

「こんな人間でもチャンスがある、これほどすばらしい学部は無い」
「それは答えが用意されていないという混沌の嵐の中で輝く人間であれ」

・・・結果、ある程度のインパクトを与えられたようで少し安心した。
後々この分科会で講義をしたことが良い方向で意味を持ってくるような予感を感じた。
また、分科会で講義をした結果が・・・
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
・リアルな自己を見つめて、こわすことの覚悟でしょうか。
・紹介してくださった本を読んでみようと思います。
・革新についての話が面白かったです。アウトローの人間が革新をおこす。
よりましな社会を!! not worse society
・渡邊さんとなら21世紀は楽しいものになりそうです。
・大変わかりやすく、情熱が感じられました。
・熱い想い、感じました。
・「欲」と「火事場の馬鹿力」どちらが強いのか考えてみたことはありますか?
質問ですみません。
・ロンバケのセリフを常に心にとめて生きたい!
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
-*-
・・・というものだったので少しうれしかった(^^)

1999 9/4~7
出来事メモ、交流会

株主総会初体験

らぶナベ@いま南新宿にある小田急プラザのおトイレの中っす、
ここは清潔だし広いし静かだしなおかつ便座の横に電源まであって
さらにタダというすばらしいスポットっす。
今後も使わしてもらいましょう、名付けて「寄生虫プレイ」(^^)

さて、ついさっき東京に来た目的である
エニックスの株主総会に参加してきました。
以下は体験記・・・
朝10時から新宿住友ビルでおこなわれた
第19回株式会社エニックス定時株主総会に参加する。
ちょうど会場になったこのビルは一年前に99年度エニックス新卒採用の
説明会&筆記テスト&作文提出がおこなわれた場所だった。
あの時は吉本興業インターンシップ事業化プロジェクトのまさに佳境で
その日の午後に京都リサーチパークで木村常務へのプレゼンが入ったために
(第二期インターンシップ生選考会でもあった)
直前まで悩んだ末に泣く泣く筆記テストの最中に途中退出するはめになり、
かなりやけくそ的な気分でこのビルを後にしたことを思い出した。
まさかあの時には一年後に株主としてこのビルに来ることになろうとは
まったく思いもしなかった。
(採用も半分以上投げていたしそんなに好きな企業でもなかった)
・・・我ながら「僕の人生ってよくわからないな」とあらためて思った。

実際の総会の方は株主が50人弱(会場入り口で出席票が渡されるでわかる)、
役員7人くらい、監査役5人くらい、会場STAFF8人くらいの
総勢約70人ほどでスタートした。
始めは日本の企業らしく実に形式的に進行して行った。
最初に今総会と株主議決権の説明、次に監査役からの監査報告、
そして社長からの第19期(1998.4.1~1999.3.31)営業報告がおこなわれた。
社長からの報告は株主に郵送されてきた資料そのまま棒読みだったが、
最後の項目である「会社が対処すべき課題」については
資料に書かれていないことも口答で発言していた。

次に行われた株主からの質問、意見では思った以上に発言が多かった。
「サクラか?」とも思ったが双方ポイントの合わない答弁もあったので
そうとも言い切れないようだ。
ちなみに質問する時には入場時に渡された出席票の番号と
名前を言ってから発言することになっているらしい。
株主が5人ほど質問したが執行部側の答弁は
常に明快で見ていて安心感があった。
たとえば「プレステ2のプラットホームで開発できるソフトハウスは
数えるほどしかないらしいがエニックスは大丈夫か?」という質問には
「それほどまでにソフトハウスが開発困難なプラットホームならば
プレステ2のハード自体の底下げにもなることを考えてもらえばわかる」
として「現在4つプレステ2でのプロジェクトが立ち上がっている」
と明言した姿は見ていてカッコ良かったが「ドラクエ7の発売時期はいつ?」
という質問に対しては社長が「冬とだけお答えします」と開き直ったように
自信を持って答えた姿には会場から失笑が生まれた。
また、裁判で争われている中古ソフト販売についての著作権問題についての
質問もあったが特に印象に残ったのが前期から始めた株式取引法である
マーケットメイク銘柄の不便さについての不満がかなり出たことだ。
主に購入時の値幅の大きさについてだったがこれには僕も同感した。
これに関連する東証二部上場については「ここではお答えできません」と
出てきた質問の中でたった一つだけ答えなかったことが気にはなるが、
まぁ大丈夫だろう。
最後の質問でおばちゃんが「私ゲームとかのことはよくわからないんですけど
みんながやっているように違法コピーしてるんですけど
それはいけないんですか?」という実にわけのわからない質問をして
(違法コピーって自分で言っとるやんけ!)
社長がかなりキレ気味だったのが見ていて実に微笑ましかった。
意外に突っ込んだ話もするんだなと感心しながら営業報告は終わった。

次に(1)今期配当金30円、(2)株数増大、(3)新株引受権
(ストックオプション)の導入の三つの決議事項についての
決議がおこなわれた。
それぞれの決議案について「異議なし!」と会場からかけ声があがるのが
まるでお祭りのようなでもあった。
この中で「異議あり!」と叫ぶ総会屋はけっこう根性あるよなとも思った。
・・・ちなみにストックオプションについては最小でも800株も
付与されるのを資料で見てちょっとだけ辞退を後悔しそうになった(笑)
結局トータル50分ほど、日本の企業としての平均的な株主総会だった。

終わってから社長の本『マイナスに賭ける!』(KKベストセラーズ)を
もらうために総務の人とひさびさに話すと
最初僕だと気づいてもらえずに「どきどきした!」と言われた。
(田中さん好きだったのに(;_;))
やっぱりスキンヘッドはこれっきりやめにしよう(^^;

とにもかくにもこれが僕の株主総会初体験、
今後これが基準として株主総会を見ていくことになるだろう。
こんな会社とめぐり会えてありがたやありがたや。

1999 6/25
出来事メモ

京都の高尾に蛍を見に行く

たまたま蛍を見に行くことになった。
想像していた以上にたくさん蛍が光っていてとても幻想的だった。
何となく僕もその蛍を見て救われた気がした。
はじめて蛍を見たときはその少ない光り方にがっかりしたけど
本物の方がずっと良いことに気づいた。
蛍は綺麗なものだ。

1999 6/15
出来事メモ

政策科学研究科リサーチプロジェクト発表1

リサーチプロジェクトの教授とゼミ生の桜林だけでなく別のプロジェクトの佐藤教授も来てくれた。
例のごとくさとまん節で人を持ち上げたりけなしたりしながら様々な
アドバイスをしてくれた。彼から「お前は絶対に潰れないやろ」と言われた、
がんばっていこうと思う。

1999 5/12
出来事メモ

後輩KがNHK内定(番組企画職)ゲット

彼には吉本興業インターンシッププロジェクトに二回生時から
巻き込んでしまいかなり面倒をかけてしまっていて
「これで就職悪かったからかなり僕にも責任があるな」と思っていたところ
見事にその経験を活かして第一志望を獲得した。
これは僕にとっても自分のこと以上に嬉しいことだ!(^o^)
自分一人なら努力で何とかできるけどこればっかりは
何しろ祈ることしかできないから。
でも彼とやってきたことがこういう形でも報われてホント嬉しい。

1999 4/30
出来事メモ

エニックス内定者HP閉鎖

最後なのでこのようなものをアップする・・・
「さらば愛しきわくわく感よ」
らぶナベ@エニックス内定者辞退者
さあ、今日でこのHPも終わりです。
僕はエニックスの内定を辞退して春からは大学院に進むことになっています。
(モンゴルで羊飼いをするインターンシッププロジェクト立ち上げます)
今までこの掲示板にはエニックス内定者や志望者や社員の方からの
書き込みがありましたが最後なので内定を辞退した者の書き込みも
アップしてみます。
こういうことも前代未聞なんですが先駆的な試みのこのHPの最後らしく
これくらはやっておかないとね(^^)

さて、結論から言えばこんなわくわくぞくぞくするHPなんて
まず無かったです。(^o^)
いま、日本の就業というもの自体が大きく変わろうとしています。
そのあおりを末端である僕ら新卒就職活動者が受けているといった
ところです。数字的にも実質的にも今年も新卒就職活動は
かなり厳しいものになるでしょう、
僕が就職活動をもう一度することになる来年も確実に厳しいと思います。
その厳しい現実を前にして「萎縮」したり「嘆く」のではなく
その厳しい波を「楽しむ」ように立ち向かっていく
そういう人間たちが運営してそして集まってき人たちがいるHPだと思います。
氷河期になったからと言って嘆いているだけでは凍死するだけです、
嵐を見て悲観するだけでは嵐に壊されてしまうだけです。
その吹雪や嵐の中に何かを見いだして何かをやってみる、
それこそが「新しいことをする」覚悟だと思っています。

歩仁内さんも書かれていましたが当初内定者がこんなHPにすることに対して
内外から懸念を訴える声もありました。(今となってはありがたい助言です)
樋口@内定者などは常に矢面に立っていて「こいつなかなか根性あるな」
とみんなから思われたものです(涙声だったが(^^;)。
いまはもう笑い話なので書きますが、このHPへある種の圧力があった時に
樋口@内定者などは「事と次第によっては自分のキャリアを賭けてでも
このHPをやり抜いてやるぞ」と言い切っていました(涙目だったが(^^;)。
新しいことをするならばそれをやり抜くだけの覚悟がいります。
たぶんその人の能力とか才能とかコネとかはその後の問題であって
この腹のくくり方が結果としての「差」を創るものだと思います。

樋口@内定者も書いていましたが僕もこのことと就職活動も
同じだと思います。
初めて会う自分よりもずっと年上の人に自分のこと、
自分のやりたい事を限られた時間で率直に話す・・・
これは実はとても勇気のいることだと思います。
はっきりとしたことを言うというということは
聞く人の好き嫌いがハッキリと別れるということですから。
でも今までの人生で会った人すべてに好かれてきていて、
さらにこれからの人生でもすべての人に愛されていきたいという人で無い限り
抽象的な当たり障りのないことを言ってはたぶんアウトでしょう。
それに素直に自分のやりたいことを話して落ちても
それは自分自身納得できると思います。
「どういうことをしてきて、どうしていきたいか」
それを具体的に話すことはさらに恐怖を感じることです。
何だかんだ言っても自分のやってきたことやいま考えいるものは
実はしょうもないものなんじゃないのかつまらないものなんじゃないのか
そういう自分自身への恐怖があるからです。(そう、『山月記』のように(^^))
でも、具体化できない物事なんて動きません。
こんなことを人前でそれも短時間にすることは
とてもとても恥ずかしいし覚悟がいることだと思います。
でも創造的なことをしていきたいと思うからには
創造的なことをできる体力なり精神力なり能力なり、
何かがあるということをはっきりと証明することが必要になてきます。
新しいことをしたいなら新しいことをする覚悟、
スケールの大きいことをしたいならスケールの大きいことをする覚悟、
それが僕が思う就職活動者の中で結果の「差」がつく点です。

「さらば愛しきぞくぞく感よ」
・・・と、最後なのでさも偉そうに書きましたが
新しいことをすることをする「わくわくっ」感、
それに反比例するように来る恐怖に挑戦する「ぞくぞくっ」感、
はっきり言ってたまりません(^_^)
この快感に比べたら内定取るくらいの努力はしてみる価値ありますよ。
この楽しみのためだけでも就職活動はやりがいがあります。
もし僕が来年度(2年後)エニックスを受けることになれば
いま就職活動しているみなさんの後輩として活動することになります。
その時に99年度内定者以上の輝きを感じさせる内定者になっていてください。
なってないとモンゴルから騎馬隊を率いてきたり陰謀をめぐらしたりして
潰しちゃうよ(笑)(ただいま妄想銀行貯預金中)

最後に個人的なことを言えばエニックスは別れても抜群にいい女だったから
僕自身もエニックスにとって別れてもいい男にならなくてはいけないと
思っています。みなさんもこれからエニックスとどのような関係になっても
悔いのない活動をしてみてください。
氷河期、嵐の中、どうせ動かなくても潰れてしまうちっぽけな僕らです。
それなら思いっきり動いてみましょうよっ、
そこに「わくわくっ」感と「ぞくぞくっ」感が待っています。
そういう意味で就職活動を超える楽しみなんてそう無いですよ(^_^)

1999 3/31
出来事メモ、進路関係