14・14(ジューシージューシー)の「近江牛バーガー」

西院の黒ひげバーガーが貸切で食べれなかったので三条まで戻って近江牛バーガーに挑戦(バスの一日乗車券大活躍)。実際に食べてみると、特にバンズがマイウー。
ちなみに店内は小さくて打ちっ放しだけどコンパクトさがちょっと気に入ってしまった。
京都・河原町京都・三条「14・14(ジューシージューシー)」にて。

守屋淳 『逃げる「孫子」―他を凌駕する“兵法”の原点とは』 青春出版社 2004

白蜜派と黒蜜派に分かれるという鍵善のくずきりは、だんぜん黒蜜派だったらぶナベです。

さて、『逃げる「孫子」―他を凌駕する“兵法”の原点とは』守屋淳著(青春出版社)2004。

引くことや撤退すること、つまり「逃げる」ことに注目して孫子を読み解く一冊。
曹操(1章)、毛沢東(2章)、ホー・チ・ミン(と戦ったアメリカの失敗、3章)、
ポーター、ドラッガー、ビル・ゲイツ(現代経営戦略への応用、終章)など、
孫子を参考にして進退を駆使して戦った人々の戦略を解説している。

確かに孫子でもっとも重要な点は、逃げることを恥とせずに柔軟に進退をすることだ。
「立場の弱い者が強者を逆転した陰には、かならずゲリラ戦や状況に合わせた柔軟な進退の存在を見て取れる」
と著者が言っているように、ライバルや環境の変化に合わせていかに柔軟に対応するかが孫子の根幹だ。

読みながら自分のことを振り返ってみると、ここ最近は「絶対に負けられない」と意気込むあまり、
硬直した場面もあったなと反省してしまった。
「意欲」や「こだわり」は大切だけど、時として判断する目を曇らせてしまう。
気をつけたい(^^;

ちなみに、孫子は「ライバル多数の状況を想定」して書かれていると著者は述べている。
その点が「1対1の決闘を想定したクラウゼビッツとの違い」と言っているのは納得。
また、逃げることは「臆病さに陥る微妙なバランス」だが、
「後世の人間や安全な場所にいる第三者たちは強気な決断を支持したがる」というのもうなずけた。

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2006 1/5
戦略論
まろまろヒット率3

多島斗志之 『海賊モア船長の遍歴』 中央公論新社 2001

らぶナベ@本年もよろしくお願いシマウマ。

さて、2006年の最初に読んだ本は、『海賊モア船長の遍歴』多島斗志之著(中央公論新社)2001。

主人公ジェームズ・モアはかつて東インド会社の航海士だったが、不可解な巡り合わせと不運で凋落していた。
そのモアが海賊討伐に出航するアドヴェンチャー・ギャレー号(キッド船長)に乗り込むことから物語がはじまる・・・

海賊ものの傑作と前から耳にしていたので、年始に読んでみた一冊。
17世紀末のインド洋を舞台に、船中での人間模様、過去をめぐる謎をえがきながら、
商船への襲撃、軍艦との海戦、海賊同士の争いなどのメインストーリーが進んでいく。

しっかりした時代考証、個性的な登場人物たちの活躍、海戦での頭脳戦など読みどころは多いけど、
特に印象に残ったのは、主人公モアとマドラス長官トマス・ピットとのやりとりだ。
トマス・ピットの書斎にあったモンテーニュの『随想録(エセー)』の中の、
「物陰で狡猾におこなわれる不正よりも、はっきりと表立ってなされる不正のほうをまだしも許容する」
という一文に「同感なり」という書き込みが添えられていたのをモアが発見するシーンは、
二人の間に芽生えた友情のようなものの背景がわかって印象深い。

上下二段式の長編だけど、展開が早い上に章立てがわかりやすいでサクサク読める一冊。

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2006 1/4
歴史小説、海賊もの
まろまろヒット率3

SUBWAY(サブウェイ)で元旦の「シーザーBLTサンド」


連泊中の温泉つきビジネスホテルに友達たちも泊まりに来て年越。元旦はバスで梅田まで移動してブランチしようとしたのにどこも開いてない(T_T)
結局梅田を半周した後にサブウェイに10年ぶりくらいに入る。注文したシーザーBLTサンドはナニゲに美味しかった。元旦の午前中なのに店内、店外ともにDEEPな人が多いのが大阪らしくていいですな(゜_゜
大阪・梅田の「SUBWAY(サブウェイ)」梅田HEPファイブ店にて。

わなか大入りで大晦日の「たこ焼き」


お店を出たら女性陣が目の前のたこ焼きが食べたいというので購入。すでに形が出来上がっているのですぐ手渡してくれると思ったら焼き色をつけるということで思いの外時間がかかる。隣で待っている明らかにツンドラーのリストな人々のモテナイーズ話に胸が痛くなりながら寒さに打ちひしがれる。。。(T_T)
やっと手渡されたたこ焼きの味は懐かしい故郷のフレイバーがしました。
大阪・難波の「たこ焼き道場 千日前わなか大入(ワナカ大入り)」にて。

大晦日の八銭の「鶏レバ刺」


温泉つきホテルで湯治プレイをしていたら、ひょんなことから友達とその友達と大晦日に呑むことに。大晦日に女2・男1ってどんな組み合わせやねん(゜_゜
行きつけのお店が全部閉まっていたので大阪一安い店を目指すというお店に入る。確かにドリンクメニューが安い。フードに当たり外れもあるけど雰囲気も悪くないから納得かも。
写真の鳥のレバー刺しもなかなかのお味でした。
大阪・難波の「八銭(はっせん)」にて。

時間と仲良くする方法

さて、大晦日ですね。
今年1年もまろまろしたメモにおつきあいいただいてありがとうございます。
例年単なるメモでしかないものなのに、まろみあんの皆さんから意見をいただけて、
参考にさせてもらったり新しい発見を得られたりして感謝感謝です。

2005年は時間の接し方について考えさせられる機会が多かったので、
今年最後は時間に対して僕が考えていることのコラムをば・・・

いろんな人が集まる場に呼ばれていくと、妙に相手の年齢を聞き出そうとしてくる人と出会うことがある。
面白いなと思うのは、人の年齢を気にする人ほど自分の年齢にコンプレックスを持っているということだ。
観察してみると、そういう人はこれまで過ぎた時間に自信が持てず、これから過ぎる時間に不安を感じてしまっている。
一言で言えば、時間に対して劣等感を持っている、ということなんだろう。

確かに時間が過ぎていくことが、劣化して目減りしていくことだけとしか思えないなら、
時間がたてばたつほど、自分がジリ貧になっていくと感じても仕方ない。

でも、時間と喧嘩してもどうせ勝てないし、時間に劣等感を持っても始まらない。
時間は絶対で変わらないものだから、自分の方から時間と仲良くするしかない。
年齢や時間に劣等感を感じている人は、結局は時間と仲良くできていないのだと思う。

では、どうすれば時間と仲良くできるのか。
仲良くするにはその相手のキャラを認めてあげることからはじまる。
時間は途切れず「続いていく」というキャラを持っている。
だからこちらも「続けていく」ことが大切になってくる。

たとえば、進み続けるなら時間がたてばたつほど前進できるし、残し続けるなら時間がたてばたつほど増えていくことになる。
少なくとも目減りしないしジリ貧にはならないので、時間に対して劣等感を持つことは無くなる。
そして続ける内容、進むことや残すものは、たとえそれが未満や未完のものでもかまわない。
自分は0.01しか進まなくても、時間の方が100進んでくれれば”1″になるし、
0.01しか残せなくても、時間が100たてば自然と”1″になってくる。

ほんのちょっとづつでも進み、残していくこと。
それが時間と仲良くする方法だ。
自分が続けてさえいれば、時間はいつも味方になってくれる。

今年は読書日記をはじめて10周年をむかえる年になった。
この10年間、時間は僕にとって味方だった。
もしこれを続けるなら、次の10年も時間は僕の味方になってくれるだろう。
そんな読書日記10年の年最後のコラムでした(^_-)

2005 12/31
まろまろコラム

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