そばよし名物の「そばよし弁当」


京都・大幸寺秘伝の胡麻切りそば売りにしているお蕎麦屋さんに入る。この日はラッキーなことに、いつも売切れになる数量限定の「そばよし弁当」にありつける(゜_゜
コンパクトにいろいろな種類の食材がつまったお弁当で、付け合せのかけそばもちゃんとした胡麻きり蕎麦。やっぱりゴマきりそばって美味しいですな。
ちなみにこちらのお店は春は白魚そばのように季節限定メニューも多い。

大阪・大国町の「大幸寺胡麻切りそば そばよし」本店にて。

今井雅晴 『日本の奇僧・快僧』 講談社現代新書 1995

大阪に帰ってみると久々にやしきたかじんをTVで見た、らぶナベです。

さて、『日本の奇僧・快僧』今井雅晴著(講談社現代新書)1995。

仏教史の専門家が、奇僧・快僧として評価されてきた僧たち、
道鏡、西行、文覚、親鸞、日蓮、一遍、尊雲(護良親王)、一休、快川、天海を取り上げている一冊。

読んでみて興味深かったのは、奇僧・快僧と呼ばれる人たちには共通項があると言っている点だ。
それは、1:力強さがある、2:アウトサイダーである、3:学問が深い、というもので、
いわゆる頼もしい知的アウトサイダーとしての存在感が庶民の人気を集めたと指摘している。

また、踊念仏の一遍はわかるとして、日蓮と親鸞も取り上げているのも面白かった。
この二人は現代では聖化、権威化しているけど、確かに奇僧の部類に入る僧たちだろう。
日蓮は一切の妥協を放棄したファイターであり続けたし、
非僧非俗(僧でもなく俗でもない)を自称した親鸞はまさにアウトサイダーだった。

だから僧が制度に組み込まれて俗化が進んだ江戸時代以降は快僧・奇僧が出現していないとして、
(南光坊)天海で終わっているところがこの本の特徴と言える。

生々しくて、まがまがしい、でも頼りがいがある知的アウトサイダーとしての
奇僧・快僧たちの魅力をちょっと感じさせてくれる一冊。

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2005 12/25
歴史、仏教
まろまろヒット率3

神戸にんにくや新作の「うにのクリームスパゲティ」

ワタリガニのクリームスパゲティとサイコロステーキしか頼まないほどクリームスパゲティを気に入っている店で、新メニューのうにのクリームスパゲティがあったので注文。定番のクリームベースの味の上にうにの風味がしてマイウー。
大阪・心斎橋の「神戸にんにくや」西心斎橋店にて。

黒岩重吾 『中大兄皇子伝』 講談社文庫 上下巻 2004

「浅田真央を浅田真央をトリノへ出してあげたいまとめサイト」に新しい社会運動の姿をかいま見た、
らぶナベ@とりあえず安藤美姫の目はこわいです(^^;

さて、『中大兄皇子伝』黒岩重吾著(講談社文庫)上下巻2004。

社会常識にこだわらずに既得権益と戦い、専制君主的なリーダーシップで改革を断行する、
そんな日本人らしくない歴史人物として織田信長はよく取り上げられるし、彼を主役にした小説やドラマは多い。
でも同じく革命的な人物なのに中大兄皇子(天智天皇)を主役にした物語は少ないと思っていたら、
たまたま見つけたので手に取ってみた歴史小説。

読んでみると上巻のほとんどをかけて、大化の改新にいたる経緯をえがいている。
中大兄皇子が蘇我入鹿を暗殺するのは、正確には大化の改新じゃなくてそのきっかけの乙巳の変だけど、
その過程には国際情勢の変化、中臣鎌子(藤原鎌足)の暗躍などが絡まってきていて
この時代ってやっぱり面白いんだなぁっと再確認することになった。

ちなみに中大兄皇子の女性関係をめぐっては弟から奪った額田王と、実妹の間人皇女が有名だけど、
この小説では間人皇女との関係の方をかなり詳細に書かれてあった。
確かに同父母の妹と関係を持ったことについては中大兄皇子を象徴する事例としてよく挙げられる。
たとえば僕が中学の時に読んだ中大兄皇子の娘、持統天皇を主役にした『天上の虹』(里中満智子)では、
彼が実の妹と肉体関係を持った理由を「自分しか愛せないから」としていた。
この小説では「禁忌をやぶることの快楽にとりつかれたから」と解釈していたのが興味深かった。
二十歳の時に当時は強大な権力を持っていた蘇我入鹿を自分の手で暗殺した時の衝撃が忘れられず、
禁忌をやぶることの欲求にとりつかれてしまったという視点にはちょっと説得力があった。

また、この小説では一人称「吾」で語られるスタイルなので中大兄皇子の視点を想像しながら進行している。
だから新羅の金春秋(武烈王)に対してはある種の尊敬の念を持っていたことや、
厩戸皇子(聖徳太子)は仏教に逃げたとしている評価がちょっとおもしろかった。

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2005 12/19
歴史小説
まろまろヒット率3

PAPAS(パパス)の「パパスカレー」(辛さ=ふつう)

MIXIのコミュ等で話題になっていたので近くのカレー屋さんに友人と入る。
ごくスタンダードにいこうと思って辛さを”ふつう”にして注文。さわやかな辛さがうまい。でも店長さんからは「今度は甘口も試してね」とのこと、楽しみですな。
本郷(東京都文京区本郷6-17-2)の「カレー専科 PAPAS(パパス)」にて。

恵比寿のスリランカ料理:香辛酒房ぱれっとの「フライドライス」と「チキンカレー」

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カレーマスターのたあぼうさん主催のオフ会にお呼ばれして参加。
フライドライスは思いの外おいしくてこれだけでもマイウー。でもチキンカレーをかけると、さらに美味しいのはさすがだすな。食べ歩き系ブログの話も聞けてごはん日記モティヴェーションがあがった会食でもありました。
恵比寿の「香辛酒房ぱれっと」(パレット)にて。