渡邊義弘@最近ウニヒピリとの対話をしています。
さて、イハレアカラ・ヒューレン、丸山あかね 『たった4つの言葉で幸せになれる! 心が楽になるホ・オポノポノの教え』 イースト・プレス 2009。
文京区友の会の方からお借りしたハワイ発祥のセルフ・アイデンティティ・ホ・オポノポノ (Self I-dentity through Hoʻoponopono, SITH) の本。
SITHは、内なる自分自身の子供版=インナーチャイルド(inner child)である、ウニヒピリ(Unihipili)に語りかえることを特徴としている。
手法はかなり簡単で、負の感情が生まれたら、「ありがとう」、「愛しています」、「ごめんなさい」、「ゆるしてください」の4つの言葉を心のなかで唱えるというもの。
内なる自分自身の子供版をイメージするというのは面白いと思っていて、自分も実践している。
自分の内なる自分自身の子供版(ウニヒピリ)は、いつも怯えていて焦っている。
そこで、「怯えさせてごめんね」、「もう焦らなくていいよ」と声をかけるようにすると、気持ちが落ち着くような気がしている。
ただ、この本の中には、特定の疾患や社会的な不利益もこのSITHで解決したという体験談や、出典や根拠がよく分からない科学的な表現が散見されたので、有益と思える箇所だけ読み取るようにした一冊でもある。
この本をamazonで見ちゃう
2020 11/24
心理学、ホ・オポノポノ
まろまろヒット率2
岸見一郎・古賀史健 『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え』 ダイヤモンド社 2013
渡邊義弘@最近、護国寺によく行っています。
さて、岸見一郎・古賀史健 『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え』 ダイヤモンド社 2013。
文京区友の会の方からご紹介された一冊。
タイトルになっている「嫌われる勇気」の他にも、「トラウマは存在しない」、「不幸な状況は自分が選択しているだけ」、「幸せになるには勇気が必要」などの刺激的な言葉が散りばめられているアドラー心理学の本。
読んでみると、身につまされて痛いと感じるところも多くあった。
特に、哲人の友人で小説家になることを夢見ながら、作品を書き上げられない人に対して…
「実際のところは、応募しないことによって「やればできる」という可能性を残しておきたいのです。
人の評価にさらされたくないし、ましてや駄作を書き上げて落選する、という現実に直面したくない。
時間さえあればできる、環境さえ整えば書ける、自分には才能があるのだ、という可能性のなかに生きていたいのです」
<第一夜 変われない理由について>
…と哲人が評しているところは、自分のことのように思えてとても痛いと感じた。
また、この本の根幹部分になると思ったのが下記…
☆あらゆる人間関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むことーあるいは自分の課題に土足で踏み込まれることーによって引き起こされます。
(中略)「ここから先は自分の課題ではない」という境界線を知りましょう。そして他者の課題は切り捨てる。それが人生の荷物を軽くし、人生をシンプルなものにする第一歩です。
(中略)あなたにできるのは「自分の信じる最善の未知を選ぶこと」、それだけです。一方で、その選択について他者がどのような評価を下すのか、これは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話です。
(中略)他者の課題には介入せず、自分の課題には誰ひとりとして介入させない。
<第三夜 課題の分離について>
…この自分と他人との課題を分けることを述べている部分だ。
このような身につまされる内容だけでなく、青年と哲人との対話によって成り立っている構成面も興味を感じた。
「対話による気づき」については、この4月から13年ぶりに東京に戻り、旧交を温める過程で感じていたところなので、共感するところがあった。
以下は、その他にチェックした箇所(一部要約含む)…
○人は、いろいろと不満はあったとしても、「このままのわたし」でいることのほうが楽であり、安心
<第一夜 変われない理由について>
○単純に、一歩前に踏み出すことが怖い。また、現実的な努力をしたくない。いま享受している楽しみーたとえば遊びや趣味の時間ーを犠牲にしてまで、変わりたくない。
(略)ライフスタイルを変える”勇気”を持ち合わせてない・
<第二夜 劣等コンプレックス>
○権威の力を借りて自らを大きく見せている人は、結局他者の価値観に生き、他者の人生を生きている。
<第二夜 優越コンプレックスについて>
○相手の言動によって本気で腹が立ったときには、相手が「権力争い」を挑んできているのだと考えてください。
(中略)権力争いを挑まれたときには、ぜったいに乗ってはならないのです。
<第二夜 権力争いについて>
○アドラーの行動面の目標=1.自立すること、2.社会と調和して暮らせること
心理面の目標=1.わたしには能力がある、という意識、2.人々はわたしの仲間である、という意識
<第三夜 人生のタスクについて>
○自由とは他者から嫌われることである
<第三夜 嫌われる勇気>
○問題はわたしが決心するかどうかであって、対人関係のカードは常に「わたし」が握っていたのです。
<第三夜 対人関係のカードについて>
○対人関係のなかで困難にぶつかったとき、出口が見えなくなってしまたっとき、まず考えるべきは「より大きな共同体の声を聴け」という原則です。
(中略)関係が壊れることだけを恐れて生きるのは、他者のために生きる、不自由な生き方です。
<第四夜 複数の共同体について>
○人は、自分には価値があると思えたときにだけ、勇気を持てる。
(中略)「わたしは共同体にとって有益なのだ」と思えたときにこそ、自らの価値を実感できる。
<第四夜 勇気づけについて>
○60点の自分をそのまま60点として受け入れた上で、「100点に近づくにはどうしたらいいか」を考えるのが自己受容
(中略)「肯定的なあきらめ」
<第五夜 自己受容について>
○人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那
(中略)ダンスを踊っている、「いま、ここ」が充実していれば、それでいい
<第五夜 人生について>
○人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないことです。
<第五夜 人生について>
○「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、なにをしてもいい。嫌われる人には嫌われ、自由に生きてかまわない。
<第五夜 人生について>
2020 11/19
アドラー心理学、心理学
まろまろヒット率4
岡部徹 「寄付研究部門・社会連携研究部門の活動について」 東京大学生産技術研究所 『生産研究』 71巻 3号 pp. 296-299 2019
title
岡部徹 「寄付研究部門・社会連携研究部門の活動について」 東京大学生産技術研究所 『生産研究』 71巻 3号 pp. 296-299 2019
abstract
東京大学生産技術研究所の10年間の産学連携活動の取り組み
method
背景と経緯の解説
conclusion
生研の伝統的な特徴である垣根のない分野横断・実践的な産学連携・意欲的な国際連携というスタイルに、社会実装までの出口戦略を意識した文理融合の学際的な取り組みも加えた複合研究を推進
point
「研究や技術開発だけに頼るアプローチっでは、社会に広く受け入れられる魅力的かつ有意義な成果物が生み出せないという状況も従来型の工学が抱える課題」
2020 11/18
東京大学生産技術研究所、社会連携、産学官連携
まろまろヒット率3
最大の敵は焦り
最大の敵は、自分自身そのものではなく、自分自身の中にある焦りだ。
焦りこそ、突然に、否応なく、強制的に、気づかず、支配してくる一番厄介な敵となる。
<下北沢での対話の中で>
2020 11/13
はしり書き
牧原出 「”東大先端研・地域共創リビングラボ”がやってきた」 東京大学生産技術研究所 『生産研究』 71巻 5号 pp. 17-23 2019
title
牧原出 「”東大先端研・地域共創リビングラボ”がやってきた」 東京大学生産技術研究所 『生産研究』 71巻 5号 pp. 17-23 2019
abstract
東京大学先端科学技術研究センター・地域共創リビングラボの概要と経緯
method
背景と経緯の解説
conclusion
地域というバックヤードの底が深いので、新しい研究の在り方を考えることができる
point
イベントが大事ではなくて、イベントが終わったあと、イベントの余韻が残る雰囲気をつくるように持っていかなければいけない
2020 10/19
地域共創リビングラボ、東大先端研
まろまろヒット率3
秋田県立大学「大漁旗プロジェクト」ワークショップ (オンライン) のファシリテーターをつとめる
秋田県立大学「大漁旗プロジェクト」ワークショップ (オンライン) のファシリテーターをつとめる※1。
秋田県立大学選択必修科目「人間工学」の枠、90分を活用したこのワークショップは、これまでの南砺市や能代市などのオンラインワークショップよりも時間的制約が強いものだった。
そのため、現地の担当教員の方との事前連絡を数回重ね、また現地ファシリテーターとして由利本荘市職員の方々にご協力いただくよう要請などの調整に比重を置いた準備となった。
当日は、担当教員の方や由利本荘市の方々から、新しいかたちでの意義があったとの講評をいただいた。
今回の連続ワークショップは一段落をするものの、これからも”with CORONA”でのワークショップへの取り組みは時代の要請だと感じた。
2020 10/12
出来事メモ
※1:2020年10月14日 『秋田魁新報』・第24面 「最新技術、まちづくりに 由利本荘 県立大生25人、方策学ぶ」
国分寺市在住大学生「大漁旗プロジェクト」ワークショップのファシリテーターをつとめる
国分寺市在住大学生 (公募) 「大漁旗プロジェクト」ワークショップのファシリテーターをつとめる。
以前実施した中学生を対象にした千葉市の対面ワークショップを参考にしながら、”with CORONA”での感染症予防対策を万全にしながらも、教育的効果を発揮することを目指しての開催。
内容面では、定住人口・関係人口・交流人口のそれぞれの立場でまちづくりを考える必要があることを、国分寺市にあるパン屋さんの話を事例に進めた。
10年前のごはん日記も活用できたワークショップ。
2020 9/26
出来事メモ
能代高等学校・能代松陽高等学校・能代工業高等学校の3校合同「大漁旗プロジェクト」ワークショップ (オンライン) のファシリテーターをつとめる
能代高等学校・能代松陽高等学校・能代工業高等学校 (すべて秋田県立) 3校合同「大漁旗プロジェクト」ワークショップ (オンライン) のファシリテーターをつとめる※1,2。
これまで実施した南砺市と千葉市のワークショップから出た課題を改善し、遠隔でも現地の作業風景が分かるように、同時に作業が止まらないように、現地の教員の方と常に接続しながらのファシリテーションをする方式を採用した。
“with CORONA”でのより良いワークショップの実現に向けた取り組みの一つ。
2020 9/21
出来事メモ
※1:2020年9月23日 『北羽新報』・第8面 「大漁旗作成へアイデア 能代の魅力デザイン 市内高校生がワークショップ」
※2:2020年9月26日 『秋田魁新報』・第24面 「先端科学で能代創ろう 地元高校生がアイデア 市内高校生がワークショップ」
安藤俊介 『[図解] アンガーマネジメント超入門 怒りが消える心のトレーニング』 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2018
渡邊義弘@千葉で中学生向けのワークショップのファシリテーターをつとめました。
さて、安藤俊介 『[図解] アンガーマネジメント超入門 怒りが消える心のトレーニング』 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2018。
まろみあんの方からお借りした、アンガーマネイジメント (anger management) の本。
以下は、印象に残った個所。
(→は私のコメント)
〇怒りは二次感情=怒りを感じたとき、また相手を怒らせてしまったときに大切なのは、「怒りの奥にある一次感情は何か」を探ること
<第3章 ムダに怒らない人になる10の心の持ち方>
→確かに怒りの場面では、本人も相手も怒りの奥にある一次感情を見過ごしがちだと感じた。
☆変えられる×重要な怒りに全力で取り組む
=変えられないor重要でない怒りは手放す
<第3章 ムダに怒らない人になる10の心の持ち方>
→取り組む価値のある怒りにだけ取り組むというのはとても重要だと思う。
2020 9/14
アンガーマネイジメント、心理学
まろまろヒット率3
千葉市立中学校「大漁旗プロジェクト」ワークショップのファシリテーターをつとめる
千葉市立中学校「大漁旗プロジェクト」ワークショップのファシリテーターをつとめる。
これは千葉市教育委員が実施する「未来の科学者育成プログラム」を受講する千葉市立中学校の生徒を中心にした26名を対象にした、科学技術とまちづくりを組み合わせたワークショップ。
今回はオンラインではなかったので、”with CORONA”のワークショップとして、千葉市教育員会のみなさんと一緒に感染症対策に万全を期しながらも教育的効果を模索しての実施となった。
また、個人的にも4月から入った勤務先では初めてとなる対面のワークショップであることに加えて、石垣市立伊原間中学校でのワークショップ以来の中学生向けワークショップということで、感慨深いものがあった。
2020 9/12
出来事メモ